2012/12/27 - 2013/01/05
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Triniさん
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2013年の初日の出をロライマ山の頂上で迎えるため
頂上までの登山+頂上(2泊)+下山=計6泊7日 の行程でロライマ山に登りました。
それはそれは、気が遠くなるほどの大昔。
今の地球上の大陸が一つの超大陸だった頃。
プレートテクトニクス活動で、プレートが移動しはじめ
大陸がベキベキ(?)離れていって、今の地球上の大陸ができた。
ロライマ山があるギアナ高地付近は移動の回転軸にあたる。
そのため火山噴火などの影響を受けずゴンドワナ大陸時代の地球最古の岩盤が残っている。
地学の授業をもっと真剣に受けておけばよかった!という後悔や
もしかして恐竜が暮らしているかも?という淡い期待を抱いて
最強のロッククライミング的な見た目よりは
ずっと楽で最高に楽しいトレッキングの旅でした。
テーブルマウンテン「ロライマ山」に登る ⑤は、「ロライマ山」と検索したときに出てくるあの「ザ・ロッククライミング」断崖絶壁を登り頂上に到達する記述です。⑥に続きます。
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
三日目朝!
ロライマ山とクケナン山の間から雲が流れ出てきている。
雲が雨を降らせませんように。 -
2泊目はロライマの際に宿泊しました。
3日目朝は、寒くて寒くて、テントから出るまでに時間がかかりました・・・。 -
朝ごはんを作っているシェフの邪魔になっているのは承知。
でもとにかく火の周りにいたい。寒い。寒い。寒いよー。 -
コーヒーを持つ手も寒く、軍手をしながらコーヒータイム。
-
とうもろこし粉の揚げパン!
チーズを挟んで。ハムと卵の朝ごはん。
美味しかった! -
これが3日目朝、お世話になった囲い付青空トイレ。
ここまできちんと囲いをつけて人の目につかない木立にあると、落ち着けます。。。 -
きちんと川の使い分けをしましょう。
こうやって書いてあるのに。
このキャンプ場、水浴び・洗顔、飲み水、皿洗い場、の区別が守られていない。
ここで水浴びする人はいなさそうなサイズの小川。
どこで水を汲んでも平気かなと思ったら。。。
上流で、鍋を洗ってる人がいたよ・・・。 -
早速登り始める。
今日が最もキツイ傾斜を体験する日。
あのロライマ山の写真を見たら、まず湧く疑問。
「どうやってアレ登るの?」の、あの傾斜を登るのであります。
出発早々、こんな急な傾斜が始まりました。
脚力の重要性を感じます。
まだまだ寒く、フードを被って、軍手もしてます。 -
だんだん晴れてきた。
今日はこの頂上まで行きます!
下山組とすれ違う回数が多くなり、
韓国の方から「アニョハセヨ〜」と声をかけられたり、
日本の下山者に何人もお会いし、「もう少しですよ〜」との言葉を何度も頂く。 -
木の根っこに足を取られないように。焦りは禁物。
-
まだ歓談できる体力的、精神的な余裕は持ち合わせている頃。
この周り、おしっこ臭かった〜! -
だんだん雲が出てきて、頂上が見えなくなりました。
あと少しに見えるのになぁ。 -
ポーターさんは本当にすごい。
この方は下山組のポーターさん。
ガイドさんと情報交換をしてます。 -
休憩時、2340m。
ロライマの公の標高は2810m。
あと少しと言えないわけでもない。
歩き始めて約2時間。
目の前に現れた、信じられない崖。 -
ロライマの難関。
ここを登ります。
人が登っているのが見えますか〜?
断崖絶壁をロッククライミングという感じではなく、
断崖絶壁の岩肌の急斜面を斜めに登っていくという感じ。
背負ってるバックパックの重みで後ろに引っくり返ったら
とりあえず、崖から落ちて、100%命はないね。
ここからは、腕の力と足の力、同じくらい使った。
脚を踏ん張りつつ、両腕で岩を掴み、体を持ち上げる。
ちょっとでもグラついたら、前傾姿勢を取る。
グラついて手をつくのもゴツゴツの痛い岩肌。
軍手を持ってきて本当によかった。 -
ちょっとズーム入りました。
ほら、人が見えるでしょう!
こうやって登ります。
泣きそうでした。
ゆっくりゆっくり。
前も詰まっているけれど、
後ろから他のチームが登ってきて焦る。
が、焦ったって、登れないものは登れない。
ゆっくりゆっくり。 -
目の前の断崖絶壁に目を奪われていて、自分が滝に濡れていることも気づかなかった!
絶壁登りの前に、滝があります。足を滑らせないように。
早く登れる人たちに追い越してもらうために
端に寄るっていったって、「端」が自由にない。
そんなとき。
突然、後ろで鋭く短い悲鳴が。。。
怖いよ、なんだよ。
まず自分の足場を確かめてから後ろを振り返る。
すぐ後ろを登っていたチリのチームの女の子が脚を踏み外した?
片足が宙に浮いて、頭が下に向いて、ものすごい恰好になっている。
その横で彼女のバックパックがゴロゴロ落下してます。
落ちてくるバックパックを避けようと崖の下では大騒ぎ。
彼女よりかなり上にいる私にできることはない。
自分のことは、自分で。
マイペース。焦らない、焦らない。
泣きたくなったころ、頂上が覗けるところまで到着。
もう少し。もう少し。 -
頂上に到着!!!
頂上と言われても、平でなく、
明らかに立っている場所:「頂上」、より高い場所がある。
あれ?これ頂上ですか?
