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前回は、桜田門外の変に関連して「井伊家上屋敷」を紹介しましたが、今回は井伊家の中屋敷と下屋敷について紹介します。<br /><br />井伊家の中屋敷は、現在の「紀尾井町」にありました。「紀尾井町」とは「紀伊」「尾張」「井伊」の屋敷があったことからその名がつけられました。井伊家の中屋敷があった所には、現在「ホテルニューオータニ」が建っています。<br />また、井伊家の下屋敷は、現在の早稲田大学の「大隈庭園」と、「明治神宮御苑」にありました。<br /><br />写真は、井伊家中屋敷のあった場所にそびえる現在の「ホテルニューオータニ」です。<br /><br />

井伊家中屋敷跡(ホテルユーオータニ)、井伊家下屋敷跡(大隈庭園・明治神宮御苑)めぐり

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2015/02/25 - 2015/02/25

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元カニ族

元カニ族さん

前回は、桜田門外の変に関連して「井伊家上屋敷」を紹介しましたが、今回は井伊家の中屋敷と下屋敷について紹介します。

井伊家の中屋敷は、現在の「紀尾井町」にありました。「紀尾井町」とは「紀伊」「尾張」「井伊」の屋敷があったことからその名がつけられました。井伊家の中屋敷があった所には、現在「ホテルニューオータニ」が建っています。
また、井伊家の下屋敷は、現在の早稲田大学の「大隈庭園」と、「明治神宮御苑」にありました。

写真は、井伊家中屋敷のあった場所にそびえる現在の「ホテルニューオータニ」です。

交通手段
私鉄 徒歩
  • 江戸時代の地図の井伊家上屋敷と中屋敷の場所を示す地図です。

    江戸時代の地図の井伊家上屋敷と中屋敷の場所を示す地図です。

  • ホテルニューオータニの正門を入ると、右の遊歩道に石碑と説明板があります。<br />石碑には「近江彦根藩井伊家屋敷跡」と彫られていました。<br /><br />

    ホテルニューオータニの正門を入ると、右の遊歩道に石碑と説明板があります。
    石碑には「近江彦根藩井伊家屋敷跡」と彫られていました。

  • 説明板には「この地には、江戸時代に近江彦根藩井伊家の麹町邸があり、井伊家は外桜田にあった永田町邸(国会前庭一帯)を上屋敷として使用していましたので、ここは中屋敷として使われました。」と書かれていました。

    説明板には「この地には、江戸時代に近江彦根藩井伊家の麹町邸があり、井伊家は外桜田にあった永田町邸(国会前庭一帯)を上屋敷として使用していましたので、ここは中屋敷として使われました。」と書かれていました。

  • この石碑と説明板から、遊歩道を進むと日本庭園になっています。写真はその案内板です。

    この石碑と説明板から、遊歩道を進むと日本庭園になっています。写真はその案内板です。

  • 江戸時代からあったと思われる石灯籠がありました。

    江戸時代からあったと思われる石灯籠がありました。

  • 写真は懐石料理のなだ万が経営する「山茶花荘」です。<br />この建物は、ホテルニューオータニの操業前、創始者 大谷米太郎の自宅だったものです。

    写真は懐石料理のなだ万が経営する「山茶花荘」です。
    この建物は、ホテルニューオータニの操業前、創始者 大谷米太郎の自宅だったものです。

  • 他にもいろいろな灯籠があります。<br />灯籠は、すべてが井伊家の屋敷に残っていたものではなくて、大谷米太郎が後に購入したものもあるようです。

    他にもいろいろな灯籠があります。
    灯籠は、すべてが井伊家の屋敷に残っていたものではなくて、大谷米太郎が後に購入したものもあるようです。

  • 大きな木が二本立っていました。

    大きな木が二本立っていました。

  • 説明板によると、この2本は「イヌマキ」と「カヤ」で、ともに天明年間(1780年代)からこの地に生育していたものと考えられ、江戸時代から伝わる貴重な樹木として、千代田区の天然記念物に指定されているとのことです。<br />したがって、この木は、井伊家中屋敷にの時代からあったものです。

    説明板によると、この2本は「イヌマキ」と「カヤ」で、ともに天明年間(1780年代)からこの地に生育していたものと考えられ、江戸時代から伝わる貴重な樹木として、千代田区の天然記念物に指定されているとのことです。
    したがって、この木は、井伊家中屋敷にの時代からあったものです。

