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天台宗の大本山、比叡山延暦寺の影響を強く受けていた近江の国には、今もなお多数の天台宗の古刹が残っていますが、滋賀県湖南市にある、いずれも奈良時代に建立された天台宗の三古刹、常楽寺、長寿寺、善水寺は、近年、琵琶湖東岸にある天台宗の三寺院を湖東三山と呼ぶのになぞらえ、これら三寺院を総称して「湖南三山」と呼ばれています。<br /><br />それぞれに趣の異なるこれら三古刹の境内は、秋になると見事な紅葉に彩られるとのことなので、今回、「湖南三山」の美しい紅葉を求めて訪れました。<br /><br />最後に訪れた善水寺は、常楽寺や長寿寺がある阿星山の、野洲川を挟んだ北側にそびえる岩根山の、かつて仏教の道場として十二の僧坊が建ち並んでいたことから、十二坊と称されていた里山の一角に位置しています。<br /><br />善水寺は、奈良時代の和銅年間(708年〜715年)に建立された当初は和銅寺と称していたところ、平安時代、天台宗の開祖最澄が入山し、比叡山延暦寺の別院を建立して天台宗に改宗させた際、境内から湧き出る霊水を、病に倒れた桓武天皇に献じたところ、たちどころに病が治癒したのを受け、現在の善水寺に改めたものだと云われています。<br /><br />南北朝時代に再建された、桧皮葺(ひわだぶき)入母屋造りで、宮殿風の趣をもつ荘厳な構えの本堂は、桁行七間、梁間五間の大きな建物で、織田信長による天台寺院の焼き討ちの際にも消失を免れ、現在に至っています。<br /><br />本堂の横には、独特の石組みや樹木を配し、古来の「侘び寂び」を表現した日本庭園がしつらえられており、境内の木々とともに訪れる人々の心を癒しています。

2014 近江の紅葉散歩 湖南三山 善水寺

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2014/11/22 - 2014/11/22

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nao

naoさん

天台宗の大本山、比叡山延暦寺の影響を強く受けていた近江の国には、今もなお多数の天台宗の古刹が残っていますが、滋賀県湖南市にある、いずれも奈良時代に建立された天台宗の三古刹、常楽寺、長寿寺、善水寺は、近年、琵琶湖東岸にある天台宗の三寺院を湖東三山と呼ぶのになぞらえ、これら三寺院を総称して「湖南三山」と呼ばれています。

それぞれに趣の異なるこれら三古刹の境内は、秋になると見事な紅葉に彩られるとのことなので、今回、「湖南三山」の美しい紅葉を求めて訪れました。

最後に訪れた善水寺は、常楽寺や長寿寺がある阿星山の、野洲川を挟んだ北側にそびえる岩根山の、かつて仏教の道場として十二の僧坊が建ち並んでいたことから、十二坊と称されていた里山の一角に位置しています。

善水寺は、奈良時代の和銅年間(708年〜715年)に建立された当初は和銅寺と称していたところ、平安時代、天台宗の開祖最澄が入山し、比叡山延暦寺の別院を建立して天台宗に改宗させた際、境内から湧き出る霊水を、病に倒れた桓武天皇に献じたところ、たちどころに病が治癒したのを受け、現在の善水寺に改めたものだと云われています。

南北朝時代に再建された、桧皮葺(ひわだぶき)入母屋造りで、宮殿風の趣をもつ荘厳な構えの本堂は、桁行七間、梁間五間の大きな建物で、織田信長による天台寺院の焼き討ちの際にも消失を免れ、現在に至っています。

本堂の横には、独特の石組みや樹木を配し、古来の「侘び寂び」を表現した日本庭園がしつらえられており、境内の木々とともに訪れる人々の心を癒しています。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 善水寺へやって来ました。

