2014/12/26 - 2015/01/02
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108JETさん
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ひょんなことから、2014年の年末から2015年の年明けまで、フランスのカーン(Caen)に旅行することに。
例によって、観光、芸術、文化遺産などとは縁遠い飲んで食べてのダラダラ旅行。ブログの類は不得手で、ここへの投稿も2回目だが、よろしければお付き合いの程を。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
まとまった休暇が取れ、カタール航空(QR)の比較的リーズナブルなビジネスクラスのチケットが入手できたので、年末年始をフランスで過ごすことに。目的地はノルマンディー地方のカーン(Caen)。カーンへ行く理由?実は特に無いのです。
まあ、フランスの地方都市の年末年始がさほど過ごしやすいとは思えないが、アパートホテルを借りての5泊ならば、それなりののんびりした旅もできるかと、敢えて出発。
出発は羽田発の深夜便。最近、羽田の国際化が進み、便利に見えるからかチケットも成田発より高めだが、実際にはさほど都心とのアクセスが良いとも思えない。ただ、成田が深夜便を出せないので、仕事を終えての「修行旅」は羽田に一理あるか。
12月26日の深夜(出発は27日00:15)の空港。意外と空いていてチェックインもスムースに終了。 -
と、ふらふらと、案内された「さくらラウンジ」(JAL)に行くと、下の階は大変な混みよう。食事があるフロアなので、いつも人気だが、あまりの喧騒に辟易として、上の階に。
とりあえず、一杯いただき、心を休める。搭乗まで1時間ほどの滞在。 -
カタールのドーハ乗り継ぎ。ドーハまでお世話になる座席。
最近流行りの斜め配置のフルフラットシート。機材も新しく(B787)、快適そうだが、なんせ12時間強のフライト(ドーハ着を6時台の便利な時間になるよう、調整しているフシがある)。12時間あれば直行便で欧州まで行ける。チケットの値段は正直である。 -
ウエルカムドリンクはミモザをお願いする。
QRは、まだドア閉鎖後、離陸、巡航飛行になるまでは電子機器禁止。出発前の写真撮影もここまで。 -
ドーハの朝。
乗り継ぎ時間が1時間半ほどしかなく、乗り継ぎのセキュリティは長蛇の列。ビジネス以上は優先レーンを使えるが、エコノミーのお客さんが搭乗できるまでは離陸できないのではないか、これはやはり出発遅れになるか、、、と思いつつ搭乗口へ。セキュリティーチェックのあとは、広大な空港の割には短時間、スムースに到着。
フランスまで連れて行ってくれるのは就航したてのA380。まだ先は長い。 -
パリCDGにはほぼ定刻到着。自慢の超大型機も2階席はガラガラ。燃費を稼ぐためか気流のためか、はたまた紛争の影響か、羽田→ドーハ→パリ間、目一杯高い40000ftを一直線。気圧のためか若干の頭痛(あ、飲み過ぎか・・・)。
パリ到着後は列車でカーンへ移動。この距離、目的地からすると、車(レンタカー)での移動のほうがかなり効率的だが、真冬は何が起こるかわからないもの。今回は列車を選択。
空港からRERで北駅→地下鉄でサン・ラザール駅→国鉄に乗り換えICでカーンへ。カーン着は8時前。
サン・ラザールでも待ち時間があるので、モノプリで最低限の食材や飲み物を買い、乗車。
冬のヨーロッパは暗くなるのが早い。4時前には夜の雰囲気。17:45の発車時間には真っ暗である。 -
カーンに定時に到着。これから5泊6日の拠点は、Adagio Caen。駅から徒歩10分ほどだが、荷物があると結構たいへん。
AdagioはAccorグループのアパート・ホテルで、Accorお得意のブランドごとの標準仕様。小奇麗で設備も近代的だが、フランスならではのお約束(不具合)も絶無ではない。
キッチンは道具、食器ともそれなりに充実。暖房も強力。風呂はシャワーのみでバスタブ無し。翌日、セイフティボックスが故障していることが判明、点灯しない明かりがあるなど、結局はフロントに修理依頼をすることに。
ネット予約では禁煙指定できず、タバコ臭が気になる方は要注意。また、シャワーは、湯量豊富だがあたたまるまでかなりの時間がかかる。フランスのアパート・ホテルではよくあること。 -
