川奈いるか浜公園とその周辺の散策

2015/03/24 - 2015/03/24

伊東には数多くの観光地がありますが、その穴場的存在の川奈港を訪ねました。
真夏は海水浴客で賑わう川奈ですがオフシーズンのこの時期は閑散としていました。

エリア 伊東温泉(静岡)

先ずは中心にある川奈いるか浜公園から散策のスタートです。
伊東駅からは東海バスが伊豆急の川奈駅を経経由して漁港の先まで運行しています。

川奈いるか浜公園 ビーチ

川奈いるか浜公園の由来
いるか漁は、縄文期の遺跡（貝塚）からその骨が出土されていることから、 古くは縄文時代から行われていたとみられています。 伊豆では、かつて江戸時代からいるかの追い込み漁が盛んに行われ、 伊東においても当川奈港や富戸港を中心に、明治時代以降にはかなりの漁獲高があったことが、 川奈三嶋神社前に建てられている「海豚漁記念碑」から推測されます。 また、江戸時代後期に浜野建雄が書いた「伊東誌」によると、いるかは江豚、入鹿と書かれていた。 そして「いかほど大なる魚にても一切人を害することなく、自由執われて上がるなり。 水際をはなるるとクシクシとなくなり」と記述されています。 現在、川奈港ではいるか漁は行われていませんが、古くから川奈地区はいるかとの関わりが深いため、 観賞用としてブロンズオブジェクトやいるかを形どったベンチ等を設置し「川奈いるか浜公園」と名付けました。

堤防は魚釣りには最高のロケーションです。
夏期以外は無料の駐車場があり、トイレもあるのでゆっくりと散策できます。

ベンチもいるかです。

堤防から伊東市方向を望んででいます。

日蓮上人の像が見えるでしょうか？

反対側の下田方向を望んでいます。
見えているのは川奈ホテルの敷地で変化に富んだゴルフコースがあります。

川奈で唯一の食事処の「海女の小屋」です。
川奈の漁港周辺にはコンビニもスーパーもありません。

先日のテレビで１万円の味噌汁が紹介されました。
確かにメニューにもありましたが４〜５人前でえび、かに三昧と、かに三昧の２種類がありました。
付近に飲食店がないせいか活気がありました。

今は閑散としていますが夏期は海水浴場となる人工の浜です。
浜は砂ではなく砂利です。

川奈港の下田寄りの先端に来ました。
ここからは見えませんでしたが川奈のゴルフ場に建つ灯台のすぐ真下です。

ここからは富士山が眺望できます。
東伊豆海岸で海越しに富士山はが見られる箇所は稀です。

富士山の下に見える山が扇山で階段で登ることができます。

川奈市街を見ています。

漁師からの信仰が厚い夷子神社です。

次は川奈魚港に行きます。

川奈魚港の灯台から伊東方面を見ています。

川奈魚港から真鶴半島、初島を見ています。

川奈魚港の堤防横はダイバーの基地ともなっています。
ダイバーが海に潜ろうとしているのが見えます。

川奈魚港
同じ場所から方向を変えて、ボンベを背負ったダイバーが見えます。

川奈魚港から川奈漁港の街を見ています。
川奈の市街は伊豆急の川奈駅付近が中心となっています。

先ほどいるか浜公園から見えていた日蓮上人の像がある場所へ移動します。
ここからの景色も素晴らしいの一言です。

珍しい黄色の鳥居がある姥子神社があります。

川奈漁港方向を見ています。
伊東市内から川奈までの道路は大きな起伏はあまりありませんが川奈のいるか浜から急勾配となります。

遠く見えるのは川奈ホテルとゴルフ場の敷地です。

夏は磯遊びで人気となりますが今は誰もいません。
夏期だけは有料の駐車場が用意されますが現在は封鎖されています。

磯を進んで行くと右側に日蓮上人の像が建っています。

日蓮上人の像と川奈漁港方向を見ています。

岩がトンネル状となっていて、その先に日蓮上人が見えます。

逆光でシルエットになっていますがここはこれで味が出ます。
日蓮上人は海側を向いています。

釣りのポイントとしては水深が不足しています。
実は釣りのポイント探しも兼ねて散策しているのです。

日蓮上人がここに鎮座しているのは諸説ありますが、鎌倉から伊東へ流罪され、俎板岩という荒波の打ちつける岩礁に置き去りにされたといわれる場所だそうです。

川奈にある蓮慶寺、御岩屋祖師堂、川奈三島神社についてはテーマを寺社として別途作成しています。