2014/11/16 - 2014/11/27
32位(同エリア73件中)
youさん
1万年の歴史がある地中海東南の島国キプロスを訪れました。キプロス島は、島の南北で国が分断されており、南側がキプロス共和国で、国連、EUに加盟しており、その面積は四国の半分程度、人口約90万人、現地ではサイプラス(Cyprus)と呼ばれています。北側は北キプロス・トルコ共和国となっており、こちら側を国として承認しているのは、トルコだけです。
一時は紛争国としてのイメージがありましたが、今はグリーンラインと呼ばれる国境を越えて自由に行き来でき、旅人には平和で長い歴史を持つのんびりした雰囲気を感じる国に映りました。
日程は下記。
■11月16日 21時 成田発 アブダビ経由キプロスのラルナカへ
■11月17日 12時 ラルナカ着 街歩き ラルナカ泊
11月18日 ラルナカ→ニコシア 街歩き ニコシア2泊
11月19日 ニコシア⇔北キプロスのギルネ
11月20日 ニコシア→パフォス 街歩き パフォス2泊
11月21日 パフォス観光
11月22日 パフォス→リマソール 街歩き リマソール3泊
11月23日 リマソール⇔クリオン遺跡観光
11月24日 リマソール⇔トロードス・トレッキング
11月25日 アマサス遺跡観光→ラルナカ ラルナカ泊
11月26日 13時ラルナカ発 アブダビ経由
11月27日 13時 成田着
この旅行記は、南キプロスのラルナカ街歩き編です。
表紙の写真は、聖ラザロ教会前広場の風景。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11月16日 成田21時20分発エディハド航空 EY871便にてアブダビに向かいます。5時10分アブダビ着。
アブダビ9時15分発、黒塗りの機体のエディハド航空EY93便に乗り継ぎ、キプロスのラルナカに向かいます。
当初、スターアライアンス系の欧州経由を検討しましたが、キプロス到着が深夜、出発が早朝だったりでとても不便なスケジュールになりそう。なので、日中に離発着するエディハド航空便を利用しました。 -
アブダビを離陸した機は、アカバ湾に向けてアラビア半島を横切り、アカバ湾上空で北上し、地中海の東南に浮かぶキプロス島に向かっています。シリアやイスラエル付近の紛争地帯を避ける飛行ルートです。
ウクライナ上空での事故の様に、ミサイルで狙われても困りますので、安全確保の上で良い選択です。 -
眼下にアカバ湾が見えてきました。ズームアップすると、かって訪れたイスラエルのエイラドの街や滑走路、ヨルダンのアカバ港が確認できます。
-
11月17日 12時前にキプロスのラルナカ空港に到着。
市内にバスで向かいます。バス停は建物内の階段を2階に上り、出口を出て写真の陸橋を渡った左側にあります。417〜419番で約30分、市内中心の海岸沿いバス停に到着します(1.5ユーロ)。 -
ラルナカの宿泊はAlkisti City Hotel。1階が不動産屋の店舗。部屋はシンプル、寝るだけなので良しとします(35ユーロ)。
フロントの女性は、宿泊の前後でメールを送ってくれるなど、とても親切でした。 -
ホテルのバルコニーから聖ラザロ教会が眺められます。街歩きには便利なロケーションです。
-
ホテルのフロントでラルナカの地図を頂きます。
ホテル近辺の聖ラザロ教会、ラルナカ要塞を巡り、地図の一番上(北)に表示されている古代遺跡キティオンまで行く予定です。 -
まずホテルから見えていた聖ラザロ教会に行きます。
-
9世紀に創建された鐘楼が美しいギリシャ正教会です。イエスにより死から蘇った聖ラザロが、この地で30年余り主教を務め、死後埋葬されたという場所に建っています。
-
教会の中に入ります。広くはありませんが、歴史を感じる厳かな礼拝堂です。
-
正面の壁一面に聖人らのイコンが多数掲げられています。
-
祭壇下の地下はラザロらの墓地となっており、ローマ時代から変わらない形で保存されています。
-
教会の隣はビザンティン博物館。
-
広場に面した街並みです。
-
中世の雰囲気のある街並みを歩きます。
-
ミナレットが目印のモスクが見えてきました。キプロスは、ギリシャ正教が人口の約80%を占め、イスラム教徒は20%以下とのこと。
島が南北で分断された1974年以前に建てられたモスクで、今はひっそりと佇んでいます。 -
モスクの中です。
キプロス島が南北で分断される前は、ギリシャ系とトルコ系の人々は、島の全域で混住していましたが、分断後は北部に住むギリシャ系住民の大半は、トルコ軍の支配を嫌って南部に逃れ、南部に住むトルコ系住民の多くは報復を恐れてトルコ軍支配地域である北部に逃れました。その結果、現在はギリシャ系の人々の大部分は南キプロスに、トルコ系の人々は北キプロスに住むようになっています(ウィキペディアから引用)。 -
海岸沿いに建つラルナカ要塞。
ジェームス王1世の時代(1382〜1398年)に、港を守る目的で創建された砦で、その後オスマン・トルコによって再建され、イギリス統治時代には一時刑務所としても使われていました(博物館資料)。
-
要塞の中に入ります(2.5ユーロ)。
-
要塞の中庭。隣のモスクのミナレットが見えています。
-
要塞内は中世博物館になっています。こちらは中世時代の墓石類。
-
古代遺跡のキティオンから出土した土器やランプ類なども展示されています。
-
屋上に上ってきました。
南方向の眺め。海岸沿いにレストラン等が並んでいます。
