2014/10/23 - 2014/10/23
1位(同エリア6件中)
ケロケロマニアさん
- ケロケロマニアさんTOP
- 旅行記647冊
- クチコミ12297件
- Q&A回答10件
- 2,096,160アクセス
- フォロワー88人
カルタゴと言えば、歴史的にはハンニバルが活躍した地中海南岸、現チュニジアの都市国家を連想される方が多いかと思いますが、実はコスタリカにもこの名前の町があります。ここは元々の首都がおかれた場所として、コスタリカの古都として知られています。国内第三の都市、と某日本発行の有名ガイドブックには記されていますが、某外資系の有名旅行ガイドブックの人口の欄を見る限り、北部のリベリアよりも、更にサンホセとアラフエラの間にあるエレディアという町よりも少ないようですので(2010年現在)、実際は国内5番目の都市、ということになるのかもしれません。
それはともかくとして、ここの近郊には富士山よりも300m程低いだけのイラス火山という高山があり、ここが国立公園にも指定されていて観光名所にもなっています。コスタリカの観光名所=お金持ちが行くところ、という敷居の高さを感じますが、こちらに関しては、入場料が10USドル(または5500コロン;約1100円)、現地までの交通手段としても路線バスで行くことが出来ますので、私のような貧乏トラベラーには有り難い場所です。
という訳で、午前中はこちらの火山付近の散策、午後はカルタゴ市街地の散策の旅程となりました。
その後、この日の宿を取っていたアラフエラへと、サンホセでバスを乗り継いで向かうのですが、ここで日が暮れてしまい、方向感覚を失って迷ってしまう、という失態を犯してしまいました(^^;)。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
翌朝は、ガイドブックの通りに、イラス火山行きのバス停へと向かいます。
国立劇場の目の前なので、とても判り易かったです。
ちゃんと看板も設置されていましたし…。
AM8時発ということでしたので、念のため7時40分頃から待っていると50分頃にバスがやって来ました。でも暫く乗せてくれない…。うーん、意地悪っ(^^;)。 -
バスに乗せてもらえるまで、外側からバスの車体を観察します。
よく見るとバスの入口に時刻表がプリントされていました。
イラス火山行きは一日一往復しか運行されていませんので、ある意味考えなくて良くて楽です。 -
出発時間を過ぎる頃に漸くバスがオープン。
運賃は2385コロン(約480円)という半端な金額です。 -
バスのシートは柔らかいタイプで、長時間のバス旅にはとても心地良かったです。
-
この時期のコスタリカ(サンホセ近郊)は一応雨季、という位置付けですが、そろそろ乾季に移行する時期でもありますので、意外と天気は良かったです。ただ、一日中晴れているということはありませんが…。
-
サンホセからの乗客は4人だけでしたが、途中カルタゴで結構沢山の人が乗りこんできました。皆火山観光なのかなと思いきや、その殆どは途中の集落で降りて行きました。この辺りが観光バスではなく路線バスとしての位置付けなんだなと感じました。
-
大分標高が上がって来て、眼下にはサンホセの街並みが望めるようになってきました。
-
途中のバス停。ここが途中バス停としては一番大きいようで、下車する方も多かったです。
-
目指す山はあれかな???
標高3500m近くある山の割には、鋭く屹立しているという感じではないので、意外と山を同定するのは難しかったです。 -
カーブを繰り返しながら、どんどんと標高が上がっていきます。
-
こんな風景はちょっと美瑛っぽいかな(笑)?
-
そして約2時間のドライブの後、イラス火山国立公園入口に到着。
実際の駐車場は更に1キロ程先にありますが、ここで一旦バスを降ろされて、公園入場料を支払うシステムです。
コロンで払ってしまいました(5500コロン)が、両替レートを考えるとUSドル払い(10USD)の方が得だったかな…。 -
正面から見たバスの様子はこんな感じです。
-
ウェルカムボードも設置されていました。
-
こうして程無くして終点の駐車場に10時過ぎに到着。帰りのバスは12時半発なので、二時間以上散策時間があります。
-
途中の歩道はある程度整備されていて歩きやすかったです。
-
火口原に到達すると、歩道はフェードアウトする形で消滅。
後は適当に火口原を彷徨います。 -
因みに先程の公園入口にて、パンフレットも頂きました(左)。
右は入場券です。 -
プリンシパルと呼ばれるクレーターが一番の見所となっています。
-
パンフレットを見る限り、普段は蔵王の御釜のように水を湛えているようでしたが、その様子は拝めませんでした。水不足なのかな?