頂上についたー!という熱烈な感動がないまま頂上に着いた。
そう、絶壁登り中は、写真を撮る余裕なんてありませんでした。
着いた頂上一発目の写真。 -
頂上到着!と標高を見たら、2535m。
あり?2810mじゃないの?
まだ高いところがあるんだろうなあ。
しばし頂上に着いた実感を得るため、そこらへんを歩き回る。
続々と後ろから違うチームが頂上に到着し始める。
一通り、頂上到着ラッシュが終わって、
ざっと見渡して周りに登山者50人以上はいた。
それ以外に前日以前に頂上に到着した人たちや、
ヘリコプターで頂上に来た人たちもいるだろうから
ロライマの頂上には100人以上がいるのでしょう。 -
途中の滝から汲んできた飲み水。
微妙に無色透明ではありません。
でもまったくお腹は壊しませんでした。 -
頂上について嬉しくてふらふら散策していたら、
我らがチーム、なんだか疲れてる・・・?
動き回っているの、私だけ。
私のバックパックが所在なさげ・・・。 -
では。
ということで、私もじっと座ってみることに。
が、3分後には動き回っていました。
せっかくの頂上なのに!
じっとしている組の言い分は「景色360度一緒じゃん」。
ま、そうかな。
私の嫌いなパンに、野菜たっぷり、ハムとチーズ。サンドイッチの簡単なランチ。
野菜たっぷりで本当にありがたい。
さっさとランチを終え、我らのキャンプサイトへ移動。
頂上に着いても、高低差がある。また登りだよ。 -
キャンプサイトに到着!のときには、既に目の前にテントが張られている。
すごくありがたい。
これから二日間は、風と雨を防げる岩のくぼみで寝泊まり。
ロライマの頂上は、海だった跡が至るところに見られる。
ウン十億年前?に思いを馳せようとするが、
いかんせん、不勉強で想像だにできない。
でも波の跡とか、海中生物の化石とか、岩肌を見るだけで面白い。
もっとロライマの地学的なことを学んでから来ればよかった。 -
こんな感じ。雨風防げるね。
荷物を置いて、ガイドに連れられ近場を散策。
カメの岩とか、なんとかの岩とか、そんなのを見た後は、自由時間。
ちょっと寒く感じ始めたので、履いていた厚手の綿パンから
「ヒートテックのレギンス+スノボーパンツ」に履き替えた。
これで下半身はガンダム並みに自由が利かなくなり、
やや動きがぎこちなくなるが、寒いよりはいい。 -
辛口イカフライよ、出番だ。
それでは、大晦日の忘年会を始めましょうか。
小雨が降り、暴風が吹き荒れ、まったく天気の回復の気配がない中、
我らがチーム5人と「日本酒と辛口イカフライの忘年会」。
気圧が低くなるにつれ、袋がどんどん膨らんでいって、
バックパックの中で存在感を増していった「辛口イカフライ」。
今日まで我慢したかいがあった! -
「日本酒と辛口イカフライで忘年会」の図その1。
昨日ワインで使った御猪口のように小さなカップに
日本酒をなみなみと注ぎ、Happy New Year’s Eve!!!
イトーヨーカドーで98円セールをしていた「辛口イカフライ」。
正直、まったく期待していなかったけれど!
なんだ、この美味しさは!素晴らしい!
そして日本酒と合うし!
お腹が空いていたこともあり、チーム5人でばくばく食べて飲んで、
あっと言う間に「日本酒と辛口イカフライの忘年会」終了。 -
「日本酒と辛口イカフライで忘年会」の図その2。
みなさん、雨にも負けず、リラックスしてきましたね。
顔に雨が降りつける中、日本酒と辛口イカフライの美味さを堪能。
目が開けていられないほど、雨が強くなってきたので、我らのテントへ向かう。
途中、いきなり晴れて、風がなくなったり、また雨が降ったり、
なるほど、ロライマ頂上の天気は予想がつかないとはこういうことか。 -
しばらくしたら、晴れた。
恐竜が水を飲んでる姿が想像できるけれど、
残念ながら、恐竜は一匹も発見できず。
テントの周辺に足を取られるところがあるので、暗くなってからでは足元が不安。
明るいうちに顔を洗っておこうと、
そこらへんの水たまりの水で顔を洗った。
・・・ってこう書いてみたけど、水たまりの水で顔を洗ったって(冷汗)・・・
そのときは、水たまりの水もきれいに見えたのです。
周りにロライマより高い山はないし、
雨は汚染されていないだろうし、
その雨がたまっただけの水たまりの水はきれい! -
寒いのは私だけでなく、男性陣も、帽子+着込んだ上にウインドブレーカー。
そうこうしているうちに夜ご飯タイム。
ものすごい強風が吹き荒れていたので、火が不安定で大変?と思ったけれど
シェフはそんなのものともせず、温かい汁物ごはんを作ってくれました。
昼間、汗で体の水分がなくなったし、今は寒いし、最高のメニューです。
良く考えられているなあ、やはり経験だなあと、感心感動。 -
今夜は野菜たっぷりミルクスープ。美味しく、温まりました!
雨は止んだけれど、風が強くて、とにかく寒くて、
星がきれいだったような気がしないでもないけれど、
さっさと歯を磨いて(うがいは水筒の水。水たまりの水は使用せず。)、
上半身はヒートテックにフリース、
下半身はヒートテックにスノボーパンツの姿で、
寝袋の中にもぐりこみました。
麓のサンタエレナの常夏ぶりからは、まったく想像できない寒さ。
星が見たかったけど、寒いよーーーーーと言いながら眠りに落ちました。。。
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