    善水寺へやって来ました。

  • 室町時代初期にあたる南北朝時代に再建された本堂です。

    室町時代初期にあたる南北朝時代に再建された本堂です。

  • それまでの本堂が延文5年(1360年)の火災で焼失したため、貞治3年(1364年)に再建されたものだと伝えられています。

    それまでの本堂が延文5年(1360年)の火災で焼失したため、貞治3年(1364年)に再建されたものだと伝えられています。

  • 織田信長による天台寺院の焼き討ちの際にも消失を免れ、現在に至っているそうです。

    織田信長による天台寺院の焼き討ちの際にも消失を免れ、現在に至っているそうです。

  • 本堂の手前にある鐘楼です。

    本堂の手前にある鐘楼です。

  • そこで、鐘楼に上って一枚、パチリ。

    そこで、鐘楼に上って一枚、パチリ。

  • このモミジは、黄色と云うより、オレンジ色に近い色に染まっています。

    このモミジは、黄色と云うより、オレンジ色に近い色に染まっています。

  • 鐘楼の前にある元三大師堂です。

    鐘楼の前にある元三大師堂です。

  • サツキの上に落ちた黄葉のモミジ。

    サツキの上に落ちた黄葉のモミジ。

  • 本堂の破風には、三つの懸魚が付けられています。

    本堂の破風には、三つの懸魚が付けられています。

  • 本堂の手前にある池泉式の日本庭園と元三大師堂の様子です。

    本堂の手前にある池泉式の日本庭園と元三大師堂の様子です。

  • 桧皮葺入母屋造りの荘厳な構えの本堂は、桁行七間、梁間五間の大きな建物です。

    桧皮葺入母屋造りの荘厳な構えの本堂は、桁行七間、梁間五間の大きな建物です。

  • この本堂には、湖南三山の他の二ケ寺に見られた向拝がつけられていません。

    この本堂には、湖南三山の他の二ケ寺に見られた向拝がつけられていません。

  • 本堂の奥にある枯山水の日本庭園。

    本堂の奥にある枯山水の日本庭園。

  • この枝垂れ桜が咲く頃もきれいでしょうね。

    この枝垂れ桜が咲く頃もきれいでしょうね。

  • 恐そうな顔をした本堂の鬼瓦。

    恐そうな顔をした本堂の鬼瓦。

  • 枯山水の日本庭園の奥から見た本堂。

    枯山水の日本庭園の奥から見た本堂。

  • 本堂の扁額。

    本堂の扁額。

  • 池泉式日本庭園のモミジと絵馬。

    池泉式日本庭園のモミジと絵馬。

  • 真っ赤なモミジの紅葉がきれいですね。

    真っ赤なモミジの紅葉がきれいですね。

  • 池泉式の日本庭園の全景です。<br /><br />ごろた石の州浜もしつらえられています。<br /><br />では、庭園の背後に通じる園路を登ります。

    池泉式の日本庭園の全景です。

    ごろた石の州浜もしつらえられています。

    では、庭園の背後に通じる園路を登ります。

  • 紅葉の奥に見えるのは元三大師堂です。

    紅葉の奥に見えるのは元三大師堂です。

  • 水が滴り落ちる滝。

    水が滴り落ちる滝。

  • 伊勢、春日、八幡、賀茂、熱田、鹿島の、六所の神々を、一か所にお祀りする六所権現。

    伊勢、春日、八幡、賀茂、熱田、鹿島の、六所の神々を、一か所にお祀りする六所権現。

  • 行者堂まで登って来ました。

    行者堂まで登って来ました。

  • 行者堂のドウダンツツジがきれいに紅葉しています。

    行者堂のドウダンツツジがきれいに紅葉しています。

  • ここまで来るのに、下に見えている階段を登って来ました。

    ここまで来るのに、下に見えている階段を登って来ました。

  • この辺りが境内で最も高い場所になるので、本堂の屋根が見下せています。

    この辺りが境内で最も高い場所になるので、本堂の屋根が見下せています。

  • 下りは坂道の園路を通って降ります。

    下りは坂道の園路を通って降ります。

  • 本堂の屋根と同じ位の高さまで降りてきました。

    本堂の屋根と同じ位の高さまで降りてきました。

  • 同じところで撮っても、アングルを変えると映り方にイメージが大きく異なります。

    同じところで撮っても、アングルを変えると映り方にイメージが大きく異なります。

  • 坂道は本堂の周りをめぐりながら降りているので・・・

    坂道は本堂の周りをめぐりながら降りているので・・・

  • この辺りでモミジを撮ると、本堂を背景にしたものばかりになってしまいます。

    この辺りでモミジを撮ると、本堂を背景にしたものばかりになってしまいます。

