2015/02/08 - 2015/02/09
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お琴の友達と1泊2日のミステリーツアーに参加しました。
どこに行くか分からないミステリーツアーは、それなりに楽しいのですが、2月のこの時期はコートや靴など迷います。
厚手のダウンとスノーブーツも持ったので、荷物は結構かさばりましたが、正解でした!・・・行き先は、雪の降る山梨と長野のようです。
どこに行くかは、お楽しみ?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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-
<一日目>
8時半に川越を出発したバスは、圏央道から中央高速に向かい、山梨方面に向かいます・・・何となく予想が当たった感じ。
今日は生憎の天気で、高速の周りは雪一色。 -
最初の立ち寄りは、武田信玄(1521~1573)を祭神とする「武田神社」。
ここは武田氏館跡で、1519年から約70年間、信虎・信玄・勝頼三代の武田氏当主の館として使われた場所です。
武田氏滅亡の後に館は破却されましたが、明治期に史跡保存運動が起こり、大正8年に社殿が竣工しました。 -
神社の周りはお堀で囲まれており、大鳥居をくぐると朱色の神橋がありますが、雪が降りしきっています。
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石段を登って・・・
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参道の綺麗な雪景色を見ながら進みます。
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「三葉の松」・・・黄金色になって落葉することから金運のご利益があると言われる松で、高野山から信玄公を慕って種が飛来したと伝えられています。
通常、松の葉は2枚か5枚ですが、武田神社のは3枚となっており、全国的に見ても珍しいものです。
お財布の中に入れておくとお金が貯まるとかで、Yさんが拾ってくれました・・・さて、ご利益はいかに・・・ -
参道左側には手水舎・・・柄杓は武田家の菱紋(四つ割菱)でした。
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雪の中、拝殿にお詣り。
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参道に戻って奥に行くと、「武田水琴窟」があります。
竹筒に耳を付けると、水の滴る音が反響して ♪ キーン、コーン、カーン ♪ と琴のような音が聞こえるとか。 -
聞いてみると、澄んだ綺麗な高い音が静かに鳴っています。
さすが、お琴のお仲間です・・・「為(い:お琴の12本目の糸)の音ね」と分かるなんて、凄い!
ホントにキレイな音でした。 -
館跡にはいくつかの古井戸が残っていますが、中でもこの「姫の井戸」は生活の中心になる場所にあり、信玄公ご息女誕生の際、産湯に使用された事からこのように名付けられたそうです。
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水量はチョロチョロですが、ペットボトルでお持ち帰りも出来ます。
この水には、延命長寿・万病退散のご利益があると言われていますので、飲まないわけにはいきません。
この水を飲むために、サービスエリアで紙コップを調達しておきました。 -
この後、雪の八ヶ岳PAでトイレ休憩。
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今回のツアーは、何と1泊5食付・・・1食目は、老舗の名物駅弁・ビアンデさくら亭の「とりめし」。
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馬刺しで有名な(株)大成の直営店・ビアンデさくら亭は、駒ケ根IC脇にあるレストラン・売店で、しゃぶしゃぶ等美味しいメニューがあるので、一度行ってみたいですね。
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バスの中で昼食をとった後は、『養命酒』の駒ヶ根工場見学です。
昭和47年に新設された工場にある養命酒記念館で、最初に説明を受けます。 -
養命酒は、今日のような雪の日に、塩沢宗閑翁が雪の中に行き倒れている旅の老人を救い、その老人が薬用酒の製法を伝授して去ったという伝説があります。
その後、慶長7年(1602年)に塩沢宗閑翁によって薬用酒が作られ、これを養命酒と名付けました。 -
