2014/03/11 - 2014/03/11
1812位(同エリア7763件中)
クッキーさん
沖縄旅行1日目は午後だけしかありませんから、玉陵から首里城、金城町の石畳道へとやや早足で駆け回ります。
琉球建築の粋を集めた彩色と構造にふれる首里城正殿、正殿に至るいくつかの門、琉球石灰岩で築かれた石垣など、予想以上に心惹かれるものばかりでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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玉陵から歩いて数分で首里城公園に到着。
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デーンと守礼門が現れました。
確かかつての二千円札に描かれていましたね。 -
守礼門からすぐのところにも世界遺産が。
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園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたき いしもん)です。全く読めません。
ここは国王が外出する際に道中の無事を祈った場所だと言われています。
チェックしていたからわかったけれど、そうでなければ危うく見逃しそうな建造物です。 -
首里城正殿の見学は6時までなので、一般コースを急ぎます。
歓会門(かんかいもん)
首里城の正門です。中国皇帝の使者(冊封使)など、訪れる人への歓迎の意を込めて名前がつけられたそうです。 -
かなり急な階段の上に見えてきたのは、瑞泉門(ずいせんもん)。
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龍樋(りゅうひ)
瑞泉門手前の右脇の少し下がった所には、湧き水が龍の口から流れ出ています。国王一族の大切な飲料水で、冊封使が訪れた際には宿泊先の天使館まで届けられたんだそう。
瑞泉門の名前の由来です。 -
高い石門の上に朱色に塗られた櫓が乗せられていて、堂々とした門構えです。
この門の両脇にも守りのシーサーが配置されています -
階段の曲線の具合が堪りません。
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鎮座ましますシーサー。
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さらに階段を上っていくと見えてきたのは首里城第三の門、漏刻門(ろうこくもん)
瑞泉門とよく似ています。
櫓の中に水時計が設置されていて時間を計っていた事から名付けられた門。
ここまで籠で登ってきた身分の高い役人も、国王に敬意を表してここで籠を降りて徒歩で登城したと言われています。 -
北殿でしょう。
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広福門(こうふくもん)
全てが木造建築物で、これも首里城でしか見られない門です。屋根は赤瓦、壁は朱塗りと赤で統一されて、遠くからでも目を引きます。
広福門は、門であると同時に役所機能をもつ事務所だったようです。
東側には戸籍の管理をする大与座(おおよざ)西側には寺や神社を管理する寺社座(じしゃざ)がありました.
現在は券売所になっています。 -
広福門の前の広場から見た景色。(那覇市方向)
那覇の町並みの向こうにわずかに海が見えています。沖合いにかすかに見えているのは慶良間の島々でしょうか。
眼下には石門や曲線を描く城壁が見えています。 -
奉神門(ほうしんもん)
御庭(うなー)へ続く最後の門。3つの入り口があり、中央の門は国王や身分の高い人だけが通れる門でした。現在は左右は閉じられていて、ここでチケットのチェックが行われます。
この門を通ると正殿です。 -
首里城正殿。
唐破風と呼ばれる正殿の正面玄関です。いたるところに金色の獅子や国王の象徴である龍が刻み込まれています。
約60,000枚にも及ぶ赤瓦に覆われた、 琉球王国最大の木造建築です。
屋根の赤瓦は沖縄独特のものですが、柱や壁の朱の彩色は中国文化の影響を強く受けているそうです。
ここから有料エリア。
琉球王国の居城として15世紀から廃藩置県まで約500年にわたり琉球王国を統治し、沖縄の政治経済・文化の中心地となっていました。 -
正殿前の御庭と呼ばれる広場は、冊封使(さっぽうし:中国皇帝の使節)を歓待する舞台としたり、その他様々な儀式が行なわれたとされる。
この朱と白の縞模様は、敷き瓦と言う平らな瓦を敷き詰めて作られています。その中央に浮道といわれる正殿にまっすぐ向かう場所があり、ここも国王初め特別な人達しか通る事ができない場所でした。 -
順路は南殿手前の番所から南殿に向かうようになっていて、入口で靴を脱いでビニール袋に入れて進みます。
番所はその名のとおり受付の役割をしていた場所らしく、南殿は和式の儀式が執り行われていた場所。建物も日本風のようです。
現在は簡単な首里城にまつわるものの展示場になっています。
ここから正殿までの間は撮影禁止。故に記憶なし。
途中右側に書院・鎖之間があります。
正殿二階御差床(うさすか)まで来ました。
ここは国王の玉座としてさまざまな儀礼や祝宴などが行われたところです。
目の前に広がる、朱と金の世界。 -
壇の形式は、お寺によく見かける仏像を置く台(須弥壇:しゅみだん)に似ており、正面に1対の金龍柱が立ち、その他の部材には黒漆(くろうるし)に沈金(ちんきん)が施されています。
部屋の上部には、かつて中国皇帝から贈られた御書(ぎょしょ)の扁額がいくつも掲げられています。「中山世土」(ちゅうざんせいど)の扁額はその一つであり、古記録をもとに再現されています。 -
上段の、黒い額に金色で描かれたのが、中国王朝の龍。そして、下段の朱地に金色で描かれているのが、琉球王国の龍です。
中国の龍には爪が5つありますが、琉球王国の龍は爪が4つになっています。これは、当時明・清の朝貢国であった琉球側が遠慮したためと伝わっています。 -
意匠のこんな細かい部分にまで、このような細やかな配慮がなされているのは、琉球外交のひとつの特質と言えるのかもしれません。
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写真を撮り損ねた、というよりきれいに撮れないから諦めたという、正殿地下に残されている石垣が、下庫理の御差床前の床の一部がガラス張りになっているところから見られる仕組みになっています。