  • では、ここからマクロレンズに付け替えます。<br /><br />綺麗に紅葉しているドウダンヅヅジがありました。

    では、ここからマクロレンズに付け替えます。

    綺麗に紅葉しているドウダンヅヅジがありました。

  • ドウダンヅヅジの枝の奥を覗くと、黄色く色づいている葉もあります。

    ドウダンヅヅジの枝の奥を覗くと、黄色く色づいている葉もあります。

  • これはハゼの木です。<br /><br />ハゼの紅葉もきれいなものです。

    これはハゼの木です。

    ハゼの紅葉もきれいなものです。

  • 今年の春に幹から出た、生まれたての脇芽も紅葉しています。

    今年の春に幹から出た、生まれたての脇芽も紅葉しています。

  • オレンジ色染まったモミジ。

    オレンジ色染まったモミジ。

  • 青空をバックにした・・・

    青空をバックにした・・・

  • モミジのシルエット。

    モミジのシルエット。

  • ドウダンツツジの枝先で膨らんでいるのは蕾でしょうか・・・。

    ドウダンツツジの枝先で膨らんでいるのは蕾でしょうか・・・。

  • 背伸びをしているモミジ。<br /><br />がんばれ〜、もう少しで届くよ!

    背伸びをしているモミジ。

    がんばれ〜、もう少しで届くよ!

  • 池泉式庭園に植えられたモミジが見つめているのは・・・

    池泉式庭園に植えられたモミジが見つめているのは・・・

  • 本堂の扁額と同じ青い色で書かれた絵馬。

    本堂の扁額と同じ青い色で書かれた絵馬。

  • お母さんが優しく赤ちゃんをあやしていると云った、ほのぼのとした風情のモミジ。

    お母さんが優しく赤ちゃんをあやしていると云った、ほのぼのとした風情のモミジ。

  • 元三大師堂の屋根の擬宝珠です。

    元三大師堂の屋根の擬宝珠です。

  • 紅葉と本堂。

    紅葉と本堂。

  • 鐘楼の苔の上に落ちた柿の実を見つけました。

    鐘楼の苔の上に落ちた柿の実を見つけました。

  • こらえられなくなって、この枝から落ちたんですね。

    こらえられなくなって、この枝から落ちたんですね。

  • 鐘の前の紅葉は・・・

    鐘の前の紅葉は・・・

  • やっぱりオレンジ色でした。

    やっぱりオレンジ色でした。

  • モミジの奥で、クロガネモチの赤い実が鈴なりになっています。

    モミジの奥で、クロガネモチの赤い実が鈴なりになっています。

  • か細い枝のモミジが風に揺れています。

    か細い枝のモミジが風に揺れています。

  • この時期しか見れないので・・・

    この時期しか見れないので・・・

  • いつまでも見ていたい気持になりますね。

    いつまでも見ていたい気持になりますね。

  • クロガネモチの赤い実とモミジの紅葉。

    クロガネモチの赤い実とモミジの紅葉。

  • 背景の濃緑色に映えるモミジの紅葉。

    背景の濃緑色に映えるモミジの紅葉。

  • オレンジ色の中で、ちょっと気取った紅いモミジ。

    オレンジ色の中で、ちょっと気取った紅いモミジ。

  • 鐘楼の鐘にモミジが影を落としています。

    鐘楼の鐘にモミジが影を落としています。

  • この時間帯は十分明るいのに、空がこんなブルーに写っています。<br /><br />まあ、これはこれで雰囲気があって良いんですが・・・。

    この時間帯は十分明るいのに、空がこんなブルーに写っています。

    まあ、これはこれで雰囲気があって良いんですが・・・。

  • この葉の中では、夏と秋が混在しているようです。

    この葉の中では、夏と秋が混在しているようです。

  • 元三大師堂の鬼がわらが、「もっと顔が判るようにしろ〜!」と怒っています。

    元三大師堂の鬼がわらが、「もっと顔が判るようにしろ〜!」と怒っています。

  • 「そんな恐い顔、誰が見るねん」と思いながらも、仕方がないので写してあげました。<br /><br />さて、鬼さんの機嫌も良くなったので、そろそろ家路につきます。<br /><br />湖南三山の三ケ寺とも、大した混雑もなくじっくりと紅葉が堪能できたので、訪れて良かったと思います。

    「そんな恐い顔、誰が見るねん」と思いながらも、仕方がないので写してあげました。

    さて、鬼さんの機嫌も良くなったので、そろそろ家路につきます。

    湖南三山の三ケ寺とも、大した混雑もなくじっくりと紅葉が堪能できたので、訪れて良かったと思います。

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