寝室別部屋のアパルトマン。翌朝、この寝室のセイフティボックスのロックが作動せず、かつ警報音が鳴り続けたため修理を依頼。係の人がいろいろいじったりして数分で修理終了。ロックが信用できるか疑問がわく。まあ、貴重品は身につけていて、ロッカーは殆ど使わないので、今回も騒動の上、使用せずに終わる。
ネットは無線LAN。有線はジャックはあるがつながらず。無線LANは無料だとやや遅い(ダウンロード3メガ、アップ1メガ)。有料でより高速な接続を選択できるが、必要を感ぜず無料のままで過ごす。 -
パリで調達したチーズや牛肉のハム、ワインなどで夕食。
パリまでの機内食以外は食べていなかったが長旅の後なのでこの程度で満腹して就寝。パンとチーズの一部は翌朝の朝食用に。 -
翌28日朝。日曜日なので、街も静か。晴天なれど気温は当然のように低い。予報では、最高気温も氷点下2度とのこと。
最近は日曜日でも開いているスーパーがあり、とても楽になった。軽く買い物。昼食は部屋で摂ることに。夜は予約を入れたレストランで夕食の予定。 -
この日の買物。
スモークサーモンやチーズなど。今では通販で日本全国で手に入るようになってきたが、現地に行くとやや変わった銘柄があり、味も多少違う気がする。 -
日曜日のお約束、朝市もやっていたが、さほどめぼしいものもなく、ホテルに戻る。
-
昼食はサーモンとカマンベールチーズ。野菜不足で飲み過ぎのいつものパターンだが、トマトを一つ食す。
ワインはアルザス。
フランスでもアルザス・ワインは過小評価されていて割安。白しか美味しいものがないのが弱みだが、もっと評価されていい。リースリングで1本5ユーロほど。 -
疲れが出たのか、かなりの時間昼寝。
夕食は、市内中心のBoeuf & Cowなるステーキ・ハウス。フランス人の常食とも言えるステーキも、最近はビストロやブラッスリーといった伝統的な日常レストランに加え、チェーン店や高級店など選択の幅が広がってきた。ここはやや高めの値段設定の高級系か。
クリスマス休みの期間でもあり、混みようもわからず一応予約を入れてきたが、開店直後の19時という早い時間で空席多し、味が気になるところ・・・。 -
前菜のカルパッチョ。
パルメザンチーズとマッシュルームがかかっているごく普通のもの。肉質の良否がものをいうところだが、値段相応、可もなく不可もなし。ただ、少食の方には前菜としてはやや多いか。
ワインは、昼も飲んだので瓶はやや多いかと思い、夕食ではあるがPichetでコート・デュ・ローヌの赤。 -
ネットでのメニューとは違う料理も多くあり、メインはOngletのステーキ。Ongletは日本語訳にすると難しいらしい。
いわゆるサガリ、だが、ハラミと混用されることも多いようだ。
フランス独特の肉々しい部位で、レアでうまく焼くと強い味わいでやみつきになる。
珍しく切って出てきたが、塩がやや強すぎ(焼いた後にかけたからか)なのと火入れが弱いので香ばしさが足りない。ソース無しにしたのもいけなかったのかもしれない(料理人がソース抜きに慣れていない?)。皿もきちんと温めて欲しい。一人なのに食べ終わるまでに肉が冷えてきてしまう。盛り付けはやや現代風に振ってあるが、このへんはミシュランを頂点とする創作系料理偏重の弊害。ステーキなんだからきちんと焼いて、丸い厚手の温かい皿にポテトと一緒にドン、と乗せて出してくれれば良い。
とまあ、アラを探せばいくらでもあるが、フランスで美味しいステーキを探すのも難しい、というか、一見単純な料理なので、一度いいものを食べてしまうと次はアラばかり目立つもの。
最近は「和牛」を売りにしているレストランまで出てきているようだが、本末転倒。この店は赤身系の肉質を維持しており、かろうじて道ははずしていないか。 -
迷いつつもデザート(レモンとフランボワーズのシャーベット)も摂り、コーヒーで締め。
ワイン込み45ユーロほどで、料理の質を考えるとやや高いか。予約を入れていたこともあり、窓側の一等席で、サービスも悪くなかったが、ステーキに特化するレストランであれば、もう一息であろう。
ということで、2日目の夜が暮れ、ホテルに戻り、この原稿を書いたところ。さて寝よう。
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