2015/02/26 - 2015/03/02
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akanezumiさん
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一度は訪れてみたいと思っていたアンコールワット。
団体行動は苦手だけど、遺跡メインの旅だからガイドはいてほしい。そんなワガママな私たちにぴったりのツアーを見つけたので、3泊5日でアンコールワットへ行ってきました。
利用したのは、エス・ティー・ワールド社の「自分オリジナルの旅 専用ガイドと巡るアンコールワット5日間」。
シェムリアップに着いたその夜にガイドに行きたいところを伝えると、次の日から3日間は専用の車とガイドが連れて行ってくれるというツアーで、値段も団体ツアーとあまり変わらないのが嬉しい(シェムリアップから日帰りで行けるところはたいていOKとのこと)。
私たち3人にガイド1人だったので、遺跡の説明はもちろんのこと、カンボジアの人々の生活や風習などガイドブックにはない話も聞けてなかなか興味深い旅となりました。
カンボジアは、今は長らく続いた内戦の影響で、物資的に豊かではないけれど、人情あふれる高度経済成長前の日本のような活気が感じられました。
本編は下記の旅程の前半部分です。
日程
①2/26 福岡15:40発→ソウル・インチョン17:10着 ソウル18:30発→シェムリアップ22:15着 ホテルへ
②2/27 午前:アンコールトム、タ・プローム 午後:アンコールワット、夕日観賞
③2/28 午前:クバール・スピアン 午後:バンテアイ・スレイ、シェムリアップ街歩き
④3/1 午前:ベンメリア 午後:トンレサップ湖
シェムリアップ23:15発
⑤3/2 ソウル・インチョン6:10着 ソウル8:00発→福岡9:20着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- エス・ティー・ワールド
-
シェムリアップ空港に着いたのは、予定よりかなり遅れて午後11時過ぎ。
空港に着いたとたん、東南アジア独特のむわっとした空気が広がってくる。
今日は遅いので、ガイドと明日からの日程の打ち合わせをしてすぐに就寝。 -
今回滞在したのは、プリンスダンコールホテル。
少し古い建物だが「モール」というショッピングセンターのすぐそばで、立地はいい。 -
まずは、アンコール王朝の最盛期に築かれた城塞都市遺跡「アンコールトム」へ。
入口の南大門が見えてくる。 -
門を入ると、車・バイク・トゥクトゥクが入り混じってかなりの交通量。
車とトゥクトゥクは観光客を運んでいるのだろうが、バイクは反対方向に抜けていくから通勤かな。カンボジアでは、バイクは無免で運転できるらしい。
左端に立っているのが、今回の旅行でお世話になるガイドのサンディさん。 -
ツアーにオプションで付いていた象乗り。
約15分かけてバイヨンの周りを一周してくれる。 -
象にはタイでも乗ったし・・・と特に期待していなかったが、象の背中に揺られながら遺跡を見るのはとても気持ちがいい。
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象使いのお兄さんは、所々で写真スポットと言って停まってくれる。
バイヨンの全貌をいろんな角度から写すことができた。 -
乗せてくれた象にお礼のパイナップルをあげる娘。
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バイヨンの第一回廊のレリーフ。
たいていのアンコール遺跡は、神話などをモチーフにした宗教色の強いものが多いが、ここアンコール・トムのレリーフには庶民の日常のさまざまなシーンも描かれている。 -
ほとんどの屋根は崩壊してなくなっているけれど、唯一屋根の残る一角。
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173もの巨大な尊顔が立ち並ぶ中央祠堂周り。
観光客であふれかえっているので、人が映りこまない写真はなかなか撮れないな〜。 -
至るところに装飾のほどこされた窓枠があり、デバターと一緒に絵画のような写真が撮れる。
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お茶目にポーズをとる西洋人のおじさま。
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「クメールの微笑」と呼ばれるご尊顔が3面ならぶ、バイヨンのハイライト。
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バイヨンを出て、バプー・オンへと続く約200メートルの空中参道を歩く。
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バプー・オンはアンコール・トムの中で最も古い寺院で、ピラミッド構造をしている。
その昔、王妃がシャム(タイ)軍から息子をかくまったという伝説が「バプー・オン=隠し子」という名前の由来なのだとか。 -
狭い階段を登ると、約30メートルの頂上付近まで行くことができる。
上から先ほどの参道が見える。
しかし、気温がどんどん上がってきて、とにかく暑い(>_<) -
象のテラスの壁面のレリーフ。
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象のテラス周辺は、王が閲兵などの式典を行った広い空間になっている。
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ガルーダのレリーフもいたるところに。
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ライ王のテラスの外壁には、神や阿修羅、女神などのレリーフがびっしりと彫りこまれている。
アンコール・トムはとにかく広い。
ゆっくり全部見て回るには、1日では足りないだろうな。 -
タ・プローム遺跡へ移動する。
遺跡と自然が織りなす芸術のような空間が楽しみ! -
巨大なスポアン(榕樹)にすっぽりと覆われた寺院遺跡。
自然の力を明らかにするために、あえて発見当時の姿のままで保存されている。 -
巨大樹の根が何百も枝分かれして、遺跡に絡みついている。
これらの大木は、樹齢300〜400年くらいだとか。 -
血管のように細い根をはるスポアン。
遺跡の細部にまで入り込んでいる。 -
タ・プロームは、映画「トゥームレイダー」の撮影場所として一躍有名になった遺跡。
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遺跡の上にドーンとそびえるスポアン。建物が今にも巨木の重みでつぶれそう。
