2014/12/12 - 2014/12/21
15位(同エリア21件中)
botさん
今回は、ポルト・セグーロの北部海岸と、街の中心であるセントロ地区に関する旅行記です。
ポルト・セグーロ(Porto Seguro)は、ノルデステ(Nordeste-ブラジル北東部)のバイア州(Bahia)にあります。1500年4月22日、ポルトガル人のペドロ・アルヴァレス・カブラル(Pedro Álvares Cabral)に率いられた「第二次インド遠征隊」は、このポルト・セグーロ付近に「漂着」します。これによって、ブラジルが「発見」されます。
ちなみに第一次インド遠征隊を率いたのは、インド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)です。
※全てwikipediaより、 http://goo.gl/oYjyi5
- 旅行の満足度
- 5.0
-
アライアル・ダジュダから、バン(Van-乗合タクシー)に乗り、バルサ(Balsa-フェリー・ボート乗り場)へ移動します。
アライアル ダジュダ 散歩・街歩き
-
バルサにて、非常に天気が悪いです。
-
ポルト・セグーロの街の海岸沿いのバス停から、バスでムタ・ビーチ(Praia do Mutá)へ向かいます。ムタ・ビーチは街の中心(Centro-セントロ)から、海沿いの道を北方へ約15km、バスで30分程です。
-
ムタ・ビーチへは北隣の市である、Santa Cruz Cabrália 行きのバスに乗ります。 途中には、幾つものビーチがあります。このため Santa Cruz Cabrália 行きのバスのフロントガラスには、大きく「Praias」(ビーチ)と書かれています。
通常のバスは、2.5レアル(110円)ですが、「Praias」と書かれたバスは4.4レアル(200円)と少しお高めです。このバスは大体、30分に一本の割合で運行されているようです。
地図URL
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zBdbFkzJTAx8.kwVQglQNOOhg -
バスに乗っている間に雨も激しくなってきたので、直ぐに本日の宿にチェックインします。
Village Mutà長期滞在にはお勧め by botさんVillage Mutá ホテル
-
ここも貸別荘サービスです。一泊144レアル(6500円)。大きな貸別荘で、 20室以上あると思います。
-
自炊も可能です。
ムタ・ビーチと道路を隔てた場所にあります。近くに大きなスーパーもありますが、徒歩10分以上かかります。
ここの管理人さんもイタリア人なのですが、とても親切でした。 -
お昼もかなり過ぎたため、お腹も空いてきました。小雨も続いているので、宿から最も近いバーを訪れます。
観光客はほとんどいません。 -
私の旅行記には食べ物の写真が少ないですが、その数少ない一つです。「細切り牛肉とフライドポテトの盛り合わせ?」(Filé à Palito com Fritas)。
「プロなんだから、もうちょっと彩りよくしたら」と思いましたが、普通に美味しかったです。 -
夜はポルト・セグーロのセントロに行こうかと思いましたが、天気がよくないし遠いので、宅配ピザにしました。一緒にビールも注文したら、「ビールはないですがジュースはあります」と言われました・・・。
夜遅くに空を見上げたら、星が輝いていました。明日は晴れの予感。 -
じゃじゃーん、久しぶりの青空です。朝、ムタ・ビーチ方面に散歩に行きます。
-
ムタ・ビーチです。
とても綺麗なビーチです、レストランやお土産物屋さんも多いです by botさんムタ ビーチ ビーチ
-
朝早くから海に入っている人々も・・・。
-
この日の午後に撮った写真も追加します。
-
午後は更に天気がよくなります。
-
やっぱり、こうじゃなくちゃね。
-
謎の十字架
-
ムタ・ビーチは海岸沿いの幹線道路から、歩行者専用道路が延びています。
-
道の両側には、お土産物屋さんがびっしりあります。規模が大きいです。
-
インディオの道具も売っています。誰が買うんだろう?。
-
ムタ・ビーチの入口
一旦宿に帰ります。実は明日の昼前には、帰りの飛行機に乗る必要があります。このため効率的に観光するために、レンタカーの予約をしていました。 -
宿から地元のレンタカー会社に連絡して貰い、宿の駐車場で車を受け渡しするという簡便なものです。返却も駐車場に停めておけばOKなのですが、今回は空港で返却できるように連絡して貰いました。
24時間で100レアル(4500円)です。実は宿の空港送迎サービスというのもあるのですが、それだと片道70レアルです。ガソリン代を入れても、お得ですよね。
レンタカー会社は本日お休みのため、昨日夜に駐車場に車を置いていったそうです。 -
