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西暦2000年の5月の3連休にユーロスターでパリからイギリスへ。当時はロンドンまで3時間かかりました。飛行機への対抗として運行されていたユーロスターはいろいろなシステムが鉄道というより航空便的で、大きな手荷物は預けたり、乗車時にセキュリティ検査があったり、各座席に食事のサービスがあったり。料金制もフレキシブルで、今ではフランス国内のTGVもそれにならっていますね。<br />ロンドンからは西南部のソールズベリーへ。ここに行ったのは先史時代の遺跡、ストーンヘンジを見るためです。緑豊かな牧草地に様々に倒れた巨石は禅寺の石庭のよう。<br />はじめて訪れるイングランドは花の盛りでした。<br />自分にとってはついこの間のことのようですが、すでに15年も前のため、実用的な部分は情報が古いと思いますので、ご容赦ください。ユーロスターは英国側も新線になり到着駅も変わるなどしましたが、車両は当時からのものが走り続けているので、今はだいぶくたびれているようですが。

ユーロスターで行く花盛りのイングランド ソールズベリーからストーンヘンジへ

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2000/05/06 - 2000/05/08

24位(同エリア207件中)

2

53

Flocons-de-neige

Flocons-de-neigeさん

西暦2000年の5月の3連休にユーロスターでパリからイギリスへ。当時はロンドンまで3時間かかりました。飛行機への対抗として運行されていたユーロスターはいろいろなシステムが鉄道というより航空便的で、大きな手荷物は預けたり、乗車時にセキュリティ検査があったり、各座席に食事のサービスがあったり。料金制もフレキシブルで、今ではフランス国内のTGVもそれにならっていますね。
ロンドンからは西南部のソールズベリーへ。ここに行ったのは先史時代の遺跡、ストーンヘンジを見るためです。緑豊かな牧草地に様々に倒れた巨石は禅寺の石庭のよう。
はじめて訪れるイングランドは花の盛りでした。
自分にとってはついこの間のことのようですが、すでに15年も前のため、実用的な部分は情報が古いと思いますので、ご容赦ください。ユーロスターは英国側も新線になり到着駅も変わるなどしましたが、車両は当時からのものが走り続けているので、今はだいぶくたびれているようですが。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
3.5
ショッピング
4.0
交通
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 当時のパリ北駅。初めてパリに来たときに泊まったホテルがこの近くでした。北駅、東駅と大きなターミナルがすぐ近くにあるため、あんまり治安のよくないところですが。下町の風情もあるところです。<br />北駅は、イギリス行きのユーロスターの発着駅となって、ちょっとこぎれいになりました。ベルギー、オランダ方面に行く赤い特急タリスもここから。TGVの北行きも発着するため、赤、青、黄色がそろい踏みです。このころはまだオレンジ色のTGVも現役でした。

    当時のパリ北駅。初めてパリに来たときに泊まったホテルがこの近くでした。北駅、東駅と大きなターミナルがすぐ近くにあるため、あんまり治安のよくないところですが。下町の風情もあるところです。
    北駅は、イギリス行きのユーロスターの発着駅となって、ちょっとこぎれいになりました。ベルギー、オランダ方面に行く赤い特急タリスもここから。TGVの北行きも発着するため、赤、青、黄色がそろい踏みです。このころはまだオレンジ色のTGVも現役でした。

    パリ北駅

  • 当時のユーロスター1等車の車内。基本TGVと同じサイズの車両なんで広い感じはありません。ユーロシティのような客車列車のほうが、静かさや乗り心地では一枚上だったと思います。2列+1列で向かい合わせのシート。この日は空いてますね。2等車はかなり乗車率高かったと記憶しています。

    当時のユーロスター1等車の車内。基本TGVと同じサイズの車両なんで広い感じはありません。ユーロシティのような客車列車のほうが、静かさや乗り心地では一枚上だったと思います。2列+1列で向かい合わせのシート。この日は空いてますね。2等車はかなり乗車率高かったと記憶しています。

