2014/11/11 - 2014/11/11
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ぱっしょんKさん
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上半期、アメリカのカレンダーで働いていたため、休日が7日少なく、帰国後振替休日で消化するように会社から指示が出ました。
そのため11/11は振替休日。どうせ休むなら大好物の温泉につかりたい!
さらにどうせ温泉に行くなら世界遺産を見に行こう!と日曜日寝る前に思い立ちました。9月に中国で最新の世界遺産『大運河』を見ましたので、日本の最新の世界遺産『富岡製糸場』を見に行く事に。
11/9の日曜日の夜寝る前に突然思い立ち、急いでネットで旅館検索すると伊香保温泉の伊香保グランドホテルさんに空室を発見!しかも朝食付きで6,364円とお手ごろ値段!
すぐに予約して10日に仕事を終えたら、長野新幹線で伊香保温泉に向かいました。
紅葉なんて言葉は完全に忘れていましたが、現地に着いて赤く染まる木を見れ、世界遺産と紅葉狩りを楽しむ豪華な旅になりました。
11/11
この日は完全にお休み。10日の夜に温泉三昧をしたのですが、この日も温泉を満喫し、紅葉を見て、世界遺産を見るいい休日を味わうことができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます。
朝7時半に起床しました。
まずは朝風呂としゃれ込みます。 -
露天風呂のある黄金の湯館は6時から10時まで清掃時間なので、伊香保グランドホテルさん1階の内湯に入ります。
7時半から朝食バイキングがスタートしているので、人は少なめ。(写真は前夜に撮影したもので前回の旅行記に続き2次使用) -
お風呂から上がり、朝食バイキング会場に向かいます。
バイキング会場までの廊下の壁にはインドの壁画が飾ってありました。 -
朝食です。
生野菜サラダ、ポテトサラダ、ハム、プレーンオムレツ、わかめのお味噌汁。
温泉にきたらやっぱり温泉玉子。
そして、『彩り丼』というのがあって、ごはんにいかの塩辛、オクラ、とろろをご飯にぶっかけていただきました。
味は全体によかったです。 -
朝食会場の上もぐるっとインドの壁画で飾られています。
この伊香保グランドホテルさんは夕食もバイキングがあり、アルコール飲み放題になっているみたいです。 -
チェックアウトします。
ホテルのホールです。このフロントのある階は地下1階の設定。階段をあがったところが1階です。
フロントの前に浴衣があって、チェックインのときに持って部屋に行くのを忘れないように。部屋には帯と浴衣の上に羽織るものしかありません。
前夜持って行かなかったので部屋から取りに降りてくる羽目になりました。 -
もともとこのまま富岡に移動する予定だったのですが、伊香保グランドホテルさんが伊香保温泉の入り口にあって、有名な伊香保の階段街が見れていないので、先に伊香保温泉の階段街を見てから移動することにしました。
ホテルを出てびっくり!
「ありゃ!葉っぱが紅い!!そうか紅葉の時期だね〜、忘れてたわ!」 -
伊香保グランドホテルさんの隣というよりも敷地内にある黄金の湯館。昨夜入湯させてもらいました。日帰り温泉施設ですが、宿泊客は無料で入湯できます。
-
ホテルの入り口に見晴下バス停があります。
何系統もあるのですが、路線図があまり見やすくありません。
ホテルのフロントで小さなワゴンのバスに乗ってくださいと言われたのでそれを待つことに。
榛名口行きのバスと4番系統のワゴンバスが同時に来たので、ワゴンバスの運転手に石段街に行きますか?と聞いたところ、
「このバスは行かないんですよね〜。前のバスなら行ったんですが。」
!!!!!!!!!! -
榛名口行きのバスに乗るべきだったようです。もう行ってしまったバスのことを言ってもしかたがありません。
運転手さんによれば、石段街まで僕くらいの男性なら歩いて7分くらいとのこと。
歩くことにします。 -
100メートルくらい坂を上ったところに三叉路の交差点が。ここの交差点名は伊香保。
その信号のところに -
電車が展示してありました。
ここは昭和31年(1956年)に廃止された東武鉄道伊香保軌道線の伊香保駅のあったところ。渋川駅まで、古くは前橋と高崎と繋がっていた路線だったそうです。
当時の電車が展示してありました。木造の電車でした。
路線バスが普及してきて競争に負けて廃止されたんだそうです。 -
石段街へは進行方向右手、坂には登らず平坦な県道33号線上毛三山パノラマ街道を進みます。
-
石段街への途中しぶかわ商工会伊香保支所の前に温泉成分が貼り付いて茶色になっている滝(っていっていいのか?)と紅葉が見れました。
さらに前進します。 -
365段の石段が続く石段街の下に到着しました。
伊香保温泉と書かれた噴水みたいな形のところに黄金の湯の源泉が
流れています。 -
源泉の流れているところの石段は後で追加された部分。
15段くらい上ったところに
『伊香保温泉』『これより石段』『参百六拾五段』の石碑が。 -
3本の石碑から目を上げると石段の横に並ぶホテル、旅館群。
-
さぁ!登りませう!!
