モロッコ周遊旅行7 ～8～10日目 マラケシュ→カサブランカ→ドバイ経由→成田～

2013/04/27 - 2013/05/06

GWを利用してモロッコに行ってきました。
雑誌で見てからずっと行きたかったメディナでの街歩きと、ラクダに乗ってサハラ砂漠でのサンセット＆サンライズ。
これまでにない楽しい旅でした。

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1日目
　成田→ドバイ経由（機内泊）

2日目
　ドバイ経由→カサブランカ→ラバト→フェズ

3日目
　フェズ

4日目
　フェズ→アトラス山脈越え→メルズーガ（サハラ砂漠）

5日目
　メルズーガ→ガスバ街道→ワルザザード

6日目
　ワルザザード→アイント・ベン・ハドゥ→マラケシュ

7~8日目　←この記事はここ！
　マラケシュ

9日目　←この記事はここ！
　マラケシュ→カサブランカ→ドバイ経由

10日目　←この記事はここ！
　ドバイ経由→成田

エリア マラケシュ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ショッピング: 5.0

• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はメディナの北側を中心に歩きます。
フナ広場の北側のスークは雑貨のお店が多くてにぎわってる！
日よけもあるから日中でも歩きやすい。
そしてこの辺りがSex and the Cityのロケ地にもなったんだって。

まずはマラケシュ博物館を目指して歩いてみる。
途中でバブーシュやランプや金物屋さんや…いっぱいお店があって楽しい！！
と興奮しててら、道が細くてしかもごちゃごちゃしてて迷う。
まだまだスークが続いてるから、フェズみたいな不安感はないけど完全に道を失ってしまった…。
どうしようかな…と思ってたら少年が声をかけてくる。
もうこれはしょうがない、と少年にマラケシュ博物館まで案内してもらう。
すると意外と近くまで来てたみたいで無事に到着。
ありがとう、と10DHを渡したら「これじゃ足りない！」と。。。
そりゃないよーー、とこれ以上出せないよ！と強く行ってその場を去りました。
さすがに少年も図太いなぁ。

マラケシュ美術館はマラケシュで初めての女学校として使われた宮殿の建物を利用した美術館。
陶磁器や美術品、現代美術まで盛りだくさん。
もちろん、ここもモロッコ建築の象徴の中庭はありました。

そして建物の中央部はおそらくは広い中庭であったであろう空間に日よけ？テント？がしてあって、
真ん中に大きなランプ？がぶらさがってる。
このランプと日差しの入り方がとても気に入った！！！
正直、美術品じゃなくてここでぼーっとするためだけにこの美術館に来てもいいってくらいすてきな空間でした。
しばらくイスに座ってこの空間を味わう。

もちろん展示物も見ましたよ。
こちらはキルト。

そして陶磁器。

続いてはマラケシュ美術館の奥にあるベン・ユセーフ・マドラサへ。

アラブアンダルシアの最高傑作とあって、タイルがきれい！
やっぱりイスラム美術は好きだと実感。

アーチもきれい。

このマドラサはフェズとは違って、2階に上がって生徒の部屋も見れます。
暗くて狭い部屋で頑張って勉強してたんだなー、と。
写真は2階から広場を見下ろすの図。

そしてクッバ・バディアン。
珍しいドーム建築ってことで楽しみにしてたけど、なぜか中に入れず。
ガイドブックでは中に入れるってかいてあるのにー。
遠くから眺めて写真をパシャリ。

さて、フナ広場に戻るぞ、と看板を目印に歩いていく。
だんだんスークを抜けて住宅街っぽいところに入っていく。

大丈夫かなー、でも看板はフナ広場はこっちって指してるしなー。
でも予想よりだいぶ歩くなー。
と不安になりながらも案内にそって歩く。

もうそろそろ疲れたー、てかここどこ？
と思ってたら何か見たことある景色。

！！！！！
ここ、リヤドの近くの広場だ！！！！！！

ってことは、看板を目印にまっすぐ歩いてきたつもりが、
実はメディナをぐるーっと遠回りしてフナ広場方面に向かってたことが判明。

メディナ内の案内の看板はどうやら最短距離を指してる訳ではないようです。
倍以上の回り道をすればちゃんと目的地に着けるみたいですが。

でもおかげで住宅街とマラケシュのピンクの街を見て歩けたからいっかー。

さて、観光地はだいたい見て回ったので、これからはお土産を買う時間。
でもその前にお昼ご飯。
新市街に向かう途中の、伝統工芸館の手前のカフェでランチです。
試しに飲んでみたアップルソーダがおいしい！！
もっと早くこの飲み物に出会ってたらこの旅の間、ずっと飲んでたのにー。
やっぱり乾燥した空気には炭酸だよねー。

さて、ムハンマド5世通りをひたすら歩きます。
目指すはスーパーのアシマ。
にしても新市街は日陰になる場所がなくて暑い…。
道の両脇は公官庁的な建物が多くて人通りも少ない…。

看板で方向を確認。

11月16日広場周辺はいきなり高級ブティック街に。
ZARAとかありました。
ここを過ぎると少しずつ街も賑やかになってくる。
そして日陰も出てきたのですかさず逃げ込む！