  • 窓側の照明のデザインがすてきです。外は北フランスの田園。でも凄いスピードなのであっという間に流れていきます。

    窓側の照明のデザインがすてきです。外は北フランスの田園。でも凄いスピードなのであっという間に流れていきます。

  • 時間帯によりますが、ロンドン、パリが3時間ほどかかった当時、飛行機のように食事のサービスもありました。ワインもついてきて、食後の珈琲のサービスもある。一等のさらに上に特別のラウンジが使えたりするプレミアムクラスもありました。まあ座席は一緒なんですけど、さすがに階級社会のイギリスがからむと列車もひと味違う。

    時間帯によりますが、ロンドン、パリが3時間ほどかかった当時、飛行機のように食事のサービスもありました。ワインもついてきて、食後の珈琲のサービスもある。一等のさらに上に特別のラウンジが使えたりするプレミアムクラスもありました。まあ座席は一緒なんですけど、さすがに階級社会のイギリスがからむと列車もひと味違う。

  • パドカレーの英仏海峡トンネルをゆっくり通過するとイギリス本土に上陸です。真っ黄色な大地。菜の花というかマスタードの畑がお出迎え。

    パドカレーの英仏海峡トンネルをゆっくり通過するとイギリス本土に上陸です。真っ黄色な大地。菜の花というかマスタードの畑がお出迎え。

  • 黄色い絨毯。フランスもこの季節は黄色い花の畑がそこら中に広がっていますが、なんとなく畑の作り方が違います。

    黄色い絨毯。フランスもこの季節は黄色い花の畑がそこら中に広がっていますが、なんとなく畑の作り方が違います。

  • 当時のロンドンの発着駅はウォータールー駅。ガラス張りのドームでホームが覆われた近代的な駅舎でした。フランスからのお客を迎えるにはちょっと駅名のしゃれがきつすぎたのか、ユーロスターの発着駅は今は別の駅に変わってしまいました。そのときのフランス側の告知のポスターにはナポレオンが登場し、「ウォータールー(ワーテルロー)は忘れろ!」と書かれていました。<br />さて、そこから乗り換えて南西部の町ソールズベリーにやってきました。エイボン川に面したきれいな町。<br /><br />

    当時のロンドンの発着駅はウォータールー駅。ガラス張りのドームでホームが覆われた近代的な駅舎でした。フランスからのお客を迎えるにはちょっと駅名のしゃれがきつすぎたのか、ユーロスターの発着駅は今は別の駅に変わってしまいました。そのときのフランス側の告知のポスターにはナポレオンが登場し、「ウォータールー(ワーテルロー)は忘れろ!」と書かれていました。
    さて、そこから乗り換えて南西部の町ソールズベリーにやってきました。エイボン川に面したきれいな町。

  • やはり島国なのか、街の細々とした造りが、少し日本の古都と似た雰囲気があります。ソールズベリーは水の豊かさで発展した町。しっとりとした湿度で、乾きがちな大陸ヨーロッパから来ると、日本人としてはほっとする。

    やはり島国なのか、街の細々とした造りが、少し日本の古都と似た雰囲気があります。ソールズベリーは水の豊かさで発展した町。しっとりとした湿度で、乾きがちな大陸ヨーロッパから来ると、日本人としてはほっとする。

  • 駅の旅行案内所で宿を手配してもらいます。宿に向かう途中はきれいな住宅街。GIVE WAYの標識を見るとイギリスなんだなと。そうそう車も左走ってるし。

    駅の旅行案内所で宿を手配してもらいます。宿に向かう途中はきれいな住宅街。GIVE WAYの標識を見るとイギリスなんだなと。そうそう車も左走ってるし。

  • 紹介してもらったB&amp;B、バイウェイズハウスです。瀟洒な建物。

    紹介してもらったB&B、バイウェイズハウスです。瀟洒な建物。

    バイウェイズ ハウス ホテル

    イングランドらしい瀟洒なB & B by Flocons-de-neigeさん
  • 当時はクレジットカードは使えず、2泊分を現金で前払いでした。<br />現在の状況を調べてみるとアパートメントスタイルのモダンな部屋に改装されているみたい

