2014/01/02 - 2014/01/02
73位(同エリア3876件中)
とーりさん
遂に前々から行きたかったヨーロッパ観光の真髄、イタリアに行ってきました。
ひとくちにイタリアといっても魅力ある都市が目白押しですが、今回は時代的には逆行しますが、ルネサンスの中心となったベネチア、ローマ、フィレンツェの順にメジャーどころを回りました。
また、途中、地中海を横断し、カルタゴ遺跡のあるチュニジアのチュニスにも行ってきました。こちらもアフリカ大陸初上陸ということで、自分的には感動ひとしおです。
航空券ほかホテルや鉄道切符、それに一部施設も事前予約した「雁字搦め日程」ではありますが、その中での自由度を楽しみました。
全体の日程は以下のとおりです。
1日目 (12/27)1/16 ボローニャの街燈
2日目前半(12/28)2/16 ベネチアの群青?
2日目後半(12/28)3/16 ベネチアの群青?
3日目前半(12/29)4/16 悠遠のローマ?-1
3日目後半(12/29)5/16 悠遠のローマ?-2
4日目前半(12/30)6/16 バチカンの荘厳
4日目後半(12/30)7/16 悠遠のローマ?
5日目 (12/31)8/16 ローマ帝国からカルタゴ遠征
6日目前篇( 1/ 1)9/16 シディブサイドの白と青
6日目中篇( 1/ 1)10/16 カルタゴの屹立
6日目後篇( 1/ 1)11/16 チュニスの雑踏
7日目前半( 1/ 2)12/16 フィレンツェの実力?-1
7日目後半( 1/ 2)13/16 フィレンツェの実力?-2
8日目前半( 1/ 3)14/16 朝靄の斜塔
8日目後半( 1/ 3)15/16 フィレンツェの実力?
9日目 ( 1/ 4)16/16 ミュンヘンの寒空
10日目 ( 1/ 5) 帰国日
※2〜4日目・7〜8日目は2つに分け、6日目は3つに分けました。
今回は7日目後半(フィレンツェの実力?-2)です。大まかな動きは、
( ジョットの鐘楼) ⇒ ヴェッキオ宮 ⇒ ウフィッツィ美術館 ⇒ パラティーナ美術館 ⇒ ホテル です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【イタリア・バチカン・チュニジア旅行(2013~2014年末年始:7日目前半フィレンツェの実力①-1)12/16編から続きです】
ジョットの鐘楼を降りて、シニョリーア広場に向かいます。
ドゥオーモとウフィッツィ美術館の一大両観光名所を結ぶ、カルツァイウォーリ通りです。
人も多く、ブランドショップなども並び華やかな中にも落ち着いた魅力のある通りです。 -
途中にあったオルサンミケーレ教会にあった像です。
-
シニョリーア広場に来ました。正面のヴェッキオ宮が目を引きます。また、宮の前やランツィのロッジアに並ぶ像のレプリカも楽しませてくれます。
今日は木曜日なのでヴェッキオ宮が14時まで。閉館直前では入れないと思われるので早めに入ります。
(ヴェッキオ宮12:58〜13:15) -
案の定、私が入った後来た客は門前払いされており、ギリギリセーフでした。閉館1時間前に入館ストップというのは厳しいです。
ここもフィレンツェカード活用施設なので入りましたがあまり予備知識がありません。とりあえず写真は(ボケてしまっていますが)五百人広間です。 -
ヴェッキオ宮を出てすぐ隣、本日のメイン、ルネサンス絵画の殿堂、ウフィッツィ美術館に来ました。恐らく閑散期の平日だったと思いますが、それにも関わらず、長〜い列が出来ていました。
ここでフィレンツェカードが最大の強みを表します。セキュリティチェックで多少並びましたが、ストレスフリーな入館でした(興奮して写真を撮るのを忘れてしまいました)。
館内も団体が多くかなりの混みようです。写真撮影は不可だったので、いただいた写真でありきたりですが特に良かったものを紹介します。
まずはジョット「マエスタ」。表情の柔らかさ、立体感のある身体つき、奥行きを感じさせる構成など、中世宗教画からルネサンスの曙を感じさせるものがあります。
※余談ですが、最近はフラッシュ無しなら写真撮影可能になったようです。
(ウフィッツィ美術館13:37〜17:00) -
ジョットの後は時代の流れに従い、ルネサンスの祖、マザッチョといきたかったのですが、明日行くSMDカルミネ教会で見るとして、少し時代は下り、ピエロデッラフランチェスカ「ウルビーノ公夫妻の肖像」です。
当時の肖像画は横向きが主だったそうです。遠くの風景は公爵の領地だったとのことで、遠近法を駆使したうえ、透明感のある風景を描き出しています。 -
