朝靄に包まれた幻想的な「ブレッド湖」に感動☆

2014/09/21 - 2014/09/22

2014年の夏休みを利用して、スロベニア〜クロアチア〜ボスニアを巡ってきました。この旅行記はスロベニアの「ブレッド湖」を訪れた時のものです。

クロアチアのドブロブニク観光がメインの旅行だったのですが、せっかくなので！と付け加えて隣国スロベニアは「ブレッド湖」から夏休みをスタートさせることに！
ところが、一日を通していろんな表情を楽しませてくれるブレット湖に魅せられました。『アルプスの瞳』とも称される湖。湖に浮かぶようにして存在する小島の教会「聖マリア教会」が印象的で、まさに風光明媚な景色を楽しむことができました。
そして、出会う人々の純朴さに和まされ、こちらブレッド湖観光がメインと言っても過言ではないほど、とても思い出深い旅となりました。

スロベニアの首都「リュブリャナ」からの日帰りバスツアーを利用される方が多いようですが、ぜひ、湖畔の宿に1泊されることをお勧めします。
なぜなら、早朝のブレッド湖から素敵なプレゼントがもらえるかもしれないからです。私は、表紙の写真にあるような、言葉に言い表せられないくらい幻想的な景色をプレゼントしてもらいました♪

リュブリャナのホテルにスーツケースを置いたまま、ブレッド湖へ。思い付きで直前に予約したペンション「Mlino」に宿泊。町の中心部と対岸にあり、とても静かで、ブレッド島へ渡るボート乗り場が目の前。無料で自転車を借りることができ、このペンションかなりお勧めです！
（４５ユーロ／泊でした。クレジットOK!）

●今回の旅程●
　９月２０日 成田→（デュッセルドルフ経由→フランクフルト経由）→リュブリャナ着
★９月２１日 リュブリャナ散策（リュブリャナ→ブレッド湖）ブレッド湖散策
★９月２２日 ブレッド湖散策（ブレッド→リュブリャナへ）
　９月２３日 （リュブリャナ→ザグレブへ）ザグレブ散策（ザグレブ→ドブロブニクへ）
　９月２４日 ドブロブニク散策（ドブロブニク→モスタル）モスタル散策
　９月２５日 モスタル散策（モスタル→ドブロブニク）ドブロブニク散策
　９月２６日 （ドブロブニク→パリ）パリ散策
　９月２７日 パリ散策
　９月２８日 帰国：パリ→
　９月２９日 →関西空港経由→羽田着

エリア ブレッド湖周辺(スロベニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

リュブリャナからバスでブレッド湖へ。
私が泊まるペンションの名前を運転手さんに伝えると、ブレッド湖のターミナルの次のバス停のだらか次のバス停まで乗ってなさい。と言ってくれました。

ペンションにチェックイン！荷物を置いて早速お散歩です！
のんびり湖の周りをお散歩しながら、カメラのシャッターを押す手が止まりません。どこをとっても絵になる景色が広がっています。

聖マリア教会とボートのツーショット！
キャ〜素敵☆
あとで、私も乗るぞ！

のんびり休憩中の老夫婦たち。
と〜っても気持ち良さそう。
ブレッド湖には、「のんびり」がよく似合います。

キラキラと輝く湖面を泳いでいる（ただ浮かんでいるだけ？（笑））の水鳥たち。
気もちいいだろうな〜。ここの水鳥たちって幸せ者だな〜。

ブレッド湖の周り（特に観光客が多いところ）には白鳥がたくさん居て、それがかなり凶暴！
観光客に慣れてしまって、観光客をなめてるんでしょうか！？それとも、もともとの白鳥の性格なのでしょうかね？真相は分かりかねますが、明らかに白鳥が主導権を握っています（苦笑）。人間が白鳥を優先してあげています。

ブレッド湖のほとりで休憩中のご夫婦。
とっても絵になる〜。
かなり遠くからズームで一枚いただきました（笑）

私が泊まったペンションです。
湖と黄色のペンション。素敵なコントラスト！

さて、ブレッド島に行ってみよう！と言うことで、ボート乗り場へ。
ところが、ボートなかなか出発してくれません。ガイドブックにも書いていましたが、本当に定員がそろうまで出発してくれません。
私がボート乗り場に着いた時、タイミング悪く、出発したばかりで、これから乗り込もうとしている人はゼロ人。
あちゃ〜、これからどれくらい待たなきゃならないんだろう！と思っていたら、結局２時間くらい待って、やっとボートに乗れました！
けど、私はボート乗り場の目の前のペンションだったので、ペンションに寄って休憩していました(^^)v
写真は船頭のおじさんです。楽勝さって感じでボートを漕いでくれ、ボートはスイスイ進んでいきました。

ボートはキラキラ湖面をゆらゆらと進んで行きます。
このゆらゆらがまた気持ちいい♪

間もなく、ブレッド島に到着です。
わくわく♪

ブレッド島に到着！

この階段は有名ですよね。ここで挙式するカップルも多いらしく、新郎は新婦をお姫様抱っこして、この急な階段（９９段）を一気に上らなければならないとか。そのために新婦はダイエットするとか、しないとか・・・（笑）

