2014/12/21 - 2014/12/23
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Dwind_999さん
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ウダイプルから南へ下る中継地としての理由だけで選んだ、アーメダバード。
インド独立の父、マハトマ・ガンジーが1915年に修道場を設け、独立運動の思想を育んだといわれるゆかりの地。
ここには2泊しただけですが、この街にはオートリキシャがめちゃめちゃ多い印象を受けました。
そしてアーメダバードのあるグジャラート州は、なんと禁酒の州。
ビールを飲むお楽しみは、しばらくお預けですね。
一部のホテルでは手に入るそうですが。
※インドルピーのレート換算。
Rs1=\2
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
12月21日(日)、ウダイプルの宿をチェックアウトして、通りでオートリキシャを拾い(Rs70)、[Hotel Pathik]のそばにある[Parshwanath Travel]に来ました。
アーメダバード行きのバスは8時30分出発。
早く来すぎて出発までまだ1時間あるので、近くを歩いて時間つぶし。
吐く息も白い肌寒い朝、[Roadways Bus Stand]付近の屋台で1杯のチャイを飲んであったまります。 -
屋台のそばでは、靴磨き&靴修理のおじさんが仕事始めの準備をしていました。
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そしてこちらは、すっぽりと頭を布で覆った、掃除のおばさん。
「20世紀少年」の"ともだち"じゃあるまいし、こんなんで周りが見えるんかいな? -
[Roadways Bus Stand]近くの屋台から[Parshwanath Travel]へ戻っていく途中。
インドのあちこちで、このような形の井戸水の汲み上げ装置を見かけます。
日本のとはだいぶ違うな。
そして、火を焚いて暖を取るスラムの人たち。 -
さらに歩くと、ここでも寒さしのぎに火を燃やす、家のない子どもたちが。
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このバスでアーメダバードへ向かいます。
40Lのバックパックをバスの床下にあるトランクに入れましたが、ちゃんと引換証をくれるあたり、インドにしてはなかなか。
スタート時点から案外乗客が多く、少し走ってガソリンを給油し、途中でまた少し人を乗せたりして、スタートして2時間で道路沿いのレストランで20数分の休憩。
割とまともな走行スケジュールのバスでした。
しかし、アーメダバードの「STC Bus Stand」が終点と勝手に思っていたら、いつの間にかその近くを通り過ぎて、バスはどんどん先へ行ってしまいました。
慌てて途中の道路で止めてもらい、バスを降りました。 -
GPSマップを頼りに、サーバルマティー川にかかる「Subhash Bridge」を渡り、予約しているホテルの方へと汗びっしょりになりながら歩いて行きました。
ガイドブックによると、アーメダバードは現在、インド第5位、人口557万人の大都市とあり、さすがに道路もそれなりに整備されている感じ。 -
私は知らなかったですが、国際たこ揚げ大会が開かれたこともあるというアーメダバード。凧揚げが盛んな街のようです。
バックパックを背負って歩いていると、道ばたでたこ糸を巻き取っている所に出くわしました。
ペンキの入ったバケツもあるので、たこ糸に色を付けているのだろうか。 -
ようやくホテルの近くまでやってきました。
10kgくらいしかないですが、老体にはバックパックの重さが堪えます。
かつて城塞都市だったアーメダバード、街の所々に城壁や城門が残っているそうです。これは、[Delhi Darwaja Gate]。
それにしてもこの街、オートリキシャが断然多い。 -
道路脇でバスを降りてから1時間10分、4.5km歩いてようやく[Hotel Ashish]に到着。
2泊で7.42%の税を加えてRs2364(4728円)。もちろん一番安い部屋です。
チェックイン時にデポジットとしてRs1000の支払い。
「静かな部屋をお願いします」と予約時にいつもリクエストしていますが、たいがいはハズレ。今回も、2階の階段付近の部屋で、下のレセプションでのざわめきが部屋の中まで聞こえてきます。
そしてまたここでも一悶着あり。
バスルームの排水が悪いのか、ポコン、ポコンと大きな音が響いたり、洗面あたりにアリが這いずりまわったりで、受付の若い男に部屋を変えてくれとクレームを突き付けました。
別のスタッフが部屋に確認しにきたりしましたが、ルームチェンジはできないと言い張るのを、こちらも負けじとしつこく要求し、ようやく別の部屋に移ることができました。相変わらず受付付近からの騒音はありますが、まあ仕方ありません。
いやはや、今回のインド旅、まだ半分も来てないのに宿の問題、多過ぎ。
安い宿ばかりだから、ある程度は我慢するしかないですがね。
※このホテルのフリーWiFi、パスワードの他にインドのモバイルフォン?(携帯電話)まで入れないと使えなくて、ルームチェンジの件で言い争った受付の若い男の電話番号を入れてもらいネット接続することができました。しかも有効期限が24時間なのでもう1回頼みましたが、彼は案外いい奴でした。 -
まだ朝から何も食べてなかったので、ホテルを出て食事に向かいました。
すぐ近くに、なんとも食欲をそそる、肉を焼く煙とにおいが立ちのぼり、近寄って焼いているところを見ていると、「どうぞ、中へ入ってくれ」と促すのでここで食事をすることに。 -
