朝焼けを受けてピンクに輝くフィッツロイ。【Patagonia Argentine】

2015/01/01 - 2015/01/03

ひょんなことから訪れた2度目のアルゼンチン。今回はブエノスアイレスだけでなく、南端のパタゴニアへも行きました。（途中から団体ツアーに参加、サンパウロ滞在含む）

とにかく「デカイよ、コレ！！」な景色が満載な南米。30時間かけても訪れる価値はある、そう確信した今回の旅でした。


=======行程==================================================
2014.12.24-26 クリスマスのブエノスアイレスを観光
2014.12.27-28 サンパウロ滞在
-----------------ここから団体ツアーに参加-------------------
2014.12.29 再びブエノスアイレスを観光　→　肉を喰らう。
2014.12.30 ブエノス　→　エル カラファテへ移動　→　町ぶらり
2014.12.31 エル カラファテで氷河トレッキングツアー（ロス グラシアレス）
*New Year's パーティ*
2015.01.01 エル チャルテンへ向けてバス移動　→　軽いトレッキング
2015.01.02 フィッツロイ（山）を眺めるトレッキング
2015.01.03 朝焼けを浴びてピンク色に輝くフィッツロイを見る　→　エル カラファテに戻り　→　ブエノスへ
2015.01.04 北米経由で帰国
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エリア エル・チャルテン(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: アルゼンチン航空 ルフトハンザドイツ航空 ANA ユナイテッド航空

