2014/04/22 - 2014/04/22
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これまでずっとイースター島の見所ばかりをご紹介してきたので、この編ではイースター島の要になってるハンガ・ロア村の様子もちょっとまとめておこうと思います。
ハンガ・ロア村は、イースター島の南西にある村で人口は4千人ほど。
平屋や2階建ての民家やお店が並ぶ村自体は鄙びた風情で、東南アジアのどこかの田舎町に来たような雰囲気。
それでもこの村が島一番の繁華な場所になっていて、観光客が必要とする施設が集中しています。
村のすぐそばにあるマタベリ空港が島の玄関口。
大型高層ホテルはさすがに無かったものの、村には思いがけないほどたくさんの宿泊施設があって、キャンプ場からリゾート・ホテルと呼べる格のものまであれこれ。
シーズン中には、島全体の人口よりも観光客の数の方が多くなるんでしょうね、きっと。
表紙の画像は、「へえ〜!こんな海辺のロマンチックなレストランがあるんだ!」と驚いた、海辺のお食事処のテ・モアナ。
●注: 編集の都合上、ハンガ・ロア村の様子は、滞在した3日間分をこの編にまとめます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イースター島の玄関のマタベリ空港は、ハンガ・ロア村に隣接。
空港に一番近い宿泊施設だと徒歩数分ですが、イースター島に乗り入れる便自体が少なくて騒音はほとんど無いのが不思議な位。
マタベリ空港ビル自体は可愛いサイズの木造平屋建て。
ただし、この空港の滑走路はスペースシャトルでも着陸出来るよう、全長3kmあるんだそう。
この看板に出ているDirección General de Aeronáutica Civilは、日本語だと民間航空管理局くらいの意味?
イースター島入りした時の旅行記でも紹介しましたが、個人で到着した方は空港内のカウンターでラパ・ヌイ国立公園のチケットを購入するのをお忘れなく。
22014年4月下旬現在は60米ドル/人で、買ったあとも遺跡巡りの時には携帯すると憂い無し。 -
イースター島入りした時の旅行記でもハンガ・ロア村の雰囲気は紹介済みですが、復習のために画像をまとめてアップ。
ハンガ・ロア村はイースター島の要になっている村ですが、とても素朴でのどかな雰囲気。
SUR SHANGHAIたちが泊まったマラエ・カバーニャス・プレミアム(左上)も、村への道(右上)も、イースター島の持つミステリアスなイメージとは全然違ってひたすら穏やか。
車やバイクを貸し出しているお店の中でも大きい方のINSULAR(左下)や、島で一番大きいと言うか、ただ一軒の(?)スーパー(右下)の様子を見れば、その他の村の施設もどんな雰囲気か想像出来るのでは?
ただ、観光客向けのホテルやレストランは、「え?」と驚くほどモダンな造りの所もあって、これからはハンガ・ロア村自体も徐々に変わって行くのかも。 -
上掲の画像の内、車やバイクの貸し出しをしているINSULARやスーパーがある道の名はATAMU TEKENA S/N。
海岸線からは一本内陸側の道で、宿泊施設や市場、お土産店、お食事処も点々と並んでいる場所。
賑わっているのは500mほどで、お店には番地も無く、住所を聞いても通りの名前だけというのがまたのどか。(*^。^*)
ATAMU TEKENA S/N通りには小さなお土産屋さんも並んでいて、モアイや鳥人儀礼の由来になったマヌタラ(セグロアジサシ)などをモチーフにした商品があれこれ。
今回の南米旅はこのあともしばらく続いてかさばった物は買えないので、モアイ柄のティータオルやモアイ顏のミニ・ソープ、マグネット、それに絵はがきを購入。
画像右下に写っているモアイ顏ミニ・ソープの大きさは、約5.5cm×2cmで3個一組。色や香りはもっと種類がありましたよ。
お値段は…、忘れてしまってごめんなさい。(;´・ω・`)ゞ -
ハンガ・ロア村の小さい船着場がある海岸通りの名はPOLICARPO TORO。
