2014/10/05 - 2014/10/05
19位(同エリア104件中)
玄白さん
今日(10/5)は昨日悪天候でやめた鳥海山へ登る日です。しかし、宿が鳥海温泉から湯野浜温泉に移動して登山口へのアクセスに時間がかかること、天気予報では、午前中は良いが昼からは台風18号の影響でくずれそうなこと、主な目的が紅葉撮影で、今年は紅葉が最盛期なのは、登山口付近であること、などなどもろもろの理由から、頂上まで登るのはやめて、象潟口(鉾立)登山口(5合目)から鳥海湖(7合目)まで往復することにしました。こんなのは、登山というよりハイキングですね。
蔵王や月山もそうでしたが、鳥海山も、どうも今年の紅葉は鮮やかさが今ひとつといったところ。夏の暑い期間が短く、9月下旬から10月になって気温の急低下がなかったことが影響しているのでしょうか。まあ、それでも鳥海山中腹の錦に染まった雄大な景色を堪能できました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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湯野浜温泉から鳥海山象潟口登山口まで、車で2時間半。昼から天気が崩れる予報なので、できるだけ早く出発しようと思い、宿に頼んで朝食をキャンセルして代わりに朝食弁当を作ってもらい、宿を4時半にチェックアウト。国道7号、鳥海ブルーラインをひた走り、7時前に鉾立の広い駐車場に到着。ここには、国民保養センター稲倉山荘、鉾立山荘、ビジターセンター、日本海を見下ろせる展望台があり、登山者以外の観光客でも賑わうところだが、さすがにこの時間は山登りをする人達だけだ。
トイレを済ませ、体をほぐし、地図で今日のコースを再確認、登山者カードに記入して、いざ出発。
紅葉は、ちょうどこの付近が見頃になっているようだ。 -
コースは、鉾立(標高1160m)→尾根渡り→賽の河原→鳥ノ海御浜神社(標高1700m)を往復。標高差540mで、標準的には3時間半のコースだが、いつもの如く、のんびり写真撮影しがてらの山歩きなので、我々の予定としては、4時間半を見ておく。
歩き始めて7〜8分で展望台がある。ここまではコンクリート舗装された遊歩道である。西に目を向ければ日本海の海岸線が見渡せる。 -
東側には奈曽渓谷に切れ落ちる断崖が紅葉でカラフルに染まっている。
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左側奥に鳥海山頂上が見えている。何とか、歩いている間は天気が崩れないで欲しいものだ。
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イチオシ
鳥海山頂上を望む。
鳥海山も活火山である。御嶽山の噴火災害のあとだけに噴火については気になるところだ。東日本大震災級の大地震だったという貞観大地震の2年後に鳥海山が噴火している。その後も何回か噴火していて、一番新しいところでは150年ぶりに昭和49年にマグマ水蒸気爆発を起こしている。規模は小さいが数ヶ月噴火が続いたそうだ。
幸い、今のところ噴火の兆候はないという。 -
ナナカマドはすでに葉を落とし、赤い実だけが残っている。やはり、今年の紅葉は早いようだ。
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10月に入り、高山植物の花はほとんど終わっている。登山道の道端にはあまり被写体が見当たらない。苔でも撮影しておこう。
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イチオシ
展望台を出て10分ほどの途中での南西方向の眺め。ピークを迎えた紅葉の斜面を俯瞰する。今年の紅葉はちょっと鮮やかが足りない。さらに曇っているため、くすんだ紅葉になってしまった。
写っている道路は鳥海ブルーラインという観光道路。秋田県にかほ市(象潟)と山形県遊佐町を結ぶ山岳道路で、今は無料で通行できる。 -
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深く切れ落ちた奈曽渓谷。谷底には、稲倉岳中腹を源流とする奈曽川が流れている。
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尾根渡りを過ぎたあたりからの日本海の眺め。
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間近で見ると、紅葉はどれも少し傷んでいる。
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黄葉も同様。まだ青い部分があるのだが、部分的に茶色に涸れ始めている。やはり、今年の紅葉はハズレだったかな。
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遠目にはそれなりにきれいではあるが・・
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尾根渡り付近。このあたりが秋田県と山形県の県境になっている。これから山形県側に入る。
この県境が森林限界でもある。これから先は、ブナのような高木は見られなくなる。 -
千島笹の群落の中にナナカマドなどの低木の紅葉が点在していて、笹の緑と紅葉のコントラストが美しい。
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かなたに風力発電用風車が見えている。
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登ってきた道を振り返る。
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登山道から外れた笹原の中にお地蔵さんと人形が数体一緒に置かれている。近くに賽の河原があるので、賽の河原をわたる子供達を鬼から守るお地蔵さんなのだろうか。
紅葉した低木はチングルマらしい。夏、来れば、このあたりは一面のお花畑になっているのだろう。 -
賽の河原。この付近は遅くまで雪渓が残り雪解けが遅いらしい。
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そのためか、ミヤマキリンソウがまだ咲いていた。
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ウサギギクかな? 夏の花だが、咲き残り??
