2014/11/05 - 2014/11/09
97位(同エリア539件中)
おばよしさん
15年ぶり100度目くらい(笑)の訪問となるジュネーブ。歴史ある国際都市は成長もしていますが、相変わらず私が世界で一番好きな街の座はゆるぎませんでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の出張は初めて羽田から出国します。「だって便利だからでしょ?」な発言のおかげで、ちば県民にとっても便利な羽田はらくちんです。でも、普通に一仕事終えてから夜行便でヨーロッパへ行くと、翌日朝から働けてしまうのは、よいのだか悪いのだか。
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明日到着すぐから仕事なので、羽田で時差調整のための大吟醸のお薬をいただきました。でも調整に失敗、搭乗すぐに日本時間で寝てしまった。
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フランクフルトまでの長いフライトです。
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フランクフルトに着きました。長時間飛行の787さんおつかれさま。帰りもよろしくね。
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ジュネーブ行きの飛行機でもサンドイッチくらいはくれるけれど、やはり空港で腹ごしらえした方がおいしいよね。
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ジュネーブまではルフトハンザの737が連れて行ってくれます。
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今回のお仕事先はヨーロッパの素粒子原子核研究の総本山。昔の人が研究に使った怪しい装置が野ざらしで展示されています。
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朝到着していきなり1日会議、そして夜のディナーでもディスカッション。もう眠いよーへとへとだよー。
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ようやくホテルにチェックイン。この写真を取った数分後には寝てたと思います。
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翌日も朝からお仕事。ここでカウントダウンされているのは何の数字だかわかりますかー?「地球滅亡まであと49億9999万9998年と363日」だそうです(ちょっと嘘)。それまでに波動エンジンを手に入れてイスカンダルまで放射能除去装置を取りに行かないと。
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怪しい通り道を抜けると
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怪しい扉の前に出ます。そしてこの扉の中には
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なんと50年以上前に作られ、お役御免になった円形加速器の本物に投影するプロジェクトマッピングの映像展示。すっごいです。
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60年前に欧州原子核研究機構ができた当時の机やタイプライタ等々。今でも同じものが使われているのはチョークと黒板だけですね。
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当時の道具がいろいろ展示してあります。60年って、すごくかわるんですね。
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さらに新型の超伝導磁石を開発している建物を案内してもらいました。この中では撮影厳禁です。という訳ではなく、ただ話を聞くのに夢中で写真を取り忘れた...
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地下のトンネルに巨大な磁石を運んだりするための重機がいっぱい待機中。
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さらにどん。
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建物の壁にはいろいろおしゃれな絵が書いてあったり。こういうのは日本の研究所にはないセンスですね。
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こちらにも。
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ちなみに所内の公用車はフィアット500だったりパンダだったり。そんなあたりもおしゃれ。
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昼休みに所内を散策。この研究所は、敷地に入るには許可がいりますが、所内をふらふらと散策していても誰かにとがめられることはまず無いようです。そしてとても気持ちがよいのです。ちなみに、所内の通りには全て有名な物理学者の名前がつけられています。これはベクレル通り
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こっちはマックスウェル。
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プランク通り。
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そして、私は若い頃この大きな建物の中で実験をやっていたのでした。それが15年ぶりなのに100度目の訪問の所以。
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原子核の研究所なので、所々こういうマークも。管理区域には初心者は入ってはいけません。
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この、なにげなーい土盛りに見えるところも、その下には実験装置(の一部)が埋まってたりするのです。
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シュレディンガー通り。
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そして、もちろん、アインシュタイン通りも。
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こんなペインティングの建物も。
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30年前に実験で使われていたマイクロプロセッサボード。
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MC68020という、懐かしいCPU(あ、MPUかな?)が使われていました。いまのiPhoneのCPUの何百分の一の計算能力だろう。
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この研究所は、WWW(ワールドワイドウェブ)が生まれたところでもあります。いまのインターネット全盛の火付け役のひとつでもあったんですねー。
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20年くらい前にはこの廊下に1台のSun Workstationが置いてあって、WWWを見られるようになっていました。いまはがらんどう。
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microcosmという、一般向けの展示の場所に来ました。このエリアは誰でも入ってみることができるようです。
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宇宙の歴史の展示
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自然界には4つの力が存在します。そのうちの一つ、「強い力」を説明する展示。クォークを引き離そうとするとより強く引き合うという、まるで愛の力のよう。(ぷぷぷ)
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重力の展示。月面では体重が地球上の6分の1に!
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宇宙からも素粒子がいっぱい降り注いでいるんですねー。
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実験装置の模型。
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加速器のトンネルのレプリカ。鏡をうまく使ってすごく長く続く様に見せてます。実におもしろい。
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実験装置の一部、ドリフトチェンバー(だと思います。何も説明が無かったので)
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2日目も更けて、ようやくジュネーブの街へ出て、やはりここでもディナーというなのディスカッション。まだ時差調整できてないので眠くて落ちそうなんだってばぁ。
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3日目の朝。お仕事最終日。ホテルの窓からは遠くにアルプスの山が見えているのに気づきました。
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そしてホテルの前には空港とジュネーブの街を結ぶ電車が走っているのにも気づきました。2重窓というのもあって、音があまり入ってこないので昨日は全然気づかなかったのでした。
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ジュネーブの街と研究所の間は近代的な路面電車で結ばれています。15年前には路面電車ではなくトロリーバスでした。かなり快適に。
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路面電車をおりてふと反対側を見ると、これも15年前には無かったけったいな球体が。
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あやしかです。
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加速器の真空パイプも展示してあって、
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こんな入り口。
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これもCERN Visitor Centorという一般向け展示の施設でした。なんでもローレックスが寄付をして作ったそうな。
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なかもこんな怪しい球体がいっぱい。
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それぞれの球体でインタラクティブなビデオ展示が。
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ヒッグスさんの論文
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えーと、えーと、誰か説明してくれー。
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世界最初の円形加速器だそうです。「製作費25ドル」だって!最新の加速器の1億分の1以下のお値段ですね。
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時々暗転して部屋全体を使った映像プログラムが始まったり、
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加速器実験のモニタになったり、
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いろいろと、すごいかっこ良く展示されています。さすがロレックス!
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展示でおなかがいっぱいになったのでモンブランの風景でもどうぞ。
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