続いてフィリッポリッピ「聖母子と二天使」です。
配色の巧みさ、漠とした背景、ヴェール部分の繊細さなど、この美術館で私が最も好きな作品のひとつです。
聖母がリッピ特有の涼しい顔、キリストが落ち着いた顔に対し、天使の無邪気な顔がこの作品を親しみやすいものにしていると思います。
上の「ウルビーノ公夫妻の肖像」と同室で「ウルビーノ・・・」の方が混雑しているのでじっくり眺めることができました。 -
続いて第10-14室、サンドロボッティチェッリの部屋です。
ウフィッツィ美術館と言えばボッティチェッリの「ヴィーナス誕生」と「春プリマヴェーラ」がメインのような扱いですが、私としてはそれほどボッティチェッリは好きではありません。とはいえ見ないわけにもいかないのでとりあえず紹介します。
まずはご存知「ヴィーナス誕生」。 -
こちらは「春プリマヴェーラ」です。
「ヴィーナス誕生」とも大きな作品で、観光客も半端なく多かったです。 -
同じボッティチェッリでも私はこの作品「東方三博士の礼拝」が好きです。
パトロンであるメディチ家の人物が画中に描かれ、ボッティチェッリ自身も右端に描かれています。 -
15室。ここはなんといってもダヴィンチ「受胎告知」です。
ダヴィンチの初期の大作といえると思います。背景に空気遠近法のはしりが見えたり、大天使ミカエルの羽根がより鳥の羽根に近い形をしているなど、多才な画家の着目点が感じられます。
館内ではボッティチェッリの「ヴィーナス誕生」「春プリマヴェーラ」と二分する人気の作品で、見るのに苦労しました。 -
ミケランジェロ「聖家族と幼児洗礼者聖ヨハネ」です。
ライバル、ダヴィンチへのアンチテーゼか、彫刻家としての着眼点か、明確な輪郭線で立体的に表現しています。
背景の裸人の一部は当時発見されたラオコーンのポーズをヒントに描かれているそうです。 -
ラファエロ「ひわの聖母」です。
私はラファエロの画がとても好きなのですが、これは彼の描く聖母子シリーズの中でベストスリーに入ります。
やさしい画風とダヴィンチから学んだと思われる三角形に纏まった構図、鮮やかな色遣いなどラファエロならではの安定感が感じられます。 -
もうひとつラファエロ「教皇レオ10世と二人の枢機卿」です。
教皇の着ている白い衣装が写実的で、後年の新古典主義の大物、アングルの画を思わせる質感が感じられます。 -
ティッツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」です。
ベネチア絵画の雄、ティッツィアーノの最も有名な画ではないでしょうか。
ふくよかで官能的な画風で繊細に描かれています。 -
パルミジャニーノ「首の長い聖母」です。
時代はやや下りマニエリスムの作品です。
聖母の身体はS字に捩れながら引き延ばされており、小児キリストも同様に引き延ばされています。
背景にある円柱は柱か塔かもよく解らず、後ろにいる聖ヒエロニムスも異様に小さく描かれており、遠近法が崩れています。
ラファエロらによって完成されたと思われた絵画形式から、歪めたり誇張することによって独特な美しさを引き出した傑作だと思います。 -
カラヴァッジョ「メデューサの首」です。
さらに時代は下り、バロックの時代になります。
それまでの遠近法による調和や的確な描写ではなく、鮮烈な明暗法や躍動感溢れる構図が求められる時代でした。
その初期バロックの祖と言えると思われるのがこのカラヴァッジョです。
画風は彼の強烈な個性も相俟って、行き過ぎとも思える明暗法に、当時としても目を背けたくなるシーンを主題とした迫力ある画を多く描いています。
これはそのうちのひとつです。目を剥いたその迫力に、神話にあるように石になってしまいそうです。 -
名画とそれを見る人が多いのでとても疲れます。
第一廊下に腰掛があったので暫し休憩します。この廊下自体もゴージャスです。 -
第二廊下からウフィッツィ広場を望みます。
こうして見るとここをウフィッツィ=事務所として使っていたメディチ家の勢威が伺えます。 -
アルノ川の淀んだ水も一服の清涼剤に見えます。
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ミュージアムショップでお土産をたくさん購入し、館を出た頃には日は既に沈んでいました。
でもまだ17時、足も疲れましたが、まだ時間があるのでこれからアルノ川の向こうピッティ宮にあるパラティーナ美術館を目指します。 -
振り返ればヴェッキオ宮も綺麗です。クレーンが邪魔ですが.....
