2014/09/13 - 2014/09/15
97位(同エリア202件中)
ごんじさん
3日目。
今日は甲斐駒ヶ岳を登ります。
「南アルプス 甲斐駒ヶ岳のふもと・・」というフレーズ(たぶん)で有名な
サントリー白州工場の工場見学に行ったのはいつだったっけ?
あの時は、この山に登るなんて考えてもいなかったよなぁ・・
いざ登ろうと決めてからも、本当に山頂まで登れるか、あまり自信なし。
標高は3000m以下だけど、とてもしんどい山だと言われているし、
夏に痛めたヒザも完治していないし・・
いつになく弱気(>_<)
仙水小屋まで行ければ、途中の分岐まで行ければいいね、と目標のハードルを下げてから
登り始めました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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-
3:30〜朝食。
こんな朝早くから胃腸が動くのか・・と思いつつガツガツ食べる。 -
みなさん続々と出発していきます。
真っ暗な中、ヘッドライトつけて登るのは初めてなので、最後尾からヨロヨロと尾行。
(あ、富士山は別です。あそこは人が多過ぎてヘッドライトなくても明るいし)
足元は照らせるけど、行く手は真っ暗。
度々、道を間違えました。
だって、こんな岩だらけの斜面を歩くんだもん。道、見失うよねぇ・・? -
きっと、明るいときに歩いたらなんてことない道なんだろうけど・・
とブツブツ言う私のために(?)ケルン出現。
おや、空が明るくなってきたようです。
早く、仙水峠まで行かなくては日の出に間に合わない〜。 -
なんとか日の出前に仙水峠に到着。
みなさん、ここでご来光待ち。 -
おおっ!?出たか?出たか?!
と言ってからなかなか出ない。
晴れているようで、どうやら地平線あたりに雲があるらしい。 -
それにしても、ピントが全然あってない(汗)
-
振り返れば仙丈ヶ岳も赤く染まっています。
今頃、あっちの山頂でもご来光を楽しんでいるんだろうな。
今日もステキな日の出を満喫できました。 -
ではいよいよ、山頂に向けて出発です。どこまで行けるか?
-
しばらくは樹林帯。
仙水小屋に泊まったことが少しはアドバンテージになるかと思っていたけど、
北沢峠からの人に続々抜かされます(笑) -
ちょっと開けたところに出ると・・おおっ、甲斐駒が見えました!
右となりの小山は摩利支天。 -
仙丈ヶ岳〜。
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イワギキョウ。
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キンレイカ。
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ヤマハハコグサ。
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ひーひー。やっぱりキツイっす〜。
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鳳凰三山と富士山。
オベリスクもちゃんと見えますね〜。
絶景に励まされながら、えっちらおっちら。 -
駒津峰の分岐に到着しました。
時間的に言えば、コース全体のちょうど半分。
ここまで、しんどかったけど天気も体調もよい感じなので山頂を目指すことにします。
で、ここにザックをデポ。
アタックザックに最低限のものだけ入れて、大きなザックにはカバーをかけて
木陰に置いておきます。
そういえば戻ってきたとき、無造作にその辺に放置してあるザックがありました。
なぜ、邪魔にならないようにすみっこに置く配慮ができないかなぁ。
ザックカバーもしておかないと、山ではいつ雨が降るかわからんよ。。 -
待ってろ、甲斐駒!
ここから次のポイントまで30分ほど、結構な痩せ尾根&急な岩下り。
下りる場所を間違えてにっちもさっちもいかなくなった人がいたり、
団体さんがいたりして渋滞になりました。 -
六方石のポイント。
さて、これから山頂までルートが2つに分かれます。
大岩を乗り越えていく直登コースと、砂礫の巻き道。
初心者は巻き道へ、とガイドブックには書いてあります。
計画では、直登コースを登り巻き道を下ることにしていました。
前を行く団体さんは「直登コースなんか行くわけないだろ」とか言っています。
うーん、どっちを行こうかねぇ。。 -
分岐ポイント。
おじさんが歩いているのが直登コース。
おじさんに道の様子を聞いてみたら「大丈夫だよ!」というので、直登コースをいくことに。
なにが大丈夫なのかわからないけど(笑)
すぐ後ろからやってきたカップルさんとおじさんと、即席5人グループとなって
声かけあいながら登れたのでよかったです。 -
登るぜ、直登!
