2014/11/20 - 2014/11/24
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0712302hさん
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壁崩壊から25年のニュースを見ていたら、久しぶりにベルリンを歩きたくなった。
本当はクリスマスマーケットに合わせて来たかったけど、今年の天皇誕生日は連休じゃないから無理。
仕方ない、今年最後の連休を使って弾丸で行くか!
5年ぶりのベルリンは、一等地に所謂「戦争を反省するモニュメント」や「戦争を二度と起こさないための展示物」が溢れ、ときに溢れ過ぎの感すらある街になっていた。
「絶対に、繰り返さない」という強い意思の現れであることは、よく分かる。
EUの一員としてやっていくためには必要不可欠なことだということも、容易に想像できる。
この問題に“ やり過ぎる ” ということはない、ということは分かってるけど、でも…若干やり過ぎてませんか?
責め続けると、責め過ぎると、必要以上に国も人も疲弊しませんか?
1997年初めてベルリンを訪れた際に感じた「(これからよりよい国になるだろう、という)期待感」「ワクワク感」は完全に影を潜め、「(どうせ何も変わらない、という)諦め感」や「疲労感」が街を支配しているような気がして仕方なかった。
私の勝手な思い込みであることは重々承知で書いてます。
日本人の私が何かを言える立場ではないことも。
どうぞ悪しからず。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
21時05分発のKE機でICN→AMSへ。
福岡空港は韓国人だらけ……円安の影響か、日本人なのに肩身が狭い。
機内食。いつもはサンドイッチなのに、今回はおにぎり。新鮮!
仁川空港ではシャトルトレインで隣のターミナルへ移動。
日付が変わる頃、アムステルダムに向けて離陸。
シャトルトレインがあることを初めて知ったけど、後で調べると大韓航空機以外はこっちのターミナルから出発するんですね。
確かに今までは仁川空港では大韓航空機以外を利用したことがなかったなあ…。
今回はKLM機。
機体(モニター含む)の新しさや清潔さ、エンターテイメントの充実度は大韓航空の方が絶対上。
KLM機は平気でゴミが床に散らかってるもんな……。ま、そんなもんだと諦めてるから別にいいんだけど。 -
スキポール空港には早朝4時30分到着。
何度も利用しているけど、今回初めて入国審査らしい入国審査を受けた。
「目的は?」「何日滞在するのか?」「帰りの航空券を見せろ」。
イスラム国の影響か??と漠然と考えながらも無事シェンゲン領域に入国。
TXL空港(ベルリン・テーゲル空港)への出発は8時だから、人気の少ない空港内をウロウロ。
真っ暗だし、体は8時間の時差に慣れないし、感覚としてはまだ「夜」だけど、気がつくともう7時。
7時30分頃ようやく空が明るくなり始める。
ヨーロッパの冬は驚く程朝が遅くて、驚く程夜が早いことを改めて思い出す。
8時に離陸の予定が、TXL空港の天候不良(機内放送がそう言ってたように聞こえたけど、音声はくぐもってるし、そもそも私のヒアリング力が怪しいので、多分そうなんだろう、という程度)のため1時間のdelay。
今日はいいんです。TXLが最終目的地だから。
でも、帰りのスキポール空港での乗り継ぎ時間は70分!。
大丈夫か!?
足止めされたKLM機の中で帰りの心配をしなければならなくなった不運を嘆く…。
10時半頃に到着したTXL空港は、ただでさえ首都にあるとは思えない冴えない空港なのに(ブランデンブルク国際空港はいつになったら開港するんだろう?)、曇り空に霧がかかって寂しさ倍増。 -
ホテルに荷物を置いて、早速SバーンでWarshauer Str.駅へ。
シュプレー川に架かるオーバーバウム橋は、昨年夏にモスクワで見た建物と形状といい色使いといい瓜二つ。
ああ、ここは旧・東ドイツなんだ、と当たり前のことを思う。
辺りには空き地が広がり、廃墟と化した建物が開発の順番を今か今かと待っている。
閑散とした商店街、無造作に捨てられた大量のゴミ、壁には悪意すら感じる落書き。
早速目の当たりにした、EUでは経済一人勝ち状態のドイツが抱える「東西格差」という未だに続く歴史の “闇” 。
観光気分でここを訪れたことが急に居心地悪くなり、また一方で何とも言えない心細さを感じながらイーストサイドギャラリーを目指す。 -
シュプレー川沿いに約1.3キロ続くイーストサイドギャラリー。
-
数あるアート作品の中で恐らく一番有名な「兄弟キス」。
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日本に関するアートも。
韓国の方や中国の方が書いたと思われる落書きは “当然” ありました。
やっぱりね、と壁の前で一人苦笑い。 -
数年前に整備された川沿いの遊歩道のバーでは、こんなに天気が悪くて寒いのに、ビールを飲みながらくつろぐ人の姿がちらほら。
ここから眺めるオーバーバウム橋も美しい。 -
壁の跡を辿ってチェックポイントチャーリーまで歩いてみる。
人の姿はまばら。
もちろん観光客の姿もない。
トルコ系の男性に声を掛けられた。
「アレキサンダープラッツはこの近く?」
地図を見ながら一緒に探していると、警察、と名乗る二人組がパスポートを見せろ、と言ってきた。
声を掛けてきた男性が渋々見せたので、私もそれに倣って見せた(見せたらいけない!。時差ぼけの頭でそこまで考えが及ばなかった…大反省)。
次はdragのチェックだ。財布を見せろ、と言い出した。