    当時はクレジットカードは使えず、2泊分を現金で前払いでした。
    現在の状況を調べてみるとアパートメントスタイルのモダンな部屋に改装されているみたい

  • 入り口横のサロン。とてもきれいにしていて細かい装飾がイギリス的かな。

    入り口横のサロン。とてもきれいにしていて細かい装飾がイギリス的かな。

  • 部屋はシングル。この当時、ホテルの部屋を撮ることはあまり多くなかったのですが、(フィルムだと暗くて難しいというのもあり)<br />当時の自分はちょっときれいな部屋で嬉しかったんでしょうな。

    部屋はシングル。この当時、ホテルの部屋を撮ることはあまり多くなかったのですが、(フィルムだと暗くて難しいというのもあり)
    当時の自分はちょっときれいな部屋で嬉しかったんでしょうな。

  • 紅茶のセットがあるのもイギリスらしく。部屋でお湯が沸かせるのに喜んでいたようです。

    紅茶のセットがあるのもイギリスらしく。部屋でお湯が沸かせるのに喜んでいたようです。

  • フロアには立派な時計

    フロアには立派な時計

  • まだ日が長いので町に散歩にいきました。今はストーンヘンジの周囲の土地を所有管理しているナショナルトラストのショップ

    まだ日が長いので町に散歩にいきました。今はストーンヘンジの周囲の土地を所有管理しているナショナルトラストのショップ

  • 町のどこからでも高い大聖堂の尖塔が見えます。

    町のどこからでも高い大聖堂の尖塔が見えます。

  • ドアの色が可愛らしい。色はお隣と相談して決めてるんですかね?

    ドアの色が可愛らしい。色はお隣と相談して決めてるんですかね?

