2014/04/22 - 2014/04/22
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SUR SHANGHAIさん
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イースター島は周囲58kmの絶海の孤島(&小島)。
そこには、無数とも言えるモアイたちのほか、ラノ・カウ火口湖近くには一年交代の王タンガタ・マヌ(鳥人)を選出する鳥人儀礼が行われていたオロンゴ儀式村があったり、さらには儀式としての食人が行われていたと言うアナ・カイ・タンガタと言う洞窟もあって、イースター島はさらにミステリアス。
ラノ・カウ火口湖はハンガ・ロア村からも近いからイースター島入りした日に見に行ったのに、オロンゴ儀式村やアナ・カイ・タンガタはまだ見ていなかった。
この日の出だしは、この二つの場所を最初に訪れてみます。
表紙の画像は、オロンゴ儀式村から見下ろした太平洋とラノ・カウ火口湖。
太平洋の小島の景色とは思えないほどスケールの大きい絶景です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
鳥人儀礼が行われていたというオロンゴ儀式村があるのは、イースター島の南端。
ラノ・カウ火山の縁が太平洋に落ち込む崖の上にあります。
今日は道の途中にあるゲートも既に開いていたので、難なく到着。
ハンガ・ロア村からだとバイクで直行すれば20分もかかりません。
で、これはオロンゴ儀式村の資料館。
入口には、鳥人儀礼のお話に出て来るマヌタラ(セグロアジサシ)のモチーフがモザイクになって出てました。
そうそう、オロンゴ儀式村見学の前には、マタベリ空港に着いた時に買ったラパ・ヌイ国立公園のチケットをチェックされました。
忘れずに持って行きましょう。 -
上掲の画像のオロンゴ儀式村の資料館。
規模は小さいですが、鳥人儀礼に関する由来、かつてはこの村にあったホア・ハカナナイアと言うモアイについての簡単な展示もありました。
背中一面に鳥人の模様を入れたホア・ハカナナイアは、目下は大英博物館所蔵。
1886年にビクトリア女王への贈り物としてイギリスへ運ばれたのだそう。
大英博物館には、このほか、モアイ・ハヴァと言うモアイも収蔵されているそうです。
鳥人儀礼の由来についてはこの旅行記で後述します。 -
これもオロンゴ儀式村の資料館にあった展示。
1886年12月に撮られた写真で、アメリカの船員たちがオロンゴ儀式村にあったマヌタラ(セグロアジサシ)の絵模様入り石板を取り外している場面。
この石板も、モアイ同様運び去られたのかも? -
資料館を出ると、オロンゴ儀式村までは牧草地のような穏やかな眺め。
儀式村と言っても今は無人なので、村の跡と言った方が適切かも。
往復1kmほどの遊歩道を辿って、儀式村に残る遺構を見学するようになっていました。
資料館を出ると、日差しを遮る場所も、売店もトイレも無かったのでご用心。
その時々の必要に応じて準備はして行きましょう。 -
オロンゴ儀式村内の遊歩道+見所絵地図。
●注: この地図は、右下方向が北になっています。
行きと帰りで違ったものが見られるように道ができていました。
その見所とは?
…の看板も出ていて…、 -
…ごく簡単な説明付き看板も。
最初に寄る資料館では、もうちょっと詳しいプリントももらえるので是非いただきましょう。 -
イチオシ
オロンゴ儀式村から見下ろした太平洋には三つの島が。
手前から、モトゥ・カオカオ、モトゥ・イティ、モトゥ・ヌイと言う名で、鳥人儀礼で重要なのは一番大きなモトゥ・ヌイ。
毎年8月頃、この島にやって来るマヌタラ(セグロアジサシ)の最初の卵を持ち帰った部族の長が一年交代の王タンガタ・マヌ(鳥人)になるという儀式で、各部族から選ばれた者たちが泳いでモトゥ・ヌイに渡り卵を取ってきたのだそう。
この儀式は17世紀以降に盛んになったということで、それほど昔のことではないと言うのも凄い。
それにしても、海面まで300mあるこの切り立った崖をどうやって下りて行ったんだろう。((;゚ェ゚;))
さらに、モトゥ・ヌイまでの距離は片道1400m。Σ(ノ)゚д゚(ヾ)」
選ばれて島へ渡った者にとっては過酷な卵取り合戦だったに違いない。
更に残酷なのは、卵取りに落伍した者は島に留まり餓死させられたという説もあるんだそう。
今日のこの晴れ渡った空の下では、そんな儀式も遠い昔語り…。 -
オロンゴ儀式村は今では無人ですが、民居は残されています。
これはその造りが分かるように修復はされていないもの。
石板を積み重ねて壁や屋根にしてあり、雨風を避けるために土や草で覆っていたのだそう。
中には入れないのが残念ですが、一部屋分のスペースがあるだけだそう。
天井が随分低いような…。
中では座っているか横になっているしかできなかったのでは? -
これもオロンゴ儀式村の民居。
内部構造が分かるように屋根部分の石板は取り除かれています。
上で言ったように、中には一部屋分のスペースがあるだけのシンプルな造り。 -
オロンゴ儀式村内には、修復された民居がまとまって並んでいる場所も。
この画像だと、モトゥ・カオカオ、モトゥ・イティ、モトゥ・ヌイの島々を見下ろせる崖は右手にあります。
どの家も同じ形の天井が低い造りで、小さな出入り口は海側についているようでした。
上の方で言った現在は大英博物館にあるホア・ハカナナイアは、本来はこの中の一軒に置かれていたんだそう。
え、でも、ホア・ハカナナイアは高さが2.5mあるのよね。
半地下式に掘り下げた家もあったのかな。 -
オロンゴ儀式村内。
形は同じながら、かまぼこ型に長く造られた民居が数棟並んでいる場所もありました。
これは大人数の家族用?
