2014/09/28 - 2014/09/28
232位(同エリア577件中)
naoさん
滋賀県米原市柏原は、伊吹山南麓の中山道を美濃から近江へ入って最初の宿場町で、江戸から数えて60番目にあたる、柏原宿があった所です。
天保14年(1843年)の記録によれば、町並みの延長13町(約1.5km)の中に、本陣と脇本陣が各1軒、旅籠屋22軒、問屋場(人馬や荷物の中継所)5ヶ所を擁する、中山道の中でも比較的大きな宿場町で、一時は造り酒屋も4軒を数えるほどの盛況ぶりでした。
今も、街道筋には江戸時代以来の旅籠屋や店舗などの町家が数多く残っており、宿場町当時の面影をよく留めています。
柏原宿は、伊吹もぐさ(お灸の原料)の産地として、江戸時代の「木曽路名所図会」に『此駅は伊吹の麓にして名産伊吹艾(もぐさ)の店多し』と紹介されるほど有名だった所で、かつては旅の必需品であり、またお土産物として重宝がられた伊吹艾(もぐさ)を商う店舗が街道筋に十数軒を連ねていましたが、現在、製造販売のお店が僅かに一軒だけ残るのみとなっています。
歌川広重の柏原宿の絵には、堂々とした店構えの「亀屋」が描かれていますが、この店こそ、現在一軒のみ残る伊吹堂亀屋佐京商店さんそのもので、今も変わることなくその姿をとどめています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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中山道の、江戸から数えて60番目の宿場町にあたる、柏原宿へやって来ました。
柏原駅の駅前広場に車を停めさせてもらって町歩きを始めます。 -
1階窓は太い格子と細い格子を使い分けておられます。
ちなみに、この町並みに連なる町家には、宿場町時代の職業などを紹介する案内板が掲げられています。 -
2階に出格子が付いた町家。
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こちらは宿場の問屋役を務めていたお宅。
問屋とは、宿場を通行する人々に馬の提供や荷物の引継ぎなどの業務をこなしていた運送問屋のことで、柏原宿には6軒の問屋があったそうです。 -
こちらは旅籠屋さん。
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行燈に柏原宿の文字が見えます。
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柏原宿では、外壁に屋号を掲げている町家がたくさんあります。
宿場町保全活動の一環のようです。 -
柏原宿の案内板の前には・・・
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宿場時代に医師をされていた町家があります。
現在は接骨院を営んでおられます。 -
2階格子に透かし彫りが入っている町家は酒屋さんです。
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木部にベンガラを塗った町家は荒物屋さんです。
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この町家は、2階は格子窓ではなく全面に雨戸が入っています。
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傍らに秋葉山の常夜灯が立っているここは、高札場跡です。
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町並みの延長が約1.5kmある、中山道の中でも比較的大きな宿場町だったので・・・
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中山道を横断して南北方向に流れる市場川の西側にも、風情のある町並みが続いています。
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米原市に合併する前の旧山東町の汚水枡の蓋。
三島池のマガモと天の川のゲンジボタルがモチーフになっています。
ちなみに、ゲンジボタルは国の特別記念物に指定されています。 -
「木曽路名所図会」に、『此駅は伊吹の麓にして 名産伊吹艾(もぐさ)の店多し』と紹介されるほど有名だった柏原宿には、旅の必需品であり、またお土産物として重宝がられた伊吹艾(もぐさ)を商うお店が十数軒ありましたが、現在、僅かにこちらの一軒だけ残るのみとなっています。
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歌川広重の柏原宿の絵には、堂々とした店構えの「亀屋」が描かれていますが、この絵のモデルこそ「伊吹堂亀屋佐京商店」そのもので、今も変わることなくその姿をとどめています。
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そんな歴史を物語る由緒ある看板。
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この町家の、玄関戸のガラスの桟の組み方が面白いですね。
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軒先に置かれた行燈。
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造り酒屋であったことを示す、酒造用の大きな樽が置かれています。
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新しく建て替えられたと思われる町家も、伝統的な様式を踏襲されています。
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今まで歩いてきた町並みを振り返ります。
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こちらの町家も玄関周りにベンガラを塗っておられます。
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ベンガラを塗った町家のお向かいには、「柏原宿歴史館」があります。
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「柏原宿歴史館」は、単に古い町家を再生するだけでなく、古いたたずまいの中にあえて新しい手法を取り入れ、新旧の良さを引き出すよう工夫されています。
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館内には、柏原宿の歴史や文化を紹介するコーナーとともに、休憩コーナーも併設され、地域住民と来訪者のふれあいの場を提供しています。
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ここから見ると、ベンガラ塗の町家が沢山あるのが判ります。
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虫籠窓のある町家。
