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スイス旅行の最終日、ボーデン湖に近いドイツの街ジンゲンを発って、再びスイス国境を越えチューリッヒに戻った。街の中心部に車を止め、夕方の出発までショッピングをしたり、散策をして過ごした。チューリッヒはもちろんスイス最大の都市で人口は約39万人、鉄道、道路、航空など交通の中心地であり、チューリッヒ国際空港やチューリッヒ中央駅共にスイスでは最大規模である。<br /><br />チューリッヒの起源はこれまで触れてきたどの街よりも古く約7,000年前、チューリッヒ湖周辺で新石器時代や青銅器時代の集落が発見されている。紀元前15年頃にはトゥリクムと呼ばれる街がローマ人によって築かれ、各地の交易の要衝となり、4世紀初めに皇帝コンスタンティヌス1世の改革によりその重要性を増した。1848年にベルンがスイスの首都になるが、チューリッヒは19世紀前半の一時期には連邦の首都であったこともある。<br /><br />チューリッヒのブランドショップや旧市街の教会などの見所は、チューリッヒ中央駅とチューリッヒ湖の間のバンホーフ通りにある。時計屋やらグローブスデパートで土産物を探し、本屋で書籍を探したりして、その合間に教会巡りをした。グロスミュンスターはリマート川の東岸にあり、最初の建物は820年頃に建てられた。スイス最初の宗教改革者ツヴィングリが牧師を務めている。この教会に近いリマート川沿いの旧市街は、中世の街並みが保存されている。<br />フラウミュンスター(聖母聖堂)教会が建てられたのは874年頃、ロマネスク建築のクワイヤは1250年頃の建築である。この教会にもマインツのザンクト・シュテファン教会と同じようにシャガールのステンドグラスが1970年に設置され、2004年に改修されている。残念ながら撮影は許されておらず、愛想の良さそうな係員に丁重に何度もお願いしてみたが、徒労に終わった。<br /><br />ショッピングと教会巡りが長引いて空港に駆け込むことになったが、無事にレンタカーを返却しチェックインすることができた。今回は息子が時々運転を代わってくれたので有難かった。雨にたたられてマッターホルンは見えなかったり、フルカ峠は濃霧の中を走行したり、また氷河急行の事故で両親に心配を掛けたりしたが、スイスの風景に感動し、スイス訛りのドイツ語で多くの人と交流することができて、有意義な旅であった。<br /><br /><br />ご参考<br />「日本は東洋のスイスたれ」という言葉を聞いたことがある。第2次世界大戦終結後、時のGHQのマッカーサー最高司令官が語った言葉で、永世中立国スイス・モデル国家論が注目されたという。そこで、スイスが永世中立国になるまでの経緯を少し調べてみた。それはハプスブルク家、神聖ローマ帝国、フランスとの独立の戦いの歴史である。<br /><br />1291年8月1日 - ウリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの3州が誓約同盟を結成。スイス建国の日とされている。<br />1315年 - モルガルテンの戦いで、同盟軍がハプスブルク家の精鋭部隊に大勝する。<br />1499年 - シュヴァーベン戦争で、神聖ローマ帝国から実質的に独立した。<br />1648年 - ヴェストファーレン条約によって正式に神聖ローマ帝国からの独立を達成。<br />1798年 - フランス総裁政府からの強力な圧力を受け、傀儡国家のヘルヴェティア共和国が成立するが、1802年に瓦解。<br />1803年 - ナポレオンの仲裁により従来の盟約者団が復活。<br />1815年 - ウィーン会議で、国家としての「永世中立国」が認められた。<br />1847年 - 分離同盟戦争。<br />1848年 - 連邦憲法を制定。<br />1920年 - 国際連盟に原加盟国として加盟。連盟本部はジュネーヴに設置された。<br />1939~1945年 - 第二次世界大戦中、枢軸国のドイツとイタリアに囲まれながら、アンリ・ギザン将軍の指導のもとで武装中立を維持。<br />1945年 - 国際連合が成立、しかしスイスは国連には不参加。<br />2002年9月10日 - 国民投票の結果を受けて190番目の国連加盟国となる。しかし、EU加入は近い将来にはあり得ない、と言われる。

スイス・ドライヴの旅No.7:スイス最大の都市チューリッヒ~帰国

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2014/08/13 - 2014/08/14

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ハンク

ハンクさん

スイス旅行の最終日、ボーデン湖に近いドイツの街ジンゲンを発って、再びスイス国境を越えチューリッヒに戻った。街の中心部に車を止め、夕方の出発までショッピングをしたり、散策をして過ごした。チューリッヒはもちろんスイス最大の都市で人口は約39万人、鉄道、道路、航空など交通の中心地であり、チューリッヒ国際空港やチューリッヒ中央駅共にスイスでは最大規模である。

チューリッヒの起源はこれまで触れてきたどの街よりも古く約7,000年前、チューリッヒ湖周辺で新石器時代や青銅器時代の集落が発見されている。紀元前15年頃にはトゥリクムと呼ばれる街がローマ人によって築かれ、各地の交易の要衝となり、4世紀初めに皇帝コンスタンティヌス1世の改革によりその重要性を増した。1848年にベルンがスイスの首都になるが、チューリッヒは19世紀前半の一時期には連邦の首都であったこともある。

