2014/08/18 - 2014/08/18
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pedaruさん
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つくば市とは言え、上大島地区は真壁町と境界を接した、離れ小島のようなところである。その上大島地区の中に、地中海の真珠ならぬ、つくば市の真珠とも言える、美しい家並みがあるのをご存知だろうか?
郵便局の前に車を停めて、目の前の、一部瓦が崩れた長い土塀の先の角をを恐る恐る覗いてみた。と、そこには、時空を超えて、江戸時代から取り残された、家並みがあったのです。
目が眩みそうな強烈な日差しのせいもあってか、人とは一度も遭遇しなかった。 私達を追い越していった駕籠かき人夫の姿を見た以外は・・・・そういえば、たった1軒、店らしき構えの家があったが、品書きに、「半紙 五文、矢立 八百文」とあったのは、私の目の錯覚だったのだろうか?
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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常磐自動車道の守屋SAはいま改装中です。新しいトイレは素晴らしいモダンで清潔な様子でした。
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仮設の食堂に入ると、係員が必死に声を張り上げています。「ただいま大変混み合っております。特に麺類をご注文のお客様、たいへんお待たせして申し訳ありません、10分ほどお待ちいただいております。」
なんだ、10分か!・・・・ -
「筑波ふもとそば」という名前の2色の蕎麦ととろろのはいった天つゆが付いてきました。 蕎麦には天草や他の海藻が付いていました。
大量販売の大衆食堂にしては美味しい蕎麦でした。 -
食べ物に無知なので、写真を撮ってみました。コリコリしたクラゲのような味でした。
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道端にコイン精米機があります。もちろん無人です。
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正面に筑波山が見えます。 東側から初めて見る筑波山です。
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これが茨城の空です。 稲穂も大分膨らんでいます。
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つくば市の中心街から大分走ってきました。郵便局があったので、その前にとりあえず車のエンジンをつけたまま停めて、この塀の向こうには何があるのだろう?と・・・・
少なからず期待をもって角に近づいて行きます。 -
道の先の丁字路には、人っ子一人いない特異な空間があったのです。
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見渡すと道の先まで優雅な家並みが続いているじゃありませんかっ
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上大島地区の人口は788人だそうです。ですからこの家並みが30軒あったとすると、150人位の人口でしょうか?
随分大雑把な推定ですね。 -
海鼠壁の長屋門がありました。 よく手入れされていますね。
こんなの見ると、嬉しくなっちゃって何枚も写真を撮ってしまいます。
あとで省くのが大変なのにね〜 -
玄関に通じる敷石のアプローチ、庭の中を通っていきます。
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振り返ってもう一枚、これでも門ですよ。私にマイホームとして貸してチョーダイッ(財津一郎調で)
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「こちらも見てチョーダイッ」財津夫人が案内しています。
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紫外線の弓矢は雨のように身体に突き刺さっています。
茨城県では女性はブルカを身につける人が多い、・・・とは聞かない。 -
城かっ と思えるほどの建て方ですね。 有に10メートルはあろうかと
思える屋根の高さです。 -
この〇〇家も時代の流れに逆らえず、世継ぎの若の意見も取り入れて
交通手段は御駕籠から自動車に切り替えたときいています。 -
しっかりとした瓦屋根の門です。瓦が新しく見えるのは、大震災で落ちた瓦を
取り替えたのではないかと推察します。
古いもの好きのpedaruとしては、古瓦も使って欲しかったと、勝手な事をおもっています。 -
カーブした桁越しに見るこのお宅母屋もなかなか立派です。
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瓦屋根を付けた板塀はいい色を出していますね。
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この塀の上には、サルスベリが咲いていました。
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この町並みにアンバランスなつくば市のマンホールです。
宇宙をイメージした土星とロケットをデザインしています。 -
端正な屋根の作りです。
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しかも、中のお庭の様子が素敵なんですよ〜
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筑波山を借景にし、中央の松を挟んで敷石は別れていきます。
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サルスベリの古木です。 皮が自然に剥けてきて、つるつるした幹を出します。そこで猿でも滑ってしまう木なのだと、子供のころ聞きました。
百日紅とも書きますね。花の少ない真夏に、枝先に次々と蕾を付けて長い間花を咲かせるところから、100日も赤く咲いていることから由来しているようです。
それに引き換え、我が家のサルスベリは木は大きいのに、百日緑と書きたいくらい花が咲かないのです。白い虫が枝に付いていたのを駆除したのですが、樹力が落ちてしまったのでしょうかね。 -
筑波山を背景にしたお宅です。
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このカヤノキは遠くからでも見えましたよ。
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手前の屋根瓦は古い瓦を使用していますね。色ムラのある瓦は独特の味があってたまりませんね。
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この家は塀と家の壁の形に統一性がありますね。センスを感じます。
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こんなに人がいなくて商売になるのでしょうか?