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アルノ川の河岸に出ると、前方にかの有名なヴェッキオ橋が見えました。
夕景に美しく見えましたが、釜石にあった橋上市場を思い出してしまいました。 -
道に沿ってヴァザーリの回廊がピッティ宮までつながっています。
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ヴェッキオ橋を渡ります。
橋の両側に店があるのはベネチアのリアルト橋と同じですが、もっと規模は大きく、ガイド本のとおり貴金属店が並んでいます。
(ヴェッキオ橋17:07) -
店の上をヴァザーリの回廊が通っています。
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ヴェッキオ橋から他の橋を見ます。すっかり暗くなり灯りが水面を照らします。
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ピッティ宮に来ました。
ここは世界遺産となったボーボリ庭園や各種博物館がある宮殿ですが、この中のパラティーナ美術館に絞り、拝観します。
(パラティーナ美術館17:18〜18:16) -
パラティーナ美術館はラファエロのコレクションが充実しています。
こちらもフィレンツェカード活用施設です。
やはり写真撮影は不可だったと思いますので、いただいた写真で紹介します。
まずは「大公の聖母」。
黒い背景に落ち着いた深青のマントが映えます。 -
つづいて「エゼキエルの幻視」。なんとも迫力があります。
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そして「小椅子の聖母」。私の中でのラファエロの聖母シリーズのベストスリーに入る作品です。
聖母は柔らかな表情で庶民的な服を着ていながら、教皇に許された椅子に座っているというアンバランスさがあるそうです。
幼児イエスは丸々と太り、洗礼者ヨハネも含めトンド(円形画)ということもあり、寄り添うように描かれることにより、情愛の籠った作風に仕上がっていると思います。 -
もうひとつラファエロの作品で好きなのがこれ「ヴェールの女」です。
ラファエロ特有の柔らかな表情に、気品漂う装身具を身に着け高貴なイメージを出しているようです。
これと小椅子の聖母を見るために疲れた体に鞭打ちここまで来たと言っても過言ではありません。なんとも言えず感動しました。 -
ラファエロ以外もいい作品がたくさんあります。
一例でカラヴァッジョ「眠れるキューピット」。明暗の対比がいかにもカラヴァッジョらしいと思います。 -
駆け足で廻ったものの、興味ある作品が多かったので1時間かかってしまいました。
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メディチ家最後の女性、アンナマリアルイーザデメディチの遺言「フィレンツェにとどまり、一般に公開されること」との条件で寄贈されたメディチ家のルネサンスコレクションは、遺言通り、散逸することなく管理・公開され、イタリアの一地方都市であるフィレンツェを、世界中の観光客を魅了するルネサンスの都として昇華させました。
今日の目的は達成したので、ドゥオーモ広場を経由して帰路に着きます。
(ピッティ宮18:16⇒18:38ドゥオーモ広場) -
ヴェッキオ橋はまだまだ人通りが絶えません。遠くにドゥオーモのクーポラが見えます。
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途中右手にヴェッキオ宮が見えました。
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さらに進み、レプッブリカ広場。
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そしてドゥオーモ広場に到着です。
洗礼堂は19時までのはずですが、既に閉館しているようでした。明日また来ればいいやと気を取り直して一帯の夜景を楽しみます。 -
ドゥオーモの入口とジョットの鐘楼です。
ライトアップは全体的に少なめで、建物からの光は無いので煌びやかというより荘厳な雰囲気が漂います。 -
クーポラはてっぺんに灯りが燈されていました。
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ドゥオーモ広場を一周し夜景を楽しんだ後、スーパーで野菜パックとビールを買い駅のマックで夕食を仕入れました。
考えてみれば観光に忙しく、昼食抜きでここまで来ましたがレストランに入るのも疲れるので食事を買いこみ、20時頃ホテルに戻りました。
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