-
ところどころ振り返って下の景色を見ると、これもなかなかいい感じです。
紅葉はまったく考えていなかったので得した感じです。 -
石段の途中に紅葉で上空を囲まれた雰囲気のいい建物がありました。
甘味処 利休庵。
抹茶、おしるこなんて書いてあってそそられるけど、今登り始めたばっかりだから休憩は
だめよ〜だめ、だめ!
帰りに寄って雰囲気を楽しもうと思ったのですが、帰りは別ルートになったので、結局立ち寄ることはありませんでした。 -
紅葉の時期だったのはくじにあたったような感覚です。
紅葉のことを忘れていたのは却ってラッキーだったかも(笑) -
湯の花まんじゅうの文字があります。
伊香保温泉が温泉まんじゅう発祥の地だという説があるそうで、ここ伊香保温泉の温泉まんじゅうは『湯の花まんじゅう』の名前が付けられています。
ブランド品ですね〜。どっかで買わなくては!! -
大正4年(1915年)に詩人与謝野晶子が伊香保温泉を訪れていたようです。
「伊香保の街」 大正4年 与謝野晶子
榛名山の一角に、段また段を成して、
羅馬時代の野外劇場の如く、
斜めに刻み附けられた 桟敷形の伊香保の街、
屋根の上に屋根、部屋の上に部屋、
すべてが温泉宿である、そして榛の若葉の光が
柔かい緑で 街全體を濡らしてゐる。
街を縦に貫く本道は 雑多の店に縁どられて、
長い長い石の階段を作り、伊香保神社の前にまで、
Hの字を無数に積み上げて、
殊更に建築家と繪師とを喜ばせる。
と石段に与謝野晶子の詩が刻まれていました。 -
石段の上の方はこんなにごみごみした感じで建物が並んでいます。
旅館、食堂や射的場なんかもありました。
昭和の臭いがぷんぷんしていました。 -
石段の終点伊香保神社の鳥居が見えてきました。
-
伊香保神社社殿。
思ったより小さかった。
縁結びの神様なのだそうです。 -
明治天皇の第六皇女、昌子内親王お手植えの松が2本ほどありました。
こちらは社殿のすぐ横の松。
残念ながら樹精回復の為か切られていました。 -
石段登ったすぐ横のお手植えの松は長いままでした。
-
伊香保神社社殿の裏側から伊香保温泉の源泉を目指して歩きます。
向こうの山がきれいに染まっていますが。。。
電線がじゃまで!じゃまで! -
紅葉は終わりがけでしたが、まだまだ写真のように見頃真っ最中のものもありました。
-
紅葉の下を河鹿橋と源泉に向かって歩いていきます。
-
道中の木々は
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見事に色づいていました。
-
河鹿橋の手前に茶屋があり、鮎を焼いていました。
こんな上流で鮎とれるの?と思って聞いたら、やっぱり鮎は四国産とのこと。
四万十の鮎ですか!!
それでもいいわ!
ただまだ焼けていなかったので、源泉まで行って戻ってくるので、焼いといて!とお願いして先に進みます。 -
河鹿橋に到着しました。
-
紅葉と赤い橋が素晴らしい風景を作り出していました。
-
河鹿橋を過ぎてすぐのところに飲泉場があります。
-
置いてあるコップを借りて一杯飲みました。ここの湯はホテルで入った黄金の湯ではなく白金の湯と言われる単純温泉
やっぱり飲泉はおいしいものじゃありません。
痛風、肥満症、慢性アレルギーなんかに効くそうです。
肥満症に効くならたくさん飲まなきゃいけなかったのだけど、ちょっときつかったな〜!! -
白金の湯の源泉にある伊香保温泉露天風呂。入湯料450円。
入ろうか非常に迷いましたが、この後富岡に行くこともあり、入るのはやめました。
帰ってきてからお湯がホテルで入った黄金の湯とは別のお湯だと知ったので入るべきだったとちょっと後悔。 -
露天風呂のすぐ側に2号源泉湧出口があります。
-
ドーム状のガラスの中で湧き出るお湯を見ることができます。
-
日本温泉医学の父と呼ばれるベルツ博士の胸像があります。
-
山の斜面に紅葉が!
