川奈蓮慶寺の枝垂桜

2015/03/30 - 2015/03/30

川奈から川奈ホテルまでの県道１０９号線沿いにある蓮慶寺の枝垂れ桜が満開となっています。
俎岩に流された日蓮上人を救った船守弥三郎の屋敷跡といわれる場所に建てられたのが蓮慶寺です。
川奈の御岩屋祖師堂、川奈三島神社も訪れ、その歴史の深さを再確認しました。
私は寺社に興味があるだけで日蓮宗とは全く関係はありません。

エリア 伊東温泉(静岡)

蓮慶寺のバス停は正面にあります。
伊東駅より海洋公園、川奈ホテル行きの路線バスがありますが運転本数が少ないのが難です。
川奈駅から歩いても１０分ほどかかります。

四大法難の一つ伊豆法難で、置き去りにされた日蓮を助けた川奈の漁師舟守弥三郎の屋敷を後に寺に改めた日蓮宗の寺院です。

正式には船守山蓮慶寺

当山は、弘長元年(1261年）5月12日、日蓮大聖人伊豆流罪法難の砌、荒波洗う俎（まないた）岩より大聖人をお救い申し上げ、罪人の名をきせられ流されたる大聖人を己が命をも顧みず、漁具を納めし洞窟内におかくまいし、三十余日の間、人目を忍びつつ御給仕申し上げし船守弥三郎夫妻の館跡に建立したる寺にして日蓮宗の宗門史跡なり

彫刻には素晴らしいものがあります。

船守弥三郎夫妻の墓
一般の方の墓地もあるのでこの案内はありがたい。

船守弥三郎夫妻の墓

船守弥三郎夫妻の墓付近から下を見ています。

ここは河津桜、熱海桜、寒桜等の早咲きの桜が多く枝垂れ桜はあまり目にしないの貴重な桜です。

枝垂れ桜全体ですが木を下から支えているのが老木だと察します。

枝の先は確かに枝垂れ状になっています。

これではソメイヨシノと変わりません。

もう少し枝が下に下がっていたらその枝垂れ桜の特徴が判るのですが。

下がっている枝を見つけて一枚。

日蓮上人と枝垂れ桜を絡めて一枚。

他の日蓮宗の寺院ではこんなに大きい像は見たことがありません。

日蓮宗の寺院には必ずありますが蓮慶寺は特別です。

寺院の左側には「船守弥三郎殿御夫妻旧跡」

寺院の右側には「日蓮大聖人伊豆法難霊跡」

次は日蓮上人が船守弥三郎をひそかにかくまった場所の御岩屋祖師堂
へ移動します。

御岩屋祖師堂
ここは川奈の漁港のすぐ近くにあります。

日蓮上人を救った漁師弥三郎はこの洞窟内に匿ったという　

普段は戸が閉まっていますが中を写真に一枚撮りました。

次はすぐ近くにある川奈三島神社を訪れます。

創建８００年とはすごい歴史です。

三島神社本殿

三島神社
源頼朝のゆかりの神社だそうです。

狛犬の目付き、顔付きが怖い表情です。
狛犬の台座には明治３１年と彫られています。

川奈港を望んでいます。
それにしても狛犬の人相ではなく犬相が悪すぎます。