2014/11/17 - 2015/01/29
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2014年にこちらでまとめた情報が自分でもなかなか重宝したので、それを改訂します。
(過去ログ)
ロンドンでのミュージカルの選び方(2014春)
http://4travel.jp/travelogue/10861959
●手配について
「半額」といった広告に騙されてはいけません。人気ない公演の割引率を提示しているだけ。ものによっては正規ルートより高額な場合もあります。
日曜日は多くが休演、そして木金土は混雑し、いい席がすぐに埋まります。加えて冬休み、春休みなど小中学校の休み期間(uk school holidaysなどで検索)も高額です。年間で最安は1月。
手配の方法ですが、公演劇場でのネット販売がベースとなります。人気がないと他のサイトで割引がでます。
http://www.londontheatre.co.uk/londontheatre/whatson/musicals.htm
http://www.atgtickets.com/
http://www.lovetheatre.com/category/musical
ここで迷うのが席種です。ひじょうに重要。野球でいう内野・外野ほどの違いがあります。もちろん劇場でかなり異なりますが。大抵このような感じ。
Stall: 1階席。前列(K列以前)は演者を見上げ至近距離で演者の顔や演技をミクロに楽しむ。後列は距離があるので左右は見開きますが、2階席のせいで上部視界が阻まれ、窮屈に感じる場合もあるでしょう。
2階席: Dress circleとかroyal circleとか、名前はめちゃくちゃなので確認すること。前列(D列以前)は眼下にステージを構える特等席。ほどよい高さがあるので舞台の奥まですべての演者のアクションを楽しめます。後列は舞台の視認はよいが距離感が出てきます。
3階席 かなり見下ろす形で距離感があるでしょう。ですが控えめな価格です。値段相応というところ。
最近流行っているのが各劇場のシートレビューを集めたサイト。眺め、足スペースなどの評価があります。
http://www.seatplan.com/
ID登録すると、それなりの確率で狙った席のレビューがあり、大変重宝。特に、左右端の状況とか、restricted view (視野制限あり)の座席の具合などが参考になる。
上記を駆使したオンライン手配が今後の主流になるでしょう。
手配時刻ですが、仕事の関係で私はほとんどが直前手配です。ロングラン系の人気の演目はだめですが、新作・準ロングラン系でしたら当日PM4くらいでもオンライン手配でok。まず手配で問題となったことはありません。
当日のオンライン手配の場合、劇場のbox officeにて名前(苗字)を伝えてチケットをもらいます。とても簡単。ただ、Palace Theatreなどではbox officeが混雑し10分以上待たされます。早めに劇場にいくように。
では具体的な演目のレビューを残します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2015シーズンの演目が揃い、当然のようにロングランが継続しながらも、なかなかリバイバルや新作で興味ある公演が揃い、個人的に2015シーズンは当たり年かなと思っています。
1985 Les Miserables 人間ドラマ系。犯罪者から改心したジャンバルジャンと、あるきっかけでめぐり合った少女コゼットとの父子愛ともいえる仲を中心に騒乱のフランスを描く。豪華な舞台。ロンドン初演。
1986 The Phantom of the Opera 恋愛ドラマ系。オペラ女優クリスティーヌを巡る、オペラ座に潜む怪人と呼ばれる男と、クリスティーヌの旧友ラウルが登場。怪人の過去と正体が物語りの鍵となる。舞台も凝っていますが、音楽が印象的。
1999 The Lion King ファミリー向け。アフリカ系の音楽と演出で雰囲気ある舞台を終始盛り上げる。小道具が効いている。
1999 Mamma Mia! ドラマチック。女一人で育てた娘(ソフィー)の結婚を迎える母ドナに起こる、ソフィーの密かな企み。ドナもソフィーもこの一日に心を揺さぶられ迎える結婚式。歌と踊りで飾られた華やかながらも女心を描くドラマ。
まず、ロンドンでミュージカルを見たいという方はこのあたりではないでしょうか。高い!!一生の思い出と思って覚悟して手配してください。ただ、これらの公演で40ポンドを切るような席でしたら、以下の準ロングラン、新作の特等席でリアルな芝居を楽しまれたほうがよいかもしれません。
映画とは違います。舞台は「点」から発せられる美なので、席が悪いことは質が悪いと思っています。 -
上記のロングランは言ってみれば、好み関係なしに「みておくか」というもの。以下の演目はぜひ好みで選んで頂きたい。