-
さぁ戻ります。
-
すぐに河鹿橋に着きます。
先ほどのお茶屋に向かいます。
鮎焼けてるかなぁ〜?? -
お!焼けてる!焼けてる!!
-
生ビールの文字が目に入っちゃった。こりゃ、注文しなきゃ!!(笑)
するとお店のお父さんが
「セットが1000円であるよ!それにしな!!こんにゃくのおでん付きだよ」
言われる通りにお得なセットをいただくことにしました。
「お父さん!ロープウェイで上まで登ったら紅葉見下ろせるかな〜?」と聞いたら、
「伊香保神社の所から登れるよ。15分も登れば着くよ。」
とのこと。
そんなわけで歩いて登ることにしました。 -
伊香保神社までの戻り道にあった子宝饅頭製造元というお店を発見。
会社へのお土産12個入りとバラで2個湯の花饅頭を購入。
ばらは2個単位での販売。 -
日本最古と言われる温泉饅頭は濃い茶色の皮でした。
美味しいお饅頭でした。 -
伊香保神社の社殿の裏側に戻ってきました。
-
そのまま伊香保神社の境内を突っ切ると落ち葉に埋もれ始めた遊歩道がありました。
-
山の上を目指して階段が続いています。
-
ず〜と!
中国の泰山みたいに急ではありませんが、その長さに辟易してしまいそうです。
寒さ対策で登山用品メーカーのフリースを着ていましたが、想定外の汗だくになりました。朝、温泉入ったのに(涙)! -
ほどなくして階段は終わりましたが、上り坂はまだまだ続きます。
-
階段が終わってちょっと一息。
向こう側の山が程よく色づいていました。 -
ひたすら上り続けること10分強。ようやくロープウェイ乗り場のある見晴台に到着!
-
木の間から見えた伊香保の温泉街。
石段365段プラス、遊歩道でかなり高いところまで登ってきましたね〜。
でもねロープウェイ見晴駅までまだ道は登っているの(T_T) -
ようやく見えた見晴ロープウェイ駅。
なんか周りで一番高いところにある感じで、見晴展望台ってどこなの? -
ロープウェイ駅の向かい側から下に下りる階段があってそこには群馬県総合スポーツセンターの伊香保スケートリンクがありました。
もう1ヶ月半もするとスケートを楽しむお客が来るんでしょうか? -
ここは伊香保森林公園の一部のようで案内板がありました。
歩いてる時間はないです。
この地図を見ても展望台の文字は見当たらず。
展望台はどこだ?? -
ありました!階段が!!
手すりのところにミニ展望台の文字も。
ミニ??
とりあえず登ります。 -
ミニと書いてある通り非常に狭い展望台でしたが、景色はなかなか!
方向から考えると渋川市の方です。 -
雨が降ってないんだから文句を言っちゃいけないけど、やっぱり青空がよかったな〜。
-
方向から考えると赤城山が見えたはずなんだけどな〜。
時間は12時を回ってしまいました。
急いで富岡に向かわなくては!!
