2014年 錦織圭Bercy応援観戦

2014/10/24 - 2014/11/04

2014年春、フランス旅行から戻って、10月のATP1000の最終戦パリ・マスターズのチケットを確保しました。
その旅行中、バルセロナ500で優勝、マドリッド1000でナダルと決勝。帰ってTVでロラン・ギャロスを応援も、股関節に違和感を抱いてツアーを回り、マドでは勝ちが見えた時点で故障が出てリタイヤ。その後のRGも1Rで敗戦。必ずや圭はリベンジをしてくれると信じて、パリ応援を決断してチケットを確保。
股関節は克服したが、右足親指の膿疱手術でUSオープンの危ぶまれた。しかーーーーし、不安を抱えながら参戦し、なんとファイナルでCilicと。ランクも一桁に。でも年間ツアーポイントでツアーファイナルのロンドン・バークレーにはポイントが届かないのではと・・・圭君失礼いたしました。
さーー、パリマスターズでの応援です。
　

エリア パリ(フランス)

パリマスターズは、10月27日（月）から11月2日（日）の１週間。12区の右岸ベルシーのセーヌ川側にある総合体育館です。
24日にパリ着で、５区のアパルトマンに入りました。
アパの前は、モスク ド パリ。善良なイスラム教の方を多く見ました。

アパは、モスクと反対側の南が広がってます。
ここで12日間単身赴任？

メトロにパリマスターズの大型ポスターが。ナダルはここパリは欠場です。

こちらには、パリ駅伝（EKIDEN de PARIS）のポスターが。
駅伝は、今や国際標準語ですね。

今日、23日はRGでガイド付きツアーに申し込み。
グランドスラム時は、内部などは見る事が出来ませんが、こんな時期にツアー観光があります。
貴重なツアーで選手気分が味わえるツアーでした。

メトロから一番近いゲートで、「ツアー観光を希望する」と言うと、中に入れてくれ、ミュゼで申し込みます。英語ツアーとフランス語ツアーが１時間毎にあります。どちらの言語を希望するかで、時間が決まります。１５人ほどのツアー客と一緒です。１時間半のガイドで大人15.50ユーロ。

メインコートのPhilippe Chatrierコートに屋根が付きます。
東隣の植物園の一部を取り込んで、コート１が大きく動き、大きな広場が出来そうです。

計画写真が。

ツアーまでの時間に、ミュゼを見学。ラケットの変遷。1970年まではウッドでしたが、75年頃からスチール製やコンポジット製が、Willson,Dunlop,
Head Master,Donnyなどから出て、セミラージ時代を経て、ほぼ現在のラケット完成期になりました。懐かしいラケットがたくさん展示されています。

全仏６回優勝のボルグの定番ウエアー。ボルグのテニスは新しい歴史を作りましたね。そしてブランドFILAを初めて知りました。土の神ナダルが出てくるまでの記録を独占。

雨上がりの２番コート。
メインの３コート（PC・SL・No1）は指定券が必要ですが、後の１５ほどあるフリーコートの中では、観客席も多いコートです。

コート間にある緑地には、大会時特設のスタンドが設置されます。

スーザン・ランランコート。１万席のコート。

メインのフィリップ・シャトリエコート。１万３千ほど。
ここに屋根が付きます。
この中に選手のロッカールームなどがあり、送迎車で来た選手はまずここに入ります。

ここがロッカールーム。高さ１３０cm×４０cm×奥行５０cm程でした。
特別大きくはないですね。

プレスルーム。この部屋から世界に流れていきます。

机とコンピューターが並びます。

Antidopage、ドーピング検査室です。どのような頻度で調べられるのでしょうかね。

スタンドの内部通路からコートを。

インタビュールーム。試合後のコメントが嬉しいですね。

階段ルームには、歴代優勝者の写真とサインが。

メトロ、最寄駅から一番近い入り口から入ります。見学後の帰りに一枚。

アパルトマン近くの公園で、ペタンクを楽しんでいる中高年のパリジャン。

翌日曜日は、予選ラウンドの決勝。予備コートNo1とNo2コートで熱戦が。
セーヌ川の向こうに青い屋根がベルシー総合体育館です。世界卓球や体操、柔道などなどが開催されています。