王国当時の正殿建築の基盤です。実はこれこそが世界遺産なのだと何かに書いてありました。
現在の首里城正殿は、1992年に復元されたもの。沖縄戦による焼失や戦後は跡地に大学が置かれていたため、かつての遺構はほとんど失われています。この石垣はその数少ない遺構のひとつであるため、これを残す形で正殿を復元したのだそうです。 -
再び御庭に出てきました。観光客がやや少なくなってきています。
正殿正面階段の両側に配置された高さ4mもの真っ直ぐに伸びた大龍柱。阿形と吽形の対になっていて向かい合っています。まるで神社の獅子と狛犬のようです。 -
唐破風妻飾。
妻壁には中央に火炎宝珠、両脇には金龍と瑞雲の彫刻が施されています。 -
唐破風上部の龍。
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棟飾りの龍。
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帰りの順路に沿って右掖門。
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右掖門。
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淑順門
右掖門を出て、少し右に行くと淑順門があります。
この門は2010年に復元された新しいもので、まだ朱色も鮮やかな櫓が新しい石門の上に乗っています。往時はここが右掖門から続く正殿裏に当たる御内原への最後の門でした。 -
正殿裏の城壁です。
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ここから下にある久慶門まではほぼ真直ぐでなだらかな下り坂で、気持ちの良い道です。
下が遺構石積、上が復元石積となっています。 -
左手に高い城壁を見ながら下り坂を下りていきます。
これだけの城壁が見られたら、明日からのグスク巡りはもういいかな、と思うくらいです。 -
正面に見えているのは久慶門。
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石垣の積み方は様々です。
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漏刻門を見上げて。
この角度からだと、要塞の入口みたいです。 -
アーチ型の久慶門
城内と城外を隔てる外郭を抜ける四つの門の一つです。
かつて歓会門の正門に対して、こちらは日常使用する通用門的な役割も持っていました。
主に女性達が利用していたそうですが、国王も北に向かって出かける時には、この門を利用したと言われています。
復元は1983年と比較的早めで、塗りの無い木造の櫓は時代が感じられます。
ここで見学コースが終わり城外へ出ます。 -
西のアザナに寄る時間はなく、首里城に心を残しながら、
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ちょっと寄り道しようと、金城町の石畳道へ向かいます。
南西へ進むと、 -
琉球石灰岩の平石が敷き詰められ、何代もの人々の往来でなめらかな光沢をたたえている趣のある石畳道が約300m続きます。
石畳道と石垣に生えた植物がいい感じです。 -
16世紀に首里城から那覇港や沖縄本島南部へ通じる主要道路として整備されました。
日本の道百選にも選ばれているのだそうです。 -
琉球時代の栄華繁栄を偲ばせる古都の佇まい。
近くには、内金城嶽とその境内に推定200年と言われる大アカギの木があるそうなのですが、石畳から一歩入った場所とだけわかってはいても、そこがわかりません。
石畳を辿った時間はわずかでしたが、雰囲気を味わえたので、満足して帰ります。 -
首里城からタクシーに乗ろうとしたら、すぐ近くだからと拒否されました。実際歩いてみると、そう遠くはなかったのですが、首里城でけっこう歩いた後なので、日頃あまり歩かない娘は、お疲れ気味。
ゆいレールの首里城駅前。 -
識名園(しきなえん)にも行きたかったのですが、時間切れアウトです。
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車窓から首里城が見えています。
一人なら、首里城のライトアップも見たいところですが、この後は国際通りでのショッピングタイムが待っているので・・・ -
国際通りに行くために牧志駅で降り、駅から見えた巨大シーサーを見に行きました。
なかなか愛嬌のあるお顔ですよ。 -
ゆいレールのこの曲線が何とも言えません。
このあと、国際通りでのショッピング。
先程まで疲れ切った風だった娘は、待ちかねたショッピングに気合十分。それに比べて、私はかなりお疲れ気味。 -
1時間ほどのショッピングタイムの後は、お土産物屋のお兄さんに食事のお勧めを聞いて入ったお店へ。
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初めて食べる海ぶどう。
オリオンビールも美味しかった。 -
ジーマミ豆腐。お昼に食べたものよりも、こちらの方が好みです。
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確かこの一品はサービスで付いていた・・紅芋の天ぷら。
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グルクンの唐揚げは美味。
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焼きそばの味は普通。
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国際通りに面した、牧志駅に近い場所にある、地階の「じなんぼう」。
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地元の人が勧めるだけあって、当たりでした。
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国際通りからは歩いて帰ります。
母娘の旅ですが、歩き疲れているので羽を伸ばすこともなく9時にはホテルへ。 -
日本では普通にバスタブ付きですね。
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今日のチケット各種。
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