2014/01/04 - 2014/01/04
45位(同エリア3041件中)
とーりさん
遂に前々から行きたかったヨーロッパ観光の真髄、イタリアに行ってきました。
ひとくちにイタリアといっても魅力ある都市が目白押しですが、今回は時代的には逆行しますが、ルネサンスの中心となったベネチア、ローマ、フィレンツェの順にメジャーどころを回りました。
また、途中、地中海を横断し、カルタゴ遺跡のあるチュニジアのチュニスにも行ってきました。こちらもアフリカ大陸初上陸ということで、自分的には感動ひとしおです。
航空券ほかホテルや鉄道切符、それに一部施設も事前予約した「雁字搦め日程」ではありますが、その中での自由度を楽しみました。
全体の日程は以下のとおりです。
1日目 (12/27)1/16 ボローニャの街燈
2日目前半(12/28)2/16 ベネチアの群青①
2日目後半(12/28)3/16 ベネチアの群青②
3日目前半(12/29)4/16 悠遠のローマ①-1
3日目後半(12/29)5/16 悠遠のローマ①-2
4日目前半(12/30)6/16 バチカンの荘厳
4日目後半(12/30)7/16 悠遠のローマ②
5日目 (12/31)8/16 ローマ帝国からカルタゴ遠征
6日目前篇( 1/ 1)9/16 シディブサイドの白と青
6日目中篇( 1/ 1)10/16 カルタゴの屹立
6日目後篇( 1/ 1)11/16 チュニスの雑踏
7日目前半( 1/ 2)12/16 フィレンツェの実力①-1
7日目後半( 1/ 2)13/16 フィレンツェの実力①-2
8日目前半( 1/ 3)14/16 朝靄の斜塔
8日目後半( 1/ 3)15/16 フィレンツェの実力②
9日目 ( 1/ 4)16/16 ミュンヘンの寒空
10日目 ( 1/ 5) 帰国日
※2~4日目・7~8日目は2つに分け、6日目は3つに分けました。
今回は9日目(ミュンヘンの寒空)です。大まかな動きは、
ホテル ⇒ 新市庁舎 ⇒ 昼食 ⇒ レジデンツ ⇒ アルテピナコテーク ⇒ ホテル ⇒ 中央駅 ⇒ ミュンヘン空港 ⇒ 成田 です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
実質最終日、ミュンヘン市内を観光した後、夜の便で帰国します。
ということでミュンヘン観光は時間的に余裕があるので、珍しく朝はゆっくりです。
写真は宿泊した「ホテルドロミット」です。新しく機能的なつくりで居住性も快適でした。 -
ベットも広くなかなかよかったです。駅も近く便利です。
疲れが溜まったのと、気合が入らないのとで出発は10時半になってしまいました。
(ホテル10:27⇒10:46カールス門) -
とりあえずミュンヘン中央駅に顔を出してみます。
夜は独特な雰囲気で旅情がありましたが、朝も色々な列車が停車していて賑わっています。 -
それでは散策開始。てくてくと昨夜と同じコースで歩きます。
まずはカールス門です。 -
続いてミヒャエル教会。
白を基調とした建物で、夜とは印象が違います。
(ミヒャエル教会10:52) -
今日は中にも侵入してみます。
天井が高く大きな造りです。 -
そして今日も来ましたフラウエン教会です。
やはり玉ねぎ塔が気になります。
(フラウエン教会10:56) -
こちらも中に侵入してみます。
-
でた〜。これが有名な悪魔の足跡です。
悪魔は窓がないことを笑い、足跡を残したとのことですが、確かにここから教会の窓は見えません。
足跡もちょっとショボイです。 -
カールス門から徒歩20分、今日も新市庁舎に来ました。
こうして見ると、やはりミュンヘンを象徴する建物です。
(新市庁舎11:06) -
観光客の数もかなりのものです。広場からはフラウエン教会の玉ねぎ塔も見えました。
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中央の入り口を入ると中庭に抜けました。裏手から見た新市庁舎の塔です。
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続いて、少し早いですが昼食を食べに「ツムフランツィスカーナー」にやってきました。
ここはガイド本に自家製ビールと白ソーセージがおいしいと書いてあったので、昨日の轍を踏まないよう、混まないうちに来ました。
案の定まだ空いています。
(ツムフランツィスカーナー11:20〜12:00) -
奥の一角に通されました。何となく隔離されたような状態ですが、とりあえず、「ホームメイドビア&ホワイトソーセージ」と頼むと伝わりました。
-
待つほどもなく、ビールとソーセージが来ました。