家に戻った後にネットで確認したら、森林公園の遊歩道を奥にちょった行ったところにもっとしっかりとした展望台がやっぱりあったようです。 -
伊香保ロープウェイ見晴駅は機械室がガラス張りになっていて見ることができました。
-
見晴駅12:30発のロープウェイで下のほととぎす駅に下ります。
-
紅葉の間をかなりの角度でロープウェイは下っていき、なかなかいい景色を楽しめました。
-
往復タイプのロープウェイはどこもほぼ一緒!上下の駅で同時に発車します。
だからすれ違いますね。
上りのロープウェイはカップル2人の貸切でした。
ちなみにこっちは10人ほどでかなりぎっしり!! -
下の駅、ホトトギス駅です。
ロープウェイ乗り場は4階にあります。
エレベーターが設置されています。 -
では富岡に向かいます。
坂をちょっと下ったところにある伊香保温泉バスターミナルに渋川駅行きのバスが停まっていましたので急ぎ飛び乗りました。 -
13:06に渋川駅に到着。
前日は真っ暗だったから見えませんでしたが、結構赴きのある駅舎です。 -
まずはJR上越線で高崎駅に向かいます。
乗り換え時間は30分。携帯でモンスターストライクをやって時間をつぶしました。
寒かったっす。 -
13:36発高崎行 普通電車で高崎まで移動します。
JR東日本の107系電車での運行です。 -
107系電車の車内はロングシート仕様でした。
-
高崎駅東駅入り口に置かれたダルマ。
高崎市は『上州だるま』の生産地として有名です。 -
上信電鉄への乗り換えに使う階段を下りていくと、上部にタイルで昔の高崎駅舎が描かれていました。
-
富岡製糸場の最寄り駅上州富岡駅までは高崎14:08下仁田行 普通電車に
間に合いました。ヤフー乗換えで14:34分発と出ていたので、ゆっくり撮影しながら上信電鉄の駅に向かってたので、ぎりぎりになってしまいました。
切符の購入に手間取ったのでひょっとしたら、僕が原因で発車が遅れたかもしれません。
この時間は上信電鉄200系電車での運行でした。
上信電鉄では富岡製糸場の入場料と乗車券のセット切符が販売されていました。本来高崎上州富岡間往復で2080円、富岡製糸場入場券が500円で計2580円のところ1640円とかなりのお買い得になっています。さらに僕はこの特典は利用しませんでしたが、1度の途中下車が可能。
電車で行くならこの切符の購入をおすすめします。
僕も一度普通の切符を買ってから、この切符に変更して利用させたもらいました。声をかけてくれた駅員さんありがとうございました。 -
30分強で上州富岡駅に到着しました。
-
上州富岡駅の駅舎はローカル線とは思えないモダンなものでした。
3代目になるこの駅舎は今年から使用を開始したもの。
富岡製糸場をイメージできるようにレンガ造りになっています。
ただ、富岡製糸場のレンガを強調するために使っているレンガの色は薄い茶色のものを意識して使ったのだとか。 -
まっすぐに伸びる上州富岡駅前の道を南下します。
-
う〜ん。街の雰囲気は古い商店街、そのままって感じです。
-
富岡製糸場の傍も雰囲気は変わらず。ただ歩いている人が増えました。
-
富岡製糸場の入り口に着きました。
富岡製糸場の文字をバックに記念撮影をする人が後を絶ちません。
一人で行くと、こういうとき、写真が撮りにくい(汗)
門のところで鉄道とセットの切符を見せてはんこを押してもらいいよいよ世界遺産富岡製糸場を見学します。 -
まず門を入ると目の前にレンガ造りの長い建物が横たわっています。
この建物は東置繭所。2階部分が繭置き場に使われた長さ104.4 m、幅12.3 mの木骨レンガ造りの2階建ての建物です。
残念ながら2階は未公開。1階の一部が展示場所として公開されています。
展示場には後ほど立ち寄ることにして、先に南側に足を向けます。 -
富岡製糸場設立に大きく関わったポール・ブリューナは木造家屋が当時日本で主流だったことから富岡製糸場を木骨レンガ造という独特の方法で建設することにしました。
ですから富岡製糸場のレンガ造りの建物はすべて色をグレーに塗られた木の柱の間にレンガが積まれる形になっていて独特な外観になっています。 -
フランス人が設計に関わっていたからでしょうか?強度が劣るため主流ではないフランス積みでレンガが積まれているのが大きな特徴なのだそうです。
フランス積みは一つの列に長手と小口が交互に並んで見える積み方です。 -
このレンガ造りの建物は検査人館。
フランス人の男性技術指導者の宿舎として建てられたものです。
でもフランス人男性技術指導者たちは完成前後に帰国したり解雇されたりしていたようで、実際は外国人医師の宿舎になっていた建物です。 -
検査人館のとなりにある女工館。こちらもレンガ造りの建物です。
こちらはフランス人女性技術指導者たちのために建てられた建物。 -
ここ富岡製糸場の核とも言うべき繰糸所。
長さ140.4 m、幅12.3 mの木骨レンガ造りの建物で中が公開されています。 -
では中に入って見学します。
