2015沖縄キャンプ　Part1

2015/02/13 - 2015/02/15

２月の沖縄の風物詩、プロ野球沖縄キャンプ。

過去３回ほど来ていますが、毎度毎度本州が寒波に襲われているタイミングで、沖縄も曇り・強風ばかりを体験してきました。

しかし、今回は３日とも澄みわたる青空。

風もなくて静かできれいな海とプロ野球キャンプ、それに世界遺産のグスクを巡ってきました。

この旅行記は、その前編です。

エリア 沖縄

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

今回は、楽天トラベルさんの航空券＋宿の旅パック（JAL）で沖縄旅行をすることにしました。

たっぷり観光したいので、家を朝５時過ぎに出て、８時半の飛行機で沖縄へ。

沖縄に到着！

東京は結構寒かったのですが、晴れてて暖かい。

レンタカーの時間まで少しあったので空港内で時間を潰していたのですがそれが間違いの元。

レンタカー会社への送迎で、空港外のバススペースは大変な混雑となっておりましたとさ。ここ並んでりゃ良かったんだな・・・

那覇空港 空港

最初の目的地は、南城市にある「おきなわワールド」。

ここで食事とエイサーを見て、さらに最大級の鍾乳洞「玉泉洞」を見る計画です。

那覇空港からは無料の高速道を経由して３０分ぐらいでしょうか。
近づいてからなかなか標識がなく、大丈夫か不安になりました。

入口でチケットを売っています。
レストランやエイサーだけであれば無料ですが、玉泉洞に行く場合はチケットが必要で、玉泉洞入口ではチケット売っていないので、予めチケットは買っておきましょう。

おきなわワールド テーマパーク

お昼を少し過ぎていましたので、遅めの昼食。

沖縄料理も食べられるバイキング「健食バイキング　ちゅら島」へ。

健食バイキング ちゅら島 グルメ・レストラン

食事の種類も多く、沖縄の味も豊富なのは良かったのですが…

海外からのツアーのお客様で非常に混み合っておりました。
音だけ聞いていると、どこの国だか分らなかったです。

がしかし！
それはここに限らず、沖縄の観光地に共通の出来事なのでした。

日本人が観光に来ない。不景気なんでしょうね。

ご飯の後は、丁度エイサーの時間だったので、エイサーを見に。

演舞が始まると写真撮影は禁止となります。
ユーモアを交えた伝統芸能で、時には観衆も参加する形で盛り上がっていました。

シーサーに噛まれると幸せになれるそうなので、ぜひ立候補を。

引き続き、最大級の鍾乳洞「玉泉洞」へ。

沖縄はサンゴ礁などでできた石灰岩の地層が隆起した場所が多く、地層が石灰岩でできていることが多いことから、このような鍾乳洞が生まれやすい立地です。

おきなわワールド文化王国 玉泉洞 名所・史跡

亜熱帯の鍾乳洞なので、本州あたりよりも鍾乳洞の成長が速いのだそうです。

というか、中に入って「むわ〜っ」とする鍾乳洞は初めて。
だいたい、ひんやりしてるもんですよ！

写真は初恋広場。
２本の鍾乳石が口づけをするかのように接近していることから、この名前が付けられた・・・のだと思います。

青の泉。

洞窟内は、青や緑などの光も上手く使い、鍾乳洞をきれいに見せています。

玉泉洞は普通にどこにでもある丘のような場所にあります。
地面のすぐ下にこんな穴が、長い距離あいてます。
周囲には普通に民家もある。先ほどのレストランだって・・・

陥没したりしないのかと、要らん心配をしました。

鍾乳洞を出ると、その先は琉球王国城下町。
（チケットは玉泉洞と共通で、玉泉洞だけは買えません）

首里城の城下町を再現したもののようです。

城下町は建物以外あまり見どころもなかったのですが、南国のフルーツを食べられる施設や、

フルーツ茶屋 グルメ・レストラン

琉球ガラスを扱うお店もありました。

沖縄ですから・・・

ハブエキス入りのビール醸造所もあり・・・

本物のハブが漬けられているところを見ることができます。

無風・晴天という恵まれた天候だったので、海を見に行きました。

南城市の知念岬公園。

沖縄本島の東の端に少しだけ突き出た場所なので、目の前に海がきれいに広がります。

知念岬公園 名所・史跡

サンゴ礁の分かる、沖縄っぽい景色です。

知念岬にほど近い位置に、琉球王朝時代に国家的な祭事が行われてきた聖地「斎場御嶽（せーふぁうたき）」があります。

世界遺産にも認定されている、この聖地に向かいます。

入場チケットは、手前の「がんじゅう駅・南城」で購入します。
クルマで来た場合にも、駐車は斎場御嶽前ではなく、ここか、さらに奥にある市の施設に駐車することになります。

