大連からの瀋陽日帰り一人旅

2014/10/24 - 2014/10/27

8月以来、2か月ぶりの大連出張です。
大連出張5回目にして、初めて出張中に1日休みができましたので、ここは思い切って、瀋陽まで日帰り強行軍の一人旅です。

エリア 瀋陽(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田から大連に向けて出発です。
飛行機からの富士山の眺めがいいので、いつも左窓側の席を選んでしまいます。

成田発の食事はいいのですが。。。

大連のいつものホテルに到着です。
仕事を終えて、2日後、ついに瀋陽に向けての日帰り旅行です。

朝の5時30分の大連駅です。
いままでCRHに乗ったことがないので、どのぐらい前に来たらいいのかわからず、かなり早めに来てしまいました。
早朝にかかわらず、駅前はそれなりの人だかりです。

南側の切符売り場です。
大連到着の初日に切符は買いましたが、事前に中国の知人に予約してもらった切符が名前違いでうまく交換できず、少々苦労しました。
ただ、意外にも、日本語を少し話せる女性の職員さんが親切に対応してくれたので、助かりました。

セキュリティチェック後、一旦、2階の待合室で時間が来るまで待ちます。当日は寒かったので、ホームで待つよりはよほどいいです。15分ぐらい前にゲートが開きました。

CRH初乗車です。内装は若干チープな感じはしますが、乗り心地は悪くないです。

無事、瀋陽に到着です。到着直前のCRHの表示には、気温9度とのことです。寒いけれども、頑張ってこれから市内観光です。

瀋陽駅 駅

まずは地下鉄で故宮を目指します。券売機が少ないのか、人だかりです。
券売機での購入ですが、日本との違いは、表示された金額のお金を投入しても、切符が出てこないことです。画面上の左下に確定を押すところがあり、それを押さないと切符が出てきません（初操作だったので、気づくのに10秒ほどかかりました）。

どこにでもある地下鉄のホームです。

懐遠門駅で降りると、駅名と同じ門が見えます。
この門自体は古くないようですが、ここをくぐって、故宮へ行きます。

懐遠門駅 駅

駅から歩いて15分弱ぐらいで、故宮に着きます。
懐遠門駅側の交差点にこの世界遺産の記念碑があります。

瀋陽路沿いに門が3か所ありますが、入れるのは、この大清門だけのようです。

瀋陽故宮博物院 博物館・美術館・ギャラリー

全体図です。パンフレットのようなものはくれないので、写真に撮っておきました。おすすめルートは赤の点線のようですが、全体を見ても2時間弱で周れると思います。

入って正面の崇政殿です。

大政殿と十王亭です。
瀋陽故宮では一番大きい広場です。

十王亭の中には写真のような、当時の武器などが各々展示されています。

鳳凰楼です。

故宮全体が小さく、結構古いので、傷みが激しいところも多いのですが、天井まできれいに絵がある建物は、1か所ぐらいでしょうか。

満州八旗の衣装なのでしょうか。
こういう展示もあるので、意外と楽しめます。

故宮を後にし、中街まで出てきました。北陵に行こうか、東陵に行こうか、まだ迷っていたら、黎明広場行きの地下鉄が先に来たので、東陵に行くことにしました。
ただ、このあまり行き先を考えていなかったのが、少々失敗でした。

黎明広場駅前でタクシーをつかまえて、東陵まで来たのはいいものの、女性運転手曰く、東陵は「不好玩」なので、棋盤山の方が「好玩」とのことで、棋盤山に行き先変更。
ただ、正直、向かってはみたものの、遠くて、その割に大して行きたいと思うところはなかったのですが、せっかくなので、「関東影視城」という場所へ寄ることにしました。

高い入場料を払ったので、映画村みたいなところかなあと思いましたが、正直、まったくやる気が感じられません。軍服姿のお兄さんたちが、数人行き過ぎただけです。

たまにこうした戦前期のようなポスターなどもあるので、雰囲気はあります。

ただ、古びた街並みがあるだけで、観光客もまばらです。
人が入っているだけでも驚きです。

そういえば、パンフレットももらってないので、地図もありません。
案内図のようなものがありましたが、建物の名前すら無いようです。

せめて門でも登れたらいいのでしょうが、どこから登るのやら。
結局、30分ちょっとで、タクシーで元来た道に戻ってもらいました。
まあ、ぼられたと言えば、そうですが、運転手への施しと思うしかないです。まあ、こんなところに来る機会は言われなければ、来ないのも事実ですし。

無事に？東陵へ到着です（お金はかなり払わされました）。

ここもパンフレットはもらえないので、地図を写真に撮っておきます。

世界遺産であることを物語っています。単に権威が好きなだけかもしれませんが。

ラクダの石像がお出迎えです。
石像生というらしく、ラクダ以外にライオン、トラ、馬がお出迎えしてくれます。

108段の石段を登っていきます。

方城に囲まれていますが、この門の石積みのところまでは上がれます。

門に登って、見渡してみました。
正面の建物の裏側に、ヌルハチのお墓があります。

お墓には入れませんが、ぐるっと一周見て回れますが、何か特別なものはありません。

方城の周りもぐるっと周れます。ただ、歩いている人はほぼいません。

唯一の収穫は、リスに会えたことでしょうか。

よくよく考えたら、昼食抜きで観光していたので、中街へ戻って、昼食です。中国で一番古い餃子屋という、こちらの店に入ってみます。

老辺餃子館 (本店) 中華

2階にあがって、席に座ると紙と鉛筆があるので、それに印をつけて渡すだけです。ただ、この海鮮蒸し餃子は10個35元なので、かなり高いです。老舗とはそういうものなのでしょうが。

そろそろ帰りの列車の時刻に近づいたので、瀋陽駅周辺を散策です。
中山広場に毛沢東像がありました。もしかすると、毛沢東像は初めてみたかもしれません。

旧大和ホテルです。中に入ると披露宴をしていました。
確かに立派なのですが、やはり古いので、泊ってみたいとは思いませんでした。

リャオニン ホテル ホテル

瀋陽駅に戻ってきました。すっかり暗くなってしまいました。

瀋陽駅 駅

瀋陽駅の待合室です。ショッピングモールぽく、大連以上にきれいです。
こののち、10分遅れでしたが、無事にCRHに乗り、大連に戻ることができました。