-
ここから先は立入禁止のようです。
-
知らぬ間にガスが立ち込めてきていました。
ただ、お天気の急変は特になく、富士山に近い標高でありながら、寒さは感じませんでした。 -
後で気付いたのですが、実は駐車場付近の火口原以外にも、もう一つ展望台があるようで、そこの方がピークのようでしたので、残り時間を気にしながら慌てて散策に向かいます。
-
でもこの山、ピーク付近は電波塔みたいのがにょきにょき建っていて、日本の山登り感覚からすると、正確なピークがよく判らずにストレスが溜まりました。
-
何か、関係者以外立ち入り禁止みたいな看板も設置されてるし…。
-
気にせずどんどん歩いて行くと、別の小さなクレーターっぽいのも見つけました。ただここは完全に観光地ではないような場所です。
-
時折ガスが晴れて、下界の様子を望むことができました。
-
結局、正式なピークはよく解らないので、この三角点(?)っぽいのを踏んで登頂、ということにしました(笑)。
-
この辺りの植物の様子。
一種の高山植物かしら? -
タンポポっぽいお花も咲いていました。
-
こんなお花も、平地では見られませんね…。
-
後から登ったルートの観光エリアとしての最上部分に、一応展望台のような施設がありましたので、帰りにここに立ち寄ります。
後からサンホセからのバスに同乗していたドイツ人の女の子もやって来て、自分と同じように最初は火口原だけを彷徨っていたそうな…。やはり観光地としての案内板はまだまだ不備が多いように感じました。 -
ここも展望台のすぐ脇から立入禁止となっていました。
-
こうして頂上付近の散策を終えて、慌ただしく駐車場に戻ります。
バスの発車時刻の15分位前に、戻ることが出来ました。 -
メイン施設内はちょっとした売店もあって、お土産物や飲食物を購入することが出来るようになっていました。ただ、飲食物に関してはやはり”山価格”ということで、500mlのペットボトルが1本1200コロン(約240円)位していました。
-
カエルちゃんも勿論いらっしゃいます。
-
連れてカエルたいのですが、ちょっとお財布に余裕がなくて…。
ごめんね。カエルちゃん…。 -
そして帰りのバスに乗り込みます。
標高が高いエリアは牧場が多く見られ、車窓からも道路のすぐ脇で草を食んでいたり、歩いていたりする牛さんや馬さん、ヤギさん等を多数見かけました。 -
やっぱり美瑛っぽく見える場所が結構あるんだよなぁ〜。
-
道路のすぐ脇を車が行き交っても、知らぬ存ぜぬで草を食んでいます。
-
どちらかと言えば、お馬さんは少ないかなと感じました。
-
この茶色い感じの牛さんが一番多かったかな?
-
こうして動物達に目を奪われている間に、バスはどんどんと標高を落としつつ、下界を目指して走り続けます。
-
カルタゴの市街地が近づいてきました。
帰りはこの町で下車することにします。 -
イラス火山からカルタゴまでは運賃が1230コロン(約240円)でした。カルタゴからサンホセまでが595コロン(約120円)だったので、実はイラス火山行きのバスはカルタゴで乗り継いだ方が安く行けそうです。
-
カルタゴの市街地も碁盤目状になっていて歩きやすい上、このように通り沿いに標識が設置されているのも観光客には判り易くて良かったです。(アラフエラにはこれがなくて後に迷う羽目に陥ったものですから(^^;)。)
-
この町の最大の観光スポットは、こちらのBasilica de Nuestra Senora de los Angelesです。スペイン語ですので、ロスアンゼルスではなく、ロスアンヘレスと発音する大聖堂です。
-
内部の様子はこんな感じでした。
-
この町では、かつての地震で廃墟となってしまった、サンチアゴ教会跡もかなりの見応えがあります。ruinという名称になりますので、今では完全に遺跡扱いなのかな?