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富岡製糸場は片倉工業富岡工場として、1987年に操業を停止しましたが、その時の状態のまま保存されています。
-
繰糸所で保存されている自動繰糸器は日産社製のものですが、1台だけ、日産に吸収されたプリンス社製の物がありました。
これは貴重!と係員の人に紹介されたんですが、日産社製の自動繰糸器も貴重ですからね〜。
っていうか、紡織機械を日産が作っていたとはまったく知らなかったです。
あ!今おいてある自動繰糸器は電動のものです。 -
機械の部分ごとに説明が書かれたプレートがありました。
ただ、自動繰糸器全体の構造を理解してないとそれだけ見てもちんぷんかんぷんですが。(苦) -
屋根を支える梁は三角形を組み合わせたトラス構造で作られていて、建物の真ん中に柱が必要ない建築方法が取られています。
そのため、これだけの自動繰糸器が置かれた広い作業場が確保されています。
またこのトラス構造を採用して大きく広く作られた建物であったため、機械が変わり、生産規模が拡大してもこの建物自体を立て替えることがなくこの時代まで残すことができた大きな要因なのだそうです。
また手許を明るくする必要性があったため、フランスから輸入した大きなガラス窓を壁上部に設けて採光されています。 -
1ラインだけ設備が見やすいようにビニールの保護シートをめくってありました。
-
設備の使い方の説明書きがあります。
う〜ん。。。
読んで実物と見比べるといくらか理解はできます。
創業当時自動繰糸器は蒸気機関で動いていました。
さらにその自動繰糸器は日本の気候に合わせて再繰式を導入したり、日本人女性の体格に合わせて高さの調整をした特注品が導入されたそうです。 -
繰糸所の1/3位までは入ることができます。
入れるところの端から更に奥にも自動繰糸器がズラー! -
診療所。
僕ら世代だと明治から大正といえば、映画になった『あゝ野麦峠』のイメージで極悪環境で工女は仕事をしていたと思ってしまいますが、ここ富岡製糸場設立当時は労働時間平均7時間半。日曜日もあってけっして労働環境が悪かったわけではなかったようです。
この診療所もそのなごり。工女は病気になったらここでフランス人医師にみてもらうことができたそうです。 -
ポール・ブリューナの住んだブリューナ館。
後に片倉工業が開校した寄宿舎入寮者は無料で学べる片倉富岡学園の校舎に使用していました。
地下室は食糧貯蔵庫として使用されていたようで、現在も建設当時のままのすがたで残っているそうです。が、残念ながら未公開です。 -
ブリューナ館の裏にバラの花が咲いていました。
-
工女の寄宿舎です。
遠くから眺めるだけですが、3代目の工女寄宿舎になる浅間寮と妙義寮が残っています。
南側の端まで来ました。入場してすぐ見た -
東置繭所まで戻ってきました。
今度は東置繭所の中に入っていきます。 -
東置繭所の1階は資料展示がされていて、中に入ることができます。
-
富岡製糸場の建設当時の全体模型。
現在残っている建物は立体模型で、なくなった建物はグレーの板が置かれています。 -
長野県岡部市の市立岡谷蚕糸博物館に残るフランス式繰糸器械の復元機が展示されています。
当時の器械がどんなものだったのかを確認できます。
他にも富岡製糸場の歴史や群馬の糸繰りの歴史を紹介するビデオが流されています。全部見ると30分の長編ビデオです。
僕は全部見ましたが、非常に分かりやすいビデオです。 -
乾燥場です。
現在白い布で覆われて、その上から崩れている建物がちらりと見えます。
惜しいことに2014年初めの豪雪のため積もった雪の重みで潰れて壊われてしまったそうです。
築90年の歴史ある建物だったのに、残念です。 -
乾燥場を抜けると開けた広場があり、その奥に東置繭所とそっくりなレンガ造りの長い建物があります。
西置繭所です。
東同様2階が繭の保存設備になっています。 -
煙突が残っています。
創業当時はもっと高さの低い鉄製の煙突だったそうですが、途中で作り変えたそうです。鉄製の煙突の基台が残っているそうですが、残念ながら非公開。 -
最後に見るのは行啓記念碑。
明治6年に明治天皇の皇太后と皇后が行幸したときの記念碑。行幸後70年後に建立されたものです。 -
時間は閉館時間の5時。隅々まで見るのに2時間ちょっと時間を使いました。
では、帰ります。 -
世界遺産に来たことを証明する写真は撮っておかなくては。
ちょうど、カップルで来ていた方の写真を撮るように依頼されたので、ついでに僕も撮ってもらいました。
相変わらず顔が丸い(T_T) -
富岡製糸場の門の真正面にある田島屋さん。
葛湯やまゆくわ最中なんかを売っていました。 -
その中でも気になって購入したこの『シルクどらやき』
生地のなかにシルクが入っていて、ふんわりとしたどらやきになっているとの説明。(シルクはたんぱく質だから食べても問題ないらしい)さらに砂糖はフランス製を使用。
1個210円!