バカな私はここでようやく気が付いた。ああ、この声を掛けてきた男性と二人組はグルなんだ、財布を見せたら奪ってすごい勢いで逃げて行くんだ。
ただ、「No!」と言ってその場を去った。
「Lady…」と少し追いすがられたが、あっさり諦めたようだ。
20カ国以上を一人で旅して、比較的治安がいい、と言われるドイツで観光客を狙う外国人に初めて会った。
近頃のドイツなのかベルリンなのか旧・東側なのかはよく分からないけど、何だかおかしい。私の知っているドイツとは少し勝手が違うようだ。
それにしても、何事もなく済んでよかった。
気を引き締め直して行こう。 -
壁に沿って歩き、チェックポイントチャーリーに到着。
近くの屋外ギャラリーには、壁が作られて壊されるまでの変遷とともに壁を越えようとして犠牲になった人が展示されていた。
この国で、周辺国で、無念の思いを抱きながら命を落とした人の数を思うと、次へ向かう足取りも自然と重くなる。 -
毎週金曜15時からベルリン国立図書館で無料のガイドツアーが開催されている。
入館には「入館カード」のようなものが必要なため観光客である私は利用できないが、このガイドツアーに参加すれば内部の見学は可能だ。
14時半過ぎに行くと、それらしき看板もなればグループもいない。
曜日変更あるいは時間変更したかな……と思ってインフォメーションで聞いてみると、15時から開催するらしい。
「カバンとコートをクロークで預けて、そこら辺で待ってて」。
言われたとおりにその辺で待っていると、何となく「それらしき」人達が集まり始めた。
15時少し過ぎたころ、ツアー開始。 -
「あまり英語は上手ではないけど、頑張って(try)説明するからよろしくお願いします」という前置きがあって、まずは図書館の説明から。
ウンターデンリンデン(旧東側)にあるものとポツダムプラッツ(旧西側)にあるものを総称してベルリン国立図書館と呼ぶこと(HPの言葉を借りるなら “One Library in Two Buildings”)。
ベルリンには大小800を超える図書館があり、その規模・蔵書数から頂点に立つのがこのベルリン国立図書館であるということ。
ポツダムプラッツの図書館は1978年開館、設計者は道を隔てて隣接するフィルハーモニーの設計者でもあるハンス・シャロウン。横幅300m、奥行き150mの巨大な館内には500万冊の本が収蔵されていること。
凹凸の多い床に見上げるほど高い棚、階段。そんな中で本を移動させたり、整理する仕事は本当に大変だということ。「もし、この中で将来図書館の設計をする人がいるなら、働く人に優しい構造にしてくれると嬉しいわ」。
図書館の説明はともかく(私の英語力からして恐らく大して理解できているとは思えないので)、彼女がこの図書館が大好きで、この図書館で働いていることを誇りに思っていることはよく分かった。
自分の仕事に誇りを持てる、というのは国とか人種とか職種を問わず素晴らしい。 -
810もの机があるとは思えない広々とした館内。
映画「ベルリン天使の詩」の中で天使たちの住処だったのも頷ける太陽の光が優しく入り、足音や人の話すひそひそ声が高い天井に心地よく共鳴する場所。 -
ポツダムプラッツは一足早いクリスマス市で賑わっていた。
去年のパリといい、今年のベルリンといい、ヨーロッパのクリスマスはホットワインの何とも言えない匂いが充満する。
みんな、クリスマスの柄の入った少し細めの透明なジョッキにホットワインを並々と注いで立ち飲み!
思い返せば、パリはコップで飲んでたのに、ベルリンは若干細身とはいえビールと同じくジョッキ飲み。
フランス人からすると「風情のない飲み方」、ドイツ人からすると「チマチマした飲み方」といったところ?。 -
まだ4時過ぎだというのに、外は真っ暗。
ポツダムプラッツから徒歩数分の「テロのトポグラフィー」まで移動。
ゲシュタポ、SSの本部があった場所が資料館になって2010年5月にオープン。
入場無料。
ここでは、世界でも珍しい「被害者」に関する展示ではなく、「加害者」に関する展示が行われている。 -
ナチスが力を持つ過程や、ユダヤ人や社会主義者たちへの眼を覆いたくなるような残虐な行為、指導者たち(ヒトラー、ヒムラー、ゲーリング、ヘス等々)の生い立ちや人柄、最期に至るまでがドイツ語と英語で詳細に展示されている。
見終わる頃には、理解を超える迫害と凄惨な写真の連続に体力的にも精神的にもぐったり。
時差ボケの疲れた体にずっしりとのしかかる負の歴史。 -
18時にブランデンブルク門の北側に一際輝くドイツ国会議事堂のガラスドームへ。
要予約、入場は無料。
ドーム入口ではパスポートのチェックと手荷物検査あり。
私の前に並んだご夫婦は予約時間から随分過ぎていたようだったけど、「まあ、いいよ」的な係員の計らいで入場していたようでした。
閑散期なので、柔軟に対応してくれたのかも。
人数がある程度揃ったら係員の人が内部に案内してくれる。 -
外から見るドームは確かに綺麗だけど、ドイツの冬は寒い!!
中は吹き抜けで螺旋状の歩道を上まで登ることができる。
下には議会場、外にはベルリンの夜景。
上りきったところにはベンチがあり、仰向けになると小さな窓から真っ暗な夜空が見える。
みんな仰向けになって一休み。
暖かい日の昼間に、もう一度来たいな。 -
ライトアップされたブランデンブルク門。
その先に広がるのは、さっき行ったポツダムプラッツ周辺の施設。 -
いつもはZoo駅近くのホテルに泊まるけど、今回初めて東側に宿泊。
部屋から見えた夜空にぽっかり浮かんだテレビ塔。
綺麗だな〜、と窓を開けて冷たい風に当たりながらしばし見とれる。
今日は色々な意味で疲れた。
明日も曇りかあ…重い気持ちを抱えながら眠りに落ちた一日目の夜。
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