道路の先にラルナカ空港があり、時々飛行機が飛び立つのが見られます。 -
北方向の眺め。
-
夏は海水浴客でにぎわうビーチが広がっています。
-
中庭は武器等が展示されています。
-
中庭。
-
ラルナカの海岸沿いにはリゾートホテルやレストラン等が並んでいます。
-
翼をもつライオン像が見られます。15世紀から16世紀にかけて、ここキプロスはヴェネツィア共和国の領域だったのです。
-
-
ヤシ並木が続く海岸沿いのアシノン大通りを北に向かって歩きます。
-
警察署の建物も何か古い感じです。
-
聖ジョセフ・カトリック教会。
-
教会の中庭は立派なテニスコートがあり、子供たちが運動していました。
-
街の海岸通りから徒歩20分、住宅街の中にある古代都市遺跡キティオンに来ました。
遺跡入口の建物。質素な建物なので、見過ごしてしまいそうでした。ここでチケットを買って(2.5ユーロ)中に入りますが、訪問客は誰もおりませんでした。 -
キティオン古代遺跡は、紀元前13世紀に宗教上重要な寺院1や城壁が造られ、12世紀中に寺院2〜5等が造られたとのこと。寺院1の建物内には銅の精錬をするための部屋も発見されています。
紀元前9世紀には、フェニキア人のコロニーとなり街はさらに発展をしました。 -
紀元前13世紀に創建された寺院1の基壇部分です。
説明版によれば、基壇の手前表面に船が描かれているとありますが、よく確認できません・・・。当時このキティオンは、港に近く航海の安全を願っていたのでしょう。。。 -
寺院1の北側部分。当時銅の精錬が行われていた部屋が発見された場所です。寺院が銅の製造を仕切っていたと推定されています(説明版)。
-
紀元前13世紀の城壁。遺跡をまたぐように造られたデッキ上から見ています。
-
寺院2の基礎部分。右手奥には貯水池の跡が見られます。
-
寺院4、5の基礎部分。
-
街は紀元前13世紀から造られ、紀元前4世紀までの間に繰り返して再建されて6層にも積み重なっています。
BC332年、街はアレクサンダー大王の支配下になりますが、BC312年、アレクサンダー大王の死やフェニキア人の王が殺害されたりして、街は滅びました(説明版)。 -
キティオン遺跡を出て西に向かって歩き、聖母マリア教会に来ました。
-
教会周囲の住宅地に隣接して遺構も見られます。この付近の地下はまだまだ沢山の遺跡が眠っている感じです。
-
マカリオス3世の銅像。彼は、キプロスの政治家・宗教家で、1960年、それまでのイギリス支配下からキプロス独立を果たし、初代キプロス共和国の大統領に選出されました。
-
アシノン大通りの北の端にある夜のヨーロッパ広場。イギリス統治時代に建てられたコロニアル調の建物が並んでいます。
-
海岸通り沿いのレストランで、一人夕食をとります。
魚料理のメニューはこんな感じ。イカとチップ(10ユーロ)を食しましたが、チップの量が多くてお持ち帰りしました。 -
この11月の時期、夕方6時には暗くなります。ライトアップされた聖ラザロ教会を見ながらホテルに戻ります。
-
11月25日 リマソールからラルナカに戻ります。最終日ラルナカでの宿泊は、Stephanie City Apartments(35ユーロ)。
こちらはリビング。一人で2LDKは無駄に広すぎますが、清潔で快適なホテルでした。 -
11月26日 この日のフライトは13時50分。
午前中ラルナカの街を再び散策します。
ラルナカ要塞の脇からから南に延びている海岸通りを歩きます。
魚釣りをしている地元の人がいますが、海は透明で美しすぎて・・・何も釣れていないみたいでした。 -
クリスマスツリーに飾りつけをしています。今年も早いもので、もうこのシーズンとなりました。
ツリーはクレーンを使用しないと飾り付け出来ない程大きなものですが、ヤシの木の高さは、それよりも更に高いで〜す。
キプロス・ニコシア街歩き編につづく。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- パルファンさん 2014/12/05 09:26:33
- ギリシャ正教会
- youさん、お久しぶりです〜
そろそろ何処かへお出かけかなと思っていましたら・・キプロス島でしたか。
良く知った名の島なのにはっきり位置がわからずでgoogle maps で確認して〜
場所柄かなり歴史的なものが潜むところなのでしょうねー
表紙になっている聖ラザロ教会はギリシャ正教会なんですか。
フォルムが魅力的! 絵になりそう〜
絵は描かれてきましたか? また紹介してくださいね!
パルファン
- youさん からの返信 2014/12/05 22:56:27
- RE: ギリシャ正教会
- パルファンさん
ご無沙汰しておりました。コメント有難うございます。
ハイ、遺跡大好きのyouとしては、訪れるのが遅かったと感じるキプロスに行ってまいりました。ギリシャ正教の世界とモスクが佇むイスラームの世界とが混在していて、小さな島ですが2つの文化を同時に味わうことができるユニークな島でした。
今回は、古代遺跡でのスケッチ楽しみました。でも仕上がりは、ローマ遺跡みたいになってしまい、キプロスの特徴が今一つ出ませんでしたけど。
パルファンさんの旅行記のように、さりげなく素晴らしいスケッチが紹介できればいいのですが。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
51