2014/04/04 - 2014/04/04
102位(同エリア189件中)
キラキラホッホさん
- キラキラホッホさんTOP
- 旅行記107冊
- クチコミ11件
- Q&A回答0件
- 64,258アクセス
- フォロワー7人
旅の全日程 3/25~4/6
4/4(金)
今回の旅も終盤にさしかかりリューベック、ロストックの二つのハンザ都市を残すのみとなりました。
リューベック駅を降りると昨日までとは大違いの寒さです。街を行き交う人々も真冬の格好です。北の街に来たことを実感しました。
ブレーメン9:17発→Hamburg Hbf 乗換→リューベック11:20着
オンラインチケット29ユーロ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
リューベック駅。
赤レンガの風格ある駅舎です。 -
駅の前にバスターミナルがあり、ターミナルの中を突っ切ると目の前が今日の宿。
Stadt-Gut-Hotel Baltic Hotel 家族経営のホテルです。朗らかなお母さんの対応に心和みました。
ホテルの部屋から庭を見下ろすとモクレンがちょうどみごろに咲きほこっています。 -
ドイツに来てから初めてどんよりした曇り空。がっちり着込んで出かけます。
ホテルから数分歩くとホルステン門と教会の尖塔が見えてきます。 -
堂々たるホルステン門。
1464年〜1478年に建てられた市城門です。要塞門であったため、外側の壁をより頑丈に厚く造られた。そのため地盤が弱かったこともあり外側(西側)に少し傾いています。横から見るとより傾きがはっきり分かります。 -
門の上には「内に結束を、外に平和を」のラテン語の金文字。
-
門を入って旧市街側からみたホルステン門。
-
ホルステン門から真っすぐ進むとすぐ聖ペトリ教会です。
ハンザの時代から教会は職業ごとに分かれていた。ペトリ教会は「漁師たちの教会」
内部は礼拝は行われず催し物などに使われています。
どんより曇ったこの空模様ではいい眺めは望めないだろうと思い、塔には上りませんでした。 -
聖ペトリ教会のあるホルステン通りからブライテ通りに入って行きます。
-
ブライテ通り左に市庁舎。通りに面した側のこの部分は赤レンガです。
-
マルクト広場に入って。
市庁舎広場側は黒レンガ造りです。円形の風穴を持つファサードが特徴的。
当然ながら風穴のあいた壁は装飾なので二階建の建物です。 -
マルクト広場の南端にある中世のさらし台。
中世の時代、野外裁判で有罪になった人が建物の上に見せしめとして立たされたそうです。 -
市庁舎北側の壁。
-
一階のアーチ部分。
-
市庁舎内部のガイドツアー申し込みに受付に行くと、本日は催し物があり休みとのこと。ブレーメンに続きまたしても運が悪い。
市庁舎入口入ったホールと階段。 -
楽しみにしていた市庁舎見学は叶わず、せめて雰囲気だけでもと(勝手に)階段中ほどの踊り場まで上り写真を撮らせていただきました。
-
玄関を入ると光沢のある黒レンガをふんだんに使い、迫力ある雰囲気に圧倒されます。
目が慣れるに従い、黒を基調にしながらも繊細で豪華な装飾が浮かんできました。 -
灯りを受けて黒く光る階段回り。
豪華な玄関だけでなく、市庁舎内部が見学できればもっとよかったなあ。 -
市庁舎北隣のマリエン教会です。(議員や商人の教会)
1250年〜1350年にかけて建てられました。レンガ造りの教会としてはドイツ最大だそうです。 -
マリエン教会内部。
天井を見上げて大きさを実感。天井高83?あるそうです。 -
天井の小花模様。柱の模様もきれいです。
-
巨大なパイプオルガン。
青年時代のバッハがオルガンの演奏に感銘を受け通ったというエピソードが残る。
ミサが行われる日には実際に演奏されるのでしょうか、ぜひ聞いてみたいものです。 -
骸骨が描かれているステンドグラス。
聖職者、王族、貴族、兵士がそれぞれ骸骨(死)に取り囲まれている図。
大戦で破壊され今は残っていない「死の舞踏」という壁画をモチーフにしているそうです。 -
戦争で破壊されてしまった壁画、「死の舞踏」の写真。
「死の舞踏」とは死の恐怖にとりつかれた人々が半狂乱になって倒れるまで踊り続けるという寓話やそれをもとにした絵画や壁画をいうそうです。
