2014/07/10 - 2014/07/10
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say13さん
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昨日サンクトペテルブルグを18時に出港し今朝8時にエストニアのタリンに入港です。
歌のステージ、トーンペア城、旧市庁舎などを見学します。
バルト三国の一つでその歴史はかなり複雑です。12世紀バルト地域はチュートン騎士団に支配され、ドイツとデンマークの十字軍によってキリスト教化がすすめられ14世紀にはドイツ商人に支配されていました。その後リヴォニア戦争に勝利したスエーデンが18世紀初頭まで支配しました。大北方戦争終結後のロシア占領下にドイツ貴族は領地支配を続け、タリンはハンザ都市の一つとして維持されました。1918年エストニアは独立を宣言しましたが、1939年の独ソ不可侵条約の秘密議定書によりソビエトに組み込まれ1991年ソビエトからの独立回復を宣言し2004年にEUに加盟し現在に至っています。
最近の話題では相撲の把瑠都関の出身地であり、2002年にタリンでSkypeスカイプが開発されました。ちなみにスカイプとは、インターネット電話サービスで世界中どこへでも無料で利用できます。買収により2011年以降はマイクロソフト社から提供されています。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
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もやい綱を投下して着岸です。レジェンドオブザシーズは7万tクラスの大型クルーズ船で、自力で着岸や離岸が可能です。
また、今回の航行中も揺れを全く感じません。もちろん内海の航行だからかも知れませんがね。 -
初めに訪れたのは市街地から約7?離れた歌のステージです。
1988年9月にソビエトの支配に反対し、音楽によるデモ”歌の革命”の発祥の地です。30万人のエストニア人が集まったと言われています。
ここで5年に一度開かれる”エストニア歌とダンスの祭典”は、出演者が3万人と世界一の規模で、聴衆も10万人とも言われています。 -
ステージ横の塔は42mの高さがあり、展望台と歌の祭典開幕時に利用される聖火台があります。
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我々の乗ってきたクルーズ船のレジェンドオブザシーズが、はるか遠くに見えます。
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歌のステージにあるグスタフ・エルネンサクスの像です。エストニア第二の国歌の作曲家で指揮者としても有名です。
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旧市街のトーンペアの丘にやってきました。
この一帯は”山の手”または”トーンペアの丘”と呼ばれる高台で、かつてはエストニア支配の拠点として外国の貴族や官僚が住んでいました。
トーンペア城はかつてエストニア人の砦があった場所に13世紀前半に騎士団の城が建てられ、改修を繰り返し18世紀後半に現在の姿になったようです。知事官邸として使うよう改築したため宮殿の様相を呈しています。 -
トーンペア城の向かいにアレクサンドル・ネフスキー聖堂があります。
1901年に当時の支配者である帝政ロシアによって建てられたロシア正教会で、屋根にはお約束の玉ねぎ型のドームがあります。
内部にはイコンやモザイク画がありますが撮影禁止です。 -
アレクサンドル・ネフスキー聖堂の入口から北側に見えるのが大聖堂です。
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演劇学者のパルシュモール・パンソの上半身と手が飛び出している肖像が壁にかかっている家があります。
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大聖堂は聖母マリア聖堂(ドーム型教会)とも呼ばれタリンの貴族達が崇拝していた、エストニア本土では最古の教会です。13世紀に木造の教会が建てられてから修復が繰り返されて、現在では石造りになっています。
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トーンペアの北側にあるコフトウッツァ展望台にやってきました。旧市街を一望できます。
左手に聖オレフ教会が見えます。この先は港でクルーズ船が見えます。 -
右手には聖ニコラス教会が見えます。
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展望台からアレクサンドル・ネフスキー聖堂の裏を通り、デンマーク王の庭にやってきました。
真ん中に小さく見える四角の塔は14世紀に建てられた”処女の塔”です。名前の由来は中世ならではの皮肉がこめられていて、ここは街の娼婦を収容した牢獄として使用されていたようです。 -
城壁は13世紀初頭から築かれ、旧市街を囲っています。
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ここはトーンペアの丘の上の地区と、下町をつなぐ”短い足”とよばれる急な坂と階段の入り口で、下町に下りていきます。
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旧市街の下町と山の手を結ぶ道は2つあり、それぞれ”長い足”と”短い足”という名前がついています。
”短い足”は近道ですが急な坂と階段になっていて庶民が行き来する道で、やや広い”長い足”のほうは貴族や修道僧が通った道だそうです。
建物の壁に大きな黒いブーツが飾ってあるカフェがありました。長い足にちなんでいるのでしょうか。 -
下町に下りてきました。
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旧市街地のほぼ中央にある聖需教会は庶民の教会です。
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正面の外壁に埋め込まれた大きな時計は1684年に完成したタリン最古の公共時計です。
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エストニアの老舗チョコレート屋さんカレヴに着きました。
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チョコレート売り場の側にエストニア発祥のお菓子”マジパン”のミュージアムがあり、制作過程の展示があります。
マジパンの材料は粉砂糖とアーモンドの粉で、ほぼ等量を混ぜ合わせ少量の水でこねて花や動物の形に作ります。
マジパンは初めは薬として作られたのが発祥だそうです。 -
ラエコヤ広場の北東の角にある市議会薬局は、1422年には既に3代目が営業していたというヨーロッパ最古の薬局の一つです。 またこの薬局は、恋の病をいやす秘伝の薬を扱っていることで知られています。