向こうに見える人たちと比べると、このアパート風の家の規模が分かるのでは? -
オロンゴ儀式村の一番奥の崖っぷちにあるのは、タンガタ・マヌ(鳥人)などの姿を刻んだ岩。
この画像にもいくつか写っているんですが、よく見えないのが惜しい!
近寄って見てみたくなるのが人情ですが、崩落の危険がある上、文物保護の観点から近づくのは禁じられています。
それではあまりに残念なので…、 -
…お土産で買った絵葉書の写真でご紹介。
この絵葉書だと、モトゥ・カオカオ、モトゥ・イティ、モトゥ・ヌイの3島も一緒に写っています。
タンガタ・マヌ(鳥人)などの姿を刻んだこれらの岩は常に雨風に晒されて、年々そのレリーフ部分の盛り上がりが薄くなっているそうです。 -
ふと、自分が踏んでいる足元の岩を見ると、
「あれ? これも鳥人を刻んだ絵模様?Σ(OωO)ビク」
でも、この岩には≪踏んじゃダメ!≫の標識は出ていない。
岩の風化で偶然出来た模様だったのかな? (;^ω^) -
オロンゴ儀式村の一番奥部分。
修復された民居が整然と並ぶ村からは、今日の穏やかな太平洋が見えた。
天気が荒れた時には、この眺めも一変するんだろうな。 -
折り返し地点では、ラノ・カウ火口湖も眼下に見えた。
この火口湖の直径は1600mあまり、火口壁の高さは200mあまり。
まん丸い火口は浮き草でまばらに覆われているため、溜まった水は浅そうに見えますが、深い所では11mはあって、島の水源の一つにもなっているんだそう。
イースター島に着いた日にこのラノ・カウ火口湖を見に行ったのは、ちょうど向かいの北側の崖にある展望台よね。
こっち側から見てもスケールの大きい眺め! -
ラノ・カウ火口湖をズームで。
こうして見てみると、高山地帯の湿地のよう。
絶海の孤島の風景とは思えない。 -
オロンゴ儀式村内。
復路の遊歩道は民居裏側のちょっと高くなった場所を通っていて眺めよし。
左手奥には、タンガタ・マヌ(鳥人)などの姿を刻んだ岩が岬状になって見えるほか、すぐ足の下には柔らかい草に覆われた民居の屋根があったり。
さっき歩いて来た遊歩道も右側にちょっとだけ写っています。 -
あ、この角度からだと、オロンゴ儀式村やタンガタ・マヌ(鳥人)などの姿を刻んだ岩がラノ・カウ火口湖の崩れた崖にある様子がよく分かる。
文物保護のための柵のそばには人もいて、その規模も一目瞭然。 -
イチオシ
ラノ・カウ火口湖の南側の火口壁は一部が崩れていて、そこからは太平洋が。
こんな風景はもっと崖っぷちに寄って見たくなりますが、柵などは一切無いので止めておいた方が無難。
誰でも命は一つしか無いからね。 -
同じ崩れた火口壁を撮るにも、ちょっとアングルと画像の向きをを変えるだけで雰囲気がずいぶん違う。
上掲の画像と比べると、こっちの方が迫力があるような気がするな。 -
オロンゴ儀式村は、雨風を遮るものが無い崖っぷちの村。
嵐の時には一体どれほどの風が吹くのやら。
そんな場所に根付いてしまったこの木は、常に風に晒されているせいか、地面と平行に枝を伸ばしていびつな形。 -
オロンゴ儀式村内。
今は、無人のこの村もかつては住む人たちがいて、ここで火を焚いていたらしい。
これは煮炊きのため?