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岩に覆いかぶさる紅葉したチングルマ
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賽の河原を過ぎると、少し登りが急になる。
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賽の河原付近を見下ろす。
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高度を上げてきた。日本海海岸の象潟が遠望できる。鳥海山は日本海からわずか16kmしかない海に面した独立峰である。そのため、日本海を渡ってきた雪雲が鳥海山にぶつかるので、このあたりは名だたる豪雪地帯である。
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紅葉は散り実だけ残ったナナカマド
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明け方は随分冷え込んだらしい。まだ、霜柱が溶けずに残っている。
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花の名前は??
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御浜神社と御浜小屋が見えてきた。
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8:53に鳥ノ海御浜神社到着。標高1700m
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稲倉岳の山容が目の前に迫る
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鳥海山頂上方向。稜線上に小さく登山者の姿が見える。彼らが歩いているのは扇子森かな。その辺りは夏にはニッコウキスゲの大群落が見られるという。
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御浜小屋
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眼下には、静かに水を湛えた鳥海湖(鳥ノ海)が見える。その後方には・・・
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イチオシ
雲海に浮かぶ月山が見える。3日前に月山に登ったときには、靄っていて鳥海山を見ることができなかったが、今日は鳥海山から月山をみることが出来た。よかった!
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御浜で、しばし360度の展望を楽しんだあと、同じコースを下山。
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イチオシ
最初に立寄った展望台に、もう一度立寄ってみる。
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11:30 鉾立に戻る。ほぼ目論みどおりの時間だ。すでに御浜から鳥海山頂上までガスに巻かれてしまった。天気予報通り。
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稲倉山荘(名前は山荘だが、食堂兼みやげもの屋が実体)で、昼食。鳥海ラーメンを注文。あっさりした味だが、評価としては中の下くらいかな。
今宵の宿は、銀山温泉。少し離れているので、途中寄り道観光はせず、一路目的地へ。
銀山温泉は、温泉に浸かる楽しみの他に、大正、昭和初期のレトロ調の温泉宿の建物が川沿いに並ぶその風情が一見の価値ありということで、そんなレトロな風景を撮影することも楽しみである。 -
銀山温泉に向かう途中、鳥海山を見納めに最後の一枚をパチリ。
以下、「山の紅葉と温泉を巡る山形の旅⑦ 最終編 銀山温泉」に続く
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この旅行記へのコメント (4)
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- クッシーさん 2017/11/03 06:44:54
- これから行ってきます!
- 玄白様
おはようございます。
今、羽田空港で、これから庄内に出発です。以前から行ってみたいと思っていた加茂水族館や鳥海山の紅葉を見て来ます。
玄白さんの旅行記を拝見したら、ちょっと時期的に紅葉には遅かったかもしれませんが、東北の旅を楽しんできます!
クッシー
- 玄白さん からの返信 2017/11/03 08:31:44
- Re: これから行ってきます!
- いいですね。晩秋の出羽の国への旅、じっくり楽しんで来て下さい。
気をつけていったらっしゃい。
旅行記楽しみにしています。
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- 銭形幸一さん 2014/10/25 18:52:02
- 優しい山容
- こんばんは。
快晴とはならずとも天気崩れず何よりでした。
こういう天気の方が逆に紅葉撮り映えするかもしれませんね。
東北の山は標高こそ高くありませんが、なだらかで稜線や丘陵のラインが優しい感じがします。
山越に見える田んぼ、私も新潟の八海山で見たときには良いなぁと思いました。
今秋、素晴らしい紅葉、北岳の登山口でしか撮れてません。
仙丈ヶ岳の登山口に向かうバスの車窓からの南アルプスの山肌の紅葉はとても素晴らしかったのですが残念ながら撮れませんでした。
明日の谷川岳、来月の京都が紅葉ドンぴしゃりだと良いのですが。
素晴らしい写真のUPありがとうございます。
- 玄白さん からの返信 2014/10/25 21:06:58
- RE: 優しい山容
- 銭形さん、こんばんは
木立の紅葉は、曇りの柔らかな光の方がきれいに写りますが、山肌の広大な絨毯のような紅葉は、やっぱり日の光が欲しいですね。鮮やかさが違います。そんなことを言っても、天気ばかりはそのときの運ですけどね・・・
> 東北の山は標高こそ高くありませんが、なだらかで稜線や丘陵のラインが優しい感じがします。
→そのとおりですね。月山も鳥海山も、なだらかに拡がる稜線の形は、おだやかで女性的美しさがあります。アルプスの荒々しい男性的山容とは違った良さがあります。
> 明日の谷川岳、来月の京都が紅葉ドンぴしゃりだと良いのですが。
→谷川岳ですか、いいですね。おそらく紅葉も見頃ではないでしょうか。旅行記、楽しみにしています。
玄白も2年前に登りましたが、9月1日という中途半端な時期でした。
では、気をつけて!
玄白
> 素晴らしい写真のUPありがとうございます。
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