頼んでいませんが、プレッツェルは付け合わせなのでしょうか。 -
ビールはさすが本場、おいしかったです。
白ソーセージはそのまま食べていたら、御付きのウェイターさんに皮を残して食べるんだよとジェスチャーで教わり、食べました。味はマイルドでもう少し辛い方が個人的には好みでしたが名物を味わえて満足しました。 -
お腹を満たしたところですぐ近くにあるレジデンツに来ました。バイエルン王家の宮殿だったところだそうです。
あっさりした感じでどことなくフィレンツェのピッティ宮に似ているような感じがしました。
(レジデンツ12:03〜12:43) -
外観の印象とは異なり、中はとても豪華絢爛です。
ここはアンティクヴァリウムという丸天井の間という感じの廊下です。 -
他にも豪華な天井や、たくさんの画が展示されています。
-
レジデンツを出て、19番トラムでいったんカールスプラッツへ戻ります。
(レジデンツ12:47⇒13:07アルテピナコテーク) -
カールスプラッツで27番トラムに乗り換え、アルテピナコテークを目指しします。
-
着きました。アルテピナコテークです。
ここはドイツを代表する美術館のひとつです。ちなみに隣のノイエ、モダンの各ピナコテーク共通券で12ユーロ。写真撮影可能です。
(アルテピナコテーク13:07〜14:40) -
まずはドイツ絵画の雄、デューラーの「自画像」です。
デューラーは自画像をたくさん残し、モノグラムを絵画に使用するなど、後世に大きく影響を与えた画家だそうです。 -
こちらもデューラー「四人の使徒」です。
彼の代表作といってよいと思います。 -
続いてアルトドルファーの「レーゲンスブルク近郊のヴェルト城を望むドナウ風景」です。
これは、地誌が正確に描かれた最初の風景画だそうです。 -
同じくアルトドルファーの「アレクサンドロス大王の戦い」です。
雄大な風景の中に数えきれないほどの兵士が描き込まれています。
この画には圧倒されました。 -
続いてフランドル絵画。ピーテルブリューゲル「怠け者の天国」。
ブリューゲルの作品はどことなくユーモラスに見えますが、寓意が含まれていて奥が深いです。 -
ルーベンス「レウキッポスの娘たちの略奪」です。
題材は感心しませんが、人物の肉感やX型の構図の躍動感はさすがルーベンスです。 -
次はイタリア絵画。フィリッポリッピ「聖母子」です。
涼しげな顔の聖母や背景の山河などはリッピ独特のものです。 -
レオナルドダヴィンチ「カーネーションの聖母」です。
背景をぼかした空気遠近法がダヴィンチらしいです。 -
そしてラファエロ「カニジアーニの聖家族」です。
ラファエロらしい明るい配色とダヴィンチから学んだとされる三角形の構成で落ち着いて見えます。 -
最後にフランス絵画、ブーシェ「ポンパドゥール夫人の肖像」です。
フランス、ブルボン王朝の実力者です。 -
アルテピナコテークを出て、向側にあるノイエピナコテークにも行きました。
アルテ=古い、ノイエ=新しい、ということで19世紀からの作品があるとのことです。ちなみに写真はノイエピナコテーク側から撮った、アルテピナコテークです。
(ノイエピナコテーク14:41〜15:34) -
正直19世紀以降の絵画はルネサンス期の絵画ほど興味がないのですが、何点かご紹介します。
これはクリムト「音楽」です。クリムトらしい画柄といいますか、なんとなくわかります。 -
続いて、ゴーギャン「キリスト生誕」。この画柄は私にもすぐわかりました。
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この作品は誰のものかわからないのですが、こういう風景あるなぁと見とれ、吸い込まれそうになりました。
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これで大体観光は終わったのでミュンヘン中央駅に戻り、スーパーで土産物を買います。
店から店へと時間を忘れて歩きまわりました。 -
ホテルに荷物を取りに戻ったら既に暗くなっていました。
Sバーンで空港に行ったのですが、成田行きの便が出発におよそ2時間半遅れたので待ち疲れてしまいました。
(ミュンヘン22:35⇒翌17:14成田)
今回旅行はイタリアのメジャーコースを堪能したつもりでしたが、それでも各所取りこぼしたところがあり、さらに、ミラノやナポリ以南の都市、トスカーナのルネサンス芸術など訪れていないところも多々あるため再来し、もっと腰を据えてじっくり観光したいと思いました。
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