王族、貴族、農民など身分や貧富の差なく死は訪れ、皆同じ無になるという死の普遍性をテーマにしている。 -
天文時計。16世紀に作られた天文時計でしたが戦火に会い戦後復刻されました。
-
第二次大戦で爆撃を受け、崩れ落ちた鐘が壊れたままで残されています。
-
マリエン教会からブライテ通りをさらに北へ進みます。
-
ヤコビ教会。「船乗りたちの教会」
教会の尖塔が切れてしまいました。 -
ヤコビ教会主祭壇。
-
重厚なパイプオルガンです。
-
ヤコビ教会向かいに、船員組合の家。
1535年に建てられた船乗りたちのギルドハウス(現在レストラン) -
ヤコビ教会見学の後、聖霊養老院を右に見ながらグローセ・ブルク通りを行きブルク門へ。
五つの塔を持つ聖霊養老院は残念ながら修復工事中でした。 -
ブルク門。
寒い日だったのに左下の人は半袖ですね。 -
門をくぐって外側からみたブルク門。
-
ブルク門からクライネ・ブルクを通ってヤコビ教会前まで戻り、西に緩やかに下るエンゲルスグルーベ Engelsgrube をトラヴェ川まで行きます。
写真はエンゲルスグルーベ、英国通りです。ガングが多く見られます。 -
ガング Backer-Gang 43
ハンザ商人たちは通りに面した館に写真のような細いトンネルを作って奥に従業員たちが住む小さな長屋を建てた。
ガングは路地のことですが長屋の総称となっているようです。 -
-
トラヴェ川橋のたもとに建つフィッシュヒュッテ Fisch-Hutteという魚料理の店。
店名のとおり小さなお店ですが観光客でほぼ満席でした。 -
私たちの席の隣は年輩のご夫婦です。
奥さんはジャーマンポテト添えの4匹のニシンの唐揚げの内、1匹食べただけで所在なさそうです。お店の人が気を利かせて持ち帰りパックにつめてあげていました。
ご主人は大きなニシン4匹食べ終えると、お店の人を呼んで何か言っています。少しして揚げたてのニシン3匹が運ばれてきました。なんとお代わりを注文したのでした。合計7匹を平らげて満足そう。追加注文するなら奥さんのぶんを食べてあげればいいのに。 -
私たちが注文したミックスフィッシュ。多分量が多いだろうと一皿だけ頼みました。
やっぱり大皿が出てきました。フォークをもう一本お願いしましたが断られました。廉価で提供してるから、という事か。しからばテーブルのつま楊枝で。 -
お店の隣の建物(有料トイレ)のかべに1905年当時のこの橋近辺の様子が描かれたパネルがありました。
第一次大戦前の川沿いに建ち並ぶ館や倉庫群の姿がわかります。 -
このあとは川沿いの道を歩いて…
-
先ほどとは逆の東方向にフィッシャーグリューベを上って行きます。
-
フィッシャーグリューベにもガングがたくさん見られます。
-
ガングに入ってみました。
-
-
フィッシャーグリューベからグロッケン・ギーサー通り角のカタリーネン教会に来ました。
-
グロッケン・ギーサー通りのホーフ。ホーフはガングと同じ商人が建てた長屋ですがガングより規模が大きく行き止まりになっている。
-
グロッケン・ギーサー通りのホーフ。
-
この後、ホテルに戻ってひと休みすることに。
ブライテ通りを通って… -
ホルステン通り。往きには気が付かなかった立派な館。
-
ホテルでしばし休憩した後、南の大聖堂へ。
-
ホルステン門そばのかっての塩倉庫。
-
6棟の塩倉庫が残っています。
橋を渡って旧市街側から見る。 -
塩倉庫遠景。水に浮かんでいるように見えます。
-
トラヴェ川沿いの道を南に進む。
-
この辺りにもゲンゲがたくさんあります。
いくつか訪ねてみました。 -
手入れの行き届いた庭に春の花々が咲き始めています。
-
大聖堂です。
商人のためのマリエン教会は街の真ん中にでんと座り、大聖堂は南の端に静かに佇む。
橋を渡って対岸から見る大聖堂は優美な姿を川面に映しています。
後半は雨に降られ、傘を差しながらの街歩きでしたが、町の端から端まで歩き、多く建物などを見学、ガングやホーフもたくさん覗きました。印象に残る一日でした。
鉄道で行く旅 モーゼル川沿いから北ドイツへ ⑬ロストック編に続く。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
58