値段の高さが逆に気になり、1個購入。
食べてみると、なるほど!!生地がすごくふんわりしていて美味!! -
歩いて上州富岡駅まで戻ってきました。
が、この日は朝、バイキングで朝食を食べた後、伊香保で鮎とこんにゃくを食べてから何も口にしていないこともあり、空腹でした。まだ5時と早いですが、食事をとることに。 -
駅前にザ・大衆食堂と言うべき川崎屋食堂があり、心を惹かれました。
ここで食事を取ることにします。 -
カツカレーを注文。昔ながらの懐かしい味のカレーでした。
おいしくいただきました。
値段忘れちゃったけど、800円くらいだったんじゃないかなぁ。そんなに高くはなかったです。 -
食事を終えて上州富岡駅に戻ると17:52発 富岡行普通電車に間に合いました。
一部で話題の昨年末にデビューした新型電車7000系電車での運行でした。 -
青い生地の固定式セミクロスシートでした。
新しい電車だから車内はまだまだきれい。 -
18:27高崎着。
上信電鉄のホームは0番線ホーム。となりのJR東日本1番線ホームとは金網で隔たれていて、2階に上がらないと乗り換えはできません。
本来ならこのまま新幹線に乗って東京に戻るところだったんですが。。。
汗もかいたし、また温泉に行きたくなっちゃいました。 -
高崎駅を一旦出て大きな駅舎を撮影。
i phoneで温泉の検索をします。上越線で群馬総社駅まで行ってちょっと歩くと総社鉱泉せせらぎの湯があるようですが。。めずらしくなんか歩くのがおっくうだなぁ〜と思って高崎駅前のバスの行き先をいろいろ見てみると
「あ!群馬温泉行というのがある!!」
ラッキーなことに5番のりばに行くと18:50発の群馬温泉経由渋川行バスが停まっていてすぐ発車でした。 -
結構遠かったです。帰りが心配になりましたがもうさいは投げられました。
乗ること40分で群馬温泉やすらぎの湯に到着。 -
まず高崎行のバスの時間を確かめ,21:08に乗れば最終の新幹線に間に合うことをネットで確認。
1時間以上の時間をゆっくりとここやすらぎの湯で過ごしました。
ここのやすらぎの湯は源泉架け流しではありませんが、飲泉もある温泉でした。 -
21:08発高崎行バスで高崎駅に戻ります。
このバスはここ群馬温泉始発のバスでした。 -
渋川伊香保間で乗った関越交通のバスですが、渋川伊香保地区の旧式のバスとは違って低床の新型バスでした。
-
高崎駅到着は21:45。JR高崎駅の東口入り口前で降ろしてくれます。
-
22:34発の最終あさまに乗るつもりだったので、E7系に乗れるわ!!と思っていたのですが、21:54発のあさま552号 に間に合ったのでそちらに乗りました。
E7系は次回のお楽しみです。 -
車内販売でビールを買って旅の締めにします。
軽井沢ビールの白缶を購入。なかなかおいしいビールでしたが、なんと缶を倒すというアクシデント発生!
トイレに行ってトイレットペーパーを大量にいただいて拭かせていただきました。
JR東日本さん無駄遣いごめんなさい。 -
東京駅到着は22:44。
山手線に乗って品川駅に向かいます。 -
ところが新橋駅で電車が発車しない。放送で案内されたけど、後続車が遅れているためってわけのわからない案内。
たぶん“先行車”でなにかトラブルが発生した模様。
ちょうどホーム反対側に入ってきた京浜東北線の電車に乗り換えます。 -
なんだかんだで品川駅到着!
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連絡改札口を使って京急に乗り換えます。
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羽田空港行のエアポート空港で立会川駅に戻ります。
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ビールをこぼしてほとんど飲めなかったので、前回の旅行記でも紹介した『串かつダイニング31さん』で飲みなおすことに。
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アボカドクリームチーズをつまみにビールを飲んでこの旅を締めくくりました。
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