結局クトゥビアからひたすらまっすぐ、30分くらい歩いてアシマに到着！
中は普通のスーパー。
食料品から日用品、そしてお惣菜やアルコールも売ってます！
お土産にミントティーやお菓子、そしてプチプラコスメでアルガンオイルをお買い上げ。
そして今夜飲む用にモロッコの赤ワインも買いました。

歩き回って疲れたのでタクシーでビューッとリヤドまで。
ここでもタクシーに4人は乗れないって断られて2台に分かれて乗車。
なぜだ？
しかも2人で乗っても一人は必ず助手席。
周りのタクシーを見ても乗客が1人でもお客さんは必ず助手席に乗ってる。
この謎は今でも解けていません。

メディナ内はタクシーが入れないからぐるっと遠回りしてリヤド周辺まで。
いったん荷物を置いて、疲れた母たちをリヤドに置いて、
スークに最後のお土産を買いあさりに出かけました。欲しいのはバブーシュ！！

3〜4件見て、お店によってどこにでもあるデザインもあれば、そのお店にしかないデザインもあったり、バブーシュの状態も善し悪しがあるのを把握する。

そして気に入ったのがあればいざ交渉なんだけど、基本的に最初は相手の言い値の半額を要求する。
で、最終的に7割くらいになれば大成功というのが私の交渉スタイルです。
8割の値段でもそれば無理っていうおじさんもいて、そういうときは本気で時間の無駄なので（他のお店だと絶対にもっと安くなるって自信があるので）
じゃあもういいよって本気で出て行こうとすると、相手がいきなりじゃあその値段で良いよって態度を変えるからびっくりしたー。
ガイドブックには他のお店に行くフリをするといいって書いてあったけど、本当に効くとは。

あとは姉がミントグラスセットの価格交渉をしてる時に2セット買えばその値段にしてあげるって話になったので、ついでに私もグラスセットお買い上げ。

母たちとの待ち合わせまであと10分ってときに、やっぱりコセマのお皿が欲しくなる。
あるかなーとダメ元でたまたまあった陶器屋さんに入って、聞いてみたら「コセマ、アルヨ！」との返事！
1時間近く交渉して買い物して疲れたのと、まさかこんな簡単にコセマに出会えたなんて！という興奮で変なテンションで交渉開始。
結局小さめのお皿を1200円くらいで買えました！
大満足すぎてお店のお兄ちゃんとハイタッチする始末。笑

さて、夜が迫るフナ広場で母たちと合流。
そのままフナ広場周辺のレストランで夕ご飯です。

モロッコ料理はそれ自体は美味しいんだけど、タジン・クスクス・ケフタにモロッカンサラダとレパートリーが少なく、
その限られたメニューを10日くらい食べ続けなきゃいけないから正直飽きてました。
それでも最後の夕食ってなると少し寂しい。
最後は一番好きな羊のタジンで締めました。

そしてリヤドに戻ってスーパーで買ってきたモロッコの赤ワインを飲む。
うーん。。。正直あまりおいしくない。
まだまだ若い味でした。
お酒を飲まない国だからあまりワインの味は期待できないのでしょうか？
最後にそんなちょっとしたがっかりもありつつ、モロッコ最後の夜は更けていきます。

そして、今日は帰国日。
今日は車でカサブランカのムハンマド5世空港まで向かいます。

写真はリヤドの入り口。
ピンクの壁に緑の扉がかわいい。
このリヤドは規模は小さいけど、本当に素敵なリヤドでした。
またマラケシュに来たら泊まりたいな。

さて、車でまた3時間くらい荒れた地を走ってムハンマド5世空港に到着。

写真はモロッコ航空の機体。星のマークがかわいい。

ムハンマド5世空港は規模はそんなに大きくないけど、免税店やレストランは必定最低限は揃ってる感じ。
でも免税店で売ってる食べ物はほぼヨーロッパ製品。
キットカットとかどこでも買えるよー！

ディルハムは国外持ち出し禁止なのでお札は全部換金。
搭乗前に飲み物が欲しくなって、ゲート前のレストランでお水を買う。
ユーロも使えるので、これ以上ディルハムの小銭が増えてもしょうがないからユーロで払ったらお釣りはディルハムでしかくれなかった！！！！
何かなっとくいかない…。

帰りは14:30発のエミレーツのEK752便。
往路と同じく機内食がおいしい。
6時間40分のフライトを経て定刻通り1:10にドバイ空港につきました。
夜中でも人が多い。
真っ白いイスラムの衣装を着たイケメン集団がかっこよすぎて見とれる。

成田行きのフライトが2:50発と意外と時間がない。
ぼーっとしてたらすぐ搭乗時間です。

帰りの飛行機では疲れ＋アルコールで過呼吸になって少し大変だったけど、大事に至らずおさまりました。
過呼吸がおさまった後はずーっと寝てたら気づいたら夕方の成田。

初めてのアフリカ大陸ってことで、旅行に行く前は完全に未知の世界だったけど、
行ってみたらすっかりモロッコの虜に。

人もイスラムの国特有の押しの強さはあるものの、リヤドやレストランで会った人は総じて人懐っこくっていいひとが多かったし、
何より他の国にはないメディナや砂漠歩きが経験できて良かった！

マラケシュ最終日に買いあさったと思ったお土産も帰ってきたらもっと買っておけばよかったと後悔。

また機会があればぜひ行ってみたい国になりました。