-
ちょっとした幽霊伝説みたいなのもあるようですね…(怖)。
-
大地震により崩壊してしまった教会、とのことで、やはり同じ地震国に住む者にとってはやるせない気持ちになりました。
-
教会跡の隣にはParque Centralがありますが、ここで雨が降り始めました。雷鳴も轟いていたので、しばらく避難することにしました。
-
丁度、この公園の前にはKFCがありました。
-
カフェラテをオーダー。600コロン(約120円)でした。
-
2014年のサッカーW杯で大活躍を見せたコスタリカ。
国内のサッカー人気も相当なもののようで、店内で普通に欧州リーグの中継をしていました。 -
雨が止んできたので、街歩きを続けてみます。
さて、カルタゴではもう一つ見逃してはならないスポットが。
そう、旧鉄道駅がここにはそのままの状態で保存されているんです。 -
列車が来なくなったホームの様子。
涙なしでは見られない光景です。 -
凄く素敵な駅なのに…。
レールもしっかり残されていることですから、せめて臨時便でも運行すると良いのになぁ〜。 -
駅構内は鉄柵で覆われて立ち入ることができません。その脇道がこのような状態で続いていますので、ここから鉄柵越しに駅を眺める、ということになります。
-
こうして最後に寂しい思いを募らせつつ、サンホセ行きのバスへと乗り込みます。
-
車内はこんな感じ。運賃は先程も記させて頂きましたが595コロン(約120円)です。
-
このバス、ちょっと楽しいのが、途中、旧線路跡沿いを走行する区間があることでしょうか。鉄道好きの方には特にお勧めです。
-
そして今回は時間の都合で立ち寄れなかった、旧サンホセ駅のすぐ近くも通過します。列車もそのまま残されているんですね。
-
おおっ、SL車両も!
-
バスの車窓から駅舎の正面上部を激写。
1908年となっていますから、100年以上の歴史を有しているようですね。 -
駅ホーム付近の様子。
あれっ、何か行列が出来てる、もしかして列車動いてるの???
真相が不明なので、コスタリカの鉄道の現状にお詳しい方、是非教えて下さいね。 -
こうして夕刻に、朝出発した国立劇場前のイラス火山行きバス乗り場まで戻って来ました。
別にカルタゴからのバスがここに到着した訳ではなく、最寄りのバス停から最後は歩いてここまでやって来たんですけどね…。 -
暗くなるまで時間がありませんので、急いで本日宿を予約しているアラフエラ行きのバスターミナルまで向かいます。
-
バス車内はこんな感じ。サンホセ→アラフエラの運賃は555コロン(約110円)でした。
-
こうしてアラフエラに到着する頃にはすっかり暗くなってしまいました。
-
でもやはり見知らぬ街に夜間到着するのは良くないですね。
アラフエラの市街地は標識も設置されておらず、どこの通りを歩いているのか皆目見当がつかず、暫く迷う羽目に陥りました。
空腹も原因だろうと、ここは一旦腹を満たすため、マクドナルドに立ち寄って一息つきます。日本でいう所の100円マック的な鶏の唐揚をオーダー(650コロン;約130円)。 -
空腹を満たした後、落ち着いて町を散策して、ようやく現在地が把握できました。取り急ぎ予約サイトに載っていた宿の場所に向かうのですが、その場所に宿が見当たらず、更に2時間近く彷徨う羽目に…。結局ギブアップして、最後はタクシーに頼ってしまいました。結局辿り着いた宿は、最初のバスの到着地のすぐ近くでした。うーん、きちんと事前に宿の場所を確認しておけば、この3時間近くの無駄な時間は回避できたのに…(涙)。
こうして慌ただしく過ぎたコスタリカ二日目、カルタゴの旅は終了、最終日のアラフエラへと続いてゆきます。最後までご閲覧有難うございました。またお時間がございましたら、続編にもお付き合い頂けましたら嬉しく思います。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
コスタリカで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
コスタリカ最安
681円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
72