[Chicken Leg Pice]Rs60を1つと、[Chicken Tangdi Kabab]Rs30を2つ、それにチャパティ3枚。全部でRs140(280円)。
久しぶりの肉らしい肉にありつきました。
焼きたてのチキン、安くてボリュームもあり、これは美味しかった。 -
17時半過ぎ、サーバルマティー川にかかるネルー橋から見る夕陽。
この一つ北側にはガンジー橋があり、こちらはインド初代首相のジャワハルラール・ネルーの名を冠した橋。 -
ネルー橋を渡ってサーバルマティー川の西岸を南に下り、エリス橋を渡ってまた東側の旧市街に戻ってきました。
エリス橋を渡り終えると、日曜日のこの日はサンデー・マーケットが開かれていて、道路脇には露店や屋台などが並び、さらに歩いてマザー・テレサ・ロードの教会付近に来ると、服飾や日用雑貨などを売る露店がひしめきあって、ひときわ賑やか。 -
写真を撮っていると、「俺たちも写してくれ」と二人の男から声をかけられました。
これはインドを旅する人がよく経験することですね。 -
ごった返すバザール。
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[Bhadra Fort]近くの広場にはいろいろな店が埋め尽くして大賑わい。
美味しそうな匂いが立ち込める、ヤギ肉の串焼き屋台。 -
バザールの広場から3つのアーチがある[Teen Darwaja]の門のところにやってきました。
ガイドブックによると、この門は、かつて城塞都市だったアーメダバードの入り口で、スルタンとその一族だけが通り抜けできた、とのこと。
この門を抜けて、アーメダバード駅まで続くガンジー・ロードに入っても、しばらくは賑わいが続きます。 -
ガンジー・ロードを歩いて、アーメダバード駅にやってきました。
-
19時半頃のアーメダバード駅構内。
駅を少し見て回った後、宿へ引き返しました。
駅前の大通りはバスや車やバイクで渋滞気味ですが、オートリキシャの数がハンパなく多いです。
<アーメダバードのオートリキシャ②>
https://www.youtube.com/watch?v=tNZtAwq7sok -
翌日の朝、宿を出て朝食を食べに旧市街を歩く。
途中、この屋台でRs7のチャイを1杯。
インドの人たちは日常的にチャイをよく飲むので、チャイの屋台はあちこちにありますね。 -
もう街はオートリキシャだらけ。
<アーメダバードのオートリキシャ①>
https://www.youtube.com/watch?v=TEPGwnSBcSQ -
通りから脇の路地に入った所にあった食堂に入ってみました。
バターパラータRs18を2枚と、ダルカレーRs65。
レンズ豆入りのダルカレー、もうこれが塩っ辛くて食べられたもんじゃありませんでした。 -
ダルカレーの口直しに、食堂のすぐ斜め前にあった「TEA STALL」との看板を掲げている間口の狭いオヤジの店で、チャイを飲みました。Rs10。
ここのオヤジも、「ジャパニーズ」と言うと、親しみの表情でいろいろ話しかけてきました。 -
道路沿いには食べ物屋台があちこちに。
裏方の食器を洗う現場でも見ようものなら、もう食べる気が失せてしまいますがね。 -
アーメダバード駅前の通りを北の方へ歩いて行きます。
オートリキシャの黄色と緑のカラーリングが、四方八方から目に飛び込んでくる。
<アーメダバードのオートリキシャ③>
https://www.youtube.com/watch?v=6KmVO2GskZE -
アーメダバード駅の北方向にある「ダーダー・ハリ階段井戸」へと歩いて行きます。鉄道の線路をまたぐための、道路脇の階段を上がって行きます。
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階段井戸へ行く途中、大通りから右へ入った所になかなかシャレたオートリキシャが停めてあったので1枚パチリ。
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ようやく「ダーダー・ハリ階段井戸」に着きました。
この左手から入った所にひっそりとあります。 -
芸術的価値のある建築物としてガイドブックにも載っているので、一応は観光名所になるのでしょうが、入るのは無料で、別に管理人がいるわけでもなく、なかば放置された状態。
カイト(凧)を持った少年が遊んでいました。ダーダ ハリ階段井戸 建造物
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西北インドに多いといわれる階段井戸。
アーメダバードには、ここ以外にもう少し規模の大きい(深さ30m)「アダーラジの階段井戸」があるそうですが、約20kmくらい離れたところにあるので、歩いて行ける近場のこちらにやってきました。
井戸の階段を下りていきます。 -
階段を下りて入口の方を見上げたところ。
約500年前、当時のイスラム政権の王妃「ダーダー・ハリ」によって造られたそうです。 -
井戸を掘るのに、これだけ壮大な建築物を作ってしまうとは恐れ入りました。
なかなか見ごたえがあります。
他には一組のインド人家族が見学に来ていただけで、彼らが早々に引き上げた後は、静かな井戸の中を一人占め。
※これはまさに、"井の中の蛙"の図ですな。 -
井戸は二つあって、階段を下りて最初にある方形の井戸は涼を取るための場所だったとのこと。
階段井戸の深さは20m。
現在、水脈は尽きていて、ただ土があるだけ。 -
階段井戸のすぐ横にモスクがあって、そこの管理人らしきおじさんが私を手招きしますが、特に興味があるわけではないので入りませんでした。
お布施を要求されるのは目に見えていますしね。 -
階段井戸の見学を終えて戻っていく途中、道路脇から見えたどこかの会社の作業現場。