  • あちこちに灯籠がありました。

    あちこちに灯籠がありました。

  • 滝もありました。

    滝もありました。

  • 創始者 大倉米太郎の銅像です。

    創始者 大倉米太郎の銅像です。

  • 説明板には、「故大谷米太郎は昭和39年東京オリンピック開催にあたり、国家の要請に応えてホテルニューオータニを建設、現在では国内外に16のホテルを有する・・・」と書かれていました。

    説明板には、「故大谷米太郎は昭和39年東京オリンピック開催にあたり、国家の要請に応えてホテルニューオータニを建設、現在では国内外に16のホテルを有する・・・」と書かれていました。

  • 次に、井伊家下屋敷があった早稲田大学の「大隈庭園」に向かいました。

    次に、井伊家下屋敷があった早稲田大学の「大隈庭園」に向かいました。

  • 写真は早稲田大学の「大隈講堂」です。

    写真は早稲田大学の「大隈講堂」です。

  • 「大隈庭園」は、残念ながら4月の新学期が始まるまで閉鎖とのことで、入園できませんでしたので、説明の石碑だけ撮ってきました。<br />説明には「この庭園は、井伊掃部頭、松平讃岐守の下屋敷にあった和様四条家風の名園を早稲田大学の創設者大隈重信が文人風に改造したもので、没後、邸宅とともに大学に寄付されました」と書かれていました。

    「大隈庭園」は、残念ながら4月の新学期が始まるまで閉鎖とのことで、入園できませんでしたので、説明の石碑だけ撮ってきました。
    説明には「この庭園は、井伊掃部頭、松平讃岐守の下屋敷にあった和様四条家風の名園を早稲田大学の創設者大隈重信が文人風に改造したもので、没後、邸宅とともに大学に寄付されました」と書かれていました。

    大隈庭園 公園・植物園

    井伊掃部頭、松平讃岐守の下屋敷にあった和様四条家風の名園を早稲田大学の創設者大隈重信氏が文人風に改造したものです。 by 元カニ族さん
  • 入園できなかったので、ネットで得た写真を参考に掲載します。

    入園できなかったので、ネットで得た写真を参考に掲載します。

  • 次に、もう一カ所の「井伊家下屋敷跡」を求めて、明治神宮御苑に向かいました。<br />写真は広い明治神宮の境内にある「明治神宮御苑」の入口です。

    次に、もう一カ所の「井伊家下屋敷跡」を求めて、明治神宮御苑に向かいました。
    写真は広い明治神宮の境内にある「明治神宮御苑」の入口です。

    明治神宮 寺・神社・教会

  • 写真は「明治神宮御苑」の説明板で「この御苑は江戸時代の初めから大名加藤家、井伊家の下屋敷の庭園でありましたが、明治初年皇室のご料地となり、明治天皇の思召により所々模様替えがなされ、昭憲皇太后にはたびたび行啓になられた由緒深い名苑であります。」と書かれています。

    写真は「明治神宮御苑」の説明板で「この御苑は江戸時代の初めから大名加藤家、井伊家の下屋敷の庭園でありましたが、明治初年皇室のご料地となり、明治天皇の思召により所々模様替えがなされ、昭憲皇太后にはたびたび行啓になられた由緒深い名苑であります。」と書かれています。

    明治神宮御苑 公園・植物園

    江戸時代の大名、加藤家から井伊家に移った、大名家の下屋敷跡の庭園です。 by 元カニ族さん
  • 入口に立っている「明治神宮御苑の案内図」です。

    入口に立っている「明治神宮御苑の案内図」です。

  • 御苑内部にある「隔雲亭」です。

    御苑内部にある「隔雲亭」です。

  • 明治神宮御苑の一番奥にあった「清正井」です。

    明治神宮御苑の一番奥にあった「清正井」です。

  • 案内板には「この地に下屋敷を構えて居た加藤清正が掘ったと伝えられ、一年中絶なく湧き出清水は、南池の水源となり、掘り方の巧妙と水質の優秀なことは早くから世に知られています。」と書かれ、そも下に<br /><br />「都合により、飲用を禁止します」と警告していました。

    案内板には「この地に下屋敷を構えて居た加藤清正が掘ったと伝えられ、一年中絶なく湧き出清水は、南池の水源となり、掘り方の巧妙と水質の優秀なことは早くから世に知られています。」と書かれ、そも下に

    「都合により、飲用を禁止します」と警告していました。

  • こんこんと湧き出ています。

    こんこんと湧き出ています。

  • 透明で、美しい湧水です。

    透明で、美しい湧水です。

  • 南池と、御釣台です。

    南池と、御釣台です。

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