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自他共に認める仏像好きのゆうこママ。なのに、東北の仏像を拝観したことがなかった。ずっと、ずっと、ずーっと、「いつか!」と願っていた夢が、ついにかなった。<br /><br />みちのくアイラブ仏像めぐりは、仙台での室生寺展で始まり、つづく中尊寺から北へと、大小のお堂をたどる3泊4日の宮城岩手の旅。<br />途中、日本のふるさと、遠野で遊び、SL銀河も追っかけ、仏像以外も楽しんできた。<br /><br />この旅行記は、そんな中から、仏像めぐりだけをピックアップしたもの。<br /><br />行程<br />8月6日:いわて花巻空港〜仙台市博物館〜仙台たなばたまつり〜達谷窟〜一関にて宿泊(チサンイン岩手一関インター)<br /><br />8月7日:一関〜中尊寺〜毛越寺〜黒石寺〜正法寺〜藤里毘沙門堂〜立花毘沙門堂〜遠野市にて宿泊(あえりあ遠野)<br /><br />8月8日:あえりあ遠野〜遠野市博物館〜早池峰神社〜遠野ふるさと学校〜遠野ふるさと村〜釜石〜あえりあ遠野<br /><br />8月9日:あえりあ遠野〜千葉家住宅〜めがね橋〜宮守駅にてSL銀河〜めがね橋からSL〜SL追っかけ〜遠野駅〜成島毘沙門堂〜宮沢賢治記念館〜いわて花巻空港

ついに実現!みちのくアイラブ仏像めぐり

19いいね!

2014/08/07 - 2014/08/09

36位(同エリア87件中)

8

20

ゆうこママ

ゆうこママさん

自他共に認める仏像好きのゆうこママ。なのに、東北の仏像を拝観したことがなかった。ずっと、ずっと、ずーっと、「いつか!」と願っていた夢が、ついにかなった。

みちのくアイラブ仏像めぐりは、仙台での室生寺展で始まり、つづく中尊寺から北へと、大小のお堂をたどる3泊4日の宮城岩手の旅。
途中、日本のふるさと、遠野で遊び、SL銀河も追っかけ、仏像以外も楽しんできた。

この旅行記は、そんな中から、仏像めぐりだけをピックアップしたもの。

行程
8月6日:いわて花巻空港〜仙台市博物館〜仙台たなばたまつり〜達谷窟〜一関にて宿泊(チサンイン岩手一関インター)

8月7日:一関〜中尊寺〜毛越寺〜黒石寺〜正法寺〜藤里毘沙門堂〜立花毘沙門堂〜遠野市にて宿泊(あえりあ遠野)

8月8日:あえりあ遠野〜遠野市博物館〜早池峰神社〜遠野ふるさと学校〜遠野ふるさと村〜釜石〜あえりあ遠野

8月9日:あえりあ遠野〜千葉家住宅〜めがね橋〜宮守駅にてSL銀河〜めがね橋からSL〜SL追っかけ〜遠野駅〜成島毘沙門堂〜宮沢賢治記念館〜いわて花巻空港

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配
  • みちのくの旅 1日目は、仙台で室生寺展とたなばたまつり。<br />そして、2日目は、仏像デー。<br /><br />まずは、中尊寺からスタート。<br />朝8時に第1駐車場にレンタカーを入れ、月見坂を歩き始めた。<br />弁慶堂や薬師堂などいくつものお堂を見ながら、木立の中の坂道を登っていく。<br /><br />中尊寺<br />岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202<br />http://www.chusonji.or.jp/index.html<br />

    みちのくの旅 1日目は、仙台で室生寺展とたなばたまつり。
    そして、2日目は、仏像デー。

    まずは、中尊寺からスタート。
    朝8時に第1駐車場にレンタカーを入れ、月見坂を歩き始めた。
    弁慶堂や薬師堂などいくつものお堂を見ながら、木立の中の坂道を登っていく。

    中尊寺
    岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
    http://www.chusonji.or.jp/index.html

