春うらら・奈良公園の穴場を歩く。

2015/04/23 - 2015/04/23

東大寺や春日大社はいつも修学旅行生や外国人観光客でにぎわっている。まるで繁華街を歩くかのごとく。
そこであまり普段だれも行かない所を求めてそぞろ歩きを楽しむ。４月の天候不順もやっと終わったようだし。
飛火野（浅茅ヶ原）の近くに車をとめて、ささやきの小径に入る。そばには志賀直哉の旧居がある。質素ながら立地は申し分ない。この小径は原生林を思わすほどさまざまな樹木が生い茂っている。新緑がまぶしい。

春日大社を下った参道わきに万葉植物園（春日大社神苑）がある。園内は参道の人込みがウソのように人かげもまばら。さして広くないが、珍しい植物がいっぱい。万葉集の歌も添えられている。なかでもここはフジの花がたくさんあって、満開のころはさすがに人であふれるという。この日は咲きだしたばかりで、来週くらいが見ごろなのだろうか。
それでも早咲きのフジは、すでに五分咲きというところだろうか。

若草山の方はやはり人が多いから、飛火野へ向かう。遠足の子どもたちが少しと家族連れが少しだけ。広々とした草原で弁当を食べる。大人の遠足だ。野生のフジも咲き始めている。
平日時間がとれる人にはうってつけの日帰り散策コースだ。（ただし近畿圏の場合）時間があれば平城宮跡に寄っても、奈良の歴史や文化に触れることができるだろう。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

ささやの小径

キャベコンというそうな。

「御衣黄」という名の緑色の花びらの桜。

どこかの一本桜を彷彿とさせる飛火野の二本桜。