普通に上るだけでも結構キツイ階段でした。

９９段もの階段を上りきって一息。ふう。
写真のような広場が広がっていて、聖マリア教会（１５世紀建立）がお出迎えしてくれます。

聖マリア教会の尖塔内部を上ってみました。
ちなみに教会の尖塔は５２ｍあるらしいです。
グルグルと木製の階段が続きます。

ブレッド島には郵便ポストがあって、オリジナルスタンプを押して、そのポストに投函できます。

スタンプの柄です。

ブレッド島のお土産屋さんには、ブレッド湖のデザインが施された切手が売っていました。もちろん購入！

ということで、お土産屋さんでブレッド湖のデザインが施された切手を買って、スタンプを押して、自分宛にブレッド島のポストからポストカードを投函！！
→届くまで３週間以上かかりました（苦笑）

小さなブレッド島ですが、ゆっくり過ごしていたらあっという間に帰りのボートの出発時間に！
滞在時間３０分だけと言うのは、慌ただしい！！
ゆっくりしたければ、自分でボート漕いで来ればいいんでしょうけどね！

ボート漕ぎのおじさんがリズムよく刻む波の音を聴きながら、ブレット島とお別れ〜。

小腹が減ったので時計を見ると、１８時を過ぎていました。
湖畔にあるレストランでワインとつまみで休憩！
たまたま寄ったレストランだったのですが、ジャズの生演奏をやっていて、ブレッド湖を眺めながら、ジャズを聴きながら、熱々サクサクのイカフライを頂く！五感がフルに活動！って感じでした。至福の時間でした☆

食後の腹ごなしで、ブレッドの町の中を散策！
とても美しくてかわいらしい町並みが続いていました。
散策中、私の目の前に何かが落ちてきてビックリ！何かと思ったらクルミでした。自然の力で落ちてきたんです。木から落ちてきたばかりのクルミを見ることってなかなか無い経験。もの珍しそうにクルミの写真を撮っていたら、それを見ていた地元の方（男性）が、「クルミ好きなの？プレゼントしてあげる！」と言って、拾って手渡ししてくれました。
ありがとう！そのさりげない仕草がとってもカッコよかったけどけど、プレゼントじゃなくただ拾っただけじゃん。おじさん（笑））

２０時を回りようやく辺りが暗くなってきました。
ゆっくり散策しながら、ペンションへ戻る途中、ブレッド湖名物「クリームケーキBlejska Kremna Rezina」の看板を発見！
あっ、ココだ！ブレッド湖で最も有名だってガイドブックに書いてあったお店（パークホテルのカフェ）。
足は反射的に店内に向かっていました（笑）
日が暮れたあとで真っ暗でしたが、だからこそ見られるライトアップされたブレッド城を遠目に眺めながら頂いてきました。

夜のブレッド城。
赤いライトがおどろおどろしい( ﾟДﾟ)
夜の密会が開かれているのか！？（笑）

夜のペンション「ミリノ」
ライトアップされ、素敵☆

さっきまで星が見えていたのに、この後、大雨が降り始めました。
ブレッド湖１周が６kmとの情報を入手し、これは絶対朝早く起きてジョギングだ！とランニングウエアー持参してきていました！なのに、この大雨。
明日の朝ブレッド湖外周をジョギングするために１泊しているのに・・無情な雨よ、明日朝には止んでてね！と祈りながら、夢の国へ。
おやすみなさい・・・。

朝５時半起床。６時過ぎ外に出ると、雨が上がってる\(^o^)／
お天気さん、味方してくれました。ありがとう(≧▽≦)

夜明け前の薄暗さ、怖い感じがしないわけではないですが、これもブレッド湖の表情の一つですね（笑）

Let's jog♪さぁ、走り始めるぞ！！

ブレッド湖 滝・河川・湖

徐々に空が明るんできました！
わくわく♪

それにしてもなかなか空が晴れないなぁと、走りながらブレッド島を横見すると、聖マリア教会が朝靄に包まれそれはそれは幻想的な表情に！
素敵〜(≧▽≦)
まるで絵本の世界です。お姫様が居るんじゃないかと思ってしまいました。
この朝靄に包まれた聖マリア教会を見れたのはわずか１分ほど、瞬間の出来事でした。
ブレッド湖からのプレゼントかしら（笑）
早起きは三文の徳ですね！

聖母被昇天教会 (聖マリア教会) 寺院・教会

湖ギリギリに歩行者用の道が設けられていますが、高所恐怖症の私には非常に厳しいコースでした。
※ちなみに、湖ギリギリではないコースもあります。高所恐怖症の方ご安心を！

山側も朝靄に包まれ、これまた幻想的です。

お花さん、おはよう！

夜が明けました！
朝日の色が優しく湖面に反射して、これから朝日が昇っていく「序章」って雰囲気を醸し出しています。

雲が邪魔して太陽さんの顔がなかなか見えない(+_+)
けど、湖面に映るオレンジ色が濃くなってきて、明らかに太陽さんが頑張っている様子が伺えます（笑）
白鳥さん、おはよう！

