2014/07/23 - 2014/07/25
105位(同エリア1103件中)
ゆちさん
兼ねてから行きたかった直島にやっと行って来ました。
久しく旅行記を書いていなかったのですが、いろいろと調べる段階で今までの旅行と比べ大変だったので情報を共有したかったのと、出来事を残しておきたくて拙い文章ながら書いてみました。
日程としては、1日目直島地中美術館、2日目犬島豊島、3日目直島家プロジェクトです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
最終日は朝一で家プロジェクトの南寺を目指す。
本村ラウンジが混むことを予想して、あらかじめ宮浦港の観光案内所窓口で家プロジェクトの共通チケットを購入。
1030円。
荷物をコインロッカーに預け、本村地区に行くべく宮浦港から観光バスすなおくんに乗り込む。
農協前で降りて一目散に南寺へ。
おおお並んでおる。
こちらも多いときには整理券が配られるそうで。
並んではいたけど朝一番の案内に潜り込む。
右と左に分けられるのだけど、左は私だけ。
中は暗闇。
いや、実際は・・・なのだけど最初は暗闇。
手探りでベンチに腰掛ける。
説明などここは物々しい雰囲気で、ビクビクした私は何と
目を瞑っていたのです・・・。
光が見えて来ます、という説明がなかったのか聞き逃したのか。
でも、目を開けたら
見えていました(笑)
いやはや不思議ですね。人間の目というものは高性能でありながら曖昧です。 -
前にネットで見た写真にはこのポールがまだなかったのですが、まぁ仕方ありませんよね。
フォトショで消そうと試みましたが途中で投げ出してしまいました。
ここは地中美術館の光の錯覚を利用したアートと同じくジェームズ・タレルの作品で、建築の設計は安藤忠雄。
名前のとおり寺だったそう。 -
これ。
朝どの家にもこのプレートに何かしら文字が書いてあるので、私町が表札を配って、みなさん苗字をこのプレートに透かしていると思っていたのです。
後に石橋のスタッフに聞いたのですが、これって屋号らしく、見て回るとおもしろい屋号があったりします。
ここはANDO MUSEUMなのですが、いちんどんと書いてあります。
他にも、くらやと書いてあるのにこのプレートにはよろずやと書いてあったりして、歩くのが楽しくなります。 -
南寺の次には角屋にお邪魔。
角にあるから屋号が角屋だそう。
後で聞いたのでプレートは未確認。
角屋のアートは水面にパタパタと変わる数字のLEDが一面に敷き詰めてあります。
座ってね、あの視力がよくなる!飛び出すアート!的なものを見るときのように、薄めで焦点をずらしてぼやーっと水面を見ていると、緑とオレンジの光だったのですが、補色の残像が見えておもしろい。
次に向かったのが写真のここ、護王神社。
白い玉砂利が敷き詰められていて、本殿にはガラスの階段が。
この階段、地中にも繋がっていて、懐中電灯を渡してくれるので、地下が覗けるようになっています。 -
町並みもこんな感じで均整が取れていて美しいのです。
窓辺に小さいアートが飾ってあったり。 -
そのままぶらぶら歩いてはいしゃへ。
ここもI?湯の大竹伸朗作。
実は1日目のバスの中からもう見ていた。
乗客がどよめいたので見てみると、はいしゃだったのです。
ここのスタッフのおじいちゃんも流暢な英語で案内されていました。
地中美術館のスタッフさんは、美術館のイメージや、お客さんが騒いだりいたずらしたりしないようあえて威圧するかのようなちょっとおすましした雰囲気でしたが家プロジェクトは割りと和気藹々。
はいしゃは外見が錆びて哀愁を感じさせますが、中はポップでキッチュでした。 -
休憩所にあった毛糸のアート。
町中色んなところにあったので見つけてみてください。 -
石橋へ。
ここのスタッフさんがとても丁寧に説明してくれました。
まぁ、人の出入りのタイミングとかもありますよね。
ここに住みたくなるくらい開放的な縁側です。
でもとても暑いそうです。
一本太い柱や、天井の木が編み編みしてるやつ
日本家屋を冬は暖かく夏は涼しく的な?
もう100年くらい?そのまま使っている的な?
家がお年寄りって言ったのは覚えてるからそうだったかな。
奥の蔵にもアートが。
蔵の匂いについてしばし語る。
毎日湿度を計って除湿機を置いてくれるよう掛け合っているそう。
このスタッフさん達は学芸委員さんなのかな?
地中美術館や豊島美術館やここはそんな感じだけれども地元のおじいちゃんっぽい人もいるし。 -
碁会所へ。
ここのスタッフさんも詳しく説明してくれた。
と書くと、他の場所のスタッフさんが説明不足みたいになってしまうから、説明のタイミングが合った(笑)
左にある展示場では、あぁ木彫りはこれね、とすぐわかると思うのですが・・・右は、ちょっとすぐにはわかりませんでした。
これ、須田悦弘の作品なのですが、ふつうに展示するのを嫌い、ベネッセミュージアムにも作品があるのだけど、え?と思うところに展示してあると聞いて、予定はなかったのですがベネッセミュージアムに向かうことに。
海岸沿いのアートも見たかったのでちょうどいい。
と、家プロジェクトを後にする。
余談ですが、碁会所の中からきんざの庭が少し見えます。
さすがにとても重厚な空気!
