スイス･ハイキングの旅 2014夏（6） サース・フェー（最終のハイキング）

2014/07/11 - 2014/07/11

サースフェー滞在最後のハイキングはいろんなプランがあったが、天気がまたまた悪いので高所へ行ってみる。クロイツボーデンからホーサースへ、果たして雲の上に出られるかな。

エリア サース・フェー(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

クロイツボーデンからホーサースへ向かうも、視界は最悪だ。

ミシャベル山群はまったく見えない。

ホーサースはやはり雪景色で風も強い。夏とは思えぬ気候で早々に降る。他の乗客は一人もいなかった。

下りのゴンドラからの眺め。真夏の雪景色、窓には溶けた水滴がくっついている。

反対側のラッギンホルンの方向も雪景色だ、風が強いのでゴンドラがしばしば揺れる。

しばらく下るとガスは薄れてワイスミース・ヒュッテが見えてきた。

ヒュッテを下から眺める。上部の山肌は白い岩稜となっている。

いったんアパートへ戻ってから、今度はロープウェイでフェルスキンとミッテルアラリンへ行くことにする。ロープウェイ乗り場までの１５分の坂道はつらい。フェルスキンはガスの中、メトロ乗り場まで行って上の様子を聞くと「ｎｏｔｈｉｎｇ　ｖｉｅｗ」とのことですぐにロープウェイで下る。また、フェエルスキンから上部のメトロへは「ビュルガーパス（シチズンパスポート）」が使えないので別途料金が必要だ。
http://www.saas-fee.ch/en/page.cfm/destination/freie-ferienrepublik/buergerpass

ロープウェイを降りて村へ戻る途中に、シュピルボーデン（Ｓｐｉｅｌｂｏｄｅｎ、２４４８ｍ）へ行くゴンドラがあることを思い出してそちらへ向かう。こちらの天候は雲が多いものの薄日も差している。先生に連れられた児童がたくさん歩き始めていた。

ゴンドラの下のグレッチャーアルプをジグザグに降る。はるかにサースフェーの村が見えて、天候も幾分はましになって来たようだ。

フェエー氷河の末端をバックに佇む老夫婦、絵になる光景だ。

オレンジ色のゴンドラの隊列が緑の背景に浮かび上がって美しい。

３０分ほどで森の中のレストラン、グレッチャー・グロッテに着き、早いがここで休憩する（１１：１０）。

店の壁に飾られた看板も雰囲気があって楽しめる。

店内の様子、整然と並んだ椅子やテーブルが心地よい。

赤ワインとビールで乾杯。ついでにスープも頼んで持参のおにぎりで昼食にする。

スープは温かいポタージュ風、野菜がいろいろと入っていて美味しい。

３０分の休憩で出発、いろんなコースがあるが我が家はフェルスキン行きのロープウェイ乗り場の裏に着いた。水車がって現役で動いている。１２：０５にアパート着、今日は結局１時間の歩いただけのハイキングだった。

アパートのベランダからのアルプフーベル方向の眺め、青空も一部あるが山々は雲で見ることが出来ない。

こちらの方向も同じ状態だ。

サースフェーでの最後の夕食は、骨付きラムのステーキ（野菜炒め添え）、サラダ、素麺、赤ワインとビールだった。
本日の実動時間は１時間、登りゼロ、降り６５０ｍだった。
最終日は景観・眺望を求めてあちこち移動したが結果的に得られたものは残念ながらなかった。滞在８泊９日の間、当初の目的を完遂できたのは２回のみ（ブリタニア・ヒュッテ、グシュポン）で、満足の行く内容だったのはブリタニア行だけだった。
また、この時期はサースフェー夏シーズンの本格的なスタートには１〜２週間早かったようだ。アルペン・エクスプレス、レンクフルーはまだ運休中、運転している機関も最盛期より短いものもあった。
ただ、滞在中にホテルやアパートから貰える「ビュルガーパス（Ｂｕｅｒｇｅｒｐａｓｓ」は、地区のバス・山岳交通（ロープウェイ、ゴンドラ等）がごく一部を除いて無料になる特典があったのは大いに助かり嬉しかった。実際に、滞在中に利用した交通手段すべてフリーだった。
ということで、サースフェーは来夏以降の再訪を決めて最後の夜の眠りに就いた。

この旅行記へのコメント （3）

• batfishさん 2014/09/03 21:00:06

  前半部分、拝見しました。

  ロク６９さん　こんばんは！
  
  今夏もスイスハイキング旅行されたのですね。
  アパートに滞在して炊事も楽しみながらの
  旅行スタイルに憧れます。
  
  サースフェーはアパート滞在でも交通パスがいただけるのですね。
  これは便利ですよね。
  
  それにしても、ロク６９さんご夫婦は健脚ですね〜
  特に、雪上ハイクもされていて尊敬します。
  2012年に両親と2泊だけ滞在しましたが
  本当のさわりだけを見ただけなのだなぁと実感しました。
  いつか夫と行く機会がありましたら、ロク６９さんご夫婦
  のようにチャレンジングなコースを歩いてみたいと思います。
  （雪の上は無理そうですが…）
  
  後半はカンデルシュテークに滞在されて
  またレッチェンパスにも行かれたようですね！
  このあたりもじっくり訪れたいと思っており、
  ハイキングレポ、楽しみに待っています♪
  
  batfish
  

  ロク６９さん からの返信 2014/09/04 07:50:55

  ありがとうございました。

  batfishさん
  
  こんにちは、ご無沙汰しています。
  このたびは、とても丁寧な書込みと拙旅行記にたくさん投票いただきありがとうございました。
  サースフェーでは本当に天気が悪く泣きたいくらいでした。
  真っ白で何も見えない場所を歩いていても、ひょとしてもう少しすれば晴れ間が現れるかなという期待がその推進力になります。
  （何回かのそういう経験がいつも希望の源泉です。）
  
  ホリデー･アパートでは自由で気ままな時間と空間が享受できていつもこのスタイルです。毎回の献立を考えて買出し、調理をすることは生活の一部となった旅をより充実したものにしてくれるようです。
  
  batfishさんも楽しく元気でな旅を愛されているようですね。
  国内外を問わず明るく素晴らしい旅行を祈っています。
  
  後半の快晴続きののカンデルシュテークを早くアップしたいです。
  ありがとうございました。
  

• とらいもんさん 2014/09/01 12:13:30

  サースフェー

  拝見いたしました。