体験滞在交流センターがんじゅう駅 南城 名所・史跡

斎場御嶽の入り口にある施設、「緑の館　セーファ」。

ここで施設の紹介ビデオを見てから、実際に聖地に入ります。

ちなみに「セーファ」は「霊威の高い聖なる場所」の意味。

緑の館 セーファ 名所・史跡

斎場御嶽の入り口です。

斎場御嶽 寺・神社・教会

滑りやすい坂を登っていきますので、歩きやすい靴がお勧めです。

首里城の正殿にある部屋、「大庫理（ウフグーイ）」と同じ名前を持つ祭壇。

国王を守護する、神に仕える女性が最高神職に就任する儀式をここで執り行ったといわれます。

寄満（ユインチ）。

首里城内にも同じ名前の建物があり、そこは国王の食事を作るための厨房です。

ここには国内外からの海の幸・山の幸が集まる場所と解釈されていたようです。

斎場御嶽は高台にあるため、沖縄の海を時折見渡すことも可能です。

三庫理（さんぐーい）。三角形に切りとられた岩のトンネルです。

斎場御嶽の中では、一番有名な場所ですね。

シキヨダユルと、アマダユルの壺。

三庫理の右側にある2つの壺です。

上を見ると、二本の鍾乳石が上から棒のように出ていて、そこから落ちてくる聖なる水を壺が受け取っています。

沖縄市内のホテルに戻る途中、糸満で有名なひめゆりの塔に寄ることにしました。

写真は、ひめゆりの塔の隣の敷地にある梯梧之塔。
昭和高等女学校の生徒からなる「梯梧学徒隊」の戦死者を慰霊する碑です。

もう観光客のいない時間帯に入って行ったら、犬に追い出されましたｗ
噛まれるかと思ったけど、この先行っても何もないぞ！って言いたかったんでしょうね。

ひめゆりの塔。

ひめゆり学徒・教師の鎮魂のための慰霊碑で、碑の前には、戦時中に学徒や教師が逃げ込んだであろう防空壕がそのまま残されています。

日本はこのような悲惨な最期を迎えた戦争を体験したわけで、戦争の犠牲者のつらい気持ちも、戦争の無益さも誰よりもわかる国のはずです。

「戦争のできる国」ではなく、「積極的平和主義」でもなく、「世界の平和」を日本人は願うべきだと強く思いました。

ひめゆりの塔 名所・史跡

国道から少し外れた場所に、具志川城跡がありました。

こんな所に何かあるの？って道を走り、てきとうに車を停めて向かいました。

具志川城跡 (糸満市) 名所・史跡

丁度真西に向いた場所なので、サンセットがきれいでした。

この先、喜屋武岬まで行こうと思ったのですが、もう草むらの中に轍があるような感じで、やめておきました。

歩いても５００ｍぐらいだったので、行けばよかった。

夜のおやつとお土産、もしいいものがあれば食事をしようと思って立ち寄った「道の駅いとまん」。

しかし、１９時ぐらいで、もうお店も完全クローズモードでした。

併設のレストラン（豚の焼き肉）に至っては、お店を閉めてツアー客に貸し出しているし、ちょっと残念な感じ。

運河を渡った先に「道の駅とよさき」があります。
アウトレットのあしびーなに近い所。
作りは似ているのですが、お勧めはとよさきです。

道の駅 いとまん 道の駅

宿泊したホテルは、ゆいレール「壺川駅」隣接のメルキュール。

フランスのアコーホテル系列です。

駐車場は、ゆいレールの下を走る道（旭橋方面から来ること！）から直接アクセスできます。OTSレンタカーのカーパークも兼ねた立体駐車場になっており、OTSの係員が案内してくれました。

