2014/11/16 - 2014/11/27
23位(同エリア66件中)
youさん
1万年の歴史がある地中海東南の島国キプロスを訪れました。キプロス島は、島の南北で国が分断されており、南側がキプロス共和国で、国連、EUに加盟しており、その面積は四国の半分程度、人口約90万人、現地ではサイプラス(Cyprus)と呼ばれています。北側は北キプロス・トルコ共和国となっており、こちら側を国として承認しているのは、トルコだけです。
一時は紛争国としてのイメージがありましたが、今はグリーンラインと呼ばれる国境を越えて自由に行き来でき、旅人には平和で長い歴史を持つのんびりした雰囲気を感じる国に映りました。
日程は下記。
11月16日 21時 成田発 アブダビ経由キプロスのラルナカへ
11月17日 12時 ラルナカ着 街歩き ラルナカ泊
11月18日 ラルナカ→ニコシア 街歩き ニコシア2泊
11月19日 ニコシア⇔北キプロスのギルネ
■11月20日 ニコシア→パフォス 街歩き パフォス2泊
■11月21日 パフォス観光
11月22日 パフォス→リマソール 街歩き リマソール3泊
11月23日 リマソール⇔クリオン遺跡観光
11月24日 リマソール⇔トロードス・トレッキング
11月25日 アマサス遺跡観光→ラルナカ ラルナカ泊
11月26日 13時ラルナカ発 アブダビ経由
11月27日 13時 成田着
この旅行記は、キプロスのパフォス遺跡歩き編です。
表紙の写真は、パフォスのテセウスの館のモザイク。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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11月20日 ニコシア8時発、車体がグリーンのインターシティ・バスでパフォスへ向かいます(7ユーロ)。
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バスは主要都市を結んでいる高速道路を西に向かって走ります。車窓から草原や山々の変化ある風景を楽しみます。
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約2時間でパフォスに到着。バスが到着したパノ・パフォスから予約した宿のあるカト・パフォスまでは路線バスで行きます。
たまたま停車していたバスのドライバーに、カト・パフォスに行くか尋ねたところ、OKサイン〜。そのバスに乗込みます。市街地をぐるぐる廻って、終点のカト・パフォスに30分ほどかけて着きました。直接行けば10分で着くのに。
旅人としては、車窓から街の風景など見られたから良しとします。
カト・パフォスの海岸では、11月というのに海に潜っている人々を見かけました。それだけ温かいのです。
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バスターミナルから緩やかな坂を上って約5分のPyramos Hotel(25ユーロ/1泊、朝食付き)に2泊します。シーズンオフですが、宿泊費がお安くお得感があります。部屋のバルコニーから聖パウロの柱がある聖キリヤキ教会が見えます。
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ホテルで荷を解き、フロントで街歩きのための地図を頂き、見どころなど伺い、早速街に出ます。
パフォスは人口約10万人の観光都市、ローマ時代はキプロスの首府で、当時の古代遺跡群が世界遺産となっています。この日は、カト・パフォス近郊の遺跡を巡り、翌日は少し離れた王族の墓あたりを巡る予定です。 -
港に向いて幾つかのレストランが並んでいます。船を眺めながらシーフードのランチをとります。
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レストラン隣のガラス工房を覗きます。シーズンオフかと思っていたら、さすが世界遺産の街、大勢の観光客がおりました。
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港の先端にあるパフォス城に来ました。13世紀(キプロス王国)に建てられ、1570年オスマン帝国襲撃直前に崩壊。その後オスマン帝国時代の1780年に修復され現在の姿になっています。防衛施設、牢獄、英国支配時には塩の倉庫として使われていました(解説版)。
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城の屋上から港方向。
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西方向の海岸線。右の草原はかっての古代都市があった場所で、考古学公園になっており、この後訪問します。
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古代都市遺跡のあるパフォス考古学公園に入ります(4.5ユーロ)。
広大な敷地内に、紀元前2世紀〜紀元後4世紀までの遺跡が点在しており、現在も発掘が続けられています。
左側の建物はエオンの館。 -
エオンの館内の4世紀中頃の作とされるモザイクです。広い床一面にギリシア神話に登場する神々が描かれています。説明版によれば、これはアポロンとマルシュアス。
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こちらはネレイデス。
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イチオシ
ここは2世紀に建造され、7世紀まで使われていたとされるテセウスの館。
建て物はありませんが、モザイクを跨ぐ様に木橋が設けられているので、至近距離からモザイクを見ることができます。 -
3世紀後半に作られた「テセウスとミノタウロス」のモザイク。露天にさらされていますが、当時と色合いは変わりません。
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こちらは「産湯を使うアキレウス」
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この館は全部で100以上の部屋があったとされ、キプロスの行政官が暮らしていた大邸宅です。
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イチオシ
オルフェウスの館。列柱で囲まれた大きな部屋が残っています。
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ここは床全面にモザイクが残っています。
ネコちゃ〜ん そこは立ち入り禁止なんですけど・・・・
イェ〜 私は立ち入ってはいないニャーン〜 -
イチオシ
古代遺跡の中に佇んで、当時の建物やそこに住んでいた人々の暮らし等を想像しながら巡ります。柱が1本だけ残っているこんな風景の方が、想像の翼が広がりま〜す。
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ここは浴場だったとこでしょうか。
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草原を抜けて後方に見えるディオニュソスの館に向かいます。付近に掘り起こした跡が見えますが、地下にはまだ沢山の遺跡が眠っているのです。
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ディオニュソスの館は、2世紀末に建てられた、中庭を中心に部屋が多数並ぶグレコ・ローマン期の邸宅で、各部屋の床がこの様なモザイクタイルで装飾されています。