次回は是非予約いたいと思います。 -
その前にごはん!
来たかった中奥へ。
迷った。
隣の山を散々登って行ったところに地元のご婦人に声かけてもらい、引き返す。
これ昨日来ていたら予定通りに進んでない。
引き返すと女子たちの群れが。
看板もあった。見過ごしていた。
こんな感じでまたまた民家カフェ。 -
中奥特製ココナッツ入りカレーのAセット(ポテトサラダとドリンク)で1100円。
カレーはとてもおいしくお店の造りの雰囲気はよかった。 -
満腹になったところで農協前からつつじ荘まですなお君に乗り、つつじ荘から再びシャトルでベネッセハウスミュージアムへ。
いろんな作品を見て回ったのだけど、お目当ての須田悦弘の雑草が見つからない。
一周したところで戸惑っていると、これかぁ雑草と声が。
あぁ!こんなところにおいでましたか。
確かに、これはおもしろい展示。
ここで外国人グループの方と重いドアを開けてもらったときに片言で少し話したのだけど、後でまた再会。 -
ベネッセハウスミュージアムからつつじ荘まで徒歩だとまっすぐで15分くらいですかなぁ。
歩いて下山。
途中鉄を使ったアートなどがある。
ちなみに写真はI❤湯やはいしゃの大竹伸朗の作品。
専用桟橋も。
海辺に下りてみると海水はきれいだが藻がすごかった。 -
ベネッセショップ付近のアート作品。
いろいろと展示されている。
そして再びすなお君に乗り込み本村地区へ。
目的はひとり南寺。
多いときは整理券を配るようだけど、今日は15分置きにそのとき並んでいる人を入れる方式のようなので行ってみる。
たくさん並んでいる。
見過ごす。
また並ぶ。
だよねぇ(笑)
直島は町民の方々にもアートが浸透していると聞いていた。
待っている間、南寺スタッフのおじさんと話していた近所のおじさんが話しかけてきた。
おじさんフェリーやバスの時間把握してる。すごい。
なかなか島内ではお目にかかれない系のギャルが通りかかりに「ここ何ー?」と言っていた。
おじさんすかさず「ジェームズ・タレルの作品だよ」
ギャル「へ〜」素通り。
失礼だけど、とてもその名前が出てくるような風貌には見えない。
だけど浸透していて、「知らん人には何じゃそれーだもんなぁ」
しかも押し付けがましくない。
ひとり南寺はさすがに無理そうなので列に加わる。
さっきベネッセミュージアムで話した外国人グループと再会。
あらまた会ったね〜的な挨拶をし、そのとき一瞬風が通り抜けた。
暑い待ち時間、気持ちいね〜〜と一人旅の外国人女性も交え和やかな雰囲気。
そう、今回は私以外外国人。
朝の南寺は、全員日本人で、とても静か。
フリータイムというか探索する時間も、もちろん私も一言も話さず奥に行くときも恐る恐る。
今回、光を待つ間誰かの携帯は鳴るわ(電源から切ってと説明がある)合図前から探索するし、その勢いもみなさんすごい。
いい意味でカオスで楽しかった。
光の変化もばっしり確認できて本村エリアを後にする。 -
最後にグミのようなイスと赤カボチャをパチリ。
座ってみた。
骨盤引き締め座椅子のような座り心地だった。 -
このフェリーで岡山駅に戻る。
帰りは岡山駅から熊本までそのまま乗っていられる。
フェリーに乗ると、隣に座った作業着の地元の方の「ナンパの成功したからちょっと来て〜」(方言)「今日の合コンは何人?」(方言)などの会話が耳に入り、どんどん現実に引き戻される。
岡山駅で少し時間があったので構外に出てみると、思っていたより都会で驚く。
直島は、行く前に何人かに話したが知らない人の方が多かった。
もちろん当たり前のように知っている人もいるのだろうけど、私も数年前まで知らなかった。
アートや建築や島などに興味があったり従事する人を呼び寄せるのだろう。
そのせいか、訪れる人はみんなおしゃれでエネルギーに溢れている。
浮かれたリゾートワンピなどで来なくて本当によかったと思った。
確実に浮く(笑)私はおしゃれではないがTPOは意識したい。
普段自分の行動範囲で生活していると、世界には、日本にはものすごい人達が溢れているという当たり前のことを忘れてしまいそうになる。
視野が狭くなり、傲慢になり、型にはまってしまう。
アートや建築と自然の調和が素晴らしいのはもちろん、こうして思い出せる場所に巡り会えて、人達に巡り逢えて、それは旅で訪れている人だけでなく、地元で漁をする人だったり畑を耕す人だったり。
直島は洗練されていてスタイリッシュで、犬島は土くさくどこか懐古的で、豊島は素朴で温かくて、どの島も人々もよかった。
なんか真面目なことを書いてしまったけど・・クフフ瀬戸内海に浮かぶ島、それは街にいるよりも刺激を与えられる島でした。
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