  • ソールズベリー大聖堂です。完全に逆光ですが、CONTAX Gの21mmは逆光にも強い。デジタルで暗部を起こしてあげるときちんとディテールが残っています。

    イチオシ

    地図を見る

    ソールズベリー大聖堂です。完全に逆光ですが、CONTAX Gの21mmは逆光にも強い。デジタルで暗部を起こしてあげるときちんとディテールが残っています。

    ソールズベリ大聖堂 寺院・教会

  • 聖堂にはマグナカルタの現存する4部のうち、もっとも状態のよいものが保存されています。

    聖堂にはマグナカルタの現存する4部のうち、もっとも状態のよいものが保存されています。

  • サクラかな。北の国らしく、春の花が一斉に咲く季節だったようです。

    サクラかな。北の国らしく、春の花が一斉に咲く季節だったようです。

  • 道案内の標識のデザインもしゃれています。

    道案内の標識のデザインもしゃれています。

  • イギリスの藤の花。ちょっと日本より遅いですかね。藤も種類によりますが。

    イギリスの藤の花。ちょっと日本より遅いですかね。藤も種類によりますが。

  • 藤棚を作るより、建物の壁に這わせることが多いようです。煉瓦や石の壁だから張り付きやすいでしょう。

    藤棚を作るより、建物の壁に這わせることが多いようです。煉瓦や石の壁だから張り付きやすいでしょう。

  • これだけあると家の中でも花の香りがしそう。

    これだけあると家の中でも花の香りがしそう。

  • 翌日はソールズベリーからバスに乗って、この町を訪れる観光客の主要な目的地、ストーンヘンジへ。周囲の牧草地はタンポポが咲く季節。テレタビーズが遊んでいそう。

    イチオシ

    地図を見る

    翌日はソールズベリーからバスに乗って、この町を訪れる観光客の主要な目的地、ストーンヘンジへ。周囲の牧草地はタンポポが咲く季節。テレタビーズが遊んでいそう。

    ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群 史跡・遺跡

  • 巨石群とならぶ人がこびとのよう。

    巨石群とならぶ人がこびとのよう。

  • ストーンヘンジと言えば太陽を入れて撮りたくなります。薄曇りなのがいかにもイギリスですが。

    ストーンヘンジと言えば太陽を入れて撮りたくなります。薄曇りなのがいかにもイギリスですが。

  • このときは巨石の近くまで遊歩道があって比較的間近に見ることができました。

    このときは巨石の近くまで遊歩道があって比較的間近に見ることができました。

  • ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群 史跡・遺跡

  • 巨石は鳥たちの休憩場所に。

    巨石は鳥たちの休憩場所に。

  • 倒れた巨石が庭石のよう。禅寺の石庭は無論、計算された配置なわけですが、整えられた人工物が崩れた自然の景色にも味わいがあります。

    倒れた巨石が庭石のよう。禅寺の石庭は無論、計算された配置なわけですが、整えられた人工物が崩れた自然の景色にも味わいがあります。

  • すぐそばに幹線道路が通っていて、遺跡見学のための駐車場や施設がありますが、遺跡の側からは目に付かないように低層、半地下の施設になっていました。

    すぐそばに幹線道路が通っていて、遺跡見学のための駐車場や施設がありますが、遺跡の側からは目に付かないように低層、半地下の施設になっていました。

  • 遺跡を取り囲む牧草地に引かれたラインにそって見学していきます。各国語のガイドのレコーダーがあり、日本語のもありました。

    遺跡を取り囲む牧草地に引かれたラインにそって見学していきます。各国語のガイドのレコーダーがあり、日本語のもありました。

  • これは日の出の目印になるらしい独立した巨石、ヒールストーン

    これは日の出の目印になるらしい独立した巨石、ヒールストーン

  • ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群 史跡・遺跡

  • なぜ猫を撮ったのかな。今ではわかりませんが、ソールズベリーの町に帰ってきました。この日はお持ち帰りの中華料理で夕食だったと思います。インドシナ半島系の中華料理が多いフランスと違って、イギリスでは香港だったり、シンガポール系だったりして歴史的背景の違いを感じます。

    なぜ猫を撮ったのかな。今ではわかりませんが、ソールズベリーの町に帰ってきました。この日はお持ち帰りの中華料理で夕食だったと思います。インドシナ半島系の中華料理が多いフランスと違って、イギリスでは香港だったり、シンガポール系だったりして歴史的背景の違いを感じます。

  • お宿は、静かで、スタッフもつかず離れずの距離感が心地よかった。

    お宿は、静かで、スタッフもつかず離れずの距離感が心地よかった。

    バイウェイズ ハウス ホテル

    イングランドらしい瀟洒なB & B by Flocons-de-neigeさん
  • 町の中心部から駅までの道

    町の中心部から駅までの道

  • ソールズベリーの駅。ロンドンに帰ります。このあたりの路線はディーゼルみたいですね。ユーロスターの区間も当時は三線軌条で、レールから電気を撮っていたので、空中の電線はなくて、景観はすっきりしてました。ただし高速走行には向かない方式のようです。

    ソールズベリーの駅。ロンドンに帰ります。このあたりの路線はディーゼルみたいですね。ユーロスターの区間も当時は三線軌条で、レールから電気を撮っていたので、空中の電線はなくて、景観はすっきりしてました。ただし高速走行には向かない方式のようです。

    ソールズベリー駅

  • ロンドン、トラファルガー広場の噴水。

    ロンドン、トラファルガー広場の噴水。

  • 帰りのユーロスターの時間まで、ナショナルギャラリーを見学しました。ロンドンは美術館、博物館が無料でいいですね。地下鉄は高いけど。

    帰りのユーロスターの時間まで、ナショナルギャラリーを見学しました。ロンドンは美術館、博物館が無料でいいですね。地下鉄は高いけど。

    ナショナルギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

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この旅行記へのコメント (2)

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  • miracleさん 2015/04/12 23:10:23
    ソールズベリー大聖堂と藤の花、ストーンヘンジ
    Flocons-de-neigeさん

    こんにちは!
    このたびは、投票とフォローをありがとうございました。

    Flocons-de-neigeさんのソールズベリー大聖堂と藤の花のお写真、とても素敵です。
    なぜだか、郷愁を誘われました。

    くるみ割り人形の旅も魅力的です!

    また遊びに伺いますね。

    miracle

    Flocons-de-neige

    Flocons-de-neigeさん からの返信 2015/04/12 23:51:37
    RE: ソールズベリー大聖堂と藤の花、ストーンヘンジ
    miracleさま

     こちらこそ、投票、フォローをありがとうございました。
    サントリーニ島にはもう27年前に行きましたが、当時の写真(無論フィルムなんですが)のほとんどが今は見つからず、旅行記を拝見して当時のことを思い起こすことができました。またよろしくお願いいたします。

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