  • 金色堂できらびやかな都風の仏像を拝観し、<br />讃衡蔵でさらに中尊寺の至宝を楽しむ。<br />センターの阿弥陀は、きりっとした目元のイケメン。<br />左側に立つ未完の薬師如来もいいね!大迫力。

    金色堂できらびやかな都風の仏像を拝観し、
    讃衡蔵でさらに中尊寺の至宝を楽しむ。
    センターの阿弥陀は、きりっとした目元のイケメン。
    左側に立つ未完の薬師如来もいいね!大迫力。

  • 毛越寺(もうつうじ)<br /><br />伸びやかでだだっ広い。<br />が、暑い!なんでこんなに暑いわけ?<br />暑さに弱い私は、早々と退散。<br /><br />毛越寺<br />岩手県平泉町字大沢58 <br />電話 0191-46-2331<br />http://www.motsuji.or.jp/<br />

    毛越寺(もうつうじ)

    伸びやかでだだっ広い。
    が、暑い!なんでこんなに暑いわけ?
    暑さに弱い私は、早々と退散。

    毛越寺
    岩手県平泉町字大沢58
    電話 0191-46-2331
    http://www.motsuji.or.jp/

  • 黒石寺(こくせきじ)<br /><br />蘇民祭で有名になった、あの寺。<br />私にとっては、「これぞ東北仏!」という薬師如来で有名な寺だ。<br /><br />黒石寺<br />要予約<br />岩手県奥州市水沢区黒石町字山内17<br />電話 0197-26-4168<br />http://kokusekiji.e-tera.jp/

    黒石寺(こくせきじ)

    蘇民祭で有名になった、あの寺。
    私にとっては、「これぞ東北仏!」という薬師如来で有名な寺だ。

    黒石寺
    要予約
    岩手県奥州市水沢区黒石町字山内17
    電話 0197-26-4168
    http://kokusekiji.e-tera.jp/

  • 黒石寺<br /><br />気さくな女性住職の案内で拝観させていただく。<br />まずは、収蔵庫へ。<br />本尊、薬師如来坐像と初対面。<br />最初の印象は、「黒々と大きい」。<br />がっちりとした顎、大きく張った鼻、いかり肩、大きな膝で迫力満点。<br />これぞ東北の仏像。豪快で男っぽい。<br /><br />続いて、本堂へ。<br />十二神将、日光月光菩薩、四天王は、こちらにいらっしゃる。<br /><br />日光月光は浅い彫り、ほっそりとしたスタイルで、優しい顔立ち。本尊の薬師とは対照的に非常に女性的だ。<br /><br />四天王は、どっしりした腰まわりと太い脚の身体に、小さな頭が載ってアンバランスだが、これこそ東北風のスタイルでうれしくなる。

    黒石寺

    気さくな女性住職の案内で拝観させていただく。
    まずは、収蔵庫へ。
    本尊、薬師如来坐像と初対面。
    最初の印象は、「黒々と大きい」。
    がっちりとした顎、大きく張った鼻、いかり肩、大きな膝で迫力満点。
    これぞ東北の仏像。豪快で男っぽい。

    続いて、本堂へ。
    十二神将、日光月光菩薩、四天王は、こちらにいらっしゃる。

    日光月光は浅い彫り、ほっそりとしたスタイルで、優しい顔立ち。本尊の薬師とは対照的に非常に女性的だ。

    四天王は、どっしりした腰まわりと太い脚の身体に、小さな頭が載ってアンバランスだが、これこそ東北風のスタイルでうれしくなる。

  • 正法寺<br /><br />岩手県奥州市水沢区黒石町字正法寺129<br />電話 0197−26−4041<br />http://www7.ocn.ne.jp/~shoboji/

