2014/12/10 - 2014/12/11
107位(同エリア828件中)
のまどさん
ハバナの市内ツアーはたくさんありますが、ガイドや運転手が付くツアーではなく、安いバスツアーに参加することにしました。一通り名所を回れて便利ですが、スピーカーの音声が全くと言っていいほど聞こえなかったのが残念でした。
旧市街は何度通ってもその度に発見があります。歴史が止まってしまったような建築物とその中に暮らす21世紀を生きる人々。価値ある建物が多いのでもう少し下調べをすればよかったと後悔しています。
革命博物館はキューバという国の理解が深まると同時に政治思想の違いにカルチャーショックを受ける興味深い場所です。
今回のブエナビスタBGMはDos Gardeniasです。よかったらどうぞ↓
https://www.youtube.com/watch?v=2np9nzPVIXQ
尚、レートは1CUC=120円とさせて下さい。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
Day 4
バスツアーは5CUC(約600円)。Hop-on hop-offという触れ込みですが、レシートもチケットも発行されないので、実態はただの1回乗車のバスです。 -
3つのルートがあります。我々が選んだのは市街を中心に回るT1。もちろんルートマップなんてくれません。カサ付近にも停留所があるはずですが、このようにきちんと表示が出ているのはキャピトリオの前だけ。
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ドミニカ共和国出身で独立の立役者マクシモ・ゴメス像(Máximo Gómez)の後ろハバナ湾の対岸に見えるのはモロ要塞。明日行きます。
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マレコン。今日も波の威勢が良いです。
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米軍統治下の1901年に防波堤として築かれた全長8キロの歩道は現在市民の憩いの場になっています。
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イチオシ
代表的な観光名所ですが、夜は近寄らない方がいいようです。
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1930年に開店した国立ホテルにはこれまで世界各国の著名人が滞在し、キューバ危機の際にはホテルを閉め対策本部が置かれたようです。現在は世界遺産に登録され、館内にはキューバ危機に関する展示室があるようです。
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ショッピングセンターには外国ブランドのポスターが貼ってあるので、輸入品も何かしらのルートで入ってきているようです。
スピーカーの性能が悪いので車内アナウンスはほとんど聞こえません。たまにトランス状態にでもなったように声を張り上げて「ハバナ」と「ホテル」だけ聞こえるので、とりあえずホテルの宣伝に力を入れていることを理解しておきます。 -
イチオシ
スペインからの独立戦争時に副司令官だったアントニオ・マセオの像。巨大です。彼の父親はベネズエラからキューバに渡ってきて、母親はアフリカ系だったため昇格審査で冷遇されたりしたようです。
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これは?小生の理解が及びません。
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革命広場にやってきました。
まずはホセ・マルティ記念博物館。上から見ると星型になるそうです。エレベータで最上階まで行くとハバナの最高地点なので見晴らしがいいようですが、我々の滞在中は最上階は閉鎖中・・・キューバですから。ホセ マルティ記念博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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チェ・ゲバラの肖像が壁一面に描かれている内務省ビル。
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反対側の通信省のビルの壁にはカストロの右腕だったシエンフエゴスの肖像。カストロが独裁者バティスタを破ってハバナに行進した際に発した言葉「Vas bien Fidel(フィデル、天晴れ)」が添えられています。
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二人並んで。電線が…
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午前中に訪れたコロン墓地を上から眺めるとこんな感じです。
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至るところにこういった絵があります。どれも上出来で政治的なメッセージが強いです。落書きなのか、建物の持ち主の意向なのか、はたまた国からの指示なのか分かりません。
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シュールなデザインですこと。
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バスツアーが終わったので中央公園に面したホテルのラウンジに。
パイナップルジュースを使ったラムベースのカクテル。普通の店のカクテルは相場3CUCですが、こちらは一流ホテルだけあってお値段4CUC代。上質なので満足。 -
何度も通ったオビスポ通りのスーパー兼フードコート。独特の雰囲気が撮りたかったので、撮影時ど真ん中のおじさんの存在が全く目に入りませんでした。人間の視覚って不思議ですね。(←視野狭窄)
「オレなんぞ撮ってどうするんだ?」と言わんばかりの表情。 -
踊り子さんなのか果物売りなのかは不明。撮影料を請求されないように後姿をそっと撮ります。
後日この辺りで有名な葉巻をふかしたおばさんに出くわしました。目が合うと
「チノ(中国)、遠慮しないで撮りなさいよ」
撮影料は確か1CUC。そこまでして撮りたい被写体ではないので首を振って逃げました。 -
日が暮れてきました。
地図にはこの建物は寺院としか名前が載っていません。 -
パンや砂糖等は国から配給されるようです。こちらは私営のパン屋でしょうか、連日大賑わいでした。
ちなみにこの近くにムスリムの一家が住んでいるのを2夜連続で目撃しました(←覗き)。キューバにイスラム教徒。私の好奇心をくすぐりますが、それ以上のことは分かりません。 -