それとも何かの儀式のためだったろうか。
このあと資料館に戻る途中でサーーッと降ってきた通り雨。
しばらく展示品もまた見ながら雨をやり過ごしたあとは…、 -
…お次のアナ・カイ・タンガタと言う洞窟へ。
この洞窟はハンガ・ロア村とオロンゴ儀式村の途中にあって標識も出ているのでお見逃し無く。
山にある洞窟ではなく、入り江の崖下にある海蝕洞。
この画像の看板の先には、崖下まで下りて行ける階段がありました。
あんまり期待せずに行ってみたところ…、 -
…ちょっと天候が崩れて来たようで、アナ・カイ・タンガタがある入り江に押し寄せる波が怖いほどの大迫力。
思わず「わっ!!Σ(・ω・ノ)ノ!」と立ち止まる。 -
この画像だと、アナ・カイ・タンガタがあるのは、画像右下の崖の陰。
「凄まじい大波に洗われて、今日は見に行けないかも?」
と階段の上から見下ろすと…、 -
…幸い満潮時間帯ではないせいか、怖いほどの大波もアナ・カイ・タンガタの洞窟には届いていなかった。
慎重に波の様子を見ながら階段を下りて行ってみます。
旦那にも「一緒に行く?」と聞いてみたら
「いや、俺はいい。ブン((-ω-。)(。-ω-))ブン」だって。
これは、下りて行くのが怖いという訳ではなく、歩くのがそんなに好きじゃないから階段を上り下りするのがイヤと言う意味。
妻の私が一人で行くのは心配じゃないんかい? (`・ω・´) -
アナ・カイ・タンガタへの階段を下りつつ、沖から押し寄せる波の様子を観察。
いくらSUR SHANGHAIでも、今日この場所で命は落としたくないし。(;^ω^) -
イチオシ
これほどの大波だと、さすがに危ないか。Σ(・ω・;|┬
…と思いましたが…、 -
…波が届くのは、毎回アナ・カイ・タンガタの洞窟の10mほど手前まで。
念のため、覗き込んでみた洞窟の奥の方は乾いているし、この分だと大丈夫。
…とダッシュで行ってみます。
●注: たまたまSUR SHANGHAIは大丈夫でしたが、波が荒い時には要注意。
洞窟の奥には逃げ場はありませんでした。 -
恐る恐るアナ・カイ・タンガタの洞窟入口まで来て中を覗き込む。
中は濡れていないから、崖の上から見た大波もまだ洞窟内には押し寄せてはいないよう。
でもこの洞窟は海蝕洞。油断は禁物。
サッと見たらすぐに崖の上に引き返します。 -
アナ・カイ・タンガタ内部。
この洞窟の名のアナは洞窟、カイは食べる、タンガタは人。
ここで部族抗争で破れた側の人間を儀式として食していたという言い伝えがあるんだそう。
奥行きはそれほど無くて、パッと見た感じでは10数m。
儀式が行われていた場所にしては岩がゴロゴロとして荒れた感じですが、これは後年になってからの波の侵食による落石かも。
わ! ((( ;゚Д゚))) ますます長居は不要。
その天井には、鳥の絵が残っているんですよ。
この画像でも見えています。
もう少しズームで見てみると…、 -
…もう既に消えかけていますが、オロンゴ儀式村の鳥人儀礼の言い伝えに出て来るマヌタラ(セグロアジサシ)が飛び交う姿が何羽も。
このアナ・カイ・タンガタで儀式としての食人に供された人々の魂を天に運ぶ役割があったのかも?
と想像すると背筋がヒヤリ。
((;゚ェ゚;)) -
イチオシ
アナ・カイ・タンガタの洞窟から入り江の方向を見ると、これから天候が徐々に悪くなりそうな雰囲気で、押し寄せる波が更に高い。
目前には、大波が砕ける轟音と爆発するように巻き上がる波頭。
背後には、食人伝説がある洞窟のほの暗い闇と沈黙。
急にキャァ━━━(艸Д<ll)━━━ァァ!! と叫び出したいほど怖くなって、階段を駆け上がった。
崖の上で文字通り高見の見物をしていた旦那はのんびりと「どうだった?」の一言だけ。
(´_ _`) -
またしばらくアナ・カイ・タンガタのある入り江に押し寄せる大波を見たあとは、バイクを停めた駐車場に。
そこはもう芝生状の柔らかい草に覆われた敷地で、たった今見てきた荒れ狂う大波と食人伝説がある洞窟の怖さは雲散霧消。
ちょっとしたカフェのほか、波の音を聴きながら楽しめるスパなんていうのもありましたが、今日の後半は天候の崩れが心配。
このあとはすぐに、イースター島内陸部と西海岸にある遺跡巡りに出かけます。
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