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タ・プロームは、人が惹きつけられるのも無理はない神秘的な空間。
それだけに、とにかく人が多い(>_<)
次回行くことがあれば、早朝や夕方の人の少ない時間に行ってみたいな。 -
午後からは、アンコール王朝の建築技術と芸術の最高峰と言われるアンコール・ワット遺跡を見学。
入口に建つナーガがお出迎え。 -
中央西塔門の中にはヴィシュヌ神像が祀られている。
たくさんのお供え物があった。 -
長い参道を歩いて行くと、いよいよアンコール・ワットが姿を現してきた。
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北側の聖池前に立ってみる。
ずっと観たかった幻想的な風景・・・ -
雨季前で池の水は少なく濁っているけれど、逆さアンコール・ワットはやっぱり素敵。
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第一回廊の長い壁面には、クメール美術の粋を尽くしたレリーフがびっしり。
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沐浴池の跡。雨季の排水の役割も果たしていた。
巨大な石を運ぶときに開けられた穴が、ところどころに見られる。 -
ヒンドゥー教の天地創造神話「乳海撹拌(にゅうかいかくはん)」のレリーフ。
神々と阿修羅が協力して不老不死の薬を生み出すために、1000年も綱引きしたという、とてつもないお話。 -
アンコール・ワットの最上部・第三回廊へ行くには、この狭くて急な階段を上り下りする。これは観光客のためにつけられた階段。
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第三回廊の中は、思ったより広々していて、全体を歩き回れる。
王自身が神であるという思想に基づき、高さ65メートルの中央祠堂はメール山(クメールの宇宙観で世界の中心にそびえ、神々が棲む須弥山)を、周囲の回廊は雄大なヒマラヤ山脈を、環濠は無限の海原を象徴している。 -
周りを見下ろすと、アンコール・ワットが密林の中を切り開いて造られた寺院であることがよくわかる。
こんな熱帯のジャングルに壮大な遺産を築き上げたクメール人の文化の高さは素晴らしいとしか言いようがない。 -
シュムリアップには、このアンコール・ワットより高い建物を建ててはいけないことになっているらしい。
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階段を下りると、民族衣装を着た子どもたちがいる。
いくらか払うと、ポーズを決めて一緒に記念写真を撮ることができる。 -
アンコール・ワットを堪能した後は、サンセットまで少し時間があるので、お土産屋の定番「アンコールクッキー」へ。
隣に併設されたカフェ「プカプカ」でマンゴースィーツを食べるのを楽しみにしていた。
これは、アイスとムースとプリンのマンゴーづくし。
値段もお手頃で美味しい!(^^)! -
パフェは、マンゴーのほかにもココナツ味のアイスなどいろいろ入っている。アンコールクッキー直営店ゆえに日本人好みの甘さで、こちらも美味しい。
-
夕日を見るために行ったのは、プレ・ループ。ピラミッド式の遺跡からサンセット観賞できるスポット。
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見晴らしがよくて、ジャングルに沈む夕日が見られるらしい。
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夕日を待つ人たちが大勢いる。
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雲が少しかかっていたので、残念ながらまんまるの夕日は見られなかったけれど、
この遺跡自体の雰囲気が気に入ったので、とりあえず満足。 -
2日目の早朝。朝日を観るために、5時半過ぎにホテルを出る。
北の聖池前にはすでに人だかりができていた。
夜明け前のアンコール・ワットも幻想的だ。 -
少しずつ空が明るくなっていく。
今日は雲がかかっていないので、綺麗な朝日が見れるかも! -
朝日が顔を出し始める。
春分の日と秋分の日は、中央祠堂の先端から朝日が昇るらしい。 -
徐々に日が昇ってくる。
アンコール・ワットからのぞく朝日は、まさに神々しい!
でもみんなが一斉に写真を撮りまくるので(自分も)シャッター音が半端ない。 -
朝しか開かないハスの花。
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ひたすら朝日の写真を撮った後は、撮ってる人達を見るのもおもしろい。
こんなに人がいたんだ〜
たぶんシェムリアップでいちばん人口密度が高かった場所。 -
朝早くから、物売りの人たちもたくさんいる。
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ホテルへ戻って朝食を摂った後は、水中遺跡のクバール・スピアンへ。
シェムリアップ市街からは、車で1時間半くらいかかる。
クーレン山の麓に着き、プチ・トレッキング開始。 -
ほどなく歩いていくと、木に覆われた道となる。
結構険しい道もあって汗かくけど、石の遺跡ばかり見てきた目には、緑が新鮮に映る。 -
熱帯特有の巨木があちこちに。
森の中はマイナスイオンがいっぱいで、気持ちがいい。 -
40〜50分で、水中遺跡が見えてくる。シェムリアップ川の源流付近の約200メートルに渡って、川底の岩にヒンドゥー教の神様やリンガが彫刻されている。
-
遺跡の規模はとても小さいけれど、こんな山中の川の岩にどうやって彫刻したのか不思議。
-
雨季前で水はかなり少ないけれど、リンガを流れた水は聖なる水になると言われている。
撮影のベストシーズンは雨季の7〜8月みたい。 -
最終目的地の滝に到着。
聖なる水から出たマイナスイオンを吸っていると思うと気分爽快〜♪ -
滝のそばの岩には、蝶がたくさんいた。
蝶もマイナスイオンからパワーをもらっているのか、元気にひらひら舞っていた。 -
来た道を下り、クバール・スピアンを後にする。
お腹もすいてきたので、途中のレストランで昼食。
ガイドお勧めの、イカと生コショウ炒め。
緑の生コショウは、房がついたまま料理に使う。
ピリッとしているけど、くせになりそうな辛み。 -
こちらもガイドお勧めの、海苔のスープ。
写真ではあまり美味しそうに見えないが、これもなかなかいいお味だった。
午後からは、バンテアイ・スレイに行く予定。
前編を見てくださりありがとうございました。
後半に続く。
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