養命酒は、ウコン・ケイヒ・シャクヤクなどの生薬の飲み方を研究し、生薬の薬効成分を高める酒の効用を活用した薬酒として誕生しました。
このカメは、明治時代まで養命酒の製造に使われていた巨大な甕。
養命酒を試飲すると血流が良くなり、体がポカポカしてきました・・・効き目を信じた(?)お友達は、早速お買い上げデス。 -
展示コーナーには、ほのぼのとした人形が飾られています。
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ガラス張りの快適なロビーから、しばし白銀の世界を楽しみました。
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工場見学の後、いよいよ今夜の「5つ星の宿」が告げられました・・・昼神温泉「昼神グランドホテル天心」です。
そして、夕方4時前に到着。 -
長野県の南部にある昼神温泉はアルカリ性単純硫黄泉で、とろっとした肌触りで肌がツルツルになる美人の湯として人気があります。
和風造りの「天心」は、7階建ての最上階に展望大浴場があり、庭園露天風呂「天地の湯」や庭園を眺める「せせらぎの足湯」など、温泉三昧が楽しめます。 -
チェックインして部屋に入ると、小豆の餡の中に栗の粒が入った「栗さらさ」やチョコクランチの「天心の詩」などが一人づつ用意され、おもてなしの心を感じます。
湯上りに着る浴衣も帯も、自分で好きな色を選ぶ事が出来ました。
小休止の後、仲居さんに街の見どころを教えてもらい、昼神温泉の散策へ。 -
阿智川沿いをぐるっと歩いてみました。
右側は桜並木、左側はイチョウ並木になっており、春や秋は綺麗な景色でしょう。 -
阿智川に架かる「恩出(おんだし)橋」の両側には、こんな子供の像があります。
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こちらの像は、何か叫んでいる様です。
「オハヨー」でしょうか、それとも「オーイ」でしょうか、「ヤッホー」でしょうか・・・ -
「恵みの滝」です。
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川魚も泳いでいました。
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近くの神社の祭神が指物の神ということで、「おんだし坂」の「曲尺」の形をした道しるべ。
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「ふれあいロード」を歩いて「ひるがみの森」に行くと、恩出三尊仏と愛染明王の石像があります。
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「そうかそうか」と愚痴聞き地蔵(地蔵菩薩)・・・大きな耳と手で愚痴を聞き、心穏やかにしてくれます。
耳と手を撫でれば、心も晴れます。 -
あるがまま意のまま「ぴんぴん観音(如意輪観音)」。
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人生まっとう「ころりん如来(阿弥陀如来)」・・・生きている時はピンピンと元気で、死ぬ時はころりと逝く・・・人が人生を終えるときの理想的スタイルですね。
雪道をかき分けてお参りしました。 -
この「湯多利の里 伊那華」は、中日にいた落合監督が選手時代に自主トレで利用した旅館。
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この辺りの道は「落合ロード」と呼ばれ、説明看板によると・・・「落合ロード」とは、中日ドラゴンズ時代の落合博満選手が三冠王を目指して、昼神温泉で自主トレを行った時にトレーニングを行ったコースで、「落合ロード」と名付けられました・・・とのこと。
落合ロードを、熟女が歩いて行きます。 -
昼神温泉には、何カ所か足湯がありますが、これは平成19年に「新源泉・5号源泉発掘記念」として作られた「あひるの湯」・・・熱くて手を入れるのも難しいほどでした。
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阿智川に架かる「赤い橋」。
誰にもすれ違わずに橋を往復できると、願い事が叶うという噂も・・・願い事をするのを忘れていました。 -
散策の後は、お楽しみの夕食タイム。
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お腹いっぱいに・・・「おいしゅうございました」。
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夕食の後、8時から売店の所に集まって、ツアー会社主催のお楽しみ抽選会・・・仲間の皆さんは5等ばかりでしたが、私がくじを引くと、何と1等の大当たり!
