2015/03/15 - 2015/03/15
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Tam-Kさん
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筑波海軍航空隊記念館 ここは、茨城県笠間市にある旧海軍の航空隊があった場所です。筑波海軍航空隊は昭和13年とその設立は早く、当初は海軍航空隊の草分け的存在、霞ヶ浦海軍航空隊の分隊として昭和9年み設立、後に独立して筑波海軍航空隊の設立となったということです。この航空隊は、予科練などにおける基礎教育を終了した練習生たちが、本格的に飛行機の操縦訓練をを始める、いわゆる初等練習を行うための隊として設立されたようです。ここでは、主に九三式初頭練習機、いわゆる「赤とんぼ」による飛行訓練が日々続けられていたようです。
このようにここは海軍パイロットを目指す練習のための航空隊だったのですが、終戦間近となった昭和20年、ここでもたの航空隊と類にもれず神風特別攻撃隊が編成されていった、これは映画「永遠の0」でも扱われていたように、ゼロ戦による特攻の訓練が行われた。そして、その後は筑波海軍航空隊として最後の隊となる、戦闘四〇三飛行隊、これは当時としては最新鋭機であった「紫電」による部隊でした。そして、この舞台は終戦直前に本土決戦への備えとして、四国方面に上陸する米軍への対抗として、兵庫県加西市ある、鶉野飛行場に配備され、この鶉野飛行場で終戦を迎えることとなったのです。この鶉野飛行場は、紫電を製造した川西航空機の試験飛行場でもあった場所、紫電にとっては一種の里帰りともいうべき地への配備となったのです。この世の中、様々なところで多くの運命が絡み合っているんだということを感じます。
加西・鶉野飛行場の旅ブログです。
http://4travel.jp/travelogue/10888541
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JR特急
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今回の茨城県、筑波海軍航空隊へはちょうど前日に開通した上野東京ラインに早速乗車と目論んだのですが、目的地の友部には上野発の「ときわ」しかなく、行きは諦めました。しかし、帰りはきちり水戸から乗車した特急「ひたち」で東京まで乗車、やはり常磐線が品川まで伸びているというのは便利ですね。
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上野駅、常磐線ホーム「ときわ」に乗車、
乗ってみると東海道線のグリーン車みたいなランプが吊り棚の下についており、指定券を買った席のみグリーンランプが点滅、それ以外はレッド!車掌さんもひと目で検札対象がわかるというか、やはり常磐線利用者は昔から信じてられていないというのでしょうか、こんなものがついてるのにはちょっと驚きです、、、
また、乗車後の特急券購入は手数料がつくというのも、、、しばらく関東にはご無沙汰でしたが、こんなものなんでしょうか??? -
上野駅から約1時間、友部駅に到着です。
以前は友部町だったのが今は、笠間市なんですね。 -
友部駅から車で約5分、筑波海軍航空隊記念館に到着です。
ここは今、茨城県の医療施設の中にあります。とても広い敷地の一角にこの建物があります。 -
正面の玄関から入ってみます。
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玄関を入ると早速ありました。
映画「永遠の0」の中にでてきた、筑波海軍航空隊の隊舎として、ここはそのままロケに使われたそうです。 -
入口脇の受付で入場料500円にプラスして、この建物から少し離れたところにある地下要塞跡への見学チケット300円の合計、800円で入場します。
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入ってい最初となる1階の展示です。
飛行機のエンジンです。
空冷星型、中央のプロペラを回す軸を中心に周囲のつくシリンダーヘッドは正に星を思わせるような形ですね。 -
南の島に眠っていた機体の残骸、
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ここつくば海軍航空隊でも、終戦間際の昭和20年春には、特攻隊が編成され、多くの若者たちが、沖縄の空で散っていったようです。
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2階の展示を見に階段を上がって行きます。
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重巡洋艦愛宕、今回は愛宕搭乗員の記録が特集として展示されてありました。
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太平洋戦争中に日本海軍で編成された艦隊、ハワイ攻略の機動部隊、ソロモン海戦ミッドウェー、レイテ、そして最後の戦艦大和による沖縄へ向かう艦隊など、それぞれの艦隊毎に模型で隊列が組まれてあり、これはなかなか壮観でした。
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写真や多くの方々から寄せられた遺品など、とても充実した展示です。
中でも、ここの隊員で特攻に行かれた方のエピソードで、特攻に行くことが決まった後で女性の方から家族を説得し、結婚したというお話がありました。この女性は、特攻で主人が亡くなられた後に、主人の遺影の横で花嫁衣装をまとい、結婚式を挙げられたということです。この女性の心根には本当に感服するとともに、敬意を表したいところです。
戦争というものはやはり多くの悲しい真実がついてまわるものなのですね。 -
2階の廊下、とても趣がある造りです。
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二階中央には、司令官の部屋、となりに副司令の部屋があります。
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イチオシ
これは、副司令官室です。中央に置かれた机が当時を忍ばすような、何ともいい雰囲気を醸し出しています。
周囲に何も置かず、椅子すらなくて机だけというのが、かえってシンプルでいいですね。 -
司令の部屋、
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指令の部屋は玄関の真上にあり、バルコニーもついており、ここから全隊員集合にて訓示などが行われていたのでしょうか。
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イチオシ
映画「永遠の0」のロケで使われた病院の光景が再現された部屋もありました。
調度品など当時の雰囲気が出ていて、とてもいい感じですね。 -
階段踊り場から見下ろす1回玄関ホール
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1回玄関ホール脇にある売店には、この記念館オリジナルグッツに加え、茨城のお土産物もたくさんあります。
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売店の一番奥は、ミニ図書館になっています。
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次は、屋外の施設を巡ってみます。
隊舎の正面から少し行った広場にある号令台、立派な石造りの台、両側から階段で上がっていけるようになっています。 -
ここから、旧滑走路跡や地下要塞跡といわれている防空壕を巡ってみます。
徒歩だと相当時間がかかるということで、300円のレンタサイクルで回ってみました。 -
先ずは、旧滑走路跡へ向かってみます。
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ここ筑波海軍航空隊には三角形状に3本の滑走路があったようですが、現在では当時の痕跡はなく、同じ位置に道路が走っている程度です。
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地下要塞と呼ばれている、地下戦闘指揮所が置かれていた防空壕へ入ってみます。
この入口の木戸を開けて中に入っていきます。
ここの入口で係りの方がおられ、チケットと交換で懐中電灯とヘルメットを貸して盛られます。 -
地下に入っていきます。
中は約20mくらいのトンネルが送まで伸びており、終端近くにある左側の横穴を入ると、大きなドーム屋根のコンクリートの部屋があります。この部屋の手前にも少し小さな部屋があり、また入ってきた通路の反対側にもう1本のトンネルが、入ってきた穴と平行で付いています。
真っ暗な空間を時折天井にヘルメットをぶつけつつ、正に探検気分を味わいながらの見学でした。 -
もうひとつ、地下応急処置書防空跡もさっきの地下要塞に続いて見学できました。
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航空隊の全景を捉えた航空写真です。
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以上、筑波海軍航空隊の見学を楽しんできました。
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続いて、筑波海軍航空隊から少し離れ、海沿いの大洗に来てみました。
大洗サンビーチ沿いに建つ大洗マリンタワー、
なんと、このマリンタワーの横でアニメ「ガールズパンサー」???
アウトレットモールの隣の広場でイベントが行われていました。 -
痛いバスもいました。
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更に大洗鹿島鉄道も痛い、、、
いつの間にか大洗がとんでもないことになっていました。
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