1989 Miss Saigon 人間ドラマ。ロンドンは今シーズン(2014)リバイバル。ベトナム戦争中、米兵(クリス)との交際し子供を授かった売春婦キムの人生。いい名づけとや、クリスとの再会を経た彼女と子の行方。売春婦という素材は定番ですが独特の雰囲気を出します。しっとりと感動して下さい。ロンドン発の演目。
2002 Memphis the musical。音楽と恋愛。アメリカ南部メンフィスでの黒人音楽に飛び込んだ白人DJの物語。ソウル音楽と肌の色を超えた女性歌手との関係。2008ブロードウェイ。2009トニー作品賞。2014ロンドン上陸で、目玉のひとつ。音楽やテンポがいいが、その華やかさに加え、恋愛のほうも印象で負けていない。現状では今年 no.1 かな。
2004 Dirty Rotten Scoundrels コメディ。フランスを舞台に、一人の女性を巡って二人の詐欺師が詐欺術を競う。女性を騙すか相手を騙すか。2014ロンドン上陸。
正直コメディは英語と文化理解に自信がないと苦しい。初心者には決しておすすめしない。 -
2006 Wicked 映画オズの魔法使いの番外ストーリ。緑色の肌を生まれつき纏ったエルファバと、キラキラ系魔女のグリンダとの友情で始まりつつ、男性関係も交えたエルファバを中心に描く人間ドラマ。
ちょっと前に見たのだが、これまでの手配でほぼ最高額の切符の手配だったが一番つまらなかった。人気はすごくあるし、話も歌もいいはずだったが。。。妙にozの魔法使いに媚びていたり、エルファバの緑の肌が馴染まなかったり。
2008 Jersey Boys 実在したアメリカのシンガーグループ、フォー・シーズンズの経歴をドラマ化し、当グループの楽曲で飾るドキュメンタリー。いわゆるジュークボックス・ミュージカル。
2009 Thriller Live マイケルジャクソンの踊り、歌唱、そしてルックスを模擬したパフォーマンスショー。これは家族で楽しめる。知った曲もよく出てくる。ストーリがなく、物足りない、という人もいるだろう。
2013 Charlie and the Chocolate Factory ファミリー系。貧しい家庭に育ちながらも素直で優しいチャーリーが、夢にまで見るウィリー・ウォンカ社のチョコレートをもらい、それから始まる奇跡的な出来事と、不思議な冒険。
2013 Once ケルト系音楽と恋愛。ダブリンを舞台にしたチェコ人ピアニストと、アイルランド系ギタリストとの音楽と恋愛で飾られるミュージカル。なんとstallの観客は公演前と中休みにステージにあがれる。ステージがバーになるという斬新な演出。なお、公演開始直前には、ステージで飲んでいる観客をよそに、目前で演奏のアップをやってくれる、それだけでもstallの価値がある。
2013 The Commitments 音楽とコメディ。労働者階級の若者が集まって音楽バンドを結成するまでストーリ。そのボーカルが歌はうまいが下品で性格に問題あり。そこに生まれるメンバー間の衝突などを描く。割引をよく出しているのでそそられるのだけれど、コメディはつらいものがあるので、自信なければ避けたほうがよい。
2013 Beautiful - the Carole King Musical 音楽とCarole Kingの一生を扱った人間ドラマ。たまたま封切り(?)公演にいけたが、観客がノリノリで雰囲気はとてもよかった。そして若干安かった。内容的に観客はシニアが多い。ただpreviewというのもあり公演が他の演目より30分ほど短かった。 -
執筆時点で今年公演中の演目で未だ見ていないものを簡単に紹介。
4/25 Cats: 言わずと知れたレジェンド。ロンドン発の演目。巨匠アンドリュ・ウェバー作。見たい、と思うが全然チケットが(適切な価格で)とれない。
2005 Billy Elliot
2011 Matilda The Musical
これら2作品は内容的にもファミリーでみたいと思っている。でも感覚的にはMamma Mia!よりも取りにくい。
2013 The Book of Mormon コメディー。人気のほどは絶大だが、コメディというのもあり個人的には興味なし。モルモン教の宣教師をテーマとする。
City of Angels
the Scottsboro boys
Sunny afternoon
Lord of the dance - dangerous games
Women on the verge of a nervous breakdown
It's a bird.. it's a plane... it's superman
Bend it like Beckham
このあたりが、今年の個人的な狙いどころ。状況次第だが、概ね手配は難しくなさそうなので、機会があればいってみる。 -
シアター前の夕食について。レストランなどこの劇場街一帯に山ほどあるので苦労しないが、だからこそ逆に迷う。以下の、選択は玉石混交、あくまでご自身で最後は決めて下さい。
チャーリング・クロス方面
The Port House
417 Strand, London WC2R 0PD