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ヘビの巻き付いた杖や杯は、欧米で医学・薬学のシンボルマークです。
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町の中心であるラエコヤ広場です。市場や祝い事に使用されていました。
タリンの旧市庁舎は1402年から1404年にかけて建造された北欧最古のゴシック建築と言われています。
1695年にはオムレツの味をめぐって僧侶とウェイトレスが論争し、僧侶がウェイトレスを殺してしまいその僧侶の公開処刑が行われたという記録もあります。
ガイドブックには広場の中央に方位が描かれた丸い石があると書かれていて探しましたが、マーケットが開かれ人が多くて見つけることが出来ませんでした。 -
旧市庁舎の塔の高さは65メートルあり、その先端には旗を持った老騎士”トーマスおじいさん”の名で親しまれている像があります。
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ここは工芸品の作業場が集まった聖カタリナ・ギルドです。
アーティスト達が伝統的な手法でガラス器や帽子、キルト、セラミック、宝石類、手塗りの絹などの商品を作成して販売していることです。 -
中に入ると工芸品を作っているアーテイスト達の絵が飾られています。女性ばかりです。
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帽子の展示です。
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作業場が続きます。
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プレスをする機械でしょうか。
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ギルトを抜けると聖カタリナの小径に出ます。
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かつてあった聖カタリナ教会の裏手にある小径で中世の面影を残しています。
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工芸品の工房や個性的なお店が並んでいます。
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セーターの壁にたどり着きます。北国ならではのミント、帽子、セーターなどのニット製品を売る露店です。真夏なのでお客はまばらです。
この壁も城壁の一部です。 -
聖ニコラス教会は1230年ごろにドイツ商人によって建てられた船乗りの守護聖人、聖ニコラスを祀る教会です。現在はコンサートホールや博物館として使用されています。
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広場には中世の兜が置かれていました。
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中世のチェインメイル(鎖帷子)を着け剣を持って記念撮影をしていた男の子がいました。かなりの重さです。
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中世の衣装を着た人たちの集まりです。何をしているのはわかりませんが、幾つかのグループに分かれて気勢を上げています。
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広場では縄を綯うデモンストレーションや、木を削ってまな板を作る人もいます。
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毛皮の店もあります。
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先ほどの中世の衣装を着ていた人達が歩いてきました。中世の先の尖った靴を履いていた女の子がいたので声をかけると、ポーズをとってくれました。
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ヴィル門にやってきました。旧市街地の東側の門です。
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ヴィル門からウース通りを太っちょマルガレータを目指して歩きます。
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途中にあったオールドタウンホステル。
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雰囲気の良いカフェです。
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15分ほどで公園側に到着です。太っちょマルガレータは砲塔で、高さ20メートル、直径24メートル、壁の厚さは4.7メートル、銃眼は150以上あり1511年から1529年にかけて、タリンの海の玄関口を守る為に建てられました。
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太っちょマルガリータはスール・ランナ門の内側から見ると普通の建物に見えます。現在はエストニア海洋博物館です。
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かつてはすぐ目の前まで海がせまっており海から町を見た時に、難攻不落な印象を与えるための要塞だったようです。左に見えるのは聖オレフ教会です。
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港に戻る途中にノルウエーのエネルギー企業のスタイトル社の広告幕がありました。
OSTA3=SAAD4 のタイトルでホットドッグが描かれています。下に書いてあるエストニア語は”7月3日 ホットドッグを3つ買うと4つもらえる”のような意味のキャッチコピーですが詳細は分かりません?。
SATAOILはガソリンスタンドのはずですが、不思議な広告幕です。 -
港にかなり大きなSADAマーケットがありました。衣料品など品物豊富なマーケットです。
偶然にも以前孫娘が欲しがっていたドラキュローラの服を見つけました。彼女は1599歳の吸血鬼の設定です。 -
食料品が置いてあるスーパーマーケットです。
ここでお土産のカレヴのチョコレートを大量に仕入れました。
タリンは物価が安くフィンランドからフェリーで買出しに沢山の人が来るそうです。確かにビールを何ケースもキャリアに積んで買い物をしている人達がいました。 -
港に気球がありました。
この時は気が付かなかったのですが、先日この熱気球が浮かんでいるで映像をTV番組で見ました。その時は気球が地上とワイヤーで繋がれて、空中に浮かんでいました。
18時に船は出港し、明日はラトビアのリーガに11時入港です。
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