その船着場そばにはアフ・タウティラのモアイが立っていて、実はこれがSUR SHANGHAIたちが初めて見た実物のモアイだったのよね。 -
上掲の画像のモアイ背後にある船着場。
船着場は、ここ以外にもマタベリ空港近くにももう一つありましたが、どちらもイースター島に物資を運んでくる貨物船が停泊できる規模ではないのが不思議。
沖に停めて、はしけで往来して荷物を運んで来るしかないのかな。
車や重機なんかはどうやって運んでくるのやら。
これもモアイ同様、イースター島のミステリー。(ノω`) -
ハンガ・ロア村の沖合いに見えた貨物船。
干潮の時間帯だと、はしけも行き来できないよね、これじゃ。 -
ハンガ・ロア村の小さい船着場がある海岸通りのPOLICARPO TOROには、津波に注意の標識や避難経路を示した標識もありました。
これはチリ本土の海岸線にある街でもよく見かけた標識。
1960年のチリ地震津波では、イースター島の北にあるアフ・トンガリキのモアイも被害を受けたと言うことで、現在も油断は大敵。 -
ハンガ・ロア村の小さい船着場がある海岸通りのPOLICARPO TOROには観光案内所もあり。
ちょうど船着場そばのアフ・タウティラのモアイとは道を隔ててお向かい。
観光資料は多くはありませんでしたが、知りたいことにはカウンターのおねえさんが親切に答えてくれました。
SUR SHANGHAIは絵はがきを出したかったので、郵便局の場所を尋ねると…、 -
…観光案内所から200mほどのTE PITO O TE HENUA通りにあると判明。
さっそく行ってみると、鄙びたハンガ・ロア村にふさわしい鄙びた郵便局がポツリ。(´∀`)
日本までの絵はがきの切手代は590チリ・ペソ。
どんな切手かな?と思ったら、購入日時と局名、金額、送り先の国名などがプリントされたシールは貼られてちょいガッカリ。
と、受け付けのおねえさんは、イースター島特製のモアイ柄スタンプを押してくれました。(*^。^*)
皆さんも、記念にどうぞ。 -
TE PITO O TE HENUA通りにある郵便局のお隣は消防署。
左上の画像の消防車(手前)をふと見ると、なんとそこには≪愛 Love KOBE≫の文字が! (◎◇◎)
これは日本の神戸市から送られた消防車なんだそう。
その車体には、日本語で≪ポンプ自動運転装置≫などとも表示が残っていました。
下段の画像は、もう一台の消防車に散りつけられた消防署のマーク。
左手のイースター島消防署のマークには、火消し道具があしらわれているのがノスタルジック。 -
郵便局や消防署があるTE PITO O TE HENUA通りから海側とは反対方向を見ると、三叉路にあるのがハンガ・ロア教会。
その正面を飾る鳥人儀礼関連の絵模様が異教的ですが、れっきとしたキリスト教の教会です。
教会の敷地には墓地があったり、集会に使われるような建物もありました。
ちょうどお掃除の人たちが来ていたため、正面の扉が開いていて内部見学もさせてもらいました。
見学は無料。 -
ハンガ・ロア教会内。
外側正面の異教的とも思える絵模様の装飾には驚きましたが、内部は至ってシンプル。 -
ハンガ・ロア教会内のステンド・グラス。
派手さはありませんが、小舟のような形の窓や絵柄が独特で印象的。 -
パッ!(◎◇◎)と目が覚めるほど鮮やかな黄色い花。
イースター島には思っていたより花の種類も多かった。 -
ハンガ・ロア教会から北方向へ徒歩10分ほど。
夕日スポットで有名なタハイ儀式村の近くには、イースター島博物館があります。
ここにはイースター島やモアイ関連の展示があるので、夕日を眺める前にでも来てみるといいですよ。
1987年に日本の援助で建てられたという博物館で、元々の名はMuseo Antropológico Padre Sebastián Emglet。
Padre Sebastián Emgletというのは、モアイ調査をしていたドイツの宣教師の名なのだそう。
チケットは2米ドル、または1,000チリ・ペソ。
開館は:火〜金曜日は9:30〜17:30、土・日曜日は9:30〜12:30.