これが賞品の「信州生そば(つゆ付き四人前)」・・・皆さんからは ” オメデトウ ” ではなく、 ” 運が良いねー ” 。 -
<二日目>
朝、部屋から見る雪景色が見事です。
昨日と違って、今日は天気も良さそう。 -
なかなかこんな景色は見ることが出来ません・・・本当に綺麗でした。
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朝食の時も、愉快で楽しい仲居さんがお世話して下さいます。
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朝食も美味しく頂きました。
食後にいつも飲んでるお薬を飲もうと取り出した途端、後ろからスーッとお水が差し出されました。
絶妙のタイミング・・・さすが、おもてなし度満点のホテルです。 -
ここは、2027年に品川~名古屋の営業運転開始を目指しているリニア新幹線の工事現場。
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今日は、妻籠宿の観光からスタート。
妻籠宿は中山道42番目の宿場で、隣接する馬籠宿(岐阜県中津川市)とともに、木曽路を代表する観光名所になっています。 -
わらに包まれた珍しいつるし柿。
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寒さは厳しかったけど、晴天で良かった!・・・因みに、午後からは雪になったようです。
雪の水車小屋は、絵になります。 -
「高札場」は、今日でいう「官報掲示板」・・・幕府が庶民に対し、禁制や法度等を示したもので、お上のご威光そのままに、人々を見下ろすように高札が掲げられています。
下から一生懸命見上げました。 -
民宿「大亀石」の前の坂道を登って行きます。
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「口留番所跡」・・・ここには、戦国時代から17世紀半ばまで関所が置かれていましたが、後に木曽福島に統合されました。
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雪が多いこの地方は、「かんじき」が必需品?
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昔懐かしい番傘。
この街では、こういうのが絵になります。 -
「脇本陣奥谷」の建物は明治10年に建てたもので、島崎藤村の初恋の相手「ゆふ」さんの嫁ぎ先でもあります。
2年前に夫と来た時に見学したので、今回はパス。 -
「妻籠宿ふれあい館」は、桧をふんだんに使って建てられた無料休憩施設・・・ツアーに参加したお琴の会の皆さんと小休止。
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「妻籠宿本陣」は島崎藤村の母の生家であり、最後の当主は藤村の実兄・広助でした。
明治に入り取り壊された本陣は、平成7年に復原され、現在は博物館になっています。 -
風情のある「阪本屋」。
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妻籠の猫ちゃん。
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「枡形」は道を直角に曲げて、少しでも敵の侵入を防ぐ事ができるよう作られたものです。
皆で歩いてみました。 -
ハナノキはカエデの仲間で、ハナカエデとも言います。
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イチョウと同様、雌雄異株で樹高は30mにもなる日本の固有種で、春には赤い花が咲き、秋には鮮やかに紅葉するそうです。
主に長野県南部・岐阜県南部・愛知県北東部で見られ、愛知県の県木になっています。(写真はHPより) -
まゆ玉も絵になります。
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栗きんとん等が評判の「丁兼(澤田屋)」・・・添乗員さんもツアーの人達も、皆さんお買い上げ。
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江戸時代は賑わっていた妻籠宿も、明治になり鉄道や道路が新たに造られ、宿場としての機能を失って衰退の一途をたどりました。
昭和になり、江戸時代の宿場の姿を色濃く残している町並みが見直され、全国に先駆けて保存運動が起こりました。
妻籠の人たちは、町並みを守るために家や土地を、「売らない・貸さない・壊さない」 という3原則をつくり、ここで生活しながら、江戸時代の町並みという貴重な財産を後世に伝えています。 -
こういう字を書くんですね・・・雪隠の語源は、禅寺でお手洗いを意味する「西浄(せいちん)」から、あるいは中国の雪竇(せっとう)という禅師がお手洗いの掃除を担当していたという意味の「雪隠(せついん)」からきているなど諸説があるようです。
禅寺では、トイレのことを「東司(とうす)」とも言うようです。
「雪に隠れる」という表記はなかなか風流で、この時期にはピッタリ? -
「妻籠郵便局」の建物は昭和53年度に再建され、全国で唯一の黒いポストも局前に復元されました。
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中に入ると、昭和60年に開設された郵便史料館があります。