チューリッヒのブランドショップや旧市街の教会などの見所は、チューリッヒ中央駅とチューリッヒ湖の間のバンホーフ通りにある。時計屋やらグローブスデパートで土産物を探し、本屋で書籍を探したりして、その合間に教会巡りをした。グロスミュンスターはリマート川の東岸にあり、最初の建物は820年頃に建てられた。スイス最初の宗教改革者ツヴィングリが牧師を務めている。この教会に近いリマート川沿いの旧市街は、中世の街並みが保存されている。
フラウミュンスター(聖母聖堂)教会が建てられたのは874年頃、ロマネスク建築のクワイヤは1250年頃の建築である。この教会にもマインツのザンクト・シュテファン教会と同じようにシャガールのステンドグラスが1970年に設置され、2004年に改修されている。残念ながら撮影は許されておらず、愛想の良さそうな係員に丁重に何度もお願いしてみたが、徒労に終わった。

ショッピングと教会巡りが長引いて空港に駆け込むことになったが、無事にレンタカーを返却しチェックインすることができた。今回は息子が時々運転を代わってくれたので有難かった。雨にたたられてマッターホルンは見えなかったり、フルカ峠は濃霧の中を走行したり、また氷河急行の事故で両親に心配を掛けたりしたが、スイスの風景に感動し、スイス訛りのドイツ語で多くの人と交流することができて、有意義な旅であった。


ご参考
「日本は東洋のスイスたれ」という言葉を聞いたことがある。第2次世界大戦終結後、時のGHQのマッカーサー最高司令官が語った言葉で、永世中立国スイス・モデル国家論が注目されたという。そこで、スイスが永世中立国になるまでの経緯を少し調べてみた。それはハプスブルク家、神聖ローマ帝国、フランスとの独立の戦いの歴史である。

1291年8月1日 - ウリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの3州が誓約同盟を結成。スイス建国の日とされている。
1315年 - モルガルテンの戦いで、同盟軍がハプスブルク家の精鋭部隊に大勝する。
1499年 - シュヴァーベン戦争で、神聖ローマ帝国から実質的に独立した。
1648年 - ヴェストファーレン条約によって正式に神聖ローマ帝国からの独立を達成。
1798年 - フランス総裁政府からの強力な圧力を受け、傀儡国家のヘルヴェティア共和国が成立するが、1802年に瓦解。
1803年 - ナポレオンの仲裁により従来の盟約者団が復活。
1815年 - ウィーン会議で、国家としての「永世中立国」が認められた。
1847年 - 分離同盟戦争。
1848年 - 連邦憲法を制定。
1920年 - 国際連盟に原加盟国として加盟。連盟本部はジュネーヴに設置された。
1939~1945年 - 第二次世界大戦中、枢軸国のドイツとイタリアに囲まれながら、アンリ・ギザン将軍の指導のもとで武装中立を維持。
1945年 - 国際連合が成立、しかしスイスは国連には不参加。
2002年9月10日 - 国民投票の結果を受けて190番目の国連加盟国となる。しかし、EU加入は近い将来にはあり得ない、と言われる。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
4.5
ショッピング
4.5
交通
4.5
同行者
家族旅行
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
鉄道 レンタカー 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配
  • チューリッヒで最大規模のグローブスデパート

    チューリッヒで最大規模のグローブスデパート

  • バンホーフ通りの街並み

    バンホーフ通りの街並み

  • バンホーフ通りを走るトラム

    バンホーフ通りを走るトラム

  • 時計屋の前には金塊が?

    時計屋の前には金塊が?

  • バンホーフ通りの街並み

    バンホーフ通りの街並み

  • バンホーフ通りの街並み

    バンホーフ通りの街並み

  • バンホーフ通りを走るトラム

    バンホーフ通りを走るトラム

  • バンホーフ通りにあるモニュメント

    バンホーフ通りにあるモニュメント

  • 尖塔がひときわ目立つフラウミュンスター教会

    尖塔がひときわ目立つフラウミュンスター教会

  • バンホーフ通りの街並み

    バンホーフ通りの街並み

  • バンホーフ通りにある広場

    バンホーフ通りにある広場

  • フラウミュンスター教会のファサード

    フラウミュンスター教会のファサード

  • フラウミュンスター教会の内部、残念ながらシャガールのステンドグラスは撮影不可

    フラウミュンスター教会の内部、残念ながらシャガールのステンドグラスは撮影不可

  • リマート川沿いのウォーターフロント

    リマート川沿いのウォーターフロント

  • リマート川がチューリッヒ湖に流れ込む

    リマート川がチューリッヒ湖に流れ込む

  • グロスミュンスター教会のファサード

    グロスミュンスター教会のファサード

  • グロスミュンスター教会の内部

    グロスミュンスター教会の内部

  • グロスミュンスター教会周辺の旧市街の街並み

    グロスミュンスター教会周辺の旧市街の街並み

  • グロスミュンスター教会近くの広場

    グロスミュンスター教会近くの広場

  • リマート川沿いの風景

    リマート川沿いの風景

  • リマート川沿いの風景

    リマート川沿いの風景

  • グロスミュンスター教会をバックに走るトラム

    グロスミュンスター教会をバックに走るトラム

  • リマート川沿いを走るトラム

    リマート川沿いを走るトラム

  • フラウミュンスター教会を対岸から見る

    フラウミュンスター教会を対岸から見る

  • 旧市街の印象的な建物

    旧市街の印象的な建物

  • チューリッヒ国際空港のラウンジ2階

    チューリッヒ国際空港のラウンジ2階

  • チューリッヒ国際空港のラウンジ1階

    チューリッヒ国際空港のラウンジ1階

  • ラウンジにあるスイス航空機の模型

    ラウンジにあるスイス航空機の模型

  • チューリッヒ国際空港の内部

    チューリッヒ国際空港の内部

  • エーデルワイス航空機で帰国の途に就く

    エーデルワイス航空機で帰国の途に就く

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