町の中心部と真反対側あたりです。

ここからの湧き水が湖に流れていっています。

９月下旬、日本はまだまだ猛暑ですが、ここブレッド湖は”もう秋はそこまで来ている”ような朝の冷え込みでした。

完璧に朝を迎えました！

ようやく１周６キロの朝ジョギング、ゴールです。
ブレッド湖が穏やかに私のゴールを迎えてくれました（笑）

朝食を終え、ペンションに荷物を預け、自転車を借り、ブレッド湖散策開始！
早速、ブレッド城に登ってみました。
高さ100mの崖の上にそびえ立つのはブレッド城。絶景を見るためにはかなりの労力を伴います^^　バスを利用することもできますが、ハァハァ息を切らせて登った後に臨むブレッド湖は最高ですよ。

まずは、ブレッド城を下から見上げる！よ〜し、これから行くからね、絶景よ、待っててね！

町の中心にある教会。
白壁が太陽に反射して、眩しいくらい。
とても美しい教会です。
この教会の前の広場を挟んで向かい側にブレッド城へ続く階段への入り口があります。

教会に向かう途中の道脇には色とりどりのお花が元気よく咲いていました！

さぁ、ブレッド城へ向けて登山開始です！
急な階段が続きます。

ブレッド城までの山道は、急な階段＆登り道が続き、かなりいい運動になります。
あと少し、目の前にゴールが見えるぞ！
頑張れ！最後まで頑張れ！

やった！
門に着いたぞ！！
お疲れ様☆

やっとゴールに到着した\(^o^)／と思っていたのに、門をくぐると・・
さらに急な上り坂が待ち受けていました＞＜
ゴールまでもう少し頑張りが必要でした（苦笑）

やっと着いた\(^o^)／
入場チケットを買って、早速ブレッド城内へ。

ブレッド島 自然･景勝地

ブレッド城入場チケット越しのブレッド湖♪

ガイドブックやカレンダーなどでよく目にするこの角度からの景色。
今、自分の目で見てる〜と感動(*'▽')
この角度からの写真、何枚撮ったことか・・・。

ブレッド島 自然･景勝地

ブレッド城内にはレストランがあります。
１１時頃で、まだ準備中だったのですが、厨房を覗き込み、「ドリンク１杯だけお願い！飲みながらの写真を撮りたいの。」とお願いすると、ドリンクメニューを持ってきてくれました。なんて親切なのでしょう！
そして、絶景が臨める最高のスポットにスパークリングワインを運んで来てくれ、写真を撮ってくれました。
ブレッド湖との出会いに乾杯\(^o^)／

ブレッド城 城・宮殿

ブレッド城から臨むブレッド湖。
昨夜の雨が嘘のように太陽がキラキラ☆

ブレッド城内。

ブレッド城の博物館の中に入ってみました。
窓から臨むブレッド湖、これがまた最高に素敵でした☆

ブレッド城からは、湖と反対側の景色も楽しめます。
アルプス山脈に続く、麓の村々。
のんびりと時間が流れてそうで、眺めているだけでとっても癒されます。

ブレッド城内にはワインセラーがあります。
中に入らせてもらったのですが、とても湿気臭くて、いかにも自然のセラーって感じ！！
ブレッド湖オリジナルラベルのワインも売っていました。
試飲もさせてくれます♪

ブレッド城内にある教会の内部です。
優しい色づかいで描かれた壁画に覆われた教会内部。
そこに柔らかな光が射し込み、とても神聖な気持ちになりました。

この神聖な気持ちを心に刻み、名残惜しいですがブレッド湖を後にしました。

この旅行記へのコメント （2）

• palisadesさん 2015/03/10 20:40:47

  Guest House Mlino

  初めまして。
  
  同じような時期に同じペンションに泊まった者です。また、同じような席でクリームケーキも食べました。違うのは寝坊して朝のブレッド湖畔の散歩がでできず、朝もやの湖が見れなかったことです。いい風景ですし、とても美しい写真ですね。数年のうちに是非もう一度ここに泊まり、この景色を見たいと思いました。

  くるみちゃんさん からの返信 2015/06/14 10:31:01

  RE: Guest House Mlino

  palisadesさま。
  
  はじめまして！
  ずいぶん前にコメントを頂いていたのに返信もせず失礼しました。
  
  ４travelを使いこなせていなくて、今、コメントを頂いていることに気付きました。
  って、もう3か月も経ってるじゃないですか！ねぇ（汗）
  
  朝靄のかかったブレッド湖は幻想的で、本当に美しかったです。
  再訪される機会が訪れた際には、寝坊しないで、ぜひ朝の散歩を実現させてください(≧▽≦)
  
  ヨーロッパの何か国かを訪れましたが、スロベニアは、最もと言っていいくらい人が純朴で治安のいい国だなと感じました。
  
  私もいつか再訪したいです。