2014/10/05 - 2014/10/06
233位(同エリア893件中)
ごん太2さん
SLは初めてではない。やまぐち号も2回目。大井川鉄道も乗った。しかしこの歳になるといつも郷愁がわいてくる。そう若いころはいつも旅といえばSLだったのだ。山陰線によく乗った。学生のときは盛岡まで行った。ほぼ20時間くらいかかったか。
あの煙と汽笛。水蒸気。結果手も顔も、鼻の中までもまっ黒になったものだ。
今再びSLが復活している。しかし当然観光列車として。珍しいからそして若い人には初体験だから、かなりの人気列車だ。あの威容は変わらない。重厚さも圧倒的な迫力感も変わらない。いざSLやまぐち号で津和野へ。
津和野が小京都と言われて久しい。京都のようにいにしえの街、文化的に似ている街という意味だろうか。しかし私はどこも小京都でなく、それぞれ独自の個性的な街だと思う。鯉が泳ぐ通りは京都にはない。赤い屋根も京都には広がっていない。津和野は津和野。いい響きの街だ。太鼓谷稲成神社の朱塗りの鳥居が連なっているのもいい。森鴎外の旧宅も。ただ今回は津和野に2時間しかいられなかったので、津和野城址を割愛せざるをえなかった。
というのは「山口・萩・津和野フリーチケット」を利用したから、久しぶりにレンタカーなしの行程を組んで、津和野2時間滞在後、バスで萩へ向かった。萩までおよそ1時間40分ほど。何よりレンタカーよりいいのは居眠りができることだ。ちょっと止まって道の駅に寄るというわけにはいかないが。
東萩の駅で宿の迎えを待つ。萩一輪という宿がまたよかった。
台風接近とあって、風は強いが雨にはあわず。宿のスタッフがマイクロで朝8時20分から萩の武家屋敷コースを案内してくれる。つごう40分ほど。無料だ。これが的を得た解説で、萩をまわる前に一通り萩のことが分かるようにできている。宿へもどってまた部屋露天に入ってゆっくり出発できるのもうれしい。
「萩循環まあーるバス」というのが頻繁に出ていて、1回100円とお得。松蔭神社・松下塾跡・伊藤博文旧宅・萩城下町(高杉晋作誕生地・木戸孝允旧宅など)・旧萩藩校明倫館など、萩は明治にかけて活躍した志士たちのふるさとだから、まわるところも多い。バスに乗ったり歩いたり、萩を堪能して、またフリーチケットを使って新山口へ戻ったのだった。
レンタカーを使わない旅もなかなか味があって、ゆったりするものだ。特に昼間からビールが飲めるのがいちばんよかったか。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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SLやまぐち号は5両編成の車両がみんな違っている。私が載ったのは欧風の車両。本来は4人掛けだが、すいていたせいで二人向かい合わせでゆったり楽しめた。ちなみに新山口ー津和野は2時間。
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最後尾の展望デッキからは走り去る風景が眺められる。うっすらとSLの煙がたなびいている。
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機関車を横から見る。この日はC571というSL。
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どこでも見かける写真ながら、津和野・殿町通りを泳ぐ鯉。通路が狭いためか運動不足なのか、肥満が気になった。
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太鼓谷稲成神社の朱塗りの鳥居がえんえんと続く。
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先の鳥居の隙間からのぞく津和野の街並み。便利とは言えないだろうが、どこも住めば都。津和野の人にとっては誇りある街にちがいない。
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萩城址の外堀。ここからお城へ入っていった。
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松蔭神社にある松下塾。たくさんの明治維新を担う志士たちがここで学んだが、吉賀松陰は囚われの身となり、のちに江戸で処刑された。
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旧萩藩校明倫館。その後明倫小学校として長く使われたが、今は隣に新校舎ができた。ちなみに新しい大きな体育館が「花燃ゆ」のイベント会場になるらしい。
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萩城下町。「日本の道100選」になっている。高杉晋作や木戸孝允の旧宅がある。
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