月曜日はお休みです。 -
イースター島博物館内。
フラッシュを使わなければ内部の撮影可。
小振りの博物館ですが、イースター島やモアイに関する展示あり。
その中には、モアイの目、女性のモアイ、お尻だけになったモアイなどの珍しい展示物もあります。
モアイ以外の展示では…、 -
…コハウ・ロンゴロンゴと呼ばれる木板に書かれた不思議な文字も見られます。
かつては、イースター島のどの民家にもあった物らしいのですが、西洋人と共にキリスト教が島にやって来てからは異教の文字とされてほとんどが焼かれてしまったり、西洋人による奴隷狩りでこの文字を読める島民も連れ去られてしまったため、いまも解読されていないんだそう。
イースター島博物館にはもう1枚展示されていましたが、ここには2枚の板の画像だけ載せておきます。 -
イースター島博物館の展示。
これはモアイ・カバカバと呼ばれる人の形をした精霊を象った木彫り。
カバカバというのは肋骨の意味だそうで、その名のとおり肋骨を強調したお姿でした。
このモアイ・カバカバをモチーフにしたお土産品もあれこれありましたよ。 -
イースター島博物館の展示。
これは女性の姿を表したモアイ。
発見されたのは、島の北海岸にあるアナケナ・ビーチ。
1965年、ヘイエルダール(コンチキ号で有名なノルウェーの人類学者・探検家)によって最初に発見されたのは胴体部分。
1988年に土地の考古学者によって新たに発見されたのは頭部。
胴体部分はすでにノルウェーで展示されていたそうですが、合体させたいというイースター島からの要請が実現したのがこの姿なのだそう。
偉いぞ! ノルウェー!!
頭が異様に長く見えるのは、女王の冠を被った姿を現していたためだそうです。
今はベルリンにあるネフェルティティ女王の胸像が被っている形の冠だったのかも。
実際には胸のふくらみや腕が分かるほど胴体部分も長かったんですが、頭部に焦点を当てて撮ってみました。 -
イースター島博物館の展示。
これも島の北海岸にあるアナケナ・ビーチで発見されたもので、ビーチに倒されていたアフ・ナウナウの下から発掘されたものだそうです。
瞳の部分は赤色凝灰岩、白目の部分は白サンゴ製。
上掲の女性のモアイやこのモアイの目が発見されたアナケナ・ビーチは、ホツマツア王のモアイやアフ・ナウナウのモアイがあることで知られていますが、ビーチ自体もすばらしい!
お時間が有る方は海水浴に行ってみるといいですよ。
アナケナ・ビーチの様子を見てみたい方は、下記の旅行記をご覧ください。
★南米、時にはバイクで(50) −無数のモアイたちに会って来た
http://4travel.jp/travelogue/10941656 -
イースター島博物館の展示。
これは、別編でもご紹介したホア・ハカナナイアというモアイですが、画像のみ。
後頭部からお背中一面のくりからもんもん、うんにゃ、鳥人(タンガタ・マヌ)の絵模様入りのこのモアイは、元々はイースター島南端のオロンゴ儀式村にあったんだそうですが、目下は大英博物館蔵。
1886年にビクトリア女王への贈り物としてイギリスへ運ばれていったのだそう。
発見時にはあった目や、赤と白のペイントもその時に失われたのだとか。
大英博物館には、このほか、モアイ・ハヴァと言うモアイも収蔵されているそうです。
イギリスは、イースター島に戻してくれないのかな…。(´;ω;`) -
イースター島博物館の展示。
お尻だけになったモアイ像も展示されていました。
「モアイにお尻があったの?(・・?」とお思いの方は多いでしょうが、10世紀頃に造られ始めた初期のモアイは人間の形に近く、ラノ・ララク(モアイを造っていた岩山)には、裸で正座姿のモアイもあるんですよ。
「ウソ!」と思った方は、下記の旅行記でご覧ください。
★南米、時にはバイクで(50) −無数のモアイたちに会って来た
http://4travel.jp/travelogue/10941656 -
イースター島博物館の展示。
モアイを切り出して立てたり運んだりの方法が、あれこれと図解になって展示されていましたが、運搬方法については説明しきれない部分もあるようです。 -
イースター島博物館の展示。