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最初の方で2、3ヶ所、大きな岩があって足が上がらず、乗り越えるのに苦労するところは
あったけど、怖いところや危険なところはなかったと思う。
でも下りに使うのはやめておいたほうがいい気がする。 -
わっしわっし。
岩場はぐいぐい高度を稼げるという意味では好き。 -
斜めになった大岩を這いつくばって登るところもあり。
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歩いてきた道を振り返る。
なかなかのところを歩いてきたもんだね〜。 -
そそり立つ岩塊。
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巻き道コースの向こうに富士山。
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巻き道コースを歩く人を拡大してみると、まるで砂漠の商人のよう。
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こちら直登コース、最後の頑張りどころ。空気の薄さもあり、はぁはぁ息が上がります。
前を歩く若い兄ちゃんのヒィヒィ悲鳴のような息づかいが聞こえる(笑) -
やったぁー!
甲斐駒ヶ岳の山頂に到着です! -
日本各地にたくさんある駒ヶ岳の中でも最高峰らしい。
-
山頂からは360度ぐるっと絶景です。
富士山方面、八ヶ岳方面、北アルプス方面、みなさんお好みの方を向いて座ってマッタリ。
ちょっと寒いけどね… -
甲斐駒ヶ岳のそばでギザギザしていた鋸岳、ここから5時間!
ヘルメットなどしっかりした装備がないと行ってはいけないそうです。 -
うーむ、厳しそうだ。
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岩陰にひっそり置かれたお地蔵さまにちょっと背筋が寒くなったりして…
-
もっとゆっくりしていたかったけど帰りのバスの時間があるので、そろそろ下山します。
帰りは巻き道コース。 -
この道、なかなか曲者です。
初心者はこっちとか言ってるけど、結構歩きづらいと思うなぁ。
砂礫がズルズル滑って転がり落ちそう。 -
と思っていたら・・初めて滑落現場に遭遇してしまいました。
その瞬間は見ていないので、なにが原因で滑落したかはわかりませんが
天気もいいし見通しもいい場所だったので、ちょっとした気の緩みか?
山慣れた風なおじさまグループが救助に向かわれており、救助要請もしてあげていました。
我々がそこにいても何の役にも立たないと思ったので、邪魔になる前に先に進みます。
結局、それから1時間くらいしてやってきた救助ヘリ。
案外時間かかるのね・・通常がどんなものか知らないけど。。
そして現場近くまでやってきても、要救助者がどこにいるかなかなかわからない様子。
何度も上空をグルグル旋回してようやくホバリング開始。
ホントにぴたっと同じ位置で止まっていられるものなのね。すごい。
そこから赤い服を着た隊員がするするロープで降りてきて、またロープでヘリに収容するまで
10分ほど。
その場にいたみんなで固唾をのんで見守ってしまいました。
そして口々に「気を付けよう」「気を引き締めよう」と気合入れなおして、先に進みます。 -
デポっておいたザックを回収し、登ってきた道とは別ルートで下山開始。
-
下りはほとんど樹林帯の中。
毎度毎度、いつものことながら精神的に疲れる下山路。
登りよりしんどい。 -
紅葉はまだまだ。
-
北沢峠に戻ってきました〜。やった〜。
初めての南アルプス、計画通りに攻めてやったぜぃ〜。 -
またカレーでも食べようかと思っていたけど、広河原行きのバスは「人数が集まり次第、
時刻表に関係なくバスを出す」とのことだったので諦めてバス停で待機。
いや、ありがたいことです。 -
それに比べて広河原は・・またしても大行列。
なんだかなぁ。
誘導の仕方とか、割り振り方とか、要領が悪くてイライラします。
結局また大混雑で立ち乗り客もぎゅーぎゅー詰め。
渋滞にもはまって到着が遅れ、甲府でお風呂に入る時間もなく汗臭いまま電車で帰る羽目に・・
まぁそれはともかく!
お天気にも恵まれ、2つの山を楽しく登れたことは幸せでした。
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