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漆喰塗の鏝絵がアクセントになっています。
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町並みを見下ろす鍾馗様。
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古い町家を活用した、地域のコミュニティ活動の拠点。
古い町家を通じて、地域活動をサポートすることを主眼に活動されています。 -
西側の町並みのシルエット。
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こちらは旅籠屋さん。
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高齢者ディサービスセンターとして活用されている、明治後期に創設された旧柏原銀行の建物。
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この地域に生活される方々に欠かすことのできない、重要な機能を担っておられます。
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旧柏原銀行の1階下屋に使われている飾り瓦。
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最澄ゆかりの泉明院へ向かう分かれ道に立つ、「やくしへのみち」の道標。
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カーブミラーに「やくしへのみち」の道標が写っています。
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こちらは、6軒ある問屋役の内の1軒です。
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この見事な町家は、とても大きな敷地を持っておられます。
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かつて伊吹艾屋を営んでいた町家を再生したふれあい会館。
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宿場町の面影を伝える、格子、虫籠窓、漆喰塗の白壁などを活かして修景されています。
また、会館の西側には町のランドマークとなる、火の見櫓が新たに設けられています。 -
火の見櫓に寄り添うコスモス。
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紫色のコスモス。
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火の見櫓とは、ランドマークたるにふさわしいアイデアですね。
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火の見櫓の足元に、名残の彼岸花が咲いています。
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柏原宿にたった一軒のみ現存する郷宿跡。
郷宿とは、脇本陣と旅籠の中間に位置する宿泊施設で、武士や庄屋などの宿として利用されました。 -
柏原宿の西の端にある一里塚跡。
田圃の中にこんもりと土盛りしてあるのが、復元された一里塚です。 -
では、この辺りで引き返します。
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曲線を描いて延びる中山道。
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黒い漆喰壁が特徴的な町家。
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先ほどの郷宿跡です。
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火の見櫓のあるふれあい会館。
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右手の建物が、旧柏原銀行の建物を活用した高齢者ディサービスセンター。
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旧柏原銀行の建物には、煙出しの越し屋根がついています。
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この町家をちょっと違った視線で見ると・・・
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こんな景観がありました。
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ベンガラを塗った町家のある風景。
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「柏原宿歴史館」まで戻って来ました。
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妻側屋根の小屋組部分の梁や束も表しになっています。
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酒造用の大きな樽を置いてあった造り酒屋さん。
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柏原宿にたった一軒だけ残る伊吹艾(もぐさ)のお店「伊吹堂亀屋佐京商店」さん。
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「伊吹堂亀屋佐京商店」さんの手前にある路地。
現在も地道のまま使われています。 -
その路地から見た造り酒屋さん。
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展示されている酒造用の樽。
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町並みの左手前に本陣があったようで・・・
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それを示す石標が立っています。
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こちらは脇本陣跡です。
宿場町当時は、お隣の郵便局も脇本陣の敷地だったそうです。 -
先にも紹介しましたが、柏原宿に6軒あった問屋役の内の1軒です。
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柏原駅筋の東側の町並みにも旅籠屋さんがありました。
柏原宿は中山道の中でも比較的大きな宿場町だったとのことで、見応えのある町並みが残っていました。
では、柏原駅で車をピックアップして、家路につきます。
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