2014/12/29 - 2014/12/31
226位(同エリア926件中)
かずおさん
これまでほとんど訪れたことのなかった東北地方でしたがピーチの就航で早くも今年3回目となる仙台行きのフライトを使った東北旅行、今回は岩手県まで来ました。初めて訪れる岩手県、もちろん行ったこと無い場所ばかりなのでどのように周ろうかと考えましたが、やはりこれは外せない2011年に世界文化遺産に登録された平泉に行くことにしました。一年で一番日の短い時期、明るい時間も限られているので早めに出ましょうか。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JRローカル 私鉄 徒歩 Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前の日は普段ではありえないほど早く寝ました。自宅を出発したのが4時半頃でほぼ1日中動きっぱなしでしたから・・・気がつけば外は明るくなっていました。やはり今年は積雪が少ないのでしょうか、屋根の上にもそれほどたくさん雪が積もっているようには見えません。
水沢 翠明荘 宿・ホテル
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東側を見れば太陽が昇って来たところ。
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朝食バイキングを食べたら早速出発です、この辺りではほぼ最安値のようなホテルでしたが何の問題もなくゆっくり出来たのでまたこちらへ来る機会があれば使いたいものです。
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昨日歩いてきた道を逆にたどって10分ほどで水沢駅に到着、まもなく平泉へと向かう電車の時間なので早速18きっぷにスタンプを押してもらって中に入りましょう。
水沢駅 駅
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朝日に照らされる雪原を横目に見ながら南へと走ります。
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昨日猊鼻渓で船に乗った砂鉄川と合流する北上川を見て・・・
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平泉駅に到着しました。
平泉駅 駅
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お正月に向けて早くも門松で飾られた平泉駅。中尊寺や毛越寺はこの辺りの初詣スポットなのでしょうね。
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まずは有名な金色堂のある中尊寺へ。駅から歩いて行けなくはないですがちょうどいい時間にバスがあったので乗って行きましょう。時刻はまだ8時半前、バスに乗ったのは自分を含めて2人だけでした。まだ団体の人とかは動かない時間でしょうから中尊寺もゆっくり見ることが出来そうかな?
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駅から5分ほどで中尊寺のバス停に到着。見事なまでにまだ周りにも誰もいませんね。拝観はこの時間でも出来るので早速入りましょうか。
中尊寺 寺・神社・教会
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バス停の近くには、衣川館で立ち往生したとの伝説のある武蔵坊弁慶の墓が。
中尊寺 寺・神社・教会
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中尊寺の本堂や金色堂まではまだここから距離があります。目の前に見えている月見坂をまずは上ります。金色堂はここから800mと看板に書いてありますね。
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月見坂にもほとんど雪はなく楽に歩くことが出来ました。ずらっと並ぶ提灯はお正月の時期だけなのでしょうかね。
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坂を上ってまず見えてきたのは八幡堂への看板。
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八幡堂
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さらに奥を目指して歩きます。
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やがて見えてきた弁慶堂。
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恐らく長い年月が経っていそうな弁慶の顔はめ、シンボルとも言える薙刀を持っています。
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弁慶堂。見ることは出来ませんが、弁慶や義経の木造が本尊として置かれているそうです。
中尊寺 寺・神社・教会
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月見坂を上って随分高いところまで来ていたようです、町とは逆方向ですが先ほど乗ってきた東北線や北上川を一望できる場所がありました。
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このあたりから道は平坦になってきます。
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ふと遠くにある山をよく見ると「大」の字が、京都のように火文字が浮き上がるのでしょうか。どうやら調べてみたところ京都と同じ8月16日に行われるようです、一度見てみたいものですね〜
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地蔵堂
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さらに進むと茅葺きの建物が見えてきました。「奥の細道展」と名付けられた甘味処のようで、中は奥の細道に関する資料館にもなっているのだとか。
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まだ9時前というこの時間では営業しておらず・・・思えば今年は意識していたわけでもないのに奥の細道の関連スポットによく行きました・・・山寺、松島や先月は山中温泉、夏には敦賀の氣比神宮でも芭蕉像を見ましたっけ。
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薬師如来像が安置されている薬師堂。
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観音堂
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そしていよいよ本堂が見えてきました。
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平泉駅の前にもありましたがこちらも門松が正月に向けて既に飾られています。今は人も少なくひっそりとして静かですが明後日の今頃は初詣の人で賑わうのでしょうね。
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智見香を立てて・・・
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本堂にお参りを済ませます。中からは読経の声が聞こえてきて辺りには厳かな雰囲気が漂っています。
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こちらでは除夜の鐘が鳴らされるのでしょうね、手前にはかがり火の準備も。
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さらに先へ進んで不動堂。
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!!・・・一体これは何!?「め」と書かれた絵馬がずらりと並ぶ様はちょっと異様にも見えました。
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峯薬師堂は目にご利益があると言われているようです。こうして知らない土地を歩きまわって写真を撮ったりすることが出来るのも目のおかげ、病気にならないようしっかりお参りしておきましょう。
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凍りついた池と峯薬師堂。
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地図によればまもなく金色堂に到着、ここまでほとんど雪道を歩くことはなく楽に来ることが出来ました。
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鐘楼、1343年に鋳造されたと言われる中の梵鐘には中尊寺の創建のことなども書かれていて貴重なものなのだとか。
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月見坂の下から800m歩いて、ようやく金色堂までやってきました。ここまでは無料で拝観できますが金色堂と資料館である讃衡蔵は拝観券を買って入ることとなります。
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拝観券売り場も兼ねている讃衡蔵、さぁいよいよ光り輝く金色堂が目の前に・・・
中尊寺 寺・神社・教会
