冬のツェルマットでトレッキング（後編）

2014/12/25 - 2014/12/29

スイス旅行記後編

ヨーロッパ屈指のスキーリゾートツェルマットへ！
と言っても今回の旅の目的は、スキーではなく、スノートレッキング！
スノーシューを履いて、スイスアルプスを散策するためにツェルマットに行ってきました。
１日目　チューリッヒ〜ツェルマット
　　　　移動日
２日目　ツェルマット〜ゴルナーグラード
　　　　ゴルナーグラードでスノーシュー
３日目　ゴルナーグラード〜ツェルマット
　　　　悪天候のためホテルでのんびり、ツェルマット市内観光
４日目　ツェルマット〜シュヴァルツゼー〜ツェルマット
　　　　シュヴァルツゼーでスノーシュー
５日目　ツェルマット〜ロートホルン〜スネガ〜ツェルマット〜チューリッヒ
　　　　ロートホルンまでケーブルカーで行き観光＆移動
チューリッヒ〜ツェルマットの移動はSwiss Cardを利用しました。ターミナル駅から目的地までの、行きと帰りの2日間の移動が無料になり、さらに登山鉄道やロープウェーが５０％引きになるお得なカードです。交通費が高いスイス旅行の強い味方です。チューリッヒの空港で購入しました。CHF199.00

エリア ツェルマット(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0

• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行３日目

昨晩は猛烈な嵐でした。
今朝も吹雪いています。
しかし、登山鉄度の駅は明かりがついて、営業準備に取り掛かっていました。

なんとホテルの中にまで雪が吹きこんでいました！
３１００mの嵐は凄まじいです。
ホテルの外には一歩たりとも出たくありません。
なのに、スキーヤーが続々とやって来るのがみえます。

ゴルナーグラード鉄道の車内。
チェックアウト時間ギリギリまでホテルで過ごしてから下山です。
荷物を持って駅まで行くのも大変でした。

下りの乗車客はほとんどいません。

さようなら、ゴルナーグラード。
バラ色に輝くモンテ・ローザもマッターホルンも見られなかったのは残念でしたが、山の上で一泊出来てよかったです。

吹雪きに負けない元気なスキーヤーたち。

下山しました。
ツェルマットも街も雪に覆われていました。
視界が悪いので、この日はツェルマットの街観光をすることにしました。

メインストリートから少し川の方へ入ったところにある、ネズミ返しのついた建物。こんな柱で建物を支えることが出来るんですね。ちょっと押したらずれてしまいそうです。

薪がきれいに積まれていました。

マッターホルン博物館
入場料CHF10　お支払いは現金のみです。ご注意ください。
私はこのためだけにスイスフランを両替しました。
マッターホルン登頂の歴史を知ることができる興味深い博物館です。

ツェルマットの街。
アウトドア用品を扱うショップが並んでいます。世界中の上等なアウトドアウェアーを購入することができます。

旅行4日目

この日の天気もイマイチ・・・マッターホルンが霞んでいます。
でも昨日よりはマシ。

シュヴァルツゼー〜シュタッフェル〜ツムット村〜ツェルマットをスノーシューでトレッキングです。
シュヴァルツゼーまではゴンドラで一気に上がります。ゴンドラに乗る前に、スノーシューを持っていることを確認されました。

スキー用のコースとは別にトレッキングコースがあります。と言っても圧雪されている訳ではなく、所々ポールが建っているだけ。急な斜面があったり、ここが正しいコースなのか不安になるところもありして、ドキドキしました。
マッターホルン北壁の真下を歩くコースです。
晴れていたら最高なのでしょうが、、、
マッターホルンの全貌がみえそうで見えない、、、

どんどん下って行きます。

他に歩いている人に会わず、貸切状態。
途中スキーコースを横切るところが何か所かあります。
スキーヤーは猛スピードでかっ飛ばしているので、横切る際は注意が必要です。

マッターホルン北壁
なかなか雲が切れません。

マッターホルンに雲が纏わりついています。
シュタッフェル近くになると森の中を歩きます。これが気持ちいい！
途中、バックヤードスキーを楽しんでいる一行に出会いました。
怖くないのでしょうか？物凄いフカフカ斜面を滑って行きました。

シュタッフェルからはのんびりトレッキングコースです。
スノーシューがなくても大丈夫。

ダムがありました。

凍った滝。美しい

ツムット村に到着。

ネズミ返しのついた倉庫があちこちにあります。
カフェもあり、休憩するのによい場所です。

ツムット村は昔ながらのスイス山岳地方の村です。
冬の間は町で暮らしているひとが多いのでしょうか？
留守の家が多かったです。

ネズミ返し小屋の内部。

森歩きは楽しいです。

ツェルマットの街が見えてきました。
このコースは変化に富み、とってもお勧めです。

ゴール！

旅行5日目。最終日です。

この日は快晴！

教会近くの橋の上で日が昇るのを眺めていると、頂上付近がバラ色に染まってきました。

南側斜面が真っ赤に染まるのではないかと思い待っていましたが、日が高くなると、赤くなくなってしまいました。

最終日は、スノーシューも返却してしまったので、トレッキングはなし。
天気がよいので、展望のよいところで行こう！と言うことで、ロートホルンパラダイスへ！
ツェルマットからスネガへは地下ケーブルカーで。スネガからゴンドラに乗り換え、ブラウヘルドへ行きます。さらに乗りかえてロートホルンパラダイスへ。
ゴンドラは大混雑です。
こちらのスキーヤーはほとんどの人がヘルメットを着用しています。
子供の着用率は１００％です。

あそこがロートホルンパラダイスです。

素晴らしい眺め！
ゴルナーグラードからの眺めより、こちらの方がマッターホルンの姿が美しいような気がします。

ただし、物凄い風。時折突風が吹き立っていられないくらい。
超寒い！
いつまでも山々を眺めていたかったのですが、寒さに耐えられず、２０分で退散。

寒さに負けないスキーヤー

ブラウヘルトからみたロートホルン。
５００ｍくらい下りただけですが、ここは穏やか。

スネガーパラダイスで休憩。
見晴の良いテラスで、マッターホルンを眺めながらコーヒーを飲みました！
贅沢！
寒かったのでホットワインにすればよかったです。

ツェルマットで雲が発生している様です。

マッターホルンも見納めです。

5日前は雪がまったくなかったところも雪景色。

ブドウ畑です。
スイスのこの地域もワインの産地らしいです。
今回は、スイスワインを飲まなかったので、次回は絶対に試してみたいです。

今回の旅も終わりです。電車でチューリッヒに向かいます。
冬のトレッキングもいいですが、夏にもう一度マッターホルンをみながらトレッキングをしたいです。