東芝照明器具の看板があります。 最近、どこの家も行灯やランプからLEDに切り替えて、需要が多いそうですよ。 -
お寺の門のようですね。ガッチリとして風格を感じます。
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桁の上の木組み、思わず目が釘付け
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チラッと中を拝見、
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屋根の勾配がきつくて、カーブが美しい門ですね。
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千鳥破風?が美しい
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この家の邸内、御駕籠は、いえ、車はあの納屋に駐めるのかな?
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どーんと出ました、大きな門、我があばら屋よりも大きいかも?
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ここでも最強の妻は、屋敷の中を覗きこんでいます。
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玄関も立派ですね。門の桁がカーブしているので、風情のある門になっております。
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広ーい駐車場がありました。まさか個人用ではないでしょうが、何もかも
ゆったりとしています。
この家は大きいですね。昔の学校の講堂のようです。 -
屋根瓦の美しいふつーの家です。中山電業という看板がかかっていました。
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おや、心が騒ぐものが見えてきました。それは・・・
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ジャ〜ン 本日のメーンイベントーっ この腕木門です。
中の庭の植木、どれも立派です。 後ろに筑波山を従えて・・・・ -
最初に見た長屋門のところまで戻って参りました。
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車を駐車したところの前にはこんな、これでも門です。長屋門です。
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今度は、待っている妻のところまで車で戻ります。時速10キロで、両側を見ながら走ります。 何しろ車なんて滅多に来ませんから・・・人がいないくらいですから・・・・
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珍しく近代の建築物がありました。村八分に遭わなければいいが・・・・
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この家は、銅板葺きの屋根です。
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ここで見納めの門です。いい味出してる瓦屋根です。
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車を降りて写真を撮らせて頂きます。
白壁の落ちた蔵が目に入りました。こういうのもたまらなくいいですね〜 -
時代を物語る扉の板、金具・・・素晴らしい!
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上大島をあとにして、車は次を目指します。 でも、どこへ行くのか、はっきり判りません。目的の地には番地がないので、カーナビではなかなか近づけません。
車を停めて、運が良ければ、そこが目的地です。 -
稲穂も大分膨らんでいます。筑波山を左に見ながら走ります。
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どこかで休みたくなりました。脇道に桜並木がありました。無理な形で車を停めて、木陰でさっき買った、アイスクリームを頭叩きながら食べます。
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125号線から北条という静かな道路に入りました。
バス停名は「北条三差路」となってます。ここも古い町並みがあると聞きましたが、思ったほどではありません。でも、古道の雰囲気は残っています。
ここは筑波山参拝道の出発点でも有ると云います。 -
制限時速30キロの静かな道です。
ふれあいロードと名前が付いています。 -
「広瀬羊羹店」の板の壁、懐かしい造りですね。
こういう昔ながらの板張りは、夏の夕刻ともなると、この板の隙間からたくさんのコウモリが飛び出して、空を舞ったものです。子供のころの風景です。 -
1段高くなった所に長屋門がありました。 豪農を思わせる造りです。
車を停めて、撮影します。 -
例に漏れず、門をくぐると、母屋に通じる飛び石を挟んで、庭木が繁茂しています。
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門の柱は城門のように古色を帯びています。
母屋の瓦屋は新しそうです。ここも地震の影響をうけたようですね。 -
この土蔵造りの家もかなり傷んでいるように見えます。
太陽熱温水器だけが新しそうです。 -
この地方に多い建て方の民家です。こういう家って、長押から天井までが、高いのですね。
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こんなでも、ついシャッターを切ってしまします。車を停めて・・・
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ゆっくりと、堂々と道路を渡るお年寄り・・・
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「小田城址」という石碑がありました。
なんども道を曲がって車を走らせます。 -
やがて、人っ子一人いない小田城跡が見えてきました。
土塁と浅い堀があります。 -
普段は空堀かと思われますが、ここのところの雨のせいか、水が溜まっています。
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最近作られたらしい仮設の橋を渡って、城内に入ります。とはいえ、いわゆる古城の雰囲気は全くありません。
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何もないだだっ広い平地に夏草がただ生い茂っているだけです。わずかに残る起伏が、土塁や壕の跡を物語っているに過ぎません。
かって、南北朝時代に小田氏は南朝に味方し、延元3年(1338年)に北畠親房を迎え入れた城とは・・・ -
15世紀、勢力の弱まった小田氏は、真壁氏 多賀谷氏を傘下に収めた佐竹氏に滅ばされます。
おや、発掘しているようですね。 -
説明板がありました。自然石で水路を作り暗渠化したと述べています。
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端の方には、神社が祀ってありました。
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建物の遺構が出てきたのでしょうか?