エルカラファテからバスで2時間とちょっと。フィッツロイのあるエルチャルテンへ向かう。

ずーっとずーっと景色が変わらない。いや、本当は山の角度とか向きとか変わっているんだろうけど。

360°の大自然の中では人間などいくら走っても追いつけない。

途中1軒だけあるホステルでトイレ休憩。

日本、遠い。ここは地球の真裏。

日本からブエノスアイレスまで30時間、ブエノスアイレスからカラファテまで3時間、カラファテからバスで2時間。

風が強く荒涼とした大地。ああ遠くまで来たな。

さてあと1時間、バスは走ります。

道中景色の良い場所で撮影タイム。山々の稜線が美しく見えるのだそうだ。
気の遠くなるようなまっすぐな道。

道路の脇にはこれまた気の遠くなるくらい延々と柵が続いていた。

時折リャマみたいな動物が見れる。馬や牛もいた。

ダーウィンレアという飛べない鳥もいる。あまり見れないらしいが、バスの中から1羽だけ見れた。ツアーのみんなにも教えたかったけど、みんな寝てた。

遠くにフィッツロイが見える。
雲がかかっていて見えないことが普通だそう。ラッキーですね、と笑顔で言われると、言葉より何倍にもラッキーに感じる。

エルチャルテンに到着。
ホテルに荷物を置いたら早速トレッキングへ。
今日は3-4時間の行程だそう。

さて行ってきます。

ガイドの説明。

少し登った。

黄色が咲き乱れていてキレイ。←まだ余裕あり。

広大な景色のほんの一部。

展望台。でもまだまだ進んでないんだって。

晴れてきてよかった。

すでにフィッツロイはきれいに見えている。

ここのガイドさんにも今日はラッキーだよって言われた。なんか嬉しい。

近そうに見えるけど全然遠い。

カプリ湖に到着。もうぐったり。

涼しい風、透き通った湖、葉の緑、山にかかる雪の白、自然の中に身を委ねるってこういうことなんかな。


3-4時間とはいえなかなかハードだった初日のトレッキング。
明日は高低差はあまりないけど往復20KMだって…。

1月2日。いつもならコタツでミカンの日。でもここはパタゴニア。往復20KM、絶景求めて頑張る。

天気は快晴。

ガイドのMr.サンチャゴ。中学の体育の先生ばりにひたむきな男。
私と相方の腐れミカンコンビはいつも列の後ろで置いてけぼり（笑）

昨日とはまた違った景色。

途中の小川で休憩。氷河の雪解け水だからもちろん飲める。ぴかぴかに澄んでいた。

どんどん目指す山が近づいてくる。

しばし小川沿いを歩く。水は氷河が溶けた水。乳白色がかったエメラルドグリーンできれいだけどなかなかの濁流。

こちらは真夏。（朝晩は3度くらいまでしか気温上がらないけど）木々の緑も濃い。

そして片道3時間をかけてついにセーロ・トーレ湖に到着。

砂利の上に思い思いに座ってランチタイム。
目の前には氷河と山。写真では伝わりづらいけど本当に雄大。

30時間以上のフライトと3時間のバス移動、さらに3時間のトレッキングをしてでも来てよかったと思える景色。そしていつかまた来たい。

この景色に別れを告げて再び歩き出す。
（Mr.サンチャゴは延長を許さない）

帰りも同じルートで3時間、でもちっとも苦じゃない。

最終日、今日は朝焼けのフィッツロイを見るため4時に起床。
ホテルから15分ほど歩いて町の外れにやってきた。ここが一番きれいに見えるんだって。

まだ暗い。オレンジの光は町の街灯。我々が泊まったホテルもあの町の中。

寒い中身体を動かしながら待つ。
そして徐々に、

薄い紫へ、

そしてピンク、

アルゼンチンはローズクォーツで有名な国。
その成分が含まれているからこんな風にピンク色に輝くのだそう。

フィッツロイも美しいけど、連なる稜線がまた美しい。

最高潮。

何とも言えない、自然の創り出す美しさ。

6時過ぎにはいつもの朝陽が町を照らし、景色はピンクからゴールドへ。

映画のワンシーンを見たようなふわっとした気持ちのままホテルへ戻ります。

早起きして良かったな。

ここは町の入り口。

バスの出発は午後、それまで町をお散歩。
やっぱり人気だね、ドラゴンボール。

バスに乗ってカラファテ空港へ向かい、ブエノスアイレスで乗り継いで一路サンパウロへ。ツアーのみんなとはここで解散。
職業も年齢もバラバラだったけど、良い出会いだった。

そして相方と私はＮＹ経由で日本へと帰ったのでした。



南米は2度目だけど、広すぎるこの大陸にはまだまだ魅力がいっぱいある。
日本からは遠い遠い場所だけど、きっとここまで来る価値はある。

この旅行記へのコメント （4）

• サハラさん 2015/02/13 21:31:33

  朝焼けのフイッツロイ

  ２回目の出会いです。
  
  町中からビューポイントがあるんですね！
  ３月に行くことになりましたが、前日は一日トレッキングですが、朝焼けは見られません。
  
  どうしても朝焼けが見たくて、tomomiさんのブログに到達しました。
  
  この町中のポイントはどこか教えていただけますか？
  
  歩いて行ける距離ですよね？
  
  前回同様、質問ばかりですみめせんが、よろしくお願いします。
  
  
  

  tomomiさん からの返信 2015/02/13 23:22:04

  RE: 朝焼けのフイッツロイ

  サハラさん
  
  こんにちは。ツアーが見つかったのですね、良かったです。
  
  ビューポイントは街の入り口（エルチャルテンという看板がある場所）を出て斜め右の道を行ったところです。私の旅行記の中の写真にもありますが、RIO FITZ ROYという看板のある橋を渡りきったところがビューポイントだそうです。（下は川です。Fitz Roy川かその支流だと思います）
  ホテルのスタッフから教えてもらいましたので、有名な場所だと思います。街の中心からは徒歩で15分くらいでしょうか。
  
  日の出の時間と合わせてホテルで確認した方がよいかもしれませんね。
  （Googleマップでも確認できます。ご参考までに）
  
  
  素敵なご旅行になることをお祈りしております。
  tomomi

• 熟年ドラゴンさん 2015/01/19 08:35:24

  フォローありがとうございます。

  　パタゴニアはグレートレースで見ました。
  
  　死ぬまでにいってみたいです。

  tomomiさん からの返信 2015/01/19 19:10:00

  RE: フォローありがとうございます。

  熟年ドラゴンさん
  
  コメントありがとうございます。
  すごくアクティブにご活動されている様子を拝見して、私も元気をもらいました。
  
  パタゴニアの氷河は圧巻です。ぜひ見ていただきたいです。
  チリ側のパタゴニアへも行ってみたくなりました。