今日の夕食はレストラン・ハノイ。
http://www.tripadvisor.com/Restaurant_Review-g147271-d1734335-Reviews-Hanoi-Havana_Cuba.html
でもフォーや生春巻は出てきません。ベトナム戦争に勝利したため、キューバ人がベトナムに敬意と憧れを抱いているから命名したようです。
写真は翌日撮りました。 -
ここは安いよという呼び込み文句は本当でした。
キューバ発祥のカクテル、ダイキリ。ここのが一番おいしかった。
材料は意外とシンプルです。
http://www.cocktailbase.net/rum_daiquiri.html -
さつまいもの揚げ物だったかな。
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ポークソテー。
量が少なめですが評価は8/10。ということで後で口コミを書いておきましょう。 -
カサで飲むためにビールを買って帰ります。
ショーケース越しに店員に頼むのは社会主義ならでは。しかも在庫がない商品も多々あり。我が尊師(←脳内)、米原万里氏がソ連について書いていた通りです。 -
カサから市街地までの相場は6CUCのようですが、この黄色い公営タクシーの提示価格は5CUC。クラシックカーの私営タクシーより公営の方が遥かに公正です。
と言ってもたまに値段をふっかけてくる運転手もいます。でも値下げを求めたり「別のタクシーはXXだった」などと反論すると正規の値段まで簡単に下がります。一方、最初からぼったくろうとする運転手は交渉されるなり目を見開いて激高します。こういう人は相手にしないのが一番です。 -
Day 5
タクシーで旧市街まで移動。
まずは兌換ペソCUCの一部を国民ペソに両替します。
外貨の両替は一般的に銀行Bancoの方がレートが良いようですが、場合によっては両替所CADECAの方が良い時もあります。ちなみに買い物の際にクレジットカードが使えることは稀ですが、銀行でカードからCUCを引き出すことができます。 -
CUCから国民ペソは銀行では両替できず、CADECAのみ可能(なんかややこしいですよね)。レートは1CUC=24ペソで固定のようです。
こちらが国民ペソ。一見するとデザインが似ているので間違えやすいですが、キューバの英雄が描かれている国民ペソの方が味わいがあります。 -
カサの食事はパスしたので、カフェで朝食。
ホットサンドウィッチ・・・こんなもんです。 -
オビスポ通りは何回も通りました。
本当に効率の悪い回り方をしました。フライト騒動がなかったらもう少しよく事前調査ができただろうな。 -
1914年竣工のジョンソン薬局。このレトロ感がたまらない。
キューバには20世紀初頭に多額の外資が流れていたことが分かります。あ〜、せめてこの時代の建築に少しフォーカスできたらよかったのにな。 -
ハバナに来たら革命博物館を見逃す手立てはありません。
様式は新古典主義で、朝食で有名なティファニー(※正しくは宝飾)が手がけています。 -
ホセ・マルティ像だったと思います。像の右上壁に銃痕があります。
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その上になぜかリンカーン像。キューバに功績あったっけ?
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外国人の入場料は8CUC、キューバ国民はその25分の1の8ペソ。そしてお国のために働く軍人さんたちは無料。新人研修の一環でしょう。
カメラを向けても全く問題ありませんでした。 -
キューバ革命について勉強になりますが、異国の教育を受けた人間には理解できないことも多々あります。
通信機。 -
廊下には網タイツの監視員がおしゃべり。お店、レストランで網タイツの女性、黒の蝶ネクタイの男性がいる所は国営です。網タイツは一般店では売っていないので、政府が独自ルートで製作している公務員の制服なのでしょう。
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書籍の販売コーナーにはとにかくゲバラ様がいっぱい。
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イチオシ
中庭には巨大な国旗。
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革命戦士の命を救ったスプーン。敵が撃った弾丸がスプーンの柄に当たって命拾いしたようです。すごい確率。
ハバナで外せない博物館見物 by のまどさん革命博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ゲバラ様ご愛用だったカメラ。
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ゲバラ様が戦時中に使われていた医療器具。
「ゲバラの下着まで拝むことになるかもね」と同行者が言っていましたが、そういった展示はありませんでした。(←書かなくていい) -
突如現れたオブジェ。グランマ号のオマージュ作品かしら。
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ホセ・マルティらの時代に大統領執務室だった部屋。エレガントです。
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ゲバラ、カストロ、シエンフエゴスの革命トリオ。その後ろでどこに電話しているのか網タイツ。
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元閣僚会議室。キューバ革命後は毎週火曜日と金曜日に革命トリオをはじめ要人が集まって重要事項が審議されたようです。
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キューバの敵の風刺画。見入ってしまった。
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現国家主席ラウル・カストロが愛用していたトヨタのジープ。
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これを見ないで帰ろうとすると見張りに無理やり連れ戻されます。
聖なるヨット、グランマ号です。カストロが81人の戦士とともにメキシコからこの船(定員12人)に乗り込みました。キューバ上陸後農民の協力を得ながらゲリラ作戦を展開し、1958年8月に独裁者バティスタが降参してキューバ革命が完了しました。
さて、お昼にしましょう。
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