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只々広いだけです。
中世の城跡はただ土塁を残すのみというものが多いのですが、滅び去った歴史を想像すると、そこに生きた、武人、女、子供の姿が浮かんできます。
一人、城跡に佇む、・・・・なんてロマンチックじゃあ〜りませんかっ(車に残した相棒を気にしつつ) -
道路の突き当りに大きな看板が掲示してありました。小田地区の地図と、小田城跡の案内図、小田家の家系図が書いてあります。
地域の誇りとして語り継ごうとしています。 -
やはり、この小田地区も静かな道です。
時々興味を引く、建物が目を惹きます。 -
この農家は葡萄の栽培農家です。全国に宅配しているようです。
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変わった形の庚申塚を後にして、自宅に帰ります。
朝10時半に家を出てから、今3時半、小さな旅でした。 -
Omake ? Diamond
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この旅行記へのコメント (8)
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- わんぱく大将さん 2014/09/16 02:10:30
- 今日は敬老の日?
- pedaruさん
日本は今日は敬老の日ですね。 みんな寝坊するのかな? pedaruさんはとんでもなく早起きでいらっしゃるが、お休みの時もそうなんかな、と思いながら筆を(指やろ)を進めています。
日本に帰ると自分がガリバー旅行記の大男になったような錯覚に陥ります。
小さい家に、低い屋根、 サッシのペラペラなガラス窓。 と思ったら、こういった重厚な建物も残っているんですね。
昔の家には古い瓦なども使ってちょ〜だい!財津さん、ピアノも買ってちょ〜だい!と思うのですが、古いものをもう作れる技術を持ってるというかそういう人もいないのが現状でしょうか。
反対に作れても最近のものより価格がぐんと高いのではと思います。
飾りじゃないのよ、かわらは、はは〜〜〜〜って歌ってどうする?!
ガキ大将、いや、わんぱく大将
- pedaruさん からの返信 2014/09/16 07:11:38
- RE: 今日は敬老の日?
わんぱく大将さん お久しぶりの登場ですね。大将さんには搭乗、という字が似合うでしょうが・・・
わんぱく、ますますイメージが固定してしまいました。まさにピッタリのネーミングです。私の中では、年齢を超越して、兄貴と呼びそうな錯覚を覚えます。
改名・・pedaruは相棒がサイクリングをしないと宣言してから、行かなくなりました。これではpedaruの名前が合いませんね、元pedaruとか、前pedaru、国会議員の立候補の肩書かっ・・・
いっそ、大将さんに弟子入りして、中将とかの名前をいただこうか?中将湯、なんだか足腰が温まりそうです。
敬老の日でしたか、pedaruとは無縁なので、気が付きませんでした。敬老とか言っても、未だに働かされるpedaruですので、むしろ軽老の日なら、ピッタリです。「朝、早いのね〜 年寄りの特徴だわね〜」なんて言いながら、壁を叩いて朝ドラが始まったよ〜と起こされる奥さんもどうかと思いますがね〜
改名に悩むpedaruより
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- 白い華さん 2014/08/25 13:22:30
- 「茨城・・・の ドライブ」で 古い!家屋 巡り。
- こんにちは。
茨城県は、東京都内・・・の 大渋滞!を 通過せず 行かれる。ので
我が家!も 「ちょっと ドライブに 行こう」が 多いデス。
何気ない・・・「田舎の ドライブ中、 長屋門。立派!な 門。を 見つける。と 何だか・・・ワクワクしますよね〜」。
今回は、そうゆう・・・お楽しみ!が 見つけられて 良かったですね。
気になったら、車を 停めて・・・、傍まで 行って、その 建物を 眺めてみる。
「う〜ん、 解ります」 (笑)
来週は、山形・銀山温泉。 そして、pedaruさんみたい・・に、
