2014/09/20 - 2014/09/20
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俊ちゃん彩ちゃんママさん
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高校時代からの親友と久々に会おうということになり、ちょっと遠出して川越に行ってみることにしました。
旅行記やクチコミ情報から、食べ歩きメインになりそうと思い、グルメ系の情報だけ仕込んで観光情報はそこそこに出向いたのですが、街歩きを始めて間もなく客の呼び込みをしていた人力車に遭遇。昔奈良旅行で人力車を使ったのが結構良かったことから、お薦めの40分コースで乗車することにし、結果思いもかけぬ歴史探訪の旅へと変貌いたしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
西武新宿線の特急小江戸号で本川越へ。
ただ、特急往復利用の割引切符を高田馬場駅で買うのが結構手間取りました。というのも、自動券売機では扱っておらず、商業ビルBig Box側にある有人の特急券販売窓口も土日は10時からしか開かないことが判明。特急は10時3分発なので、友人との待ち合わせ場所にしたJR出口脇の方の改札に戻り、職員に尋ねると、見に行ってきたばかりのBig Box側改札事務室でないと販売できないとの回答が。
そちらの改札口まで再度急ぎ移動し、買おうとすると、「帰りの特急も指定する必要があります」。まだ帰り時刻は決めていなかったので、躊躇すると「1回だけなら無料で変更できますから、おおよその時間で購入されたらどうですか」と駅員。
結局夕方5時ちょっと前に本川越を出発するのを予約して、ようやく切符を入手(しかしこの発券だけでも3分ぐらいかかりました)、いざ出発です。 -
駅から大正浪漫通りを通って蔵通りを目指します。写真は浪漫通りに建つ加藤家。川越市の指定文化財になっています。
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蔵通りの始まり。結構自動車が行きかうフツーの道路だったのが意外でした。
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通りの商店を覗きながら歩き始めて間もなく、人力車溜まりで料金表を掲げながら呼び込みをしていた川越陣力屋さんを発見。20分コースからあり、料金もそんなに高くない、即決。20分は子供に体験してもらう程度のものということで、おススメの40分コース一人4300円でガイドしてもらいながら菓子屋横丁に向かうことにしました。
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今歩いてきた道を戻る感じで、駅方向に向かって進みだした人力車ですが、すぐに現在は歯科医院となっている建物の前で停車。車夫内藤さんの、薀蓄ガイドの始まりです。
内「この建物は川越初のデパートとして建造されました。今でこそ川越はうなぎとさつまいもで有名です、元々は織物の町。織物の商いで各地から来る商人でにぎわっていましたが、戦争で売るものが無くなり、つぶれました」 -
蔵通りの角を曲がり大正浪漫通りの正面に立つうなぎ屋さん。
内「今はうなぎ屋となっていますが、もともとは亀屋さん(和菓子で有名)の酒蔵でした。酒蔵から酒樽を運び出すためのトロッコのレールが今でも店先にこうして残っています」 -
そのまま通りを東に進み、現在住居として使用されている蔵の前では、屋根のパーツや、観音開きの窓が左右で山型と谷型の対になっていることなど、建物としての特徴を細かく教えてくれます。
私「蔵に住むのって大変そう」
内「いやいや、これが快適なんですよ。何しろ食品や衣類を保管するための建物ですから、夏は涼しく冬暖かい、鍾乳洞と同じですね」 -
蔵通りに再び入り、内藤さんが客待ちしていた、金物店の店先まで戻ってきました。
内「昔は商人と職人とで町が分かれており、職人も鍛冶屋が集まっているところが鍛治屋町、大工が集まっているから大工町という具合でした。この店は、その頃の唯一の名残で、元は鍛冶屋なので、金物だの刃物だの売っています」
私「この電話131番って何?」
内「昔電話は集落に1台で共有して使うものでした。鍛治屋町ではここが鍛冶屋の共有電話置き場。店の奥に電話室と書かれているのが見えるでしょ。あそこには今でも昔ながらのぐるぐる回して使う電話置いてあるんですよ。しかも繋がる」 -
蔵通りを更に進みます。
内「この建物は、川越初のデパート山吉の社員寮として建てられたものです。台湾建築の意匠になっているので、このあたり台湾からのお客さんもよくいらっしゃいますが、自分の国みたいとおっしゃります」 -
通りの建物ではなく、その奥に立つ蔵が重要、と内藤さん
内「あの蔵が、明治の大火で川越の3分の1が焼けてしまった中、焼け残った蔵の一つです。蔵は焼け残るのを見て、再建するなら蔵だ、ということになりました。通り沿いの蔵はそれで建てられたものですが、屋根の飾りなんだかわかりますか」
私「炎を模したのね。巨大つけまつげって感じだけど」
内「そうです。火事のこと忘れないようにするためあんな飾りを乗せたんです」 -
今もりそな銀行の店舗として使われている建物です。建築設計士が日銀・東京駅と同じなので、外観が結構似ているのだとか。
もう一つの注目は、銀行敷地内に立つ街灯。建物同様に古い、ガス灯なのだそうです。さすがに今はもう点灯しません。 -
川越は徳川幕府の所領地として、川越藩が管理に当たっていた場所柄なので、屋根をよーく見ると「この紋所が目に入らぬか」でお馴染みの葵紋が。
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川越は文化庁により景観保護指定を受けているため、建物の高さ規制だけでなく、景観を壊さぬようエアコンの室外機もこうして目隠ししなければいけないのだそうです。
私「でもそれって文化庁が費用出してくれるわけじゃないわよね」
内「自腹ですよー」 -