ところで、契約書は?、免許証を確認しなくて大丈夫?。
イタリア人の管理人さんもマズイのではないかと聞いてみたところ、「一日だけだから大丈夫」と返答があったそうです。また細かいこと気にすると、バイアーノ(Baiano-バイア州の人)は、「大丈夫、大丈夫、何とかなるよ」と言われるとも語っておられました(笑)。
日本ではイタリア人はいい加減と思われているようですが、ここでは、いい加減さでバイアーノが優っているようです。 -
ちなみにガソリンも最低限しか入っておらず、返却時どうするのか聞いてみたところ、10レアル分入れておけばOK、たくさん乗ったと思ったら15レアル分入れたら大丈夫だそうです。私は何となく、20レアル分のエタノールを入れおきました。
※ブラジルの最近の車は大体、フレックス車(ガソリン・エタノール対応車)です。エタノールの方が燃費が悪いため安いです。 -
早速、ポルト・セグーロのセントロ近くにある、歴史的町並み地区(Centro Histórico)を訪れます。地区は丘の上にあります。
ブラジル黎明期の歴史がここに・・・ by botさん旧市街 (シダージ イストリカ) 旧市街・古い町並み
-
左の建物がポルト・セグーロ博物館(Museu de Porto Seguro)です。
こじんまりした博物館です by botさんポルト セグーロ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
そして、Marco da Posse
ブラジル発見後の1503年の航海で運ばれてきた標識碑、ポルトガル王室の所有を示します。高さ2.5mの大理石です。 -
Igreja Matriz de Nossa Senhora da Pena
1535年ブラジルで二番目に建てられた教会の跡に、1730年から1773年にかけて建設された教会です。歴史的町並み地区にある古い教会です by botさんノッサ セニョーラ ダ ペナ教会 寺院・教会
-
セントロからは丘に登る階段が整備されていますので、徒歩でも訪問可能です。
丘の上に古い町並み、海岸沿いに下町があるのは、ブラジル沿岸の伝統的なコロニー都市の構造です。 -
1970年代までは、ポルト・セグーロは漁業・農業・林業の町でした。1980年以降、観光で急速に発展します。1980年は人口5000人程でしたが、現在は14万人を超えています。
-
次に向かったのは、Memorial da Epopéia do Descobrimento
「壮大な発見記念館?」という、ブラジル発見の時代に焦点を合わせた資料館です。ここは歴史的町並み地区近くの海岸沿いにあります。
入場料は、ガイド付きで10レアル(450円)です。ブラジル発見の時代の資料館です by botさんMemorial da Epopeia do Descobrimento 博物館・美術館・ギャラリー
-
特に大したものはなかったですが、ブラジルの国名の由来となった、パウ・ブラジル(Pau Brasil)の木。赤い染料が取れます。
-
復元したインディオの家
-
ポルトガルの探検船の原寸大模型、などがあります。
こんな小さな船で、大西洋を渡ったのが信じられません。
ここまでで、歴史のお勉強は終わりです。 -
さて最初の方でセントロからムタ・ビーチにかけて、ビーチがあると書きました。それぞれのビーチでは多くのバーが営業していますが、その中でも規模が大きい所があります。
地図URL
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zBdbFkzJTAx8.kwVQglQNOOhg -
タペラプァン・ビーチ(Taperapuan)にある、アシェ・モイ(Axé Moi)です。
一日中遊べます - Axe Moi by botさんアシェ モア バー
-
海があり、
綺麗で楽しいビーチ達 ・・・ でも一括りでいいの? by botさんポルト・セグーロ・ベイ ビーチ
-
ビーチがあり、
-
ステージがあり、
-
ダンスフロアがあります。
-
ダンスフロアの四隅には放水器が設置されており、定期的に容赦なく放水します。
-
見ているだけで楽しいです。
-
老若男女関係なく、踊っています。
-
疲れたらビーチに寝ころび、喉が渇いたら飲み物を、お腹が減ったら食べ物を摂る。
丸一日過ごせます。 -
ステージのプログラムは、切れ目なく続いていきます。
写真は会場のイケメンを集めて、コンテストを開いている所です。右から二番目の男性が優勝しました。 -
でもやっぱり、歌とダンスが楽しいですよ。
-
特別な日以外は、入場料は特に取られません。飲み食いした分だけ払えばよいみたいです。
-
アシャ・モイ以外にも、バハマレス(Barramres)とか、Itacimirim のトアトア(Tôa Tôa)などあるようです。