今回は 山形 & 秋田・・・の 小さな 町!巡り。を 予定しています。
山形は、ここ 5年間で 3回位 行ってまして、有名観光地!は 行ってしまった。ので、「主人の 「名もない・・・小さな 町!を 歩こう」の 企画に 賛同した。と 云う・・・ワケ!です。 (笑)
「お洒落!な 内蔵巡り」と、 やっぱり・・・「レトロ!な 歴史旅」と なりそうデス。
それでは また
- pedaruさん からの返信 2014/08/26 07:05:08
- RE: 「茨城・・・の ドライブ」で 古い!家屋 巡り。
白い華さん お早うございます。
この日は、婿殿の誕生日とかで、二人で食事をするからと、孫を預かる事になっていましたが、急遽中止になり、ホットしたところでした。
「じゃぁ、どこか行こうか?」ということで昨日、私だけ行ってきた茨城にまた行くことにしました。支度をしている間の30分間で、ネットで調べて、訳の分からぬまんま、出かけたのでした。
遅く出て、早く帰る。pedaruの勤務時間のような旅行でした。旅行と言っても、中身の薄〜い、軽〜い、ドライブでした。
山形はどんな旅になるのでしょうか? 有名観光地でないところ、・・名もない小さな町が見たい、・・・華さんの心の友、盟友のご主人の提案、素晴らしいですね。 期待してます。
pedaru
-
- hot chocolateさん 2014/08/24 10:34:55
- つくばへの小さな旅♪
- pedaruさま、こんにちは〜。
「つくば」と言うと筑波山や筑波学園都市を思い浮かべますが、古い家並み
ウォッチングも楽しそうですね。
特に、腕木門にかけてはプロフェッショナル?のpedaru氏にとっては、門
ウォッチングも面白かったでしょうね。
真夏の強烈な日差しの下、駕籠かきが走って行き、店の品書きには「金剛石指輪十両、
星紅玉指輪八両・・・」などと見るにつけ、今は何時代なの? と、薄らいでいく
記憶の中で思ったのでした。
それにしても、表紙のお屋敷の門、素晴らしいですね。
海鼠壁の長屋門も立派。
昔は、使用人を住まわせた長屋門、わ、私もお借りしたいわ・・・(汗)
つくばには、それこそ「筑」百年といった家もたくさんあるのでしょうね。(大汗)
hot choco
- pedaruさん からの返信 2014/08/24 13:54:00
- RE: つくばへの小さな旅♪
hot chocolateさん こんにちは
「筑百年」hot dhocoさんの面目躍如、座布団5枚差し上げます。今回は特に冴えまくっていますね。 とっても楽しいコメントでした。
店のお品書き、貴殿にも見えましたか?二人共、病院に行きましょうか?
pedaruも記憶が薄らいでいます。・・年々・・・
pedaru
-
- norisaさん 2014/08/24 10:10:33
- 至る所歴史保存地区
- pedaruさん
おはようございます。
上大島、名前も場所も全く知りませんでした。
しかし、時の流れがゆるいような名家ぞろい。
最近、観光都市には美観保存地区とか歴史や景観を売りにしたところが増えていますね。
佐原の街並みなどもそうでしょうが、観光客が多く、それをあてにした商売も多くて興ざめです。
その点、この上大島、人がいません。
これこそが自然体の街並み、風景ですね。
norisa
- pedaruさん からの返信 2014/08/24 13:44:39
- RE: 至る所歴史保存地区
norisaさん こんにちは
トイレや交番、郵便局までも海鼠壁の観光地、どうも鼻白む思いです。
観光客が多くて、嫌だと言うのは、自分もその一員ですから、困った現象というか、わがままというか、大きい声では言えませんね。
本来、その雰囲気を楽しむのも旅の醍醐味ですのに、雰囲気もへったくれもない、ただ、そこに出かける、後ろから押されるように歩いて、「立ち止まらないで下さーい」・・・モナリザ展かっ
これでアジサイ鑑賞は出来ないでしょう! しかも腹が立つのは、いちいち寺にもかかわらず、お金を取るのだから・・・・もうっ
なんて、勝手なことを書いてしましました。
pedaru
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