中空を見つめる巨大な石造りのモアイは、宇宙人との関連も取り沙汰されたこともあって、過去にはこんな出版物も。
そういえば、子どもの頃、こんな雑誌を見た覚えがあるなあ。(´^ω^`) -
イースター島博物館の展示。
さて、イースター島に数多いモアイを造ったり鳥人儀礼を行ってきた島の人々はどういう風貌だったのかと言うと、スケッチがいくつも残されていました。
これは、1774年にキャプテン・クックがイースター島にやって来た時に同行していた画家が描いた当時の支配階級の島民のいでたち。 -
イースター島博物館の展示。
これは、1899年に描かれたイースター島民の男性。
顔面から首にかけて刺青が施された姿をしています。
上掲の画像の人物像もそうですが、ポリネシア系と聞いて思い描いていた人々の風貌よりも、いわゆる西洋人に近い顔立ちや皮膚の色のような…。
イースター島が西洋人によって発見されたのが1722年のことだから、この時期には混血も進んでいたのかも?と思ってしまったSUR SHANGHAI。 -
これは、この旅行記の最初にご紹介したスーパーやお土産屋さんもあるATAMU TEKENA S/N通りにある地元料理+洋風料理のKANAHAUというレストラン。
番地はありません。
イースター島入りした最初の夜、雰囲気がよかったので入ってみましたが、食事はがっかり。
サービスや味のほうはよかったんですが、何せ量がお上品過ぎ。
結果としてコストパフォーマンスがよくなかったのが残念。
ここは、お食事あとの飲み物を楽しむ場所として使うのがよさそう。 -
イースター島入りして2日目の夕暮れ時に行ってみたTE MOANAは、海岸沿いのPOLICARPO TORO通りにあって、太平洋が目の前のロケーション。
このお店も例によって番地はありません。
タハイ儀式村で夕日を眺めたあと、ハンガ・ロア村に戻る道筋にあるので、ぜひ寄って行くといいですよ。
ここで、太平洋から寄せる波と一緒に夕日や夜空を眺めながらの食事はロマンチック。
食事の方もセンスのいい仕上がりとお味でお勧めです。 -
TE MOANAは、地元料理も洋風料理も楽しめるお店。
これは屋内部分の様子ですが、お天気がよければ、太平洋が目の前の屋外席がお勧め。
SUR SHANGHAIたちが行ったのは、タハイ儀式村で夕日を眺めたあとの夕映えが終わったばかりの時間帯で…、 -
イチオシ
…水平線に燃え残る夕日の色と、夕暮れの空が夜空に変わる狭間の景色が目の前に。
白く折り重なるように寄せる太平洋の波、貨物船の灯、それに青く照らされた葉っぱがアクセントになって幻のような景色。
TE MOANAの設計・演出を担当したのは、名のあるデザイナーに違いない。 -
イチオシ
すっかり暗くなったあとのTE MOANAは、心地いい潮騒に包まれた。
青い照明に浮かび上がる植物の葉、折り重なる波頭をライトアップする演出も心憎し。 -
寒くも無く暑くも無く、気持ちのいい夜になったイースター島。
TE MOANAはちょうどいいお客の入り具合で、静か過ぎず騒がし過ぎず。 -
TE MOANAで旦那がオーダーしたモヒート。
SUR SHANGHAIはお酒は飲めない体質なのに、この出来栄えのモヒートは「美味しそう!」 -
TE MOANAのステーキは、盛り付けの見栄えも味もよくて感激!
雰囲気もサービスも見かけも味も合格点!というお店には中々出会えないけど、この日の夜のTEMOANAはよかったなあ。 -
イチオシ
イースター島三日目の夜に行ってみたのは、和食を出している居酒屋さんの甲太朗。
マタベリ空港前を通っているHOTU MATUAという道沿いにあります。
ここも番地は無し。
「ああ、こういう和の雰囲気のお店がイースター島にもあったなんて。」とくつろげるお店。
よって、元気のよすぎるお子さん連れはお断りすることもあるんだそう。
この日は仕入れた魚の種類が少なかったのか、海鮮丼のネタの種類が少なかったような…。
それでもホッと一息つける味で、店主のフランシスコ・ザビエルさんには感謝!のイースター島最後の夜なのでした。
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