メルキュールホテル沖縄那覇 宿・ホテル

フランスのホテルですが、沖縄テイストなデザインです。

宿泊者は・・・中国系の方が殆どでしたね。
ホテルの特徴というよりは、日本人の観光客を球場以外ではあまり見なかった、というのが実態です。

レストラン「Bistro de la Mer」で宿泊者限定のディナーを食べました。

たまにはこういう贅沢をしないとね。

といいつつ、食べるつもりだったコース料理を止めたあたりが庶民ですが、内容あまり変わらなかったんだもの。

肉、魚、パスタの主菜があり、魚を食べました。

プレートの脇には、沖縄名物のオリオン麦茶。

コーヒーにデザート、パン、主菜の前には前菜のサラダ。

これで２０００円（＋麦茶代）なら、お得じゃないかと感じました。

２日目。

この日のメインは名護で行われている日本ハムファイターズのキャンプ。

キャンプに行く前に、恩納村の万座毛に立ち寄りました。
ホテルからは、沖縄自動車道まで走り、屋嘉ＩＣから道なりに。

象さんの鼻のような岩が名物ですね。

この日も天気がよく、海の青さが際立っていました。

万座毛 自然・景勝地

もう少し近接して象さんを撮影。

海がエメラルドグリーンです。

断崖の上には観光客がいっぱい。

写真で気になるのは空の色です。

海外からのツアーの方がボランディア？のガイドさんに質問していて、「日本もＰＭ２．５の影響を受けてるんだ」と言っていました。

断崖の下にはサンゴ礁も見えます。

ここもまた、観光客の８割ぐらいが海外の方。
それも色々な人種の方がいて、インターナショナルな雰囲気でした。

「ラカーサパナシアオキナワリゾート」あたりの砂浜です。

砂浜はどこまでも白く、海の水は澄んで、きれいな水色。

名護市まで国道５８号を走り、立ち寄った道の駅「道の駅 許田やんばる物産センター」。

お土産や食事処も充実していますし、

道の駅 許田 道の駅

施設内では美ら海や今帰仁城の割引チケットも売っています。

今帰仁城に野球を見た後行こうと思っていたので、チケットを買いました。

日本ハムがキャンプを行っている名護市営球場に到着。
名護港近辺の臨時駐車場にクルマを停めて、休場までは無料バスが輸送します。

球場脇には、大社 義規日本ハム初代オーナーの像が建っています。

広島の松田オーナーとともに、野球が大好きだったことでも知られています。

名護市営球場 名所・史跡

2007年のパシフィックリーグ、日本シリーズ、アジアシリーズ三冠達成記念のレリーフ。

ダルビッシュなど、当時活躍した選手の手形も入っています。

球場脇ではグッズ販売。

出店でランチでも良かったのですが、あまり大したものがなかったのと、ゆっくり食べられそうな場所もなかったので（ござとかあれば公園内なのでいくらでも）、ご飯を食べに。

名護市内のカレー屋さん「たんぽぽ」に行きました。

球場から１ｋｍぐらいは歩きました。

たんぽぽ グルメ・レストラン

ハンバーグカレーを食べました。

カレーは辛さを5段階で選べます。
辛いカレーが好きな方は、強めのを選ぶと良いと思います。

ホット1倍は、辛い物が得意ではない自分にも全然辛くなかったです。

カレーを食べて、再び球場に戻りました。

アグー豚の里　名護。
小型の島豚がルーツで、霜降りの入った脂身の旨みが特徴。

球場では、DeNAベイスターズとの練習試合が開催されます。

内野席はしっかり500円でチケットを販売。
せこいぞファイターズ（笑）

その分、見に来た観客に楽しんでもらえるよう、どんどん選手を出しますとは栗山監督の弁。

名護市営球場 名所・史跡

一塁側の席で見ました。

剛力似と評判の谷口選手です。
試合では3番センターで出場。パンチ力のある期待の若手。
（なお、よく翔さんにいじられている。翔さんが誘惑されてるのかも）

投手コーチを務めている、元ロッテの魂のエース、ジョニー黒木。

練習が終わり、キャッチャーを慰労しています。

栗山監督も出てきて、コーチと打ち合わせをしています。

中田翔選手。

風貌から「清原になるなよ」とよく言われて気の毒な感じもします。

練習を見ているとチームの先頭に立ちますし、真摯だと思います。
今年は野球のプレーで存在感が出てきていますので、怪我しなければ相当活躍するのでは。

試合が始まりました。

1番バッターは女性ファンの多い西川選手。サードを守っていました。

昨年の盗塁王で、長打力もあり。彼も今年注目の選手です。

この打席は、右中間を球足の速いゴロが抜けて三塁打。

西川選手の三塁打の後、２アウトになってから中田選手が右中間にホームランを打ちました。

あの方向に長いのを叩き込めるのは、去年までになかったこと。

二刀流、大谷選手。

他の選手と並ぶと、足の長さのバランスがおかしい（笑）。

真面目で謙虚な選手。
投げては１６０ｋｍ、打ってはホームラン。そしてイケメンでスタイル良し。天は何物も与えましたね。そしてそれを生かす本人の努力。

勿論、今年楽しみな選手です。

武田久投手。

低い重心から浮き上がるまっすぐを投げる、かつてのリリーフエース。

低い重心は、小柄な体を一杯に使って投げている証拠でもあります。

今年は復活してほしいです。

武田勝投手。

日ハムを長く支える左腕の技巧派先発投手。

今年は好調が伝えられています。

佑ちゃん！

この試合はめちゃフルスイングされていました。

故障した肩に負担をかけないコンパクトなフォームにしたのでしょうが、久さん、勝さんのフォームと比べると上半身主導の手投げに見えますね。

そのせいかリリースが早く、打者にとって見やすい感じ（つまり、打ちやすい）を受けました。

せっかくの沖縄、しかも見ての通り晴天。
（2時間試合を見ただけですごく日焼け）

本島北部を観光するため、６回で球場を後にしました。
既に球場外には、選手の出待ちが。