体育館入り口。

館内案内図。

予選ラウンドとソントル以外はここサブコートで。

圭の2Rの相手、ロブレドとポスピシルの勝者と。ロブレドは、メディカルタイムアウトを。
ロブレドがフルセット・タイブレで勝利。

ソントルコート。吊り天に４面大型モニター。

体育館は完全すり鉢状で、５段ほどのコートサイド以外は、一階の入場口から階段を上って体育館に入り、上段が001番で021段下の席はコートサイドから２段上でした。

全景

D 01は、21ある扉のDから入って01は、通路階の一番上で、下がるごとに数字が増えます。さらに上部に１０段ほどあります。

現在No1のDjokovic。

初フェデラーの登場です。

ウォームアップ練習、どの練習も美しすぎます。

ベンチに座っている姿も。

３日目、圭の初戦２Rはロブレドと。
Court 1で。

両雄がコートオン。

６−７、６−２、６−３で勝利です。

４日目木曜日、地元Tsongaと。６−１、４−６、６−４で勝利。

５日目金曜日、QF鉄人フェレール戦。
1stセット３−６で落とし、2ndもタイブレークで２−５、そこから連続ポイントで奇跡の７−５逆転。ファイナルは６−４で地力勝ち。試合開始始は押して押して遅い時間から始まり、マッチは深夜１時過ぎていました。
そして、６日目土曜日、SFはジョコと。疲れが取れていない感じでストレート負け。
しかしマスターズでベスト４に。今年大きく成長した圭がいました。
２セット負けですが、初のロンドンファイナルが確定です。

第６シードで挑んだParisベルシーの大会は、SF進出でベスト４。
今年全米を挟んで、フィジカル故障と足の手術で大きなポイントを逃してしまいましたが、全米以降にメンタル的に「勝てない相手はいない」と、自信も構築されて、クアラルンプールと有明で優勝。ファイナルでもBグループで２位勝ち上がり、ファイナルのSFのジョコ戦で、あと一歩で勝利が見えていましたが、敗れたものの５位でシーズンを終えました。

圭は、力的にはビッグ４の仲間入りをした感覚です。
ここ６〜７年、フェデラー、ナダル，ジョコ、マレーがGSやマスターズのタイトルを勝ち取っています。
そこに次世代の圭が切り込んできました。
２０１５年は、GS・マスターズ1000のタイトルを手にするアプローチは出来上がりました。来年の一段の躍進を楽しみにしています。

パリChampion et Finaliste のジョコとラオニッチ。

２０１５年も応援に帰ってきたいですね。
Fin

３１日、ベルシー観戦の合間に、Le BourgetにあるMusee Air+Espace(航空宇宙博物館)と、１日、アパの横にある進化大陳列館へ。
apaのあるメトロ7号線のDaubentonから約４０分でFort d'Aubervilliersに。

そこからLe Bourgetまで郊外バスで４〜５分走ると、左前方に宇宙ロケット・アリアンが目に入ってきます。

アリアン１は５２m、アリアン５は３２m。
実物大のレプリカです。中には入れませんでした。

ミラージュ４とボーイング７４７

７４７の機内は搭乗できますし、荷物階の様子も入ることができます。
コックピットは、操縦席とは強化プラのボードがあって、覗くだけですが、雰囲気は味わえます。

Super Mirage 4000

Super Mirage 4000 フロント

Jaruar E

Concorde展示室
この展示室に２台のコンコルドが。

Air Franceのコンコルド、対面にはBritish Airのコンコルド。
マッハ２、時速約２１００km／h。

エンジンはロールスロイス。

機内は本当に狭いですね。全長６２m、機体幅は３m。

機首を向き合わせて。

窓は直径２０cmくらいでしょうか。

フランス空軍の三色マーク。

アルプスなどで救出するレスキューヘリコプター。

人間の空を飛ぶ夢を。人力飛行機。

双翼飛行機。

La premiere guerre mondiale 第一次世界大戦時の戦闘機。

グライダー。大学のグライダー部は今もこのようなモデルを使っているのでしょうか？

こちらは、木製飛行機。

第一展示室には、２０機ほどが格納されたり、天井に吊られていたり。
また、プラモデルケースには、大小１０００機のプラモデルが。

綺麗なコンコルドのぷら。

美しいフォルムですね。

１時間あればゆっくり見学できます。
天気が良かったので、２時間見て回りました。

ベルシーに戻って、ナイトセッションを。

１日土曜日は、アパから歩いて１分の進化大陳列館へ。

パリの子供が一度は訪れると言われている、動物の進化を具現化している所です。

大小全ての動物の剥製化や模型が所狭しと陳列してあります。

オラウンターン。生きているようです。

アジアトラ。

分身。

階上から２階のフロアに、大群。

最上階から。

白クマとアザラシ

イッカク（Narval）です。初めて見ました。

こちらはマンボウ（poisson lune）日本語で月魚。

陳列館を出るとパリ植物公園です。

そして、次の日、本近くのムフタール市場へ。

人気のパティシェーには行列が。
近くの教会では、美しいカリオンの響きが長い間流れていました。

ルノー４か？シトロエンか？ヒストリックカーが堂々と走っていました。
この色は、日本車には無いですね。

最終日の火曜日の朝、向かいのアパルトマンでは、冬支度でしょうか？暖炉の煙突掃除をしているようでした。

今日、アカプルコで圭は、鉄人フェレールに力負けして優勝を逃しました。
まだ課題はあることがわかって、チーム圭で修正して、デ杯カナダ戦そしてマスターズを応援しますよーー！
頑張れ、圭。

パリのレポをします。
Fin