ダンスダンスダンス by botさんBarramares 劇場・ホール・ショー
-
バハマレスは、帰る日の早朝に見学したので人がいません。アシャ・モイより、ビーチが綺麗です。
-
ステージやダンスフロアは同じようです。ダンスフロアの四隅に放水器があるのは、スタンダードのようです。
-
最後にポルト・セグーロのセントロ地区を紹介します。
レストランやショッピングセンターが集まっています。セントロのレストラン街です by botさんPassarela do Alcool 市場
-
特に海岸沿いには、観光客向けのレストランが集中しています。
-
ところで、左の写真の店員のおばさん、右の写真のお土産物屋さんの人形に、似ていませんか?。時々、同じ姿勢の店員さんを見かけます。
-
暗くなってくると、こんな感じです。
-
この通りは、Passarela do Álcool(アルコール通り)と言うそうですが、正式な通りの名前ではないようです。
-
昔来た時は、このようなカシャーサ(サトウキビの蒸留酒)のフルーツカクテルを作る屋台が、数十メートルも続いていました。「なんて天国・・・」と感動しましたが、今はあまり見ません。最近フルーツも高いですし、採算が合わないのかな?。
-
8時も過ぎると、人が一杯になってきます。
-
ちょっと入ってみます。
-
ノルデステ(ブラジル東北部)で伝統料理、ムケッカ(Moqueca)を頼んでみます。ムケッカはブラジル版海鮮シチューみたいな料理です。
個人的には大好きなのですが、レストランでは妙に値段が高く、それだったら肉の方がよいと、今回の旅行では注文したことがなかったです。
注文しても中々来なかったのは置いといて、食べてみます・・・イマイチ。今まで自分でお金を払って食べた中では、一番口に合わなかったです(泣)。 -
翌日朝、空港での車の返却も無事終了しました。
4travelでアサイボウルの特集があったけど、アサイってブラジルが原産でなかったの?、などと考えながら呑気にアサイアイスを食べていると、
「botさん、botさん、大至急ゲートまでお越しください」
あれれ!と急いで行くと、もう出発寸前でした。危うく搭乗券を持っていながら乗り遅れる、二回目の経験をするところでした。
空港のモニターのフライトスケジュールが、ブラジリア時間で表示されていたため勘違いしていました。
・・・そんなこともあったですけど、面白い旅でした。終わり。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ポルト・セグーロ
この旅行記へのコメント (2)
-
- Mauricioさん 2015/01/12 12:00:54
- ブラジルの料理
- botさん
こんばんは。
ブラジルの料理って美味しそうに盛り付けるのが大嫌いですね。
ポルトガルとイタリアとアフリカの影響を受けてます。
お皿に取って中でグチャグチャに混ぜて食べるのですが、
ブラジルでは当たり前でも日本でやると大ブーイングです。
折角の料理をどうしてくれる!、とシェフからクレームが。
結局のところ作る側も美味しく食べる方法を知らないのだな、と。
ムケッカは高いけどペイシャーダは安いとか、
カマロンを外せば安くなるとか色々ありますよね。
味だけ凝縮させたピラォンなんか大好きですよ。
サイドメニューみたいな位置付けなのでタダみたいに安いしお代わり自由。
リトラゥの旅行記は面白いですね。
これからも楽しみにしています。
Mauricio
- botさん からの返信 2015/01/12 19:23:58
- RE: ブラジルの料理
- Mauricioさん
いつも投票ありがとうございます。
ブラジルのレストランでも、盛り付けに気を使っている所はたくさんありますよ。特に値段が高いところは、顕著です。素人や安いレストランなら、私も文句は言いません。今回頼んだBARは、垢抜けていないところでしたが、値段だけは高かったので書いたのです。この値段でこの料理?、と疑問に思われる程、損なことはないですからね。
私はペイシャーダは食べたことがないです。ムケッカはポルキロで食べるのはよいのではないかと、思い始めています。あの鍋を一個用意するのが、コストがかかるんでしょうね。
雨の中のトランコーゾ旅行記もありますので、宜しかったらどうぞ!。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
Village Mutá
3.08
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
ポルト・セグーロ(ブラジル) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ポルト・セグーロ
2
60