    正法寺

    岩手県奥州市水沢区黒石町字正法寺129
    電話 0197−26−4041
    http://www7.ocn.ne.jp/~shoboji/

  • 正法寺<br /><br />かやぶき屋根の大きなお寺。<br />

    正法寺

    かやぶき屋根の大きなお寺。

  • 正法寺<br /><br />庫裏の内部は、映画のロケができそうな雰囲気。

    正法寺

    庫裏の内部は、映画のロケができそうな雰囲気。

  • 藤里毘沙門堂<br /><br />小高い山の上の小さなお堂の駐車場に、予約時刻の少し前に着くと、遠くで雷鳴が聞こえ、空には黒い雲が。<br />そのうち降り出した雨の中、世話人の女性が、傘を差してお堂を開けに坂道を登って来てくださった。<br /><br />極上の仏像を、収蔵庫の中で拝観させていただく。<br /><br />12世紀のものという十一面観音は、細面でスリムというか、薄い身体で女性的。<br /><br />十一面さんの隣に並ぶ兜抜毘沙門天(重要文化財)は、地天女に支えられ、通常は横にいるはずの二鬼はいない。ザクザクと削る音が聞こえそうなくらいのノミ跡がリズミカルで美しい。木肌を見ながら、ああ東北にいるんだと実感する。<br /><br />毘沙門天立像は、鎌倉期のもので、バランスが素晴らしく良い。右に吉祥天、左に善賦師童子を従えるが、いずれも顔の毀損が激しく痛々しい。しかし、全体の様子から、上品で優しい像であったことが想像される。<br /><br />そのほかにも平安時代の仏像が何体も並ぶ。<br /><br />東北が文化的に遅れていた、あるいは劣っていたという認識は絶対に誤りだ。<br />

    藤里毘沙門堂

    小高い山の上の小さなお堂の駐車場に、予約時刻の少し前に着くと、遠くで雷鳴が聞こえ、空には黒い雲が。
    そのうち降り出した雨の中、世話人の女性が、傘を差してお堂を開けに坂道を登って来てくださった。

    極上の仏像を、収蔵庫の中で拝観させていただく。

    12世紀のものという十一面観音は、細面でスリムというか、薄い身体で女性的。

    十一面さんの隣に並ぶ兜抜毘沙門天(重要文化財)は、地天女に支えられ、通常は横にいるはずの二鬼はいない。ザクザクと削る音が聞こえそうなくらいのノミ跡がリズミカルで美しい。木肌を見ながら、ああ東北にいるんだと実感する。

    毘沙門天立像は、鎌倉期のもので、バランスが素晴らしく良い。右に吉祥天、左に善賦師童子を従えるが、いずれも顔の毀損が激しく痛々しい。しかし、全体の様子から、上品で優しい像であったことが想像される。

    そのほかにも平安時代の仏像が何体も並ぶ。

    東北が文化的に遅れていた、あるいは劣っていたという認識は絶対に誤りだ。

  • 藤里毘沙門堂<br /><br />そのうち外は激しい雷雨に。次の予約先へ行かなければならない。<br />しばらく待ったが止みそうにないので、管理人の女性を車で自宅まで送ることにして、意を決して駐車場の車へ行くことに。<br /><br />傘を差して車へ向かうそのとき、近くで落雷。<br />飛び上がるほど驚いた。<br />女性を送ると、雷雨を心配したご主人が玄関先で待っていた。<br /><br />このご夫婦や地区の方々が、仏像を守ってくださるのだと思うと、手を合わせたくなる。<br /><br />要予約<br />奥州市江刺区藤里智福39<br />電話 0197-39-3516(個人宅)<br />奥州市教育委 0197-35-2111<br />http://zplaza.sblo.jp/article/69940453.html

    藤里毘沙門堂

    そのうち外は激しい雷雨に。次の予約先へ行かなければならない。
    しばらく待ったが止みそうにないので、管理人の女性を車で自宅まで送ることにして、意を決して駐車場の車へ行くことに。

    傘を差して車へ向かうそのとき、近くで落雷。
    飛び上がるほど驚いた。
    女性を送ると、雷雨を心配したご主人が玄関先で待っていた。

    このご夫婦や地区の方々が、仏像を守ってくださるのだと思うと、手を合わせたくなる。

    要予約
    奥州市江刺区藤里智福39
    電話 0197-39-3516(個人宅)
    奥州市教育委 0197-35-2111
    http://zplaza.sblo.jp/article/69940453.html