舞い上がる粉じんで白く煙っていたので、「なんだ、これは?」と興味がわいてちょっと覗いてみると、ワイシャツを着たいくらかきれいな身なりの現場監督らしき中年の男が、笑顔を見せて「どうぞ、中へ入ってくれ」と歓迎。 -
よく観察しなかったのでわからないですが、木炭やそのクズのようなものを詰め込む作業をしていたようで、その粉じんが一面に漂う、私など1日と持たないであろう劣悪な環境の仕事場。
その中で、「俺たちは頑張って働いているんだ」とばかりに、誇らしげに笑顔で写真におさまる男たち。 -
「おーい、みんなー、写真を撮るぞ」みたいに現場監督が声を張り上げますが、「そんなのどうでもいいよ」というような感じで、大方の人はそのまますすけた顔で黙々と仕事を続けていました。
いやはや、まるで20世紀初めの労働者の作業現場を目の当たりにしたような光景でした。 -
線路をまたいだ道路横の階段を下りて、来た道を旧市街中心地へと戻って行きます。
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旧市街の城壁門の所まで来ました。
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門の近くには凧揚げ用品を扱う店が何軒かありました。
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アーメダバード駅近くのレストランでベジ・フライドライスとコークで昼食を済ませ、ガンジー・ロードを通って宿の方へと歩いて行きます。
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昼間から男たちが何をするでもなく、チャイ屋などの前でたむろしている姿をあちこちで見かけます。
そんなんで生活していけるの?、と毎日お気楽に遊びほうけている私は柄にもなく思ったりします。 -
街の中は、相変わらずオートリキシャとバイクの嵐。
歩道にもバイクやいろいろな荷物が置かれたりしていて、ほんと歩きづらい。 -
アーメダバード駅からホテルまで歩いて約3km。
一度部屋に戻った後、17時からオープンする、すぐ近くのお気に入りのチキン食堂に入って夕食。 -
[Chicken Leg Pice]Rs60を1つと、[Chicken Tangdi Kabab]Rs30を3つ、パラータを1枚とサムズアップ(インド版コーラ)、全部でRs180(360円)。
インドに来て肉を口にすることが少なかったので、ここのチキンはほんとにありがたかった。
値段の割にはボリュームもあって美味しく、昼間から店が開いていれば1日2回は食べたいところでしたが。 -
店に入るときも笑顔で迎えてくれ、そんな彼らのフレンドリーさが一人旅の寂しさを癒してくれます。
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ネルー橋に来てみると、道ばたでクリスマスグッズを売る露店がありました。
今までデパートとか大きなショッピングモールには入らなかったのでわかりませんが、インドに来て初めて見たサンタクロース。
部屋の中でエアコン冷房を入れているような所では、クリスマスと言ってもピンときませんが。 -
そして、ネルー橋を走るオートリキシャの群れ。
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夕暮れの旧市街の道路の片隅、壁際の暗がりに座り込んで長い夜を迎えるホームレスの人たち。
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ガンジー・ロード近くの賑わう通り。
炭の火で芋を焼く、焼き芋の屋台。
インドでも時どき焼き芋を見かけるけど、1度も食べなかったな。 -
昨日の日曜日のような人出はないものの、通りではいろいろな屋台が商いをしていました。
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アーメダバード滞在最後の日の午前中、ガンジー・ロード沿いにある入場無料の「ジャマー・マスジット」に行きました。
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15世紀半ばの創建という、イスラム教の金曜モスク。
260本もの柱がある礼拝堂はなかなか壮観。
お祈り用の絨毯が丸めて立てかけられていました。 -
午前10時頃になって遅めの朝食を、わりとお客の入っていた「New Lucky Restaurant」という所でいただきました。
マサラ・ドーサRs55(110円)とマサラ・ティーRs20(40円)。
ここのマサラ・ティーは濃厚な味で美味しかった。 -
インドのレストランや食堂では食後の口直しに、ハーブのような「フェンネル」という食べ物が出てきます。
緑色したもみ殻のような感じのフェンネル、小さな氷砂糖と一緒に食べるのですが、モサモサした食感で私はあまり好きになれません。
お愛想程度に一つまみしたりしますが。 -
12時前にホテルをチェックアウト。
チェックアウト時に、デポジットのRs1000を引いた金額を宿代として精算しましたが、7.42%の税を加えて計算しても、予約時の宿代よりもRs90くらい多めに請求され、あれっ?と思いましたが、もう面倒なのでそのまま黙って支払いました。
このあとアーメダバード駅に行って荷物を預け、夕方発の列車の時間まで近くを歩いたりして時間つぶし。
この街でも子どもたちを満載したオートリキシャを時どき見かけますが、よくこれだけ乗っけて走れるなと感心します。
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