スペイン小皿料理タパス。早い、うまい。定番のwhite baitは日本人には最高。
Itsu
82-83 Strand London WC2R 0RE
和食として認めないが、寿司弁当があり、5分で食べられる。忙しいときにグラブするにはこういう店が便利。
トットナムコートロード方面
Cabana
7 Central St Giles Piazza, Saint Giles High Street, London WC2H 8AB
ブラジルグリル。atgだかのチケット手配で、ここの割引theatre setが選べるが悪くない。
The Gay Hussar
2 Greek Street, Soho, London W1D 4NB
ハンガリー料理。予約必須。だがうまい。trip advisorのawardも受賞。theatre courseを予約すること。
中華街
Baiwei
8 Little Newport Street London WC2H 7JJ
怪しい雰囲気の店。辛い系だが早い、安い、うまいの三拍子。レスター・スクエア駅のすぐ近く。 -
概ね、公演終了は10:30です。この時間のロンドン中心街はまず安全です。安心してバスや地下鉄を使って下さい。もちろん、不用意に暗がりの道に入るなどはだめ。あくまで劇場からの人通りの中を動くこと前提で。ま、そうそうはずれても大概問題ありませんが。
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シアターでのおみやげ。多くの方々はパンフを買います。僕はよくCDを買いますが、多くのCDはブロードウェイのオリジナルキャスト版であることが多い。それでも聞けば劇を思い出します。添付するジャケットにも芝居の写真があったりするので、これで十分。
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劇場でのマナー。服装はほぼどこの席でもあまりに変な格好でなければokです。半ズボンやタンクトップレベルは慎む、程度で。
公演中の撮影は禁止、これは大原則。自分だけという勝手な真似はしない。いくつかの劇場では公演前や休憩での撮影も禁止しています。またそれを監視する係員をつけています。他人がどうであれルールにはちゃんと従うモラルの高さを心がけて下さい。
遅刻は厳禁。というか入れません。開演に1分でも遅れたらあきらめて下さい。30分前から会場しているので、早めに入場し、劇場内装を見たり、古い広告の展示を見たり、バーで喉を潤す、パンフレットを見る、ビラを見るなどして有効に時間を使って下さい。 -
「英語はちょっとできるけど、予習はしたほうがいい? しないで感動を楽しんだほうがいい?」
ミュージカルは映画以上に想像力を使わされます。ストーリのないLet it be, stomp, Thriller liveなどは無論、予習は不要です。
率直に言えば、TOEIC900以下なら、結末までしっかり予習したほうがよいでしょう。特に主要な登場人物の名前(first name)は暗記する程度に。また自信はあるが、心配な場合は、Act 1を予習しておけば、後半の展開はわかりやすい場合が多いです。 -
写真は、Dirty Rotten Scoundrels (汚い腐った悪党)、日本名は「ペテン師とサギ師 - だまされてリビエラ」です。コメディは上記のとおり難しいのですが、これは比較的わかりやすいジョーク・ユーモアでした。コメディに挑戦するならこのあたりかな。リゾートを舞台にした華やかなお芝居でした。
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では最後に Stall C列を40ポンドそこそこで手配したMade in Dagenhamの感想を共有して終わります。
この話は、女性労働環境が整備されていない頃の自動車工場での女性労働者らの話。同じ仕事なのに男性より安い賃金で働かされる男女差別に立ち上がった女性たち。それを蹴散らそうとする経営陣。あるときは主要メンバをモデルとして採用することで結束を弱めようともします。
この社会的デモを率先した女性は、こうした活動のため家族をも失うことになります。つらい局面に立たされた主役はそれでも正義のために、女性としての戦いを続けます。
そして我々のような時代がやってきました。
この寂しくも美しい、そして逞しいストーリを精一杯演じる役者を目の前で見る感動は例えようがありません。決して、100ポンドも支払うほどのものではないと思いますが、探し方次第で素敵な経験が「椅子」にはあります。その椅子はインターネットで簡単に探すことができます。
「椅子」があなたを待っています。
演目を選ぶだけではない、「椅子」を探すという意識でぜひミュージカル手配に挑んでみて下さい。
旅行は手配しているときが一番楽しい。
Enjoy!
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