  • 立花毘沙門堂<br /><br />予約時刻になると世話人のご夫婦が来てくださって、お堂の右奥の収蔵庫の扉を開けてくださる。<br />ご主人は、説明のための資料をたくさん持参して、丁寧な解説をしてくださった。<br />お話しが興味深く、ついつい話し込んでしまった。<br /><br />要予約<br />岩手県北上市立花16−105<br />電話 0197-64-7303<br />http://www.kitakami-kanko.jp/kanko.php?itemid=179

    立花毘沙門堂

    予約時刻になると世話人のご夫婦が来てくださって、お堂の右奥の収蔵庫の扉を開けてくださる。
    ご主人は、説明のための資料をたくさん持参して、丁寧な解説をしてくださった。
    お話しが興味深く、ついつい話し込んでしまった。

    要予約
    岩手県北上市立花16−105
    電話 0197-64-7303
    http://www.kitakami-kanko.jp/kanko.php?itemid=179

  • 立花毘沙門堂<br /><br />センターの木造毘沙門天立像よりも、両サイドの持国天と増長天(多聞天?)の方が大きく立派だ。いずれも重文。

    立花毘沙門堂

    センターの木造毘沙門天立像よりも、両サイドの持国天と増長天(多聞天?)の方が大きく立派だ。いずれも重文。

  • 毘沙門天立像<br /><br />地元では神様とされているので、拍手で参拝する。<br />確かに鳥居があったと思い出す。<br /><br />そして、世話人さんとまずは毘沙門天トークで盛り上がる。

    毘沙門天立像

    地元では神様とされているので、拍手で参拝する。
    確かに鳥居があったと思い出す。

    そして、世話人さんとまずは毘沙門天トークで盛り上がる。

  • 増長天(世話人さんのお話しによると、仏像の本には多聞天と紹介されているらしいが)<br /><br />東北地方では、四天王ではなく二天を祀ることが多いそうだ。中尊寺もそうだ。<br /><br />世話人さんから、左右の二天のどちらが好きかと問われ、こちらを指差すとほめられた。<br /><br /><br />

    増長天(世話人さんのお話しによると、仏像の本には多聞天と紹介されているらしいが)

    東北地方では、四天王ではなく二天を祀ることが多いそうだ。中尊寺もそうだ。

    世話人さんから、左右の二天のどちらが好きかと問われ、こちらを指差すとほめられた。


  • 持国天<br /><br />こちらも負けていない。<br />表情がイキイキして動きがあって素晴らしい。<br /><br />世話人さんと仏像トークが盛り上がり、この日、巡ったお堂の中でもっとも小さいのに、滞在時間はもっとも長くなってしまった。

    持国天

    こちらも負けていない。
    表情がイキイキして動きがあって素晴らしい。

    世話人さんと仏像トークが盛り上がり、この日、巡ったお堂の中でもっとも小さいのに、滞在時間はもっとも長くなってしまった。

  • 宿泊は、遠野市のあえりあ遠野で。<br /><br />写真は「遠野ふるさと村」の風景。<br />大河ドラマ「軍師官兵衛」や、役所広司、岡田准一出演の映画「蜩の記」のロケ地にもなっている。<br /><br />田んぼの周りにかやぶき屋根の家が並び、昔の日本の農村にタイムスリップしたよう。

    宿泊は、遠野市のあえりあ遠野で。

    写真は「遠野ふるさと村」の風景。
    大河ドラマ「軍師官兵衛」や、役所広司、岡田准一出演の映画「蜩の記」のロケ地にもなっている。

    田んぼの周りにかやぶき屋根の家が並び、昔の日本の農村にタイムスリップしたよう。

  • 旅の3日目は、遠野市内めぐり。<br /><br />はじめに、早池峰神社(遠野市)。<br />35度越えを記録した暑い日だったにもかかわらず、境内にはひんやりとした空気が流れていた。<br /><br />帰宅後、この神社が座敷わらしで有名なのだと知った。<br />あのひんやりは、座敷わらしとすれ違った瞬間だったのかしらん。<br />

