日本縦断② 沖縄から北海道へ・その2.マリックスライン.クイーンコーラル８‥沖縄クルーズ(本部～那覇)

2015/04/14 - 2015/04/14

第14部-67冊目

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
日本縦断の旅‥名護を散策して、これから沖縄本島北部の本部から那覇まで、南の海クルーズを楽しもうと本部港にやって来ました。

※表紙写真‥鹿児島～那覇を結ぶマリックスライン.クイーンコーラル8
。

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旅行期日‥2015年(H27)4月14日(火)～20日(月) 6泊7日。

4月14日(火)第1日目(晴れ)

★マリックスライン:クイーンコーラル８.那覇行
本部17:10→那覇19:00

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マリックスライン(本部～那覇)2等‥2270円。

エリア 沖縄

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

いよいよ沖縄クルーズです。

‥と言ってもクルーズ船に乗る訳ではなく、鹿児島?那覇の定期航路に乗るだけなんですが‥
昨年もやりました。

鹿児島-奄美群島-本部-那覇の定期航路はマリックスラインとマルエーフェリーの二社が隔日運航しています。
昨年はマルエーフェリーでしたが、今回はマリックスラインが担当なので、こちらの窓口で乗船券を購入します。

窓口で乗船名簿を記入し、乗船券を購入。
那覇まで2270円でした。
運賃1950円に燃油調整代320円が含まれています。
昨年は2430円でしたが原油価格が下がったので少し安くなりました。

船客待合所から船までマイクロバスで移動します。

これから乗船する、クイーンコーラル８(4945t)です。
かっこいい名前ですが、本質はクルーズ船ではなくて貨客フェリーです。
鹿児島-那覇の二社四隻が就航している船舶の中で、クイーンコーラル８は1999年9竣工の一番古く小さい船舶です。
本土と離島との交通機関と生活物資を運ぶ重要な役割をはたしています。

沖縄航路船舶の特徴は、船外にギャングウェイと言うタラップがついていることです。
一昔前の外国航路みたいで情緒があります。
では乗船しましょう。

クイーンコーラル８の2等船室です。
昔ながらの大部屋雑魚寝でマット.毛布.枕がセットされています。
マルエーフェリーは頭が隠れるように区画割りされていましたが、こちらはむき出しなので満員の時はつらそうです。

では、恒例の船内視察を始めましょう。

まずは案内所です。

売店です。
鹿児島県や沖縄のお土産などを売っていました。

食堂です。
本部-那覇は営業していませんが、フリースペースとして室内の出入りはできます。

自販機コーナーです。
オリオンビール350ml缶は270円で販売中。

給湯器と冷水機。

カップメン作りにはかかせないアイテムです。

クイーンコーラル8に大浴場はありませんが、シャワー室が使えます。

トイレは近年に改装されて、ウォッシュレットが装備されました。

船旅の友‥G〇RO袋は船内通路のいたる所に準備されています。

車両甲板です。
クイーンコーラル８は乗用車72台、トラック27台を搭載できます。

こちらも車両甲板ですが、多客期はマットが敷かれて2等船室になります。

脱出.救命及び消防配置図です。
これは重要です。
よく読んでおきましょう。

救命胴衣の着用方法です。
やる気のない人形で、そっぽを向いていたのでこっちを向かせました。

これで船内視察を終了します。

船内視察を終えて甲板に出ました。
風が強いです。
手すりに海からの塩が付着し、マストから重油の匂いが漂っています。
こりゃ、体が塩と油漬けになることは間違いなさそうです。

クイーンコーラル8は、鹿児島から奄美諸島を経て那覇まで25時間で結びます。

グォォン～
ハッチが閉まります。
間もなく出港です。

ゴゴゴゴゴォー
岸壁が離れていきます。

本部の街よ‥
今回も素通りでゴメン！
また来るからね。

さぁ、沖縄クルーズの幕開けです。
豪華クルーズ客船ではなく、貨客フェリーによる、本部港から那覇港まで約2時間の船旅です。

本部港がどんどん遠ざかっていきます。

のどかな海です。
さっき見えた荒波はどこへ？

…と安心していたのですが、沖にでると…

ザバババァーン！
波が出てきて船が揺れ始めました。

だいぶ沖に出てきました。
写真でお伝えできないのが残念ですが、船体は上下にゆらゆらと揺れています。

お腹一杯でビールも飲んできたゆえに、揺りかごに乗っているみたいなので眠くなってきました。
船室で少し昼寝をしましょう。

一眠りしました。
船は体を伸ばして寝られるからいいですね。

さて、そろそろ夕日の時間です。
正式なサンセットクルーズ船ではありませんが、この航路は天気に恵まれると東シナ海に落ちる夕日が鑑賞できるんです。

南の海に日が沈んでいきます。
来て良かった‥

果てしなくつづく海‥
クイーンコーラル８は22ノット(時速約40キロ)で航行しています。

※1ノット=1海里=1852メートルだそうです。

那覇空港から飛び立つ航空機が見えました。
那覇まであと少しです。

昨夜18:00に鹿児島を出港してから奄美大島-徳之島-沖永良部島-与論島を経由して25時間。
クイーンコーラル８はいよいよ最終目的地‥那覇港に入港です。

左の平べったい建物が船客待合所です。
あそこに船体を360度転回させて接岸させます。
船長をはじめ船員のみなさんが一致団結して、こんな狭い湾内で巨大な船体を転回させてピタリと接岸させる風景はいつ見てもすごいなぁと思います。

ロープがはられました。
ゆっくりゆっくりと船体を岸壁に寄せていきます。

接岸しました。
パチパチパチ‥(拍手)
地上係員がタラップをセットします。

タラップを降りて下船します。
なんかすごく長い間乗ってきたような感じになりました。

那覇港フェリーターミナルに上陸しました。
船が少し揺れわずか2時間でしたが、楽しいクルーズになりました。
クイーンコーラル８よ‥お疲れ様でした。

船客待合所に掲示してありました。
本日は定員300名の船に那覇入港時は50名が乗っていたんですね。
鹿児島から25時間の航海を終えたクイーンコーラル８は明日の朝7時には再び鹿児島へ向けて出港します。

つづく。

この旅行記へのコメント （2）

• maya1262さん 2016/04/17 15:16:53

  参考になります。

  詳しい説明、ありがとうございます。

  オーヤシクタンさん からの返信 2016/04/25 08:57:55

  ありがとうございます。

  maya1262様、おはようございます。
  オーヤシクタンでこざいます。
  
  ちょうど一年前に行った日本縦断旅で、本来なら沖縄〜鹿児島で乗りたかったのですが、時間と予算の関係で本部〜那覇の乗船になりました。
  最近、船旅にハマっております。
  拙い内容ですが、参考にして頂ければ幸いです。
  
  コメントを頂き、ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。