エチオピア旅行「マグマ大使になろう」（エルタ・アレ火山）

2014/12/28 - 2014/12/30

エチオピア旅行のパート２。
アフデラ湖からエルタ・アレ火山へ。

ぐつぐつと沸き立つだけでなく、時に高く吹き上がるマグマに大興奮。

本気でマグマが自分のところまで降りかかってくるのではないかと恐怖心を持つくらい、間近でマグマを見ることができる。

無いことを願いますが、事故が起きてもおかしくない。ここまで近くで見れるところは少ないのではないかと思います。間違いなく、この旅行のハイライト。満足度◎。

エリア その他の観光地(エチオピア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0

４日目。エルタ・アレ火山を目指して、朝からランドクルーザーで出発。

アフデラ湖の塩田の全景。

朝から働いてます。

お墓。

荒野をひた走ります。

時に野グソをしながら一路、火山へ。

この辺りは昔は海底だったようで、貝が落ちている場所も。

風が強く、車が巻き上げる砂埃が、スモークのようにダンスする。

ビックバードも、木陰で休憩中。

オフロードを爆走。

目印がない中、どのようにして目的地が分かるのか不明。凄い。

お昼ご飯。

イワシが美味しすぎる。

砂漠の中の休憩所。各国の旅行者を乗せたランドクルーザーが集まってくる。

エチオピアに来る外国人としては、フランス人、イタリア人、日本人がベスト３とのこと。

「暑いでしょ？」と聞いてくるラクダさん。

確かに、暑いです。日光が痛いです。

井戸。水脈を探し当てる技術が凄い。

ビックリするくらいの悪路。通称「エチオピアン・マッサージ」頭を車の天井にぶつけそうになる。

こんな暑い中、どこに行くのだろうか・・・

死なずに目的地に着くことが凄い。

ベースキャンプに到着。思ったより火山まで遠く、１０kmくらいあるとのこと。

火口は２つあり、左側からは黒煙が上がっている。

昼間は暑すぎるので、早めに寝て、朝３時に起きて火山を目指すことに。

陽が沈んでいく。

今日もよく働いたであろうラクダさんたち。

家路を急ぐ人たち。

さあ、家に帰ろう。

野外に簡易ベットを置いて、その上で寝袋に入って就寝。

５日目は朝３時起床。

４時過ぎにエルタ・アレ火山のベースキャンプを出発。真っ暗な中、懐中電灯の灯りを頼りに山頂を目指す。真っ暗な中、道がなぜ分かるのか不明。

また、軍人さんが行軍の訓練をしていたけれど、当然、戦場では灯りをつけた時点でターゲットになるので、何もなしの真っ暗な中、火山特有のゴロゴロとした足場をグングン進んでいく。凄い。

朝日が昇る頃には、ほぼ１０kmの行程を終え、山頂に。

登ってきたぞー

僕たちの食料や寝袋は、ラクダさんが運んでくれる。感謝。

２年前くらいに観光客が襲われたそうで、警備する人がいないと観光客は来れないことと、エルトリアの国境が１０kmくらい先なので、国境警備隊もいて、軍人さんが多い。

噴火した時期のマグマの成分によって、冷えたマグマの色が異なる。

First「マグマ・ボコボコ」

当然、落ちたら死亡。

火口の端に赤いマグマが見え、常にうごめいている。

風の向きの影響も含め、表面のマグマが動く方向は一定ではない。

日が高くなってきたので、小屋で休憩。薄いシートをひいただけ。

ハエと虫が多い。

昼食後、３時くらいから、マグマがぐつぐつ見れる火口ではない方の火口へ。

煙が黙々と上がっている。遠くから火山を見た時の黒煙は、こいつが上げていたのだろうか。。。

年々、吹き出し口は大きくなっているとのこと。

火口の奥の方の壁が崩れ落ちて、火口も大きくなっているとのこと。

国境警備隊の兵士さん。サービス精神多し。
カラシニコフだか、AK何とかいう銃を持っていた。

マグマが何重にも積み重なっている様子。

何回噴火を繰り返してきたのだろう・・・

良く見れば鶯色なのだけれど、陽の光によって、黄金の絨毯が敷き積まれているかのような火口付近。

夜の大噴火を見て分かるのだが、マグマが「ぼこっ」と空気中に噴出すると、空気で急激に冷やされる。それが鶯色の髪の毛のようなものになる。「神の毛」と言われるそうで、それが積もったもの。これだけ積もるには、何回噴火したんだ！

１本１本が「神の毛」

大規模な噴火。

えぇ、っていうくらいボコボコする。

種火を消し忘れたお風呂状態。

一旦、おさまっても・・・

どーんと噴火する。

正直、火口の端にいると、マグマが近すぎて、熱すぎ＋怖すぎ。

本気で、マグマがかかりそうになる。１回だけ、火口の端まで、石が飛んできた。

予想よりもマグマの活動が活発で、大興奮。動画も撮ったけど、最後は「やべぇ」と言って終わっている。そのくらい間近にマグマを見ることができる。

この小屋の前に簡易ベットを出して寝袋の中で寝ることにしたが、風が強すぎて、寒すぎることが判明・・・

夕食後、再び火口へ。

昼間と違って、マグマの裂け目が目立ちます。

また、マグマが冷えながら表面を動いてぶつかり合う音として、海のような「ざざざー」という音がしています。

どっかーん

マグマが飛んできそう。

大きなマグマ噴出スポットは、この日は３箇所くらいだった。

大体１時間に１回程度、大規模な噴火があった。

段々、贅沢になってきて、小規模な噴火には反応しなくなる・・・

熱い上に、怖い。

風向きで硫黄臭が襲ってくる。まともに喰らうと目が痛い上に、咳き込む。

いつまで眺めていても飽きない。

地球の内部はどうなっているんだろうと思った。
また、この膨大なエネルギーを活かせたら・・・

大興奮の中、就寝。５日目終了。

この旅行記へのコメント （1）

• 164-165さん 2015/01/12 09:54:27

  『いいね！』

  とらさん　はじめまして。
  火山大好き人間の私です。
  御嶽山の噴火が有り、自粛気味の最近です。
  キラウエア、ヤスールと火山を見ましたが、テレビの世界遺産でエルタ・アレ火山を知り、一番行きたかった場所でした。
  旅の過酷さと、治安の問題で躊躇していましたが、とらさんの旅行記を拝見し、ますます行きたくなりました。
  写真も感動ものでした。
  良い旅をなさりました。
  
  　　　　　　　　　【164-165】