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奥に見えている建物は覆堂、この中に金色堂があるようです。
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金色堂の紹介でよく見かける構図。写真で見るイメージと同じく静まり返った林の中にひっそりと佇んでいます。
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ここから先は拝観券が必要、中にはいって先程の階段を上っていきいよいよ金色堂を見ることとなります。残念ながら内部は撮影禁止なので写真はここまで。黄金に輝くきらびやかな金色堂は金箔も見事なものでしたが、内陣部分の螺鈿細工と呼ばれる夜光貝を使った装飾が綺麗で印象に残りましたね。極楽浄土とはこういうものなのか・・・
中尊寺 寺・神社・教会
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立派な装飾を誇る金色堂、見る価値があったと思います。覆堂から出て次に見えてきたのは経蔵、二層だった創建時とは形は違うものの当時の文化を伝える貴重なものだそうです。
中尊寺 寺・神社・教会
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次に見えてきたのは金色堂の旧覆堂。先ほど入った覆堂は1965年に完成したコンクリート製のものでしたがこちらは木造で、造られたのは1288年とのこと。
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そしてここでも芭蕉像にお会いしました、今年何回目でしょうか・・・最後に会ったのは先月山中温泉に行った時なので1ヶ月半ぶりですね。
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こちらが旧覆堂、大きさからして結構ギチギチだったのではないでしょうかね?芭蕉もこの覆堂の中に入って金色堂を見たのでしょう。
中尊寺 寺・神社・教会
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中尊寺の最奥部とも言える場所にある白山神社、重要文化財の能楽殿があると書いてあるので入ってみましょう。
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釈迦堂
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初詣の幟が並ぶ中を奥へと進みます、時間も経って金色堂あたりは人が増えてきましたがここまで来る人は少ないのか、ひっそりとしています。
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立派な能楽殿が見えてきました。1853年に伊達藩主によって建てられたものだそうです。
白山神社神楽殿 名所・史跡
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明治9年には明治天皇もここで能を鑑賞されたのだとか。
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その奥には本殿が。茅の輪くぐりのための輪が作られていました。
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弁財天堂
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中尊寺は広く時間が必要なことはわかっていましたが、それでも時間を取り過ぎました。そろそろ出発しないと次に向かう毛越寺での時間が短くなってしまいます。来た道を早歩きで戻ります。
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月見坂を下りきったらここから毛越寺までは歩いて30分弱、中尊寺の中の道や車道はほとんど雪がありませんがここへ来てしっかり残った雪の上を歩くことに。
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案内もしっかり整備されているので迷うこと無く動けます。
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途中で見かけた、平泉文化遺産センターですが年末年始は休み・・・観光客も多いであろう年末年始は開けてくれればいいのにねぇ〜
平泉文化遺産センター 美術館・博物館
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枝垂れ桜でしょうか。
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二代基衡公の妻が建立したと伝えられる観自在王院跡が見えてきました、ここまで来れば毛越寺まであと少し。
観自在王院跡 名所・史跡
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予定より少し早く、毛越寺まで20分ちょっとで来ることが出来ました。早速拝観券を買って中に入りましょう。
毛越寺 寺・神社・教会
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こちらも初詣の準備中ですね〜屋台で使うのでしょうか、ガスボンベやかがり火の道具などがトラックから降ろされているところでした。
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今では一部の建物が残っているだけですが、かつてはこのような立派な建物があったようです。
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まずは本堂にお参りをして・・・
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南大門跡を通って広大な庭園へと出ました。大泉が池と呼ばれる池が目の前に広がるところですが・・・この時期は凍ってしまうのですね、さらにその上に雪がしっかり積もっているので雪原のようにしか見えないですね・・・
毛越寺 寺・神社・教会
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池の周りを一周する順路のようです、早速進みましょう。
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水辺に迫る岩山を作り出していると書かれていますがこのように池は見えず・・・
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今は雪に覆われていますがここはアヤメ園、花が咲く時期は5月頃でしょうか?またその頃にも来てみたいものです。
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毛越寺を開いた慈覚大師円仁をまつる開山堂。
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かつては多くの建物が並んでいた毛越寺庭園ですが現在ではこのように看板が建てられているだけのところも多くあります。先程の復原図のような往時の姿をまた見られるようにはなるのでしょうか。こちらは開山時の年号より名付けられた嘉祥堂跡。
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大金堂圓隆寺跡
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平安時代の遺構より復元された遣水。「曲水の宴」もここで行われたそうで、復元後も毎年5月に行われているそうです。
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凍りついた大泉が池。
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阿弥陀如来を祀る常行堂
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穏やかな顔をしたお地蔵さま。
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鐘楼堂
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それにしても広大な庭園です、雪に覆われた様子も良いですが次は夏など緑のある時期に来てみたいものですね、全く見た印象が違いそうです。
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池の中に建つ「立石」は東日本大震災によって傾いてしまったものの現在では工事によって元通りに復元されているそうです。
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説明看板では池に浮かぶような立石の写真でしたが今はこの通り、しかも雪の上には動物の歩いたような足跡が・・・
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思っていたよりも広く、のんびり歩いていたら電車の時間が迫っていました。それでは次に向かう鳴子温泉へ向けて出発しましょう。今回は冬景色の平泉でしたが今度は是非とも春や夏に来たいものですね。
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毛越寺から平泉駅までは歩いて10分ほど、到着してきた電車に乗ってまずは昨日も下りた一ノ関、小牛田で乗り換えて今度は鳴子温泉へと向かいたいと思います。
平泉駅 駅
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