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郵便局で孫のために、3Dの可愛い「アナと雪の女王」のポストカードと、「グリとグラ」の切手を買いました。
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『この大釜は手づくりの味噌づくりに大豆を煮た釜 危険ですので中に入らないで』と書かれてます。
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この屋敷のような建物は、汚水処理場の妻籠クリーンセンター・・・妻籠宿の玄関口にあるため、景観に配慮した土蔵構造となっています。
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妻籠宿の次は、飯田にある「杵原学校」へ・・・趣のあるこの学校は、平成20年公開の山田洋次監督の映画「母べえ」(主演・吉永小百合)で、母べえが代替教員として働く国民学校の教室でのシーン撮影に使用されました。
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「杵原学校」は中学校として昭和24年に開校し、他校との合併で昭和60年に廃校となりましたが、新制中学校校舎として全国で初めての国登録有形文化財に指定され、保存されることになりました。
ボランティアの方が学校内を案内してくれます。
ツアー参加者の男の人が級長に名乗りを挙げ、 ” 起立、礼! ” 。
ボランティアの方が先生になって、早速この学校の歴史についての授業が始まりました。 -
そして2時間目は別の先生で音楽の時間です。
懐かしい童謡を2曲合唱・・・子供のころの記憶が少し蘇ってきました。 -
最後にテストまでされて、無事に卒業証書を頂くことが出来ました(笑)
私は、一時間目の問題は、半分しかできていません・・・本当は落第です! -
昼食は「水引の郷・山都飯田」の2階レストランで、土屋牛すき焼き御膳。
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食後は、水引博物館で見事な水引工芸を鑑賞。
これは、水引300万本を使って製作された日本一大きな水引工芸品の「竜宮城」。 -
まるで竜宮城・・・浦島太郎の気分になりますね。
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水引は、飛鳥時代の頃から宮中の献上品を紅白の麻紐で結ぶようになり、当時は「くれない」と呼ばれていました。
平安時代に「みずひき」と呼ばれるようになり、麻紐が和紙となったのは室町時代からです。
江戸時代になると、庶民の生活に浸透し、日本独特の文化として定着しました。 -
飯田水引は、江戸時代に和紙の製法が伝えられ、幕府への献上品を飾るための水引も作られていましたが、髷(まげ)を結うための元結(もとゆい)と呼ばれる紙紐が主流でした。
文明開化の断髪令によって元結は急速に廃れ、代わりに水引が主力産業となって現在につながっています。 -
良質な飯田水引は、全国の約70%を生産しています。
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これは、1万5千本の水引が使われている「かもしか」。
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ミステリーツアーの最後は「天竜舟下り」。
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天竜舟下りは、天竜川弁天港から時又港まで35分の船旅。
急流の中を、水しぶきを上げながら進む豪快な川下りとして知られています。
諏訪湖が源流の天竜川は、静岡県の遠州灘まで213kmを流れています。 -
それぞれ救命具を着用し、温かいお茶を一本ずつ頂いて舟に乗ります。
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天竜川の冬の風物詩「暖房こたつ舟」は、透明のアクリル板で囲いをして、真ん中にこたつを置いてあるので、寒さは大丈夫。
こたつの中身は豆炭だそうです・・・経済的だと船頭さんが話していました。 -
もう一つの天竜ライン下りと違って、天竜舟下りは豪快な水しぶきが特徴です。
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舟が動きだすとすぐに、トンビにエサやりが始ります。
船頭さんがエサを投げ始めると、どこからともなく沢山のトンビが集まって来ました。 -
餌づけされたトンビが頭上を飛び回ってます。
トンビを下から見上げるのも、なかなか見応えがあります。 -
弁天港からしばらくは穏やかな流れ。
船頭さんの軽妙なガイドを聞きながら景色を楽しみます。
水面から顔を出している岩は、通称 ” おしり岩 ” ・・・川が増水してこの岩が水没すると、舟は運休するそうです。 -
平成23年には舟が転覆し、乗客ら5人が死亡した事故がありましたが、今日は大丈夫・・・水しぶきを浴びながら、無事バスまで戻りました。
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全ての観光が終わり、中央高速からの綺麗な富士山を見ながら、家路を急ぎます。
美味しい物を食べて、美人の湯につかり、雪景色や舟下りなどを楽しんだ一泊二日の冬のミステリーツアーでした。
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