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アポロンとダフネ。
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かって音楽、演劇などが行われていた野外劇場に来ました。
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劇場トップから見る広大なアゴラ。敷地の基礎部分のみが残っています。このあたりは、2世紀〜4世紀、街の中心だった場所です。
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劇場隣のアスクレペイオン跡。病の治癒を祈願する人々が訪れた場所です。後方は1888年に建てられたパフォス灯台。
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灯台を越えて更に奥に進むと、崖が見えてきましたが、人工的な石積みが見えるのでかっての城壁だったところと思われます。
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アゴラの奥、案内標識に導かれて、聖ラム・プリアノスのカタコンベに来ました。
丘の裾野に沿って、プトレマイオス朝時代の洞窟墓地が不規則に並んでいます。このあたりまで来る観光客はいなくなり、一人で薄暗い洞窟内にいると少し気味が悪くなります。 -
アゴラから歩くこと5分、サランタ・コロネス城に来ました。
7世紀にパフォス港と街を防御するために建てられたビザンティン様式の城砦です。港の先端に建っていたパフォス城よりも500年も前に建てられた規模の大きな砦で、1223年に起きた地震で崩壊しました。 -
四隅に監視タワーがあり、城塞の周囲は堀が巡らされております。
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イチオシ
パフォス考古学公園内の遺跡をゆっくりと巡っているうちに陽が傾きました。
パフォス港から望むサンセットで〜す。 -
11月21日 この日は、地図に白く示されている幹線道路の右側に点在する遺跡群を巡り、その後、上方の左向き矢印の先にある王族の墓まで行きます。
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ホテルの部屋から見えていた15世紀〜16世紀創建の聖キリヤキ教会に行きます。
ここは、元々、ビザンティン時代の4世紀前半に建てられたキリスト教の巨大な聖堂跡で、当時の床面モザイクが今も残っています(入場無料)。 -
聖堂跡の敷地端にある聖パウロの柱。この地にキリスト教の布教に来た聖パウロが、当時のパフォス住民により貼り付けにされ鞭打されたと言う噂の「柱」です。
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ホテル前の通りを更に進んで、15世紀創建のトルコ式浴場に来ました。扉は閉まっていて中には入れませんでした。
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ギリシャ様式の劇場。
考古学公園のパフォス灯台前にあった劇場よりも古い時代のものです。周囲はまだ発掘中のようでした。 -
劇場の上まで登ってきました。周囲は住宅地、奥に地中海が見えています。
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丘陵地から山側の眺め。各家の屋根には水タンクが並んでいます。
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丘陵地を下り幹線道路を少し戻って聖ソロモニのカタコンベに行きます。
地下の空洞から伸びる木が墓地と一体化しています。 -
幹線道路をしばらく歩くと三叉路に沿って、近代的なモールがあります。
モール手前を左手に折れ、王族の墓に向かいます。 -
道路沿いに日本食レストランもあります。日中なので閉まっていますが繁盛しているのかな??。
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約30分、幹線道路を歩いて王族の墓に来ました。地中海が見える草原に、紀元前3世紀ごろにつくられた100以上の墓が点在しています(入場料2.5ユーロ)。
ここは、Tombs of King と名付けられていますが、当時のお金持ちや、権力者らの墓だったようです。 -
地下にまるで神殿の様な列柱付き中庭のあるお墓が、岩をくり抜いて造られています。
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地下に降りてきました。中庭付きの邸宅・・・としてもよい感じです。
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Tomb8と呼ばれている墓。岩を上から削りてオープン式の回廊が造られています。
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階段を下って地下レベルまで来ました。
回廊にはアーチが、また、回廊で囲まれた四角柱の内部には水の出る泉が設けられており、墓の造りはマケドニアやエジブトの影響を受けて造られているようです(説明版)。 -
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イチオシ
地下の墓地から青空を眺める・・・・う〜ん。やっぱし、地上は楽園やのぅ。
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広大な敷地を端から端まで歩き、一番の南端に来ました。昨日訪れたパフォス灯台が見えています。
帰りも同じ幹線道路を歩いてホテルに戻ります。途中、モールの2階にあるフードコートで遅いランチをとります。 -
イチオシ
夕刻にパフォス城から北側の海岸線に沿って延びている遊歩道を、地元の人達に交じって散策します。
夕日を浴びるパフォス城です。
キプロス・リマソール編につづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2014/12/21 05:35:06
- 遺跡
- youさん お早うございます。
淡々とした語り口で遺跡の案内を有難うございました。ワクワクゾクゾク、遺跡ってロマンがありますね。
それにしてもモザイクの美しさ、絵画の中では、最も長持ちする素材ですね。
円形劇場のステップもあたかも最近できたような作りでしたね。
キプロスといえば紛争の地という印象は捨てなければなりませんね。いつまでも平和が続く国であって欲しいですね。
pedaru
- youさん からの返信 2014/12/21 22:50:46
- RE: 遺跡
- pedaru さん こんばんわ。
毎度、コメント有難うございます。
>
> 淡々とした語り口で遺跡の案内を有難うございました。ワクワクゾクゾク、遺跡ってロマンがありますね。
■そうなんです。遺跡巡り、youは大好きなんです。
建物の基礎や壁・・・モザイクの床・・・モザイクに描かれた模様や図柄や絵画・・・などなど見ながら、当時、どのような思いでそれらが企画・設計・制作されたり、それらが描かれたのか、そして、どんな思いで、そんな建物の中で暮らしていたのか・・・などなど思いを馳せると本当にたまりませんヨ。
もしかしたら、2000年後の人々が驚き、評価して見てくれると信じて、素晴らしい建物やモザイク等を造っていたのではないかと思えてきます。
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