棚田を見にバナウェからサガダへ

2014/10/19 - 2014/10/20

バナウェの棚田を見学し１泊した後は、次にサガダへ移動する予定であるが、ただここへ行くにも時間が掛かるので、バナウェにはもう1泊して、翌朝出発した。

サガダへ向かう道も険しい山の中を通って、時には崖ぷちの道や未舗装の狭い道を走りながらボンドックの街へ出て、しばらく休憩し、5時間ほどしてサガダに到着した。

サガダに来るまでに何か所か棚田のある素晴らしい景観を見ることが出来た。バナウェのような大規模ではないが、規模は小さいながら、まとまっている棚田が何か所かあった。

エリア その他の観光地(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.0

バナウェを出てしばらく移動していると、霧が出てきて、外の景色がよく見えなくなってきた。

1時間位走って休憩所に着いた。雨が降っていた。ここが休憩所と言っても、高原野菜を売る店ばかり並んでいて、どこに休憩所があるのか分からないくらいであった。

20分位の休憩時間で、しばらく野菜を売る店を何軒か覗いてみた。採りたての高原野菜がたくさん並べられていて、なかには見たこともない野菜があった。

どの野菜も新鮮で、みずみずしいほどである。

両親が忙しく働いているため、男の子が一人寂しく遊んでいる。小生がこの子供の写真を撮つていると、近くにいた欧米人の観光客がも盛んに写真を撮り始めた。

フイリピンに来て田舎を旅行していると、老人や労働者たちがこの葉に石灰やビニール袋に入っている物を混ぜて、口の中に入れいれているのをよく見た。しばらくしてそれを口の中から真赤な血のようなものを吐き出している。これはフイリピンに限らず、台湾でもスリランカでも見たことがある。

しばらく走っていると、雨が止み、晴れ間がのぞかせていた。このような棚田のビューポイントでは車を止めて、写真を撮る時間が持っことが出来た。

見事な景観の棚田である。いつまでもこのような状態を保っのは並大抵のことではない。現に、世界遺産に登録されていながら、同時に危機遺産にも登録されている。

しばし素晴らしい風景に魅せられ、眺めていた。

バスは清水が流れているところを通ると、停車し、しばらく動かなかった。見ていると、バスの車掌（ 左から２人目 ）が持参したペットボトルを手にして、水を汲んでいるではないか。バスはそのために停まっているのだ。

サガダにまで向かう道中は山また山の所で、景色は素晴らしいが、道路が整備されていないところが多く、かなりきつい道中であった。

次の休憩所でバスを降り、近くをぶらぶらしてみた。道端で何か変わった物を食べている女性がいた。

その食べ物はこのようなもので、ちょうど買う人がいて、よく見ることが出来た。左側の女性が手にしているものである。

学校に行く子供たちがそばを通りすぎて行った。ちょっと寒そうな感じだ。小生も朝方はかなり寒く、厚手のシャツが必要なくらいであった。

山の中腹の狭い道が遠くに見えるが、バスはこの道を通って進んでいる。狭くて、舗装されてないところもあり、なかなかスリルに満ちた風景である。

珍しい光景を目にした。バスの車掌が停車している時に自分用に鶏を手に入れたのか、それを荷物を入れるところに押し込んでいた。

バスが停車すると、何人もの地元の農家の人たちが自分たちで作つた野菜を売りに来た。カメラを向けると、みんな恥ずかしそうにして顔を向けてくれなかった。

偶然、地元の人が休憩所にいたので、写真を撮らせていただいた。この方はタガログ語ではなく別な言葉（ 方言 ）を話していた。

サガダで宿泊したのは、ST.Joseph Restthouse というところで、比較的安価で、清潔なゲストハウスであった。

小生たちが食事をしている傍らで犬がじっと座っていて、おこぼれを待っていた。

山の崖淵に石灰岩でできたところがあり、目を凝らしてみるとそこに一風変わったものが見えた。

それはこのようなもので、亡くなった人を収める棺 ( Hanging coffins ) が並べられている。

あちこちに洞窟があり、そのいくつかを入口近くまで行ってみた。

宿泊したレストハウスの庭先には様々な花が咲き乱れていた。

白い清楚な花であるが、名前は不明である。