景観保護から蔵通りは電線も全部地中化。歩道もスウェーデン国王が数年前天皇皇后に案内されて観光するとなった際、「つまずて転ばれては大変」と、川越市が道路改修し、段差を全く無くしたのだそうです。だからこそ、車の交通量もかなりある通りで人力車も走れるのでしょう。
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時の鐘も明治の大火で焼失したのですが、住居を差し置いていの一番に再建されたのだとか。明治天皇が見舞金としてがっぽり資金を拠出したんだそうです。
内「時の鐘は今は自動で時刻もぴったりですが、昔は寺が地面に刺した棒の日陰の長さや方角から、大まかな時刻を計算して、金を鳴らしていました。時という感じは日に寺って書くでしょ」
私「おぉ」
内「寺はそれだけじゃなく、色々なことの元になってるんです。昔午後3時に風呂を開帳して、人々に身を清めるようにさせていたんです」
私「あぁ、だから銭湯は午後3時から営業開始か!」
内「お客さん、今日は冴えてますねぇ」
私「今日も、って言って」 -
川越は見栄の町、蔵には三つの見栄があると内藤さん。その中で気になったのが、色。
私「どうして黒が見栄なの?」
内「この黒は、菜種油を燃やしてできる煤が原料です。それを漆喰の材料に混ぜて、濾して、それを壁に塗った後、艶出しのため5か月間絹で磨きます」 -
内「ところで視力はいいですか」
私「老眼」
内「それを言っちゃぁおしまいだ。屋根瓦に小人いるの見えますか」
私「小人??わかんない」
内「カメラ貸してください」
で、撮ってくれたのがこれ。
内「正しくは鍾馗様です。それぞれの家の鬼門の方角に向けて魔除けのため置いてます」 -
蔵通りから1本奥の通りへと人力車は進みます。
内「時の鐘はここからよく見えますからね。鐘の時刻になったら、ここから独り占めしてください」
(実際には、親友とアイス抹茶飲みながらのお喋りに熱中してしまい、気づいた時には鐘の時刻から5分経過。鐘は聞きそびれました) -
終点の菓子屋横丁に到着。この時、すでに乗車から1時間10分経過。
私「あらー、こんな時間になってるわよ」
内「平気です、私、現場責任者ですから。ははは、学生には厳しく言ってますけどね」
さすが小江戸川越、江戸時代並みのざっくりした時間の測り方のようで。 -
既に時刻は12時45分、菓子屋横丁に到着する直前に旅行記で見かけた「いも膳」に気付いたので、早速そちらへ。
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昼食後に菓子屋横丁を一周してから、蔵通りへ。
戻る道すがら、人力車で横を通過する際に教えてくれていた、武家屋敷に立ち寄ってみました。
ここは個人の所有物で、善意で開放してくれています。かなり古びた建物なのですが、着物姿なら室内に上がれますとの札が。そこまでの気力はおばさんには無いので、外観だけ見学。 -
古そうな建物としか分からないので、何かよく知らずに立ち寄る人もちらほら。廊下の角には急須セットとポットが置いてあり、自分で好きにお茶を取ることも可能です。
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蔵通りに戻り、蔵造り資料館に入ってみることにしました。
敷地から時の鐘が良く見えます -
建物の中に上がることができます。
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2階にも上がれますが、階段は狭くて急。
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部屋の対角線上にもう一つ階段があるのですが、こちらはもっと細く螺旋状になっている階段。さすがにこちらは使用不可ですが、こっちもこれを登りたいとは…もっと若けりゃやるでしょうけど。
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人力車に乗っているとき、内藤さんから「蔵通りの公園はここに繋がってますから」と教えられていた、通り抜け道を歩いてみることに。
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公園(鍛冶町広場)は元デパートの正面にあたります
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通り抜けていく先は、観光案内所
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案内所そのものが古民家を活用したもので、室内がそのままの姿で残されています。
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その後喜多院まで足を延ばしたのですが、ここにきて観光情報ゼロの準備不足を露呈。なんと開館時間は4時半までで、到着した時はすでに4時20分。中は結構きれいな庭園ぽく、ちょっと残念。
しかし、よくよく考えてみれば、帰りの特急まであと30分強。そもそもそんなにゆっくりしていられない!喜多院 寺・神社・教会
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喜多院敷地内にある東照宮も4時半で閉門だったので、「どろぼうばし」なる場所を通って、駅に向かうことにしました。
喜多院 寺・神社・教会
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かつてはここに水が張られていたはず。
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木立の向こうに東照宮の屋根が垣間見えます。
かくしてかつての女子高生2人の小旅行は終了。本川越駅に発車10分前に到着し、江戸時代から現実の世界へと引き戻されていきました。
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