蛇行！六月六日星期五@香港2014 香港

2014/06/03 - 2014/06/06

ずっと前にアップしていた６月の香港旅行記。
最終日のことをすっかり忘れていたらもう冬です。

その間、香港では色々ありまして、現在も進行中です。
若者に良い未来が待っていますようにお祈り申し上げます。

そして香港が、これからもずっと今のままの面白い場所でいて欲しいと思います。


最終日のまとめ：
旅行の最終日というのは、結局何もできないで終わるものである。
搭乗直前にある売店は必ず入るが必ず何も買わない。
搭乗三十分前にトイレに行ってウォシュレットを思い出し、そして日本を思い出す。

エリア 香港(香港)

あっという間に最終日です。
決して爽やかとは言えない大気ですけど、やはり早朝は気持ちがいい。
まだあまり人がいません。

改めてこの混沌さが香港の魅力だと思いました。
どの窓の中にもそれぞれに人が住んでいるんだと思うと
グッとこみ上げて来るものがあります。
こういう建物の裏にピカピカのビルがにょっきりと屹立していたりする。

朝からやっている店はといえば、至極ローカルなとこばかりです。
昨晩のあれもあって、どうにも英語の通じにくい店に自ら飛び込んで行く勇気がでません。なので、また糖朝に来てしまいました。
だんだん旅行が尻すぼみになって行きます。

昨晩の分も朝から食べてやりました。野菜っ気がないのはいつものこと。
香港に来るとどうしても野菜が少なめになってしまいます。
当初の全食焼味飯という目標は既に放棄してしまっています。

こういうディスプレイがなぜ香港やシンガポールにあって日本にないのか不思議でならないんですが、こういうところイギリス譲りなんじゃないかと思います。

朝飯を食べても、まだ早い時間なので、ネイザンロードを往く人の数もまばら。

赤と白のツートンの的士が走る香港の風景ともいよいよ今日でお別れです。

ゴミ箱もなんだかアートしています。
アートしているという言い方はすごくダッサイけれど、
それ以外の上手い言い回しが見つかりません。

The ONEのあったところ、前は何でしたっけ。思い出せません。
こういう新しいビルも、実にスタイリッシュなのが面白いところ。
香港式、というか東南アジア方式とでも言いたくなるようなモールの作り方。
ここも空いている店はほとんどなく、エスカレーターで上がってエレベーターで
降りてきただけでした。

下りのエレベーターの中。
この案内表示、はっきりいってまったくわかりません。見づらい。
ぱっとみてわからないので、デザイン的にはどうかと思いますが、
まあそれも香港だからオッケーです。

午前中に空いている店は少ない。しかしホテルは出なければならない。
はやばやとチェックアウトしてしまいましょう。
尖沙咀からMTRに乗って中環へ。

ここで、インタウンチェックインという便利なシステムを利用します。
九龍駅で飛行機のチェックインをして、大きな荷物は預けてしまい、フライトの時間まで割と長い時間身軽で歩こうという算段です。
とても便利なシステムですね。

インタウンチェックインのご案内板。
ここで同時に空港までのチケットも買うことが要求されます。
ならば、結局空港に行く以外ないのかと思い「途中下車できないんすか？」と尋ねると「OF COURSE（もちろんできます）」とのことでした。
この文面からは、わかりにくかったのでとっても不安でしたのですよ。
何せ昨晩の職質のことがありますから、不手際があってはいけませんからね。

九龍駅の駅ビル「エレメンツ」。
テナントがハイブランドの店ばっかりで、大陸向けとしか言いようがないラインナップでした。

何があるのかと思ってみればスケートリンク！
この暑い国にスケートリンク！
その発想が素敵！

島側の風景。建物と山の稜線の絶妙な配置が本当に好き。

しかし國際金融中心でけー。

アトリウムみたいなところからの眺めです。
この辺りはネイザンロード沿いの九龍公園から見えるくらいの
でっかい建物の集合体となっております。

風水ですね。わかります。

古くても新しくても香港的なマンションの眺め。

どこか間違って操作したみたいで、この辺から写真がみんな
こんな感じにレトロになってます。

結局旅行の最終日というのは、矢の如く過ぎ去って行きます。
エレメンツをうろうろしていたらもう空港に向かわなければならなくなりました。

急にひとりぼっちが淋しくなったようです。
食欲までなくなってしまい、飲食店を見て回るだけでお腹いっぱい。
空港の中にもこのようにサイコブレイクな眺めがありますよ。

今、こうして写真を整理しながら見ていると猛烈に食べたい。

毎回フライトの30分前にゲートに来てね、と言われますが、わたしはあのいよいよ帰らなければならない感満載のあの時間がとても嫌いです。
出発のときはあれだけワクワクしているのに！
搭乗のご案内のアナウンスが流れるまで、近くの売店を物色した後、最後にトイレに行ったりして残り時間を消費するわけですが、ここで急に日本のウォシュレットが恋しくなるんですよね、いつも。
こうして体が日本仕様に戻って行くわけですね。

エチオピアに航空会社があるなんて知らなかったですけどあるんですね。
アンティグアバーブーダとかサントメプリンチペにもあるんでしょうか。

なんということでしょう。
Can I have a tea, with ice please.
と流暢に頼んだら水が出て来ました。
飲んでみたらマティーニでした。
ティーがマティーニに聞こえたらしいです。
自分、英語の勉強イチからやり直し決定。

予定時刻はとっくに過ぎているのにちっとも着陸しません。
軌跡をモニターで見てびっくり。なんという蛇行。

後でわかったのですが、この日関東は梅雨入りで朝から荒天のため、羽田空港はパンク寸前だったそうですよ。

しかし、ものすごい蛇行です。
まあ、今回の旅行を何かに例えるなら、まさしくこの軌道です。

皆様パスポートは身につけて町歩きしましょうね。