    旅の3日目は、遠野市内めぐり。

    はじめに、早池峰神社(遠野市)。
    35度越えを記録した暑い日だったにもかかわらず、境内にはひんやりとした空気が流れていた。

    帰宅後、この神社が座敷わらしで有名なのだと知った。
    あのひんやりは、座敷わらしとすれ違った瞬間だったのかしらん。

  • 早池峰神社 神門。<br />元は、妙泉寺とよばれた寺院の仁王門で、文化年中(1804年〜1814年)建立。<br />明治の廃仏毀釈で寺は廃止され、早池峰神社の神門となったのだとか。<br /><br />仁王像は、明治3年に常堅寺(かっぱ淵の隣)に移されたそうだ。<br /><br />この後、神社の隣の廃校となった小学校、遠野ふるさと村を訪れ、釜石まで足を伸ばしてお買い物をして、3日目は終了。<br /><br />あえりあ遠野にもう1泊。

    早池峰神社 神門。
    元は、妙泉寺とよばれた寺院の仁王門で、文化年中(1804年〜1814年)建立。
    明治の廃仏毀釈で寺は廃止され、早池峰神社の神門となったのだとか。

    仁王像は、明治3年に常堅寺(かっぱ淵の隣)に移されたそうだ。

    この後、神社の隣の廃校となった小学校、遠野ふるさと村を訪れ、釜石まで足を伸ばしてお買い物をして、3日目は終了。

    あえりあ遠野にもう1泊。

  • 4日目は、遠野市でSL銀河を追っかけ。<br />そして、花巻市で最後の見仏。<br /><br />成島毘沙門堂。<br /><br />花巻市東和町北成島5−1<br />電話 0198-42-3921<br />http://www.iwatetabi.jp/spot/detail/03205/275.html

    4日目は、遠野市でSL銀河を追っかけ。
    そして、花巻市で最後の見仏。

    成島毘沙門堂。

    花巻市東和町北成島5−1
    電話 0198-42-3921
    http://www.iwatetabi.jp/spot/detail/03205/275.html

  • 成島毘沙門堂<br /><br />本尊の毘沙門天像は、宝物館に納められている。<br />高さは4.73m、平安中期、重文。<br />江戸時代までは大きなお寺であったという成島寺の像であったらしい。<br />今は、お堂が残るのみで、熊野神社の管理となっている。<br />解説をしてくださった女性が子どもの頃に収蔵されていた古いお堂は、天井が低く、地天女の胸から下は床下で見えなかったとか。<br /><br />地天女が肩に掲げる両手の上に、すっくと立つ。すがすがしい立ち姿、バランス最高。<br />毘沙門に従う尼藍婆(にらんば)、毘藍婆(びらんば)は、通常は一木で作られるがここでは別々に作られ、素朴で素直なポーズ。胸の前で両腕を交差させ、得意げにも見える。<br /><br />毘沙門の向かって右側の阿弥陀は、平安時代後期のもの。元々は十一面観音であったそうだが、江戸時代に頭をすげ替えられたそうだ。<br /><br />左側に立つ吉祥天(平安初期)は、熊野神社のもので、木目が美しい。ゾウの頭が二つ透かし彫りにされた冠を頭に載せる。素直で美しい。<br />

    成島毘沙門堂

    本尊の毘沙門天像は、宝物館に納められている。
    高さは4.73m、平安中期、重文。
    江戸時代までは大きなお寺であったという成島寺の像であったらしい。
    今は、お堂が残るのみで、熊野神社の管理となっている。
    解説をしてくださった女性が子どもの頃に収蔵されていた古いお堂は、天井が低く、地天女の胸から下は床下で見えなかったとか。

    地天女が肩に掲げる両手の上に、すっくと立つ。すがすがしい立ち姿、バランス最高。
    毘沙門に従う尼藍婆(にらんば)、毘藍婆(びらんば)は、通常は一木で作られるがここでは別々に作られ、素朴で素直なポーズ。胸の前で両腕を交差させ、得意げにも見える。

    毘沙門の向かって右側の阿弥陀は、平安時代後期のもの。元々は十一面観音であったそうだが、江戸時代に頭をすげ替えられたそうだ。

    左側に立つ吉祥天(平安初期)は、熊野神社のもので、木目が美しい。ゾウの頭が二つ透かし彫りにされた冠を頭に載せる。素直で美しい。

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この旅行記へのコメント (8)

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  • morino296さん 2014/09/28 22:43:26
    みちのくの仏像
    ゆうこママさん

    こんばんは。
    念願のみちのく仏像めぐりが叶って良かったですね。
    仏像以外にも、いろいろお楽しみなりましたね。

    ご存知かもしれませんが、
    来年早々から東京国立博物館で「みちのくの仏像」展が開催されますよ。
    http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1689

    今回の旅でご対面された黒石寺の薬師如来の他にも、
    東北を代表する仏像が出品されるそうです。

    現地でお会いするのとは雰囲気が違うでしょうが、
    じっくり拝ませてもらえるかも知れませんね。

    morino296

    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2014/09/29 22:42:10
    RE: みちのくの仏像
    morino296さん、こんばんは、いつもありがとうございます。

    > 念願のみちのく仏像めぐりが叶って良かったですね。
    > 仏像以外にも、いろいろお楽しみなりましたね。

    ⇒たくさん楽しみました。
    遠野も面白かったです。
    面白すぎて、今月に再訪しました。
    旅行記作成が全く追いつきません。
    >
    > ご存知かもしれませんが、
    > 来年早々から東京国立博物館で「みちのくの仏像」展が開催されますよ。
    > http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1689

    ⇒みちのく仏像めぐりの途中で、知りました。
    絶対行かなくちゃ!と今から手ぐすねです。
    濃〜い仏像展になると思います。

    >
    > 今回の旅でご対面された黒石寺の薬師如来の他にも、
    > 東北を代表する仏像が出品されるそうです。

    ⇒黒石寺の薬師の迫力をもう一度体験したいです。
    >
    > 現地でお会いするのとは雰囲気が違うでしょうが、
    > じっくり拝ませてもらえるかも知れませんね。
    >

    ⇒そうなんです。
    お寺のお堂や宝物館では見えない美しさや隙のようなものを感じることができるので、博物館の仏像大好き。

    でも、今ちょっと心がどんよりモードです。
    ↓おうじさんやrokoさんらのところにも書きましたが、
    御嶽山の噴火の際、偶然、王滝村にいて・・・。
    自然災害の多い日本では、人間は自然には所詮かなわない。
    最後は祈るしかないのかな。
  • rokoさん 2014/09/27 06:35:03
    みちのくアイラブ仏像めぐり
    ゆうこママさん
    おはようございます。


    ついに東北の仏像めぐり・・・
    素敵です。

    いずれも予約されて行かれたんですね、雷雨の中を

    藤里毘沙門堂の雨に煙る佇まい、心癒される風景にうっとり
    拝顔された極上の仏像たち

    早池峰神社は登山のときにお参りしました。
    近くにこんないい感じの宿があったんだ、

    ゆうこままさんにとって極上の旅となりましたね〜♪

    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2014/09/27 20:17:08
    RE: みちのくアイラブ仏像めぐり
    rokoさn、こんばんは。
    いつもありがとうございます。

    > ついに東北の仏像めぐり・・・
    > 素敵です。

    ⇒素敵でした。
     東北の仏像は、中尊寺だけではないということを実感。
    >
    > いずれも予約されて行かれたんですね、雷雨の中を
    >
    > 藤里毘沙門堂の雨に煙る佇まい、心癒される風景にうっとり
    > 拝顔された極上の仏像たち

    ⇒集落の小さなお堂を守る様子は、湖北の雰囲気にどこか似ていました。
    素朴で温かく、ほとけさまを守ることへの誇りのようなものを感じるひとときでした。
    >
    > 早池峰神社は登山のときにお参りしました。
    > 近くにこんないい感じの宿があったんだ、

    ⇒霊峰、早池峰山登山は、もしかして、ハヤチネウスユキソウを目当てにですか?


    > ゆうこままさんにとって極上の旅となりましたね〜♪

    ⇒はい、極上のたびでした。

    ところで、おうじさんのところにも書きましたが↓
    今日、御嶽山の南の王滝村側へバーベキューに行っていて、
    お昼ごろから噴煙が上がり、消防車や救急車にも何台も遭遇。
    なんだろうと思いつつ、夕刻、帰宅してニュースを見て仰天。

    御嶽山も霊峰として名高い山。
    山の神さまは何故このようなことを・・・、


    roko

    rokoさん からの返信 2014/09/27 21:24:01
    RE: RE: みちのくアイラブ仏像めぐり
    ゆうこママさん  ごきげんよう〜

    御嶽山の大噴火、驚きました!
    こんなことあるんですね、
    今日はいいお天気だからきっと登山者も多かったでしょう
    紅葉真っ盛りの山頂から火山灰が駆け下りてくる様
    胸が痛くなりました。

    ゆうこママさんは王滝村でバーベキュー中に目撃された、
    全身真っ白の人たちには会われなかったんですね。
    山の神さまもなんと恐ろしいことを。



    > ⇒霊峰、早池峰山登山は、もしかして、ハヤチネウスユキソウを目当てにですか?

    そうなんです、花の百名山でハヤチネウスユキソウに逢ってきました。
    険しい山頂付近に凛として咲いてました。

    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2014/09/27 23:18:39
    RE: RE: RE: みちのくアイラブ仏像めぐり
    私がいたのは、王滝村役場からさほど遠くない地域で、頂上からは離れており、バーベキューを終えて、そこを離れた午後2時半頃までには、被害者がいらっしゃるような気配は全くありませんでした。

    ただ、サイレンを鳴らして走る消防車と何度もすれ違いましたが。
    消防団の方が、道路の規制をしているところも。

    噴火の音も振動も、地震もなかったので、いまだに信じられません。

    のんきにバーベキューをしている頃、山頂で逃げ惑う人がいらしたと思うと、申し訳ないです。
  • はなかみno王子さん 2014/09/26 22:57:21
    遠野の旅
    ゆうママ

    正法寺、茅葺の大きな建物が忘れられませんね。
    王子は、残念ながら拝観時間過ぎて訪れたので中には入れませんでしたがーー。

    遠野ーーー
    その街に漂う雰囲気が、大正・昭和期にタイムマシンで戻ったようなミステリアスな空間のように感じました。もちろんー居心地の良い大好きな空間でした。

    続編、是非期待しています!

    おうじ

    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2014/09/27 20:01:00
    RE: 遠野の旅
    おうじ様
    こんばんは、いつもありがとうございます。

    実は今日、御嶽山の南の王滝村側にバーベキューに行っていたので、噴火にびっくり。
    夕刻、帰宅後、ニュースを見てさらに驚いてます。

    空に噴煙の立ち上るのが見え、救急車や消防車が何台も走っていくのと遭遇しましたが、まさかこんな惨事になっていたなんて。
    >
    > 正法寺、茅葺の大きな建物が忘れられませんね。
    > 王子は、残念ながら拝観時間過ぎて訪れたので中には入れませんでしたがーー。

    ⇒静かな静かな山寺ですね。
    寺の内部の写真を旅行記に追加しますね。
    >
    > 遠野ーーー
    > その街に漂う雰囲気が、大正・昭和期にタイムマシンで戻ったようなミステリアスな空間のように感じました。もちろんー居心地の良い大好きな空間でした。

    ⇒遠野市のこと大、好きになりました。
    で、今月、また訪